リレーエッセイ・私論・公論 - タイム誌の今年の人は「プロテスター」

興味深い記事を見つけました。
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米タイム誌は14日、恒例の「今年の人」(パーソン・オブ・ザ・イヤー)に、中東から全世界に広がった抗議運動を展開した「プロテスター(抗議者)」を選んだ。
タイム誌は、チュニジア、エジプト、リビアと続いた「アラブの春」が、北米の格差是正運動「ウォール街を占拠せよ」に飛び火、ロシアの下院選への不正抗議運動にまで広がり、「30億人が住む国々で抗議運動が発生した」と現状を分析。「真の統率力は組織の頂点から下りるのではなく、底辺から湧き上がる。地球をより民主的にするものだ」と述べ、特定の個人ではなく、抗議運動参加者の総称を「今年の人」に選んだ理由を説明した(毎日Web)
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大阪の状況をよくよくみると、府民・市民の「怒り」が底辺にあっての同時選挙の結果と言えます。問題はその「怒り」を上からの力で解決してもらえる幻想を橋下に抱かされたところにあります。橋下改革を「疑似改革」評した人がいましたが、まさにそのとおり。タイム誌が「真の統率力は組織の頂点から下りるのではなく、底辺から湧き上がる。地球をより民主的にするものだ」という指摘こそ、しっかり心に刻み、底辺から湧き上がるたたかいを粘り強く広げていくことで、橋下維新を退場させ、大阪に真の改革の力を構築することができると確信します。そのためにこそ、大阪革新懇の影響力を職場・地域に広げたいと思います。(M)