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2019年2月号「大阪革新懇だより」200号に掲載された大阪市立大学商学部教授、本多哲夫さん。長年大阪の地域経済を調査・研究しています。

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リレーエッセイ・私論・公論 - 福島と重ねあわせて「チェルノブイリ・ハート」をみる

福島と重ねあわせて「チェルノブイリ・ハート」をみる

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一般
 2012/1/17 10:40
 

チェルノブイリ事故から16年後の2002年、ベラルーシ共和国で、“ホット・ゾーン”の村に住み続ける住民、放射線治療の現場、小児病棟、乳児院など、今なお続く被爆被害の事実に迫る渾身のドキュメンタリー作品。ドキュメンタリー作家マリアン・デレオ監督がメガホンをとった本作は、2003年アカデミー賞ドキュメンタリー部門でオスカーを獲得している。


 
チェルノブイリ・ハートとは、穴の開いた心臓。生まれつき重度の疾患をもって生まれる子どものこと。ロシアでは現在も、新生児の85%が何らかの障害をもっているという。
 チェルノブイリ原発事故は当時史上最悪の事故といわれた。事故後、16年たった2002年にはベラルーシーでは健常児の出生率は15%〜20%。何らかの異常を持つ新生児のほうが圧倒的に多いのだ。チェルノブイリ・ハートといわれる心臓に穴があいて生まれた子供たちの多くはは成人する前に亡くなる。甲状腺がんも多い。奇形、障害を持って生れたため捨てられた子供たちが収容された乳児院での映像がショッキングだが、監督の子供たちへの温かい目が救いである。

 福島原発事故はチェルノブイリを何倍も上回る事故だ。福島の子供たちがチェルノブイリと同じ状況にならない保証はないと思うと背筋が寒くなる。今、原発ゼロの運動とともに、子供たちを放射能から救う運動も重要だ。ぜひ、上映運動にとりくんでいただきたい。(M)

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