大阪革新懇活動ニュース No.30

「さよなら自民党政治」実現のために革新懇運動をさらに広げよう 
 8月1日、大阪革新懇は、参議院選挙後の情勢を学び、革新懇運動をさらに広げ、自民党政治を終わらせるための事務局長、担当者会議を大阪市内で開催しました。これには革新懇事務局長・担当者など40名を超える方が参加しました。最初に荒田功代表世話人が「元気を出して、知恵を出して希望を拓く会議にしたい。本当の意味で憲法の原則を守る社会を実現しよう。そのための革新懇運動の値打ちが大きくなっている」と挨拶しました。

自民党政治にさよならを告げよう! 
         小田川義和全国革新懇事務室長が講演
 自公政権が過半数割れとなったものの、参政党などが伸長した参議院選挙結果について、小田川事務室長が特別講演を行いました。
 参議院選挙では投票率が6.46%上がった。数でいうと600万人ぐらい増えた。その結果、衆参両方で自公が過半数割れした。ただ自民党に代わる受け皿は明確でない。激動化の時代に入っていく。調査では、40代以下が高い。20代以下では国民民主支持が多く、30~40台では参政党支持が多い。高齢者では自民党が多い。若い層の行動が結果に影響した。国民民主が無党派層で支持を伸ばす。参政党も3倍になっている。若い世代には支持なし層が多い。支持なし層が最後の一週間で伸びた。投票先に悩んでいた人が最後の1週間に増えた。直前まで迷っている人が多かった。
 重視した政策課題では、1番は社会保障・少子化、2番は物価高・米、3番は政治と金だ。外国人問題では選んでいない。我々が争点として提起した課題が投票行動に影響している。SNS重視で選んだ人は34.9%、SNSを重視しない人は64%だ。SNS重視で選んだ人では参政党の支持は29%、SNSを重視しない人とは差がある。一定の傾向がうかがわれる。若い世代で、男性で、支持なし層が参政党、国民民主党に投票したのでないか。
 一人区では立憲、共産の「共闘」が17の選挙区で成立し、うち12で勝った。全体で自民党は14しか勝っていない。自民党がこんなに落としたのは初めてだ。比例では自民党は470万減らしている、立憲、国民、参政、保守が伸ばしている。多党化は避けがたい。連立の枠組みが今後の論点になる。
 秋の臨時国会では消費税が大きな議論になる。選択的夫婦別姓は6割の議員が賛成だ。今回、軍拡は争点にならなかった。自民党政治にさよならを告げる条件はそろった。
 自民党政治をただす課題は、1、戦争する国への暴走、2、成長が止まり、影響力が低下し続ける経済、3、非正規雇用を増やし続けてきた雇用政策、4、拡大する格差、5、ジェンダー平等の立ち遅れ、などがある。こうしたことを前提に運動を進めていく。要求闘争を軸に自民党政治の終わりを求めていく。

革新懇運動を広げ、引き続き再建・結成を!  
            大原真事務局長が問題提起
 この会議の開催は、参議院選挙の結果にかかわらず、引き続き地域や職場での革新懇の再建・結成をめざすための意思統一の場と位置付けた。少なくない革新懇が様々な課題で政治的に機敏に対応し、活動している。大阪革新懇は様々な課題での運動を呼びかけるが、何をやるか、どうやるかは自ら決めている。それぞれの革新懇が自主的に決めるのが特徴で、それだからこそ力を発揮する。会員相互の交流・親睦も行っている。各革新懇での会議の持ち方は様々だが、月1回の事務局会議と代表世話人会が多い。自分たちで決めることが大切だ。かどまや淀川区に続き平野区や守口市などで再建・結成を進めたい。こうした取り組みの背景には、今ある地域や職場革新懇の自主的な取り組み、運動があるからこそ、その刺激を受けて結成・再建の広がりがある。お互いに刺激しあい、励ましあって再建・結成の動きをさらに広げよう。組織の前進が自民党政治を終わらせ、維新政治を転換する確かな力になる。

-分散会で活発な討議・交流をすすめ-
 講演、問題提起を受けて、職場革新懇及び3つの地域革新懇に分かれ分散会を行いました。
 分散会1(衛星都市) 河内長野市、枚方市、高槻市、箕面市、豊中市、寝屋川市、吹田市から参加があり、座長は今泉代表世話人が務めました。
 「月1回6~7人で会議を持っている。他に河南ブロックで、ネットワーク会議を月1回開き交流し、情勢議論をしている。(河内長野)」「自民党と一緒に維新と闘っている。平和の課題では祝園弾薬庫問題に取り組んでいる。(枚方)」などが出されました。
 分散会2(衛星都市) 富田林市、大東市、羽曳野市、交野市2名、門真市、阪南から参加があり、座長は荒田代表世話人が務めました。
  「小田川さんの緻密なデータがよかった」「真実を伝えて目が向くようにしたい」「あと3時間ぐらいほしい」などの声が出されました。 
 分散会3(大阪市内)住吉区、中央区2名、城東区、平野区、淀川区から参加があり、座長は大原事務局長が務めました。 「大阪市内対策は必要、こうした場を歓迎する。(中央区)」「地域で頑張っている運動団体をつなぐのが革新懇だと思う。独自の配達網を作りたい。(住吉区)」「10月か11月に再建総会をやりたい(平野区)。」などの意見が出されました。
 分散会4(職場革新懇)では損保、パナソニック、銀行の各革新懇が参加しました。

 


~秋の学習会~
  さよなら自民党政治 その先へ
       「分断」を乗り越え、いまこそ「包摂」の政治を
講師:冨田宏治関西学院大学教授(大阪革新懇代表世話人)
特別スピーチ:移民・難民支援「シナピス」副センター長
                松浦・デ・ビスカルド篤子さん
日時 9月27日(土)午後1時30分~4時  
会場 大阪グリーン会館2階ホール(会場60名及びユーチューブ限定配信)
 *ご希望の方は大阪革新懇ホームページからお申し込みください

 

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