大阪革新懇活動ニュース No.44
負けるな!大阪公立大学 軍事研究やめろ!
大学3つのキャンパス(中百舌鳥、杉本町、森之宮)で門前宣伝
軍学共同いらない!市民と科学者の会(大阪革新懇、日本科学者会議大阪支部、大阪平和委員会)は10月22日の当局申し入れをふまえて、3つのキャンパスの門前宣伝を行い、学生や教職員へ「負けるな!大阪公立大学」のチラシを配布しました。のべ30人が参加し
、300枚のチラシを配布しました。
10月27日は中百舌鳥キャンパス白鷺門前、28日は杉本町、29日は森之宮キャンパスで登校する学生や教職員に、「大学の軍事研究いらない!」と書いた横断幕を掲げ、「公立大学のことを書いているビラです。ぜひ、読んでください」「大阪公立大学が4度の軍学共同研究を始めました。戦争準備につながる軍事研究を止めさせましょう」と声を駆けながら、ビラを配布しました。中百舌鳥キャンパス宣伝では担当窓口の職員も出てきて、改めて「仕事とはいえ、軍事研究に手を貸すようなことはやめるべきだ」と訴えて、職員もチラシのタイトルを見て、「私たちを励ましてくれてるんですね」と話していました。杉本町ではビラを受け取った学生が、友達同士で「あのことかな」と話していました。
10月29日の森之宮キャンパスは教養関係なので登校する学生数も多く、「大学の軍事研究いらない!」と書いた横断幕を掲げ、「私たちは、
府大・市大の卒業生です。公立大学のみなさんに是非とも知ってほしい、読んでほしいと、ビラを配っています」「公立大学が4度目の軍事研究を始めました。戦争準備につながる軍事研究を止めさせましょう」と声を駆けながら、ビラを配布しました。森之宮キャンパスは開学して1カ月、朝からビラ宣伝は初めてのことだったと思われますが、私たちのかけ声に応えて、学生、教職員がビラを受け取ってくれました。私たちの宣伝が、学生・教職員の間で話題になれば大成功でしょうか。
24回目のアメリカ領事館前 抗議・要請行動
イスラエルがガザに軍事侵攻して2年になります。今年の春にも停戦が行われようとしましたが、破綻しました。今回も「停戦」とのことですが支援物資搬入の妨害や空爆が行われ飢餓
と爆撃による犠牲者があとを絶ちません。大阪労連・大阪平和委員会と共同で毎月1回のアメリカ領事館前での抗議・要請行動を続けています。10月は29日に実施。恒久平和が訪れるまで、しつこく続けていきます。
大阪革新懇活動ニュース No.43
高市連立政権受けて緊急街宣
-大阪革新懇と国民大運動実行C-
10月23日、公明党の政権離脱、維新の会による連立政権・高市内閣の成立を受けて大阪革新懇と国民大運動大阪実行委員会合同で街頭宣伝を行いました。緊急の呼びかけとなりましたが
40名が参加し、4人の方がスピーチしました。最初に大阪革新懇代表世話人の荒田功さんより「公明党が離脱して自民党が危機に陥った時に維新の会が助け舟を出した。公明党は政治と金の問題で自民党の対応に見切りを付けた。維新は裏金問題を定数削減にすり替えた。こんなごまかしを許してはならない」と訴えました。大阪労連の福岡泰治議長は「高市首相は早速労働法制の規制緩和を言い出した。非正規労働者が増えている下でますます働く人の生活は苦しくなる。国は中小企業を支援して、最低賃金を上げるようにすべきだ。さらに大阪では万博が終わって、カジノに突き進んでいる。維新の自らの思
惑で政権に近づいた。自民・維新の危険な連立政権に対して国民運動を進めていく」大阪実行委員会の嘉満智子事務局長は「物価対策の最大の決め手は消費税の減税だ。しかし、自民も維新もやる気がない。それどころか、社会保障制度の改悪と軍拡を進めようとしている。高市内閣は成立直後で期待感があり支持率が高いが、期待する方も高市内閣をしっかりと監視してほしい」とスピーチしました。最後に日本共産党大阪市会議員の井上浩さんより「維新の主張する定数削減。大阪市議会では81議席から70に削減、さらに減らそうとしている。今でも大阪市全体で25%の得票率なのに議席の6割を占めている。多様な民意を切り捨て、やりたい放題だ。国会議員の定数を減らすより、まず政党助成金こそ廃止すべきだ」と訴えました。
市民からは「裏金議員を曖昧にしている自民党はアカン」「定数が削減されると少数意見が届かなくなるのが恐い」などの声が寄せられました。
元気に楽しく活動!リストラ反対やハイキング、総会学習会など
職場革新懇
大阪にある職場革新懇も元気に楽しく活動しています。パナソニック革新懇は電機・情報ユニオンと共同して黒字リストラ反対たたかいを行っています。10月にはアンケート付ビラを6回配布しました。銀行革新懇は8月にピースフェスタを開催、10月25日には平和ハイキングを企画し、大阪歴史博物館の見学と周辺で秋を楽しみました。証券・北浜革新懇も新設された阪神2軍球場など尼崎のハイキングを楽しみました。大阪損保革新懇は11月27日に総会を予定。記念講演では「ファシズムと排外主義」をテーマに甲南大学文学部教授・田野大輔さんに語ってもらいます。
大阪革新懇活動ニュース No.42
戒厳令阻止は光州民主化運動の経験
-北河内3革新懇合同で「学ぶ旅」-
10月20日から22日の3日間、かどま革新懇、寝屋川革新懇、大東革新懇が合同で「韓国=光州民主化運動を学ぶ旅」を開催しました。この旅には3つの革新懇と大阪革新懇から16名が参加しました。
秀吉軍が築城した順天倭城
1日目は豊臣秀吉が朝鮮侵略した「慶長の役」の際に建設した順天倭城を訪問しました。倭城は韓国内に26が残っています。小さい砦のようなものを想像していましたが、姫路城や熊本城など日本各地につくられたものと同じ規模のものが作られています。天守閣は消滅したものの、韓国では歴史の証人として城跡を保存しています。順天倭城はそこで小西行長と李舜臣が戦っています。
戒厳令阻止につながる光州民主化運動
2日目は光州民主化運動の遺産を1日かけて訪れました。昨年、ノーベル賞を受賞したハン=ガンさんの「少年が来る」はこの事件をもとにしています。1979年にパクチョンヒ軍事独裁政権が倒れた際に、韓国では「ソウルの春」という時期を迎えました。しかしすぐに軍人チョ
ンドゥファンが政権掌握にのりだします(映画「ソウルの春」に詳しい)
その後5月に非常戒厳が出され、金大中などの野党指導者や学生リーダーを拘束されます。金大中の地元光州では大規模な抗議運動が起こります。市内に集まった人は最大20万人といわれています。それを戒厳軍が武力鎮圧し、子どもや妊婦も含めた多数の市民が虐殺されました。その約10日間の出来事(映画「タクシー運転手」に詳しい)を記念する施設が市内各地に残されています。韓国では「記憶されない歴史は繰り返される」ということわざがあり、そのために記念施設が残されており、子どもたち、軍人も含め、多くの国民が、光州民主化運動を学習、記憶しているために、昨年の戒厳令が国民の力によって阻止されました。
専門ガイドが熱く、リアルに解説
最初に訪れたのは「国立5.18民主墓地」でした。ツアーの団長である、かどま革新懇の亀井あつしさんが犠牲者に献花した後、亡くなった方々のお話を解説士のキム・ヨンチョルさんから伺いました。 その後運動が始まった全南大学、5.18民主広場、今もヘリコプターからの銃乱射の跡が残る全日ビル245、市民が軍事裁判を受けた5.18自由公園などを回りました。
参加者からは「光州の町全体に施設が残され、5.18を語り継ごうというのが伝わってきました。『記憶されない歴史は繰り返される』の言葉が印象的でした」「戒厳令を止めた韓国の運動の力の源泉を知りたかった。国がきちんと歴史を語り継ぐことが力となることが分かった。」などの感想が寄せられました。
大阪革新懇活動ニュース No.41
軍事研究やめろ! 公立大学当局へ申し入れ -市民と科学者の会-
22日、軍学共同いらない!市民と科学者の会・大阪(大阪革新懇・日本科学者会議大阪支部・大阪平和委員会)は軍事研究をすすめる公立大学に対して抗議・要請行動を行いました。高市内閣が始動し、早速労働規制緩和と共に安保3文書の前倒し軍拡の拡大強化を図ろうとしています。トランプ大統領の来日に
伴い、軍拡路線に一掃拍車がかかる危険性があります。防衛装備庁による軍事研究は過去最多の49件(前年比約2倍)にのぼっており、大阪公立大学は4度目の応募となります。当初、大学当局は抗議・要請文の受け取りさえ拒んでいましたが、粘り強く働きかけて文書を受け取ったものです。ただ応接も玄関先であり、対応職員も権限がなく要請項目への回答も明言を避けています。およそ「公立」という名にふさわしくない対応ですが、軍拡反対のたたかいの一環として粘り強くすすめていきます。月末には3カ所になったキャンパス(中百舌鳥、杉本町、森之宮)で地元の革新懇の皆さんの協力も受けながら門前宣伝を行います。
高校つぶしでなく、30人学級の実現を! 羽曳野で署名・宣伝行動
羽曳野総がかり行動実行委員会は10月21日(火)に古市駅前で「懐風館高校(旧羽曳野高校)の募集停止案の撤回を求める」署名・宣伝行動を行いました。大阪府教育委員会は8月に府立高校を今後15年で32校廃校とする「アクションプラン」を示し、27年度から懐風館高校の募集を停止する案を発表し11月の教育委員会会議で最終決定する計画です。9月に、「大阪の高校を守る会」と共同で藤井寺駅前で宣伝をしま
したが、「懐風館高校(羽曳野市)なのに、何故羽曳野で宣伝しないのか?」の声に応えたものです。石田コーヘイ羽曳野市議(今度末で廃校になる美原高校卒業生)は「楽しい思い出の詰まった母校が廃校になるのはとても悲しく・悔しい思いです。この思いを懐風館高校の生徒に味あわせたくありません。存続のためにも署名にご協力ください」と訴えました。志摩毅・府高教委員長は、「①『15年で32校減』は『1学級40人、1学年7クラス』が前提で30人学級にすれば1校も減らす必要はない ②公立高校の定員はゆとりがあって当たり前です。定員割れを理由に(府立学校条例)高
校をつぶすのは道理がない ③この間の高校つぶしで子どもたちの学ぶ権利が侵害されている。」と署名への協力を訴えました。「懐風館高校がなくなるなんて本当ですか?知らなかった」(懐風館高校卒業生)「地元の高校は無くしたらアカン」「誰がこんなことをするの? 維新はひどいなぁ」「羽曳野の高校はゼロになるの?」などの声が寄せられました。まだまだこの事実を知らない市民が多いことがハッキリしました。広く市民に知らせる活動が必要だと痛感しました。行動には9人が参加し、29筆の署名が寄せられました。 (羽曳野革新懇・安保秀一事務局長)
大阪革新懇活動ニュース No.40
祝園弾薬庫増設反対集会2700人 枚方・交野革新懇はバス参加
10月19日(日) 9時過ぎから交野市駅に集会参加者が集まり、定刻通りマイクロバスが到着。枚方市から11名・交野市から17名を乗せ、会場の けいはんな記念公園を目指しました。マイクロバス以外でも多くの方が参加しました。
安保3文章にもとづく長距離ミサイルの量産にともなう弾薬庫の新設をめぐって、調査・設計を含む予算が計上されているのは全国62箇所で、工事に着手しているのは、祝園8棟、大分2棟、青森2棟です。その祝園では、8月18日から長距離ミサイル弾薬庫をつくるため
の増設工事が始まり、近辺住民には知らせず強行しました。長距離ミサイルを保管する危険な弾薬庫を28年度まで完成させる予定ですすめています。全国で一番先行しているのが祝園で、本州最大の弾薬庫だからこそです。
集会は3部構成(第1部11時~ピースフェス・第2部13時~全国リレートーク・第3部15時~ピースパレード)で行われ、私たちは第1部・第2部に参加し、16時頃に帰ってきました。
「私たちは二度と戦争をしたくない!平和でこそ文化は香り立つ!祝園全国集会」は、周辺住民を含め全国から約2,700人が集まりました。祝園弾薬庫新設に反対する集会としては最大規模となりました。
石垣島の藤井さんは、「沖縄・石垣島を含め南西諸島にミサイル基地や部隊を配備されている。住民を守るための訓練ではなく、アメリカの対中国の覇権戦争のための準備」と指摘されました。
熊本の海北さんは、「12式地対艦誘導弾能力向上型の熊本市への
先行配備に反対するよう県に要請しても十分に対応しない。市民を見ていない自治体が多く、市民運動が先頭に立ち、政治家についてこさせる勢いでやらないと国は変わらない」と訴えられました。
愛知の山本さんは、「愛知県の三菱重工業の工場で長射程ミサイル生産を行っている。軍需産業と自衛隊が一体となって軍拡をすすめている」と指摘されました。ほうそのネットの真﨑さんは、「精華町では弾薬庫新設への関心が広がっていない(260世帯訪問して署名22筆)が、署名を広げ、立ち上がる人を増やしたい」との発言がありました。枚方や交野でも祝園弾薬庫を知らない人が沢山おられます。一人でも多くの人に祝園弾薬庫を知らせる取り組みをすすめていきます。
大阪革新懇活動ニュース No.39
新企画 平和を願う 美術家たちの作品展始まる -美術家革新懇-
15日から美術家懇、大阪革新懇主催の「戦争ヤメロ! 2025 平和を願う 美術家たちの作品展」が始まりました。初日は30人が来場、今日は展示販売と共に西晃さん(大阪平和委員会会長・弁護士)による「軍事大国化する日本~『新しい戦前』にならないために」の講演があり50人近い人が熱心に聞き入りました。
西さんは「1
0年前までは防衛白書に必ず『専守防衛』の言葉があたった。それが消えており、我が国を取り巻く状況は厳しいと煽っている。ヒトラーの片腕と言われたヘルマン・ゲーリングは戦争するのは簡
単だ。私たちは攻められている。(戦争を)望まない奴は非国民だ。これを言い続けることだと証言している。一方、国連憲章では科学の力、教育の力、文化・芸術の力こそが人間の心を育み平和を守る力となる。傷ついたガザの子どもたちを見て、戦争はだめだと思う気持ちを共有する。心の中に平和の砦を築く皆さんの取組みは重要だ。」と強調しました。美術館などがある場所がら、外国人観光客や通りがかりの市民も展示物を鑑賞する姿も見られました。
要求を掲げた宣伝で本来の政治のあり方を訴える! 住吉革新懇
住吉革新懇は、毎月第3水曜日を基本に、駅頭・街頭宣伝に取組んでいます。
8月は、被爆80年・戦後80年、原水禁大会や住吉平和展(8・17~18)の成功に向け、9日(土)
夕方、地下鉄・長居駅でノボリやプラスターを掲げ、「核兵器廃絶」ビラ、「平和展案内」ビラを配布。15日(金)昼の猛暑の中、地下鉄・あびこ駅で終戦記念日宣伝にとりくみ、20人が参加し、ノボリやタペストリーを掲げ、「赤紙」と「平和展案内ビラ」を配り、「戦争あかん」「核兵器廃絶」を訴えました。用意したビラ150セット300枚はすべて配布しました。毎年の終戦記念日宣伝は通行人からも注目されます。8月の平和展で、原水禁世界大会についての冨田講演、被爆者・山川さんの被爆体験をお聞きし学んだことから、9月は17日(水)昼、地下鉄長居駅で、核兵器禁止条約参加を求める宣伝、署名にもとりくみました。5人でビラ100枚余配布、「原爆は怖い、戦争あかん」と7人から署名を集め、山川さんへ送り届けました。10月は、自公連立が崩壊、自民が新たな連立を画策、野党も連立政権を模索する、政治の大激動のもとで、15日(水)昼、地下鉄・あびこ駅で、ノボリや横幕を掲げ、「消費税減税要求」宣伝にとりくみ、5人で120枚のビラを配り、「新しい国会で、消費税減税を実現
させよう」と訴えました。「食料品も値上げラッシュ、高齢者医療費窓口負担が2倍に」「いまこそ消費税減税を、の声を上げましょうと」声をかけると、高齢者や高校生がビラを受け取ってくれました。11月には「地域医療・介護の存続維持」署名を予定しています。
大阪革新懇活動ニュース No.38
公明党が政権離脱、新しい政治を切り拓こう!
京橋で立憲野党の共同街宣
ー「もっとこんな事やってほしい」と激励の声―
10月10日の公明党の政権離脱は激震が走りました。その直後、12日に大阪革新懇による「希望をひらく立憲野党の共同街宣―自民党政治はもういらない、維新政治NO!」を京橋で行い、立憲民主党、日本共産党、社会民主党が参加。「高槻・島本市民連合」からもスピーチをいただきました。冒頭、藤永延代代表世話人が「ここは京橋大空襲で600人以上の犠牲者が出た。絶対に戦争する国にしてはならない。共闘の力で国民が輝く新しい時代をつくろうと」呼びかけました。立憲民主党の森山ひろゆき衆議院議員は「政治と金で国民は怒っている。まずは政治改革やるために野党が団結する。16年ぶりのこのチャンスを国民のためにものにしたい。」日本共産党のたつみコータロー衆議院議
員は「失われた30年は26年続いた自公政権がつくったもの。野党が一致するところで団結して、自民党政治を終わらせよう」社民党のながさき由美子府連代表は「秋になって物価値上げが続いている。自民党の無策だ。同時にスパイ防止法を叫ぶ勢力がいる。私の家族も治安維持法で犠牲になった。こんな法律を作ってはならない」最後に二木洋子高槻・島本市民連合よびかけ人が「総裁選や政権枠づくりで国会が開かれず物価高対策などが遅れている。野党共闘は確実に成果を上げて自公政権を少数に追いやった。さらに強めよう」と訴えました。この宣伝には再起動した城東革新懇から9名参加し、50名超の集まり、多くの人が立ち止まり聞き入っていました。
高校生も飛び入り参加!
堺では市民共同で「ガザ虐殺2年を許さない 堺市民アクション」
10月5日の日曜日の午後、堺東にて「ガザ虐殺2年を許さない 堺市民アクション」50数人がつどい、「イスラエルはガザの虐殺をやめろ!」「子供を殺すな!」と市民にアピールしました。2年前の10月のハマスの越境侵攻以来、市内3か所で続けてきた市民アクションは54回。市民スピーカーの訴えの後、堺東銀座通り、高島屋前、そして駅前へと歩道を練り歩きながらアピール。小雨模様でしたが、口々にメガホンでシュピレヒコール、手にプラ
スター、道行く人に声かけ。
すでに67000人超の犠牲、1万人近くの行方不明、17万近い負傷者、停戦合意にもかかわらず犠牲者が増え、ジェノサイドが続いていると訴えました。飛び入り高校生はマイクを手に「知ることで共感し、学ぶことで平和の尊さがわかる。無関心にならず一緒に声をあげよう。」と訴えてくれました。世界各地でイスラエルとネタニヤフの犯罪を糾弾するデモが数万、十数万と沸き起こっています。翌日6日の恒例スタンディングでも、「子供を殺すな!ジェノサイド許すな!」と市民の訴えが続きました。
大阪革新懇活動ニュース No.37
「対話と包摂」で自民党政治終わらせ、排外主義を克服し
新しい日本と大阪をつくろうー大阪革新懇・秋の学習会に140名―
9月27日、大阪革新懇は、秋のたたかいの方向を考える学習会を開催し、ユーチューブ視聴含めて140名が参加しました。
冒頭、今泉和幸大阪革新懇代表世話人(日本共産党大阪府委員会書記長)より「国民は自民党政治を乗り越えようとしているが、異常な総裁選報道に見られるように国民の求める方向になっていない。安保法制10年の到達の上に立って対話と新しい共同で自民党政治の“その先”を目指そう」挨拶。
最初に特別スピーチとして移民・難民支援センター「シナピス」の副センター長 松浦・デ・ビスカルド篤子さんより「私たちはローマカトリック教会の一員として社会の谷間に生きる人を支援する活動をしている。移民・難民支援もその一つ。在留資格があれば公的支援を受けられるが、資格が切れた人の対応が大変。2012年の安倍政権以降の対応が厳しくなり、さらに最近は、そこに人の命があることを無視した対応が目立つ。例えば、資格が切れた人を不法滞在、不法滞在と騒ぐが、免許書の期限切れの人を犯罪者、犯罪者と騒がないように在留資格が切れた外国人も日本人の家族がいるなどで特別在留資格を認めていた時期があった。足がすくむ状況もあるが、あきらめてはいけない。地道に若者との対話を重ねるなどして理解を広げ、谷間の人に寄り添っていきたい」との話がありました。
冨田宏治関西学院大学教授(大阪革新懇代表世話人)より「さよなら自民党!その先へー『分断』」を乗り越え『包摂』の政治を―」と題する講演が行われました。安倍政権を支えていた「岩盤保守層」が溶け落ちて自民支持は2000万票が1300万票になった。その背景には、労働分配率の低下(賃金が上がらない)やアベノミックスのツケ(円安、物価高)がある。石破首相が誕生したが、消費税減税にも選択的夫婦別姓にも踏み込まず“石破らしさ”を出すことなく政権を投げ出した。誰が首相になっても自民党の崩壊過程は止まらない。参議院選挙では参政党が伸長したが支持者には3つの層がある。①反ワク、オーガニック、陰謀論などから入ったガチガチの信者(200万人弱)②自民党から溶け落ちた「岩盤保守層」(参政党と国民民主党に流れた)③自己責任論から解放され、陰謀論に目覚めた無関心層。③は自己責任論から解放された前向きの変化であり、この層は働きかけ次第で共産党に変わる。NHKの世論調査(8月)で年代別を見ると共産党支持者は80歳の7.4%に次いで18~39歳が4.0%となっている。国民や参政には及ばないが注目し、希望も見える。
自民党政治を終わらせることと、排外主義を克服する「2正面作戦」に取り組むことが重要だ。自民党政治を終わらせても排外主義ははびこる日本にしてはならない。この2つの区別と関連を把握することが重要。参政党などはグローバル経済の矛盾と外国人労働者問題、インバウンドの弊害などをあえてグジャグジャにして煽ってくる。我々がここの区別や関連をしっかりつかんで対応する必要がある。また、グローバリズム推進の維新と反グローバリズムの参政は本来、相容れない政党だが時として共犯関係を結ぶ。こうしたことも踏まえて、初めて挑戦するたたかいになるが、「自民党政治のその先」を「包摂」の政治を実現するために奮闘しましょう。
最後に、桜田照雄阪南大学教授から「英国の哲学者カール・ポパーは『寛容な社会を維持するには、不寛容に対して不寛容であらねばならない』と言っています。排外主義に対抗しては『包摂』と『寛容』が行動原理になる。新しい挑戦を進めていこう」と呼びかけました。
なお、シナピスへのカンパが43000円寄せられました。
大阪革新懇活動ニュース No.36
城東革新懇 再始動式典=松元ヒロステージに262名の参加で成功
9月27日、城東区区民センター2階ホールにおいて城東革新懇主催の集会が開催されました。集会の第一部では式典として「革新懇再始動アピール」、「戦後80年に語る」が行われ、第2部では松元ヒロさんのソロステージが行われました。
第一部の再始動アピールでは、世話人の一人、小玉滋氏があいさつで、この間の経過を報告。「大阪府下で一番最初に結成されたのが
城東革新懇、今年はじめに世話人体制を再構築して行事を計画しました。」「いま政治は危ない方向に進んでいます。立場の違いを超えて手をつなぐ時ではないでしょうか。体制を強化して期待に応えていきたい。」とあいさつ。
大阪革新懇を代表して祝辞を述べた藤永延代代表世話人は「維新は生き残りをかけて都構想3度目の住民投票をやろうとしています。今度は副首都をエサにやる。負けるわけにはいかない。『学び、伝え、行動する市民力』が大切だと思う。それが革新懇です。連帯のお祝いとして旗を持ってきました。」と述べて、城東革新懇に活動再開記念ののぼりを贈呈しました。
-お二人から戦争体験-
「戦後80年に語る」ではお二人の戦争経験者が登壇されました。中野隆子さんは焼夷弾のなかを逃げ惑った体験、川端徳二次郎さんは
防空壕がもえて逃げた経験を語りました。
松元ヒロ=ソロステージ
第2部では、ヒロさんは、「政治ネタ」、「環境問題ネタ」、「若手芸人との交流ネタ」、憲法君、などのネタを次々に披露、会場は笑いの渦に包まれました。
敵視でなく、ともに考える姿勢を! 河内長野革新懇総会
9月27日午後、河内長野駅前のノバティホールで、50人余りの参加で河内長野革新懇総会を行いました。記念講演は全国革新懇代表世話人の石川康宏先生。「参院選後の新たな情勢と革新運動の展望」をテーマに、選挙
結果の分析、参政党伸長の背景などを解明し、「敵視でなく、ともに考える姿勢を」と熱く訴え。「選挙結果のモヤモヤがスッキリした」「政治を模索する若者の中にある大きな可能性を再認識した」などの感想が寄せられました。総会では240人を超える参加で成功した河内長野平和フェスタなど一年間の共同の取り組みを振り返り、各分野の取り組みを一層発展させようと提案。高校つぶし反対や私学助成の運動などの発言が続きました。
