「さよなら自民党政治!~「分断」に抗して「包摂」の政治を」
富田林革新懇が総会開催―落語あり、記念講演ありで今後の奮闘を誓う
12月22日、富田林革新懇2024年総会を開催しました。井英勝代表世話人は、年始めの能登地震、9月の豪雨災害で今なお復興のめどが立っていないのに国や県の取り組みが遅れていることを指摘し、また、石破内閣はエネルギー基本計画に脱炭素といいながら原発の再稼働、新増設をすすめようとしていることは許せないと批判しました。10月の総選挙で自・公政権の過半数割れとなり、今こそ野党共闘が求められるとし、革新懇の出番であり、共に運動を進めましょうと呼びかけました。
事務局から活動報告と2025年度の方針と世話人の提案の後、参加者から報告がありました。
民主商工会の代表は、インボイス制度が導入され、中小業者の営業と暮らしが大変苦しくなっていることを指摘し、消費税減税など税制を変革に向けて、運動をご一緒に広げましょうと呼びかけました。
総会では、「さよなら自民党政治!~「分断」に抗して「包摂」の政治を」と題して冨田宏治さん(大阪革新懇代表世話人、関西学院大学教授)が記念講演を行いました。冨田さんは、10月の総選挙で自・公与党が過半数割れに追い込まれ、自民党政治が真夏のアイスクリームが溶け落ちるように崩壊している状況を、これまでの自民党の獲得票のデーターを基に説明。また、投票動向から10代20代の政党支持の変化から、SNS等ネットを利用した選挙活動の状況や影響などが語られました。ネット選挙を展開している背景が、資金援助を誰がしているか、実行は誰がしているか等、組織的にされていると語りました。今回の選挙で、国民民主党への若者の票の動きについては、①「若者をつぶすな」②「手取りを増やせ」③「老人を殺せ」の3つのワードがあると指摘し、この若者と高齢者を「分断」する短い言葉に対しては、「都構想」を潰した「対話」運動のように、徹底的な対話に取り組むことが求められると語り、「慌てないでじっくりと料理していけばよいと強調しました。
文化行事に地元のイベントで出演している向福亭修吉さんの「真心サービスおじんタクシー」(桂三枝の創作落語)で落語の世界を楽しみました。
大阪革新懇活動ニュース No.21
「自民党政治の転換と継続の力関係がせめぎあう」なか
堺市民懇40周年
堺市民の会(堺市民懇)40周年記念のつどいは第1部記念講演が全国革新懇代表世話人の石川康宏さん(元神戸女学院大学教授)、第2部は40年を振り返る交流会を行いました。会場いっぱいの100人を前に石川さんは、「予想も出来ない事態だった」という兵庫県知事選挙の斎藤陣営のSNS戦略や炎上商法の立花などで、若者世代ほど斎藤支持が増えたことなど、リアルな実態を報告。また総選挙結果の分析のあと、今、自民党的政治を継続しようとする力と転換しようとする力がせめぎあうなかで①政権基盤の脆弱な石破政権を一層大企業・アメリカ追随加速の危険②自公を支える役割を国民・維新に③連合、国民を通じて“現実主義“を強める④抵抗する世論を混乱させるフェイクの強化がある、と指摘。一方、野党共闘「不発」の中でも自公を過半数割れに追い込んだ市民の行動があり、自民党的なものに替わる政治の中身と担い手の模索が続くし、政治に関心持つ市民はもっと野党各党の動きに敏感に対応することになり、来年の参議院選挙が大きな意味を持つ協調。「政治活動している支持政党ありのトラさんは、回りは同じトラさんばかりで、もやもやしているウサギさんや意識が希薄で選挙に行かないパンダさんのことがわかっていない」、「天下国家から生活へ」ではなく「生活実感の共有から政治の話へ」と呼びかけました。2部ではフルート演奏のあと、堺の市民運動の幅広さと担い手の奮闘、市民懇の40年の思い出、新たな課題と期待がこもごも語られました。
沖縄県民集会に連帯する寝屋川宣伝行動に50名参加
12月22日、米兵の少女暴行に抗議する沖縄県民大会と同時刻に開催された寝屋川革新懇連帯駅頭宣伝に50名が参加しました。駅前には、革新懇・新婦人をはじめ元教員・共産党市議が次々と発言・訴えを行い、ミモザイエローのマフラーを着用、「性暴力は許さない」のイエローポテカ、県民大会に連帯の手書きポテカを掲げ、もう黙らないのチラシを配布しました。
革新懇の代表は「米軍基地がある限り安心・安全はない、基地撤去を」新婦人の代表は「言葉にならない少女の苦しみ、日米政府のインペイは許さない」共産党前市議は「沖縄だけの問題ではない、一人ひとりが子どもたちの未来のために考えよう」元教員は「声を上げた少女の勇気に心が痛む、沖縄を忘れてはならない」などと訴えました。なお、大阪革新懇も大阪安保と共同で翌23日に淀屋橋にて宣伝しました。
12・8 赤紙配布で不戦を誓う取り組みを母連と共同で実施 (枚方革新懇)
12/8は太平洋戦争・日米開戦勃発の日で毎年、枚方母親連絡会が赤紙配りと各団体からのスピーチを実施していました。今年は、8日が日曜日にあたり、しかも10日に被団協のノーベル賞受賞式もあり、革新懇から、多くの人がこの宣伝に参加を呼び掛ける提案をし、急きょ実施しました。サンタ衣装とたすき掛け、パネル展示・横断幕、合唱団サークル有志による平和の歌声披露など、通行人や買い物客にアピールしました。駅前では、若い人との対話が弾んだり、インドネシアの方々が赤紙と記念写真を撮るなど、盛り上がりもありました。2か所を行き来した人を含め約30数人が宣伝に参加しました。
大阪革新懇活動ニュース No.20
政権交代の条件をリアリスティックにつかむ
12/15「講演と文化のつどい」
12月15日、エルおおさか南館において大阪革新懇「講演と文化のつどい」が開催され、会場参加、YOUTUBE視聴合わせて200名の参加がありました。このつどいは毎年アジア太平洋戦争開戦の12月8日前後に行われているものです。
開会あいさつに立った代表世話人の川崎美榮子さんは、「日本被団協のノーベル平和賞の受賞式スピーチで、『日本政府はなくなった被爆者に何の補償もしていない』との発言がありました。それに派生してネットでは今、『60兆円対0円』という言葉が飛び交っています。なくなった被爆者には0円で、軍人軍属には手厚い補償があり、それを遺族会がまとめ、自民党に投票させていた。しかし社会は根底から変わってきています。市民の共闘を革新懇を軸に進めたい。」と発言されました。
「生演奏で心にうるおいが戻った」
文化行事はバイオリンとアコーディオンのデュオユニット「STREED」さんの演奏でした。お二人は、情熱大陸、イパネマの娘、愛の讃歌、さよならまたいつか(虎に翼)、上を向いて歩こうなど多彩なジャンルを次々に演奏、参加者からは「日頃、生演奏に触れる機会がないのでとても良かった」などの感想が寄せられました。
刺激的な講演で参加者からも多彩な感想!!
五野井郁夫(高千穂大学教授)
全国的に自公が過半数割れをした衆議院選挙では、大阪だけが別ブロック(維新)になっている。吉本と維新の関係が強く、テレビのコントロールが効いている。全国的には、国民民主党が7議席から28議席に伸びた。立憲民主党は横ばいだ。国民民主党は得票率で2.4倍化した。若者層の支持が多い。20代で26%となっている。なぜ善戦したか?玉木氏は「ネットどぶ板」を主張している。5分、10分の番組をたくさん作り、視聴が伸びたものだけを番組化していった。ソーシャルメディアを重視する人の18%が国民民主党を支持している。SNSを見ている人が「にわか支持者」となっている。支持の理由はガソリン値下げ、電気代値下げ、「103万の壁」などで、何となく家計思いのイメージを持っている。この人たちは合理的判断ができる人たちで、ほかの野党が生活に手当てする合理的説明をすれば理解できる人たちだ。野党共闘の展望では、二つのブロックを模索するべきだ。「立憲民主党と国民民主党のブロック」と「立憲民主党と共産党のブロック」だ。それが一致したとき野党共闘は強くなる。国民民主党の中でも旧民主党の人たちは話ができる。私たちは「市民連合」を支援して野党共闘を続けるべきだ。政権交代の条件では、 ①外交・安保、②経済、③労働社会保障の政策領域があるが、まずは③を打ち出す。子供手当の実績がある。②は超過累進課税を強化して高所得者に増税し、一般の人には減税をするということを打ち出すべきだ。メリハリのついた主張が重要だ。①では国防を大事にしているという主張をする。自衛隊は現在国民の間では合憲論が多い。段階的解消であって、政権交代後ただちに停止するのではないということを知らせる。主張をクリアカットにしていこう。 など多岐にわたった、深い分析、刺激的な問題提起が次々にされました。
閉会あいさつでは、代表世話人の冨田宏治さんからは、「刺激的な話が多かった。大阪は12年維新に支配されている。私たちは思考停止に陥ることなしに、何が起こっているかを正しく理解し、どうしたらいいかを全国に先駆けて考えていかなければならない。五野井先生の話にヒントがあった。負け続けるわけにはいかない。来年は希望を大きく開いていきたい。」と述べました。
大阪革新懇活動ニュース No.19
「健全な損保産業の再生のために」
~損保革新懇が第27回総会~
11月8日、エルおおさか南館ホールで大阪損保革新懇第27回総会・講演会が開催され、120名が参加しました。大西まゆみ世話人の司会で始まり、張間代表世話人の挨拶、大門実紀史参議院議員によるあいさつの後、小畑由紀子世話人が「利益至上主義から脱却し産業の誇りを取り戻す」をテーマに基調報告。
続いて、柴田秀並さん(朝日新聞経済部記者・『損保の闇生保の裏ドキュメント保険業界』著者)が「ジャーナリストの目から見た、カルテル、ビッグモーター損保代理店問題」として記念講演を行いました。
講演で柴田さんは、「今年5月に『損保の闇生保の裏』という本を出しました。前半が損保、後半が生保で、お身にビッグモーターの不正請求問題、第一生命保険の営業職員巨額不正詐取、業界を監督する金融庁の動きを取り上げたものです。」「私もジャーナリストとして皆さんが業界の内部から変えるっていう動きにすごく賛同しますし、ウォッチしていきたいと思っています」などと述べられました。
その後、総会議事に移り、志賀事務局長が活動報告、総会アピール、2025年度世話人・事務局メンバー23名の提案を行い、拍手で確認されました。総会終了後は、熊本、愛媛、福井など遠くから駆け付けた会員もいる中で57名が参加し、夜遅くまで語り合いました。
寝屋川革新懇2024年総会
自公過半数割れ、野党統一で政権交代へ
12月5日、寝屋川革新懇2024年総会が開催され50名が参加しました。加藤昌孝世話人代表が「韓国の非常戒厳にふれて、自民党の非常事態宣言の危険性を強調、自公過半数割れのもとで革新懇運動の奮闘が求められている」と開会挨拶。総選挙で大奮闘した12区太田とおる候補(共産党)が「ウソがまかり通る政治はダメ、参議院選に向けて頑張る」と来賓挨拶。
続いて竹村事務局長から、この一年間の活動報告と2025年方針・世話人の提案が行われ。4名の代表が討論で活動の成果と教訓を報告しました。
「6.9行動、ナインデー、戦争原爆展、原水協30周年とたたかいを継続してきた」(中谷光夫)「新婦人は結成60周年のつどい開催、平和な未来を次世代へ繋ぐ」(宮前妙子)「香里園地域で駅前にトイレ、図書館、休憩ベンチが欲しいの声を取り上げ実現に向け行動」(大西智子)「広瀬市政2期目で中学校給食無償化、小学校体育館にクーラー、バス路線廃止代替え実現、保育料第2子無料化、12月市議会でも全力をあげる」(松尾信次市議)。討論を受けて2025年方針と次年度世話人を拍手で確認しました。
また西谷文和さんが「どうなる!維新・万博・カジノ」と題して記念講演。○ウソ宣伝で民意がゆがみ選挙が盗まれた兵庫知事選挙○イスラエルのガザ侵略でもSNSで国民が洗脳○カジノを誘致するための万博、遠足で子どもを連れて行かないでの運動が広がる○総選挙結果を踏まえて、戦争や賭博でなく中村哲さんに学び農業やモノづくりで日本の再生を」と強調されました。最後に、「寝屋川革新懇は来年40周年を迎え、新たな政治の流れを奔流にするため全力をあげる」総会宣言を採択しました。
大阪革新懇活動ニュース No.18
「万博遠足」で市教委や子育てママさんらと懇談
~羽曳野総がかり行動~
羽曳野革新懇も参加する羽曳野総がかり行動は「子どもたちの万博遠足」について、羽曳野市教育委員会と今年3月に続き11月27日に2回目の懇談を行いました。
まず、市教委から「万博遠足」の進捗度について報告を受けました。
その内容は ① 遠足の日程は4月後半から6月初旬と9月から10月で決まってきている。 7~8月に行く学校はない ② 交通手段については9割の学校はバスを使っての参加となっている。そのうちの9割でもうバスを確保している。(市や市教委が関わることなく、学校が独自に手配している) ③ バスで参加の学校の9割が万博会場までバスで行くことになっている。(途中で電車への乗り換えなし) ④ 市教委としても会場の下見をしたいと考えている。 ⑤ バス代の公費負担は学校教育課として内内では考えている とのことでした。
私たちは、この「万博遠足」は通常の遠足とは異なり、市教委が間に入ることなく、全ての小・中学校の全学年に参加することを前提に回答を求めているものであり、情報開示が不十分な中、学校と万博協会のやり取りとなっている。そこには一定の強制力が働いていると思われる。
それを裏付けるように、吹田市議会では「万博児童・生徒招待事業の在り方の再検討を求める」意見書決議や、万博主催のお膝元の府議会でも「安全で教育的意義のある万博子ども招待事業を求める請願」が全会一致で採択されていることを示しました。
その中で市教委は、次の4点の判断がなされればその意見は尊重すると述べました。 ①下見をした上で、安全面での心配や教育的意義が見いだせなく、学校の判断で不参加を決めれた場合 ②学年単位での判断 ③当日の天候で、雨・風・台風。熱中症アラート等で不参加を決めた場合 ④ 保護者・子供の都合で不参加を決めた場合。そのうえで保護者・子供に不利益が及ばないように市教委として努力する、との見解をひきだしました。バス代の公費負担も含め、保護者・子ども・教職員の声に耳を傾け、不安を解消するよう努力をして欲しいとして懇談を終えました。
羽曳野教職員組合や子育てママさんたちとも懇談
羽曳野市教委との懇談の前には、羽曳野教職員組合との懇談。また、市教委との懇談の後には「万博遠足を考える会」のママさんたちとも 懇談を持ちました。
先生たちとの懇談では、「遠足の日程が決まりつつあるようだが、詳細がわからない」「情報が少なく不安」「毎日の仕事に追われ、教職員同士の話し合いが持てない」など不安がだされました。
ママさんたちとの懇談では「日程がそこまですすんでいるとは・・」「学校からは万博遠足のことは何も聞かされていない」と驚きの声があがりました。12月の個人懇談で話題に出来たらいいな」の声もあがりました。
大阪革新懇活動ニュース No.17
住吉革新懇40周年記念企画
~冨田宏治先生が革新懇運動について講演~
11月23日に住吉革新懇発足40周年記念の講演会を行い30名が参加しました。講演は冨田先生にお願いし、革新懇運動の過去・現在・未来について熱く語っていただきました。住吉革新懇は1984年に府下で17番目に発足しました。それ以来40年間、革新3目標を掲げて休むことなく活動を続けてきました。中心的な活動としては問題となっている課題の学習会と街頭宣伝、要求実現の集会とデモ、そして毎年8月に開催する「平和展」、最近では万博・カジノに反対する学習や宣伝に取り組み、集会とパレードでは新たな市民共同へと運動を発展させ成功させました。そんな取り組みをさらに前進させるためにどうするか、冨田先生の講演でしっかり学びました。
「731部隊の真実と元少年隊員の思い」
「戦争と医学医療研究会」の原文夫さんが講演
-河内長野革新懇主催の「市民の平和外交」講演会第2弾に92名参加-
12月1日、河内長野駅前ノバティホールで、河内長野革新懇「市民の平和外交」講演会が92人の参加で行われました。講演では、今年8月に取り組まれた元少年隊員の、79年目の「731部隊跡訪問」、謝罪、慰霊の旅に同行した報告とともに、731部隊の真実、戦争の狂気、歴史の真実の隠蔽などについて語られました。
参加者からは「731部隊の生々しい現実を知りショックを受けた。これを機会に勉強します」「まず事実を知る事が日本人みんなに問われている」「日本政府は過去に目を閉ざし歴史を隠蔽しようとしています。許せません。この731部隊の真実と元少年隊員清水さんの思いを改めて広げたいと強く思いました。」また「日本軍731部隊がやってきた残忍非道な行為。人を人として扱わず『マルタ』と呼び、耳を塞ぎたくなるような残酷な行為でした。そして、それらを進めてきた医学者たちが責任を問われるどころか、戦後の医学・薬学界のリーダーになっていることに驚きました。また、国も「外務省、防衛庁等の文書において、関東軍防疫給水部等が細菌戦を行ったことを示す資料は現時点では確認されていない」(2003年、小泉政府の答弁書)としていることには唖然とし、怒りを覚えました。ドイツのワイッゼッカー大統領が「過去に目を閉ざす者は現在にも盲目になる」と演説したこととは大違いです。日本政府は過去に目を閉ざし歴史を隠蔽しようとしています。許せません。この731部隊の真実と元少年隊員清水さんの思いを改めて広げたいと強く思いました。」との声が寄せられました。
大阪革新懇だより 235号
大阪革新懇活動ニュース NO.16
淀川革新懇が活動を再開! ~ 西谷文和さんが講演 ~
ながらく活動を休止していた淀川革新懇が、11月16日(土)大学生協大阪会館で再開総会を開催し、31名が参加。事務局の植田泰史さんが新たな会則・申し合わせ事項を提案し、参加者全員で確認しました。
大阪革新懇の小林優事務局次長が「革新懇の目的と今日的役割」についてミニ講演。小林氏は、総選挙で自公与党を過半数割れに追い込み、国民が自民党政治に代わる新しい政治を模索するプロセスが始まったと、説明。その上で今日的な革新懇の役割は、①自民党政治を終わらせ、新しい政治をつくる、②大阪では維新政治の転換をめざす、③「企業・団体献金の禁止」「選択的夫婦別姓」「紙の健康保険証の存続」など要求を実現するために革新懇運動を再開し、市民と野党の共同運動を広げようと、強調しました。
その後、イスラエルとパレスチナの状況を現地取材したフリージャーナリストの西谷文和さんが講演。西谷さんは、イスラエルでは「ガザへのジェノサイド止めろ」と立ち上がる市民がいる一方で、パレスチナ人への殺戮をSNSなどで煽る勢力がいて、ネタヤエフ政権を支えていると解説。西谷さんは憎しみの連鎖では戦争を終わらせることはできないと力説し、中東でも東アジアでも分断と対立を乗り越え、平和を築こうと、熱く訴えました。
この学びを市民共同の取り組みに–河内長野革新懇にまなぶ-
11/23松原革新懇秋の学習会
河内長野では3月に400人超で中村哲さん映画会、8月には230人で「平和フェスタ」に取り組むなど、若い参加も含めた市民的共同を広げて成功させてきました。「ズバリ!その秘訣は何か?」を学ぼうと、河内長野革新懇の鈴木晋司さんを招いて松原革新懇が秋の学習会を開催。 秘訣の一つは、既存組織(新婦人、年金者組合、医療生協など)や市民運動(原発、カジノ、教育など)で実行委員会を組織すること。二つは教育委員会などへの後援取りつけや自治会、老人会、労組、商店街など幅広い団体に協力を呼びかけること。三つは若者を意識して学校申入れや中高校生との対話を重視すること。四つはネット印刷できれいなチラシを作成すること。五つは「孫・子どもと一緒作戦」「隣近所と一緒作戦」など合言葉をつくって参加確認すること。2025年は戦後80年。河内長野に大きな刺激を受けたので、この学びを松原での市民的共同の取組にいかしていきたい。
大阪革新懇活動ニュース NO.15
第15回ねやがわ「寄ってたかって美術展」
川柳「核廃絶に弾みをつける平和賞」
ねやがわ第15回「寄ってたかって美術展」が10月19日から5日間市民ギャラリーで開催され、600人を超える入場者がありました。寝屋川革新懇結成25周年を記念して始まった美術展は15年目。プロもアマもジャンルを超えて出展者62人、出展作品は絵画・彫刻・書・版画・陶芸・植物造形・刺繍・木工芸・ペーパークラフト・川柳・絵手紙・リース・ビーズ・イラスト・ ステンドグラスなど30種目92点。開催初日には広瀬慶輔寝屋川市長も来場、作品種目の多彩さに驚いておられました。
今年はペーパークイリングという新ジャンルで4名がグループ参加「折り紙に熱中する孫に見せてやりたかった」と人気でした。「核廃絶に弾みをつける平和賞」「企業献金やめろの世論作り出す」の川柳にその通りの声。書「般若心経」、最高齢者93歳一年がかりの木彫「如来三尊像」にスゴイの声。まさに「寄ってたかって」美術展の真骨頂、「様々な作品を集めた美術展は初めて」「老後の趣味の参考に」「創造性・発想に感服」寄せられた125枚の感想文とともに、あちらこちらで作品の想いを語る輪ができました。実行委員長の長祥嶺さんは「この美術展は庶民の文化運動、来年もまた必ずここでお会いしましょう」と閉会挨拶とまとめを行いました。
松原革新懇で全国革新懇ニュースを3部拡大
全国革新懇ニュースは、多彩な方々が「今」をかたり、全国草の根の「あきらめない」取り組みを毎号紹介しています。年間10回発行で、1年間で1200円(別途郵送料)で購読できます。とりわけ1面の革新懇インタビューでは各界の第一線で活躍するかたに登場し、非常に好評です。さて松原革新懇では、現在72名の会員のところ、100名まで広げようと取り組んでおり、地道に声をかけていき、今回3名の読者の拡大につながったものです。松原の経験を参考に各地でも働きかけをお願いします。