大阪革新懇活動ニュースNo.1

歴史的岐路のもとで改憲・大軍拡を許さず、希望ある政治へ
―大阪革新懇2023年度総会―

 大阪革新懇は2月25日(土)2023年度総会を行い、会場参加・オンライン視聴で67名が参加・視聴しました。冨田宏治代表世話人(関西学院大学教授)の開会あいさつの後、府知事選挙に出馬予定のたつみコータローさんが「カジノを撤回し、少人数学級で教育を取り戻し、保健所の増設など公共を再生したい」などと、力強く挨拶をしました。続いて、日本共産党大阪府委員会の柳利昭委員長から統一地方選挙について、西晃弁護士から安保3文書について特別報告があり、その後大原真事務局長が「報告と提案」などを行いました。
 討論では、9名が発言し、地域や職場革新懇、賛同団体から安保3文書撤回のとりくみや会員拡大、住民運動のとりくみなどが豊かな活動が報告されました。
 最後に、2023年度の新しい体制などを確認し、当面維新政治の転換・カジノ誘致反対にむけ、統一地方選挙に全力をあげて取り組むことを確認して、総会を終えました。
 また前日の2月24日(金)には、ウクライナ戦争1周年の京橋駅前宣伝に参加しました。

<河内長野> カジノを止めよう!たつみコータローさん
で府政を変えよう!
 2月23日(木)「カジノを止める河内長野連絡会」と「河内長野市民連合」の呼びかけで、「夢洲カジノIRを検証する市民学習会」が行われました。講師は自治体問題研究所の藤永のぶよさん。豊富な資料と体験をもとに熱く報告。
 80人余りの参加者からは、「土壌汚染、軟弱地盤、談合等、改めてカジノ計画の無謀さがよく分かった」「吉村知事が公約にカジノを正面に掲げられないところまで運動で追い詰めてきたとの指摘に、励まされた」などの感想が寄せられました。
 学習会後には河内長野の「明るい会」の駅前宣伝が取り組まれ、30人が参加。「カジノより賃上げを」「カジノより教育を」「たつみさんを先頭に命と暮らし最優先の府政を」などと、マイクで訴えが続きました。
 26日(日)には社保協の呼びかけで介護保険の学習会も70人の参加で取り組まれ、それぞれの要求を基礎に、たつみコータローさんを先頭に府政革新を求める運動が河内長野でも広がっています。

大阪革新懇活動ニュースNo.24

「戦争より平和の準備を!!」 2・20河内長野デモ&宣伝

 2月20日「戦争より平和の準備を2・20河内長野デモ&宣伝」が11時から同市内中村池公園集合・出発で行われました。呼びかけは、戦争させない9条壊すな河内長野実行委員会。40名の参加で、「大軍拡、大増税反対。戦争より平和の準備を。大阪にカジノはいらない。命と暮らし最優先、市民が主役の政治を」と呼びかけ、デモ行進。

 その後、河内長野駅前でのリレートークも実施。丹羽実日本共産党市議はじめ43人の参加者の内12人が、次々にそれぞれの言葉で平和への思いを訴えました。「これを機に新署名をはじめ、周りに運動を更に広げよう」と最後に実行委員会より訴え。同実行委員会は3月23日告示の府知事選の大争点、「夢洲カジノ問題の市民学習会」も呼びかけています。

憲法9条守り市民の力で平和を築こう

 2月13日、第47回「建国記念の日」不承認のつどい(大阪12区市民連合・寝屋川革新懇共催)が大東市民会館で開催され、150名が参加しました。
 伊藤千尋さんが記念講演「ウクライナ戦争の教訓は、侵略した国は孤立し破滅する。ウクライナ戦争に便乗する日本政府は、憲法9条から見て嘘つきだ。軍事基地化すれば、南西諸島はウクライナになる。軍隊で国は守れない、9条は国を超えて人類を守る。市民の力が政治を変える時代、声を上げよう、行動しよう」と強調されました。
 写真は2月19日、京阪電車香里園駅での香里9条の会、新婦人などによる第621回ナインデーの模様。「安保3文書新署名」と新調したノボリ「戦争の準備でなく平和の準備を!」(加藤周一さん)のお披露目となりました。

大阪革新懇活動ニュースNo.23

安全保障や防衛力・抑止力、日米同盟などのマジックワードを見極めて  
対話かミサイルか!「安保3文書」を斬る学習・討論会

 2月5日、大阪革新懇は緊急企画として「対話かミサイルか 安保3文書を斬る 私たちがめざす日本と東アジアの形を考える学習・討論会」を開催し、会場には49名、YouTube接続は36回線でした。(2月7日現在で167接続)

 藤永延代代表世話人が開会あいさつし、「戦争体験者の一人として悲惨さを伝え、平和を守る」と決意を語りました。コーディネーターの富田宏冶関西学院大学教授より「安保3文書の閣議決定は手続き上の問題、その中身、増税を強いることなどの問題点がある。岸田内閣による国会が閉じた途端の火事場泥棒的な態度は許しがたい」と趣旨説明。
 最初に、阪田雅弘元内閣法制局長から「2015年の安保法制により海外で武力行使しない自衛隊のあり方が難しくなった。9条だけでなく98条で国際法を守るとしており、『敵基地攻撃能力』の保有は先制攻撃となり、許されない」と指摘。続いて木戸衛一大阪大学大学院教授は、「安全保障は常に他者との関係を考えなければならないが、G7のうちアジアでは日本だけ、中国や北朝鮮とは話し合わないなど今の政権にはレイシズムの考えがある。専守防衛というのはハリネズミの針のような防衛の形で、他国が不安を覚える理由はない。それを、『攻撃は最大の防御』へ大転換しようとしている」とその危険性を指摘。大阪女学院大学の奥本京子教授は、「平和学的なアプローチとして安全保障=securityより平和=PEACEに軸を変えていく問題意識から議論に参加したい。木戸さんが指摘したマッチョな世界をどう克服するか一緒に考えたい。平和学ではコンフリクト(紛争・対立)を戦争ではなく、平和につなげるかアプローチする」と述べました。
 これを受けて富田先生より「安倍前首相は『敵基地攻撃能力は敵の中枢を殲滅する打撃力でなければならない』と正直に語った。これに対し、9条による専守防衛、平和的生存権をどう対置していくか議論で深めたい」と提起し議論をすすめました。

 杉本和代表世話人が閉会あいさつで「ニュースは大本営発表、政治は大政翼賛会の状況下であるが、学んだ私たちが草の根から対話を進めよう、政治を変えるたたかいを」と呼びかけました。 
 参加者から「9条を国際的な価値に高めるために頑張りたい」「9条をガラスにしないための市民の運動を拡げたい」「9条が歴史的岐路に立っているという認識がまだまだ足らないのでは、『どうたたかうか』の議論を起こす必要がある」「各ゲストの発言がとても濃密で勉強になった」などの感想が寄せられました。

*学習討論会は、大阪革新懇ホームページの学習討論会YouTubeより2月末まで 
 視聴できます。

大阪革新懇活動ニュースNo.22

「安保3文書撤回」賛同アピール98名で記者会見

<大阪革新懇> 地域革新懇にも初めてよびかけ取り組んだ賛同アピールは、1月30日時点で98名(公表89名)から賛同が寄せられ、記者会見を行いました。革新懇の外に呼びかけを行うことに様々な議論がありましたが、賛同者は学者・研究者、教育関係者、宗教家、藝術・美術関係者、落語家など幅広い分野の方となりました。(賛同者リストは大阪革新懇HP掲載)
 記者会見で西晃弁護士は、「安保3文書のは3つの問題点があるとして、①専守防衛をかなぐり捨てた安全保障政策の大転換であること、②軍事費43兆円は予算の1割を占め、国民生活を圧迫すること、③中国、ロシアなどを利用し不安を煽っているが、どうすれば戦争にならないかの施策が見えない。防衛は軍事だけではない。子育てや医療、福祉などバランスのとれた施策が大事だ」と力説。藤永延代さんは、「5歳の時敗戦を迎えた。近くに陸軍が駐屯し、殴られるのも記憶に残っている。戦争の香りがするものは一切拒否する。国防婦人会は大阪発祥だが、こんなことは絶対に許してはならない」と述べました。最後に冨田宏治関西学院大学教授は、「国会審議なしの手続き上の問題、事実上の改憲であること、増税で軍事費を賄うことなど大きな問題がある。防衛と抑止は全く違う。防衛力を認める人とも抑止には反対の共同をどのように進めるかが重要な課題だ」と語りました。
 大阪革新懇では引き続き2月25日の総会まで賛同者を募ること、憲法会議の署名運動推進、5日の「安保3文書斬る」学習討論会の成功を呼びかけています。

~ がんばっています地域・職場革新懇 <PART48> ~

<中央区革新懇> 中央区革新懇は1月28日、20名が参加し総会を開催しました。コロナ禍ではありましたが「だべりんぐ・カフエ」や9の日パレードに取り組んだこと、中央区自治体学校や新婦人と協力して「からほりピースフェスタ」開催など1年間の活動を確認しました。
 今後の方針として、統一地方選挙に向けて、空堀商店街入り口付近で毎月6日の「スタンディング」をよびかけること。気軽に活動参加していただけるように夏の恒例行事に加えて「文楽鑑賞会」「歴史探訪」「街づくりウオッチング」「からほりピースフェスタ・平和の鐘を鳴らそう」「からほりサロン」などの行事を世話人さんの多彩な力を借りて実施しようと呼びかけ、最後に役員体制を決めて新たなスタートを切りました。

 

 

 

 

大阪革新懇活動ニュースNo.21

~ がんばっています地域・職場革新懇 <PART47> ~

<東大阪革新懇> 大軍拡・大増税NO!「市民と野党の共闘」広げ、岸田政権と維
        新に厳しい審判を

 1月15日(日)東大阪革新懇と大阪革新懇は、国政シンポジウム「今、問われる政治の役割㏌東大阪」をユトリート東大阪で共催開催。94名が参加し、YOUTUBE同時視聴は32回線でした。
 関西学院大学の冨田宏冶教授がコーディ―ターを務め、立憲民主党・大阪府連代表の森山浩行衆議院議員、日本共産党大阪府委員会の柳利昭委員長、社会民主党の大椿ゆう子副党首がパネラーとして、安保関連3文書、繰り返す物価高、夢洲カジノなどについて縦横無尽に語り、「市民と野党の共闘」の重要性を互いに確認しました。

 森山議員は安保3文書について防衛費倍増はありえないし、夢洲はカジノではなく物流拠点にすべきと強調。柳委員長は岸田政権のタガが外れた危険な暴走を厳しく批判。安保3文書は憲法に違反し、平和・暮らし・経済を壊すと述べ、大軍拡・大増税NO!の共同を広げて、統一地方選挙で岸田政権と維新に厳しい審判をくだそうと呼びかけました。大椿副党首は、外交で平和を構築する必要を語り、統一地方選挙での野党共闘の重要性と、自らは大阪府会議員(茨木市選挙区)に挑戦する決意を述べました。
 

 会場からは2人が特別発言。日本共産党のうち海公仁府会議員(東大阪市選出)は、昨年の府議会で吉村知事にカジノより暮らし支援を迫ったことを述べ、4月の選挙で必ず再選を果たす決意を表明。「オール東大阪市民の会」の乾好伸さんは、育鵬社教科書を許さない運動等について発言しました。新社会党大阪府本部の川越としみ書記長も会場参加しました。

 <寝屋川革新懇>  ねやがわ「成人の日平和行動」 変えよう若者が希望を持てる 
         政治に
 寝屋川憲法を守る会は1月9日(月・休)、コロナ対策で午前・午後の2回開催となった市民会館での成人式で恒例の「成人式平和行動」を行い、新婦人・原水協・校区九条の会・日本共産党市議など各団体から30名が参加しました。
 昨年末岸田首相が「安全保障3文書」を閣議決定し、戦争する国への危険が明らかになるもとで、「成人の日おめでとう、若者に正規雇用と平和な日本を」「ストップ大軍拡・大増税」などの横断幕、「憲法9条改憲は戦争への道」「軍事費2倍化より暮らし応援を」のポテッカーを掲げて、スタンディングとチラシ配布を行いました。
 晴れ着、背広姿で久々の再会を喜ぶ成人に、「子や孫が戦火に逃げ惑う国にしてはならない」「若者が希望を持って暮らせる政治に変えましょう」「憲法9条を守り平和のバトンタッチを」「気候変動、ジェンダー平等の社会をつくりましょう」と各々訴え、エールを送りました。

 

 

大阪革新懇活動ニュースNo.20

 ~ がんばっています地域・職場革新懇 <PART46> ~

<寝屋川革新懇> 大軍拡・大増税は断固反対! 緊急市民行動に50人が参加
 12月16日(金)岸田内閣が「安保関連3文書」を閣議決定し、「敵基地攻撃能力」の保有、憲法9条違反の大軍拡と大増税をすすめようとするもとで、12月21日(水)寝屋川革新懇・憲法を守る会・9条連絡会は寝屋川市内の各団体に呼びかけ、急遽横断幕・ポテッカー・チラシを作成して、大軍拡・大増税に断固反対する「緊急・寝屋川市民行動」を京阪・寝屋川市駅前で行い、50名が参加しました。
 
  各団体代表の9名が、リレートークで「国会では大軍拡の議論無し、何でも閣議決定では国会は機能していない」「ウクライナの状況を見ればわかるように、戦争は絶対にしてはならない」「軍拡競争は際限がない、戦争に勝者はない」「敵基地攻撃は先制攻撃、子どもたちのために平和を伝えよう」「『平和って素敵だね(長谷川義史さんの絵本)』を掲げて、平和が続くように力を合わせましょう」「業者のくらしが大変で廃業の危機に、軍事費のために増税なんて許せない」「憲法を平気で踏みにじり、民主主義を壊す危険な事態、若者を戦場に送ってはならない」などと、次々に熱く訴えました。
       

<枚方革新懇> 大軍拡・大増税、戦争への道は許しません!
                   緊急市民行動に65人が参加
 23日(金)この冬一番の寒波と強風の中、枚方革新懇主催の宣伝行動が市役所前の緑道で65人が参加して行われました。「安保3文書閣議決定の撤回を!」などと次々に訴えました。「頑張ってください」などと声を掛けてくださる市民もおり、寒い中でもビラの受取りも悪くありません。明日(24日)は女性のためのフードバンクも開催します。異常な物価高、医療・介護の削減など大きなしわ寄せが庶民に押し寄せており、ささやかですが、歳末の助け合いです。

<大阪15区市民連合> 市民と野党が共同宣伝
              
9条を生かす外交・くらしを守る政治を
 岸田政権が安保関連3文書を閣議決定し、いよいよ「戦争する国づくり」に突き進む中、12月18日(日)大阪15区市民連合は、河内長野と富田林の2カ所で共同宣伝を行いました。 
 午後2時30分に河内長野駅前に25人が、午後4時に富田林エコールロゼ前に39人が集まり、共同で宣伝。新婦人、市民連合、社民党元堺市議会議員の小川たか子さん、日本共産党元衆議院議員の吉井英勝さん、日本共産党富田林市会議員の岡田ひできさんなど9人が、「ミサイルでは国を守れない」「原発、核兵器、大軍拡、敵基地攻撃はひとつながりの破滅の道」「来春の地方選でカジノストップの審判を」などと、市民に訴えました。 

大阪革新懇活動ニュースNo.19

~ がんばっています地域・職場革新懇 <PART45> ~

<交野革新懇> 準備期間3年、交野青年革新懇ついに結成!

 11月20日(日交野青年革新懇の結成総会が交野市ゆうゆうセンターで開催され、看護士・介護福祉士・公務員・会社員・学童保育指導員など青年10名が集まり、コロナ禍のもとで3年の準備期間を経てついに青年革新懇を結成しました。大阪府内の青年革新懇の結成は、堺青年革新懇に次いで2番目です。

 2年前交野青年革新懇準備会で代表世話人に就いたKさん(労働組合役員)が開会あいさつを行い、同じく事務局長の佐々木賢治さん(介護福祉士)が結成に至る経過と今後の活動方針を提案。その後参加者で意見交流し、会の代表・事務局長・会計などの役員を決め、当面の活動方針を拍手で確認しました。

 当面の活動方針は、①ネーミングを募集する、②交野青年革新懇ニュースを作成し、ラインのグループトークで発信する、③会員拡大のための特別期間にとりくむ、④他市の青年革新懇と交流する、④5月21日(土)東寝屋川公園でバーベキューパーティーを開催する、以上の5点です。なお総会では「明日の自由を守る若手弁護士会(あすわか)」の加苅匠弁護士が講演し、参加者は憲法と平和について学習しました。

<寝屋川革新懇> 2022年総会に50名が参加、
               政治の転換でくらし優先・平和な日本を

 11月30日(水)寝屋川革新懇は2022年総会を開催し、50名が参加しました。加藤昌孝世話人代表が「もはや政権は不能状態、来春の統一地方選挙で審判をくだそう」と開会あいさつ。続いて村上事務局長がこの1年間の活動を報告し、次年度の方針と世話人体制を提案しました。
 その後6名が討論に参加し、夢洲カジノを許さない闘い、コロナ感染から市民の命と健康を守る取り組みなどを多彩に発言。「市民の声がとどく寝屋川市政をつくる会」の谷口代表は、「コロナ禍の3年で寝屋川市の広瀬市長は全国でも突出した成果を上げた」と述べ、12区市民連合の葦田さんは、「憲法改悪とカジノ反対で市民と野党の共闘を」と訴え、香里9条の会の寺中さんは、「毎月19日のナインデーで、国葬反対の怒りの声が寄せられた」などと発言しました。

 最後に2023年方針と世話人を確認し、来春の統一地方選挙で維新政治を打ち破り市民の声が届く政治をめざし、市民と野党の共闘の実現に全力を尽くす総会決議を採択しました。

 記念講演は、日本共産党の清水忠史前衆議院議員が「日本の政治を蝕む統一協会」と題して講演。清水さんは、安倍元首相の国葬強行に続く関係閣僚の辞任ドミノ、物価高への無策、敵基地攻撃能力の保有や大軍拡、原発再稼働・新増設など、あらゆる分野で行き詰まる岸田政権を断罪。統一協会問題では、1954年韓国で設立された世界基督教統一神霊協会から1968年勝共連合結成と笹川・岸・安倍3代のつながり、1978年京都府知事選挙・2000年大阪府知事選挙での反共謀略活動、2017年勝共連合が出所の安倍改憲4項目と、統一協会の自民党政治との癒着を解明。「来春の統一地方選挙で地方から岸田政権ノー、維新政治ノーを突きつけるたたかいに奮闘しよう」と強調しました。