大阪革新懇活動ニュース No.34

パナソニック1万人リストラ反対 
       -パナソニック革新懇などで対策本部設置-
 5月にパナソニックで1万人リストラが発表され、現在「特別キャリアデザインプログラム」の名で各事業会社において実行に移されています。事業会社により若干の差はあるかもしれませんが、対象となる社員は2025年12月31日時点で勤続5年以上、かつ満40~59歳11か月以下の主務職以下で(管理職は45歳以上で他はほぼ同じ)、このプログラムの申請期間は25年10月1~31日の1か月間です。これに対し、今回「パナソニック1万人リストラ対策本部」が電機・情報ユニオンとパナソニック革新懇その他の団体で結成され、9月に第1回対策本部会議が開かれることになっています。
 パナソニックでは、これまでも同様のリストラがあり、支援金にひかれたり、事実上の退職強要に屈したりして退職した方もおられますが、多くの方が後悔されています。お知り合いの方にリストラの件で困っている方がおられましたらパナソニック革新懇までご相談ください。

府立懐風館高校(羽曳野高校)をつぶすな!
              藤井寺駅前で革新懇などが宣伝
 9月13日(土)に、藤井寺駅前にて、「大阪の高校を守る会」の呼びかけで、「懐風館高校の募集停止案の撤回を求める」署名・宣伝行動を行いました。
 大阪府教育委員会は8月26日に「府立高校改革アクションプラン」を示し、27年度末に、懐風館高校と門真西高校の生徒募集を27年度から停止する案を発表しました。11月の教育委員会会議で最終決定される計画です。この案が実施されると、羽曳野市からは府立・私立の高校がなくなります。当日は「15年で府立高校32校減は撤回せよ」「地域の学校をなくさないで」の横断幕を掲げ、10数人がリレートークを行い「維新府政による高校つぶしを許さず、府立高校の少人数学級を進めよ」と訴えました。私立高校の女生徒は「私たちの通ってる高校がなくなったら寂しい」。50代の女性は「府立高校がどんどん潰されているのは知らなかった。子どもたちの学ぶ場をなくしたらアカン」。などと署名に応じてくれました。また、60代男性は「高校授業料は無料やから、私立に行けばいい」と述べていましたが、私立では入学金や、設備費、諸費用で多額の費用が必要なことを説明すると、「確かにそうやな、頑張って」と納得しました。
 宣伝には、日本共産党から渡辺真千前市議、南れい、石田こうへい市議など市議選での公約実現に向け参加しました。行動には25名が参加し、27人分の署名が集まりました。 (羽曳野革新懇・安保秀一)

秋の学習会
さよなら自民党政治・その先へ
  ~「分断」を乗り越え、今こそ「包摂」の政治を~
 講師:冨田宏治 関西学院大学教授
 特別スピーチ:移民・難民支援センター「シナピス」副センター長 
             松浦・デ・ビスカルド篤子さん
日 時:9月27日(土) 午後1時30分~4時
会 場:大阪グリーン会館2階ホール
*会場60名及びYouTube限定配信
*申し込みは大阪革新懇HP及びFAXなど

 

大阪革新懇活動ニュース No.33

「知って声を上げることが大切だ!」
             430名の市民の参加で交野平和展
 8月23(土)~24日(日)交野青年の家を会場に開催された、交野平和展が成功裏に終わりました。
 「子どもの平和広場」には子どもを連れた若いお母さん達含む総勢80人が参加し、みんなと歌って遊ぼうの広場など四つのコーナーで、こども達が楽しく過ごせました。参加者から”こどもたちが暗くならず、笑顔いっぱいで、この企画とてもいいです。親と子がひととき平和について考える貴重な一日になった”の声が。
「祝園弾薬庫学習会」には、共同代表の呉羽真弓さんが80分ほど講演されました。当初予定していた椅子が足らず、四回も椅子を追加し、95名の方が熱心に、呉羽さんの話を聞いていました。参加者からは”詳しく聞くのは初めて、連帯して何かを一緒にしたい””今の現状にぴったりの講演会でした。知って声をあげることが大切だと思った”などの声が寄せられていました。なお、10月19祝園全国集会に、交野市からマイクロバスをしたてて参加することが決まりました。
 ピースコンサートは、「アンジェラスの鐘」など交野うたう会30数名が歌い、会場が一つになり一体感がありました。
 展示ロビーでは、交野の戦争戦跡、祝園弾薬庫、ガザ、広島・長崎の原爆の写真が部屋いっぱいに貼られ、また、戦争時の実物資料も展示され、絶え間なくみなさんが入場し見ていました。300人近くの方が訪れました。平和のメッセージ記載コーナーには、最終的に88名の方が、リンゴを型どった色画用紙に、それぞれの思いを記入して貼っていました。会場募金に、47900円があつまりました。

「日本から世界に九条を!」 -河内長野市で平和フェスタ-
 8月27日河内長野市民交流センターで「平和の花束を世界へ」をテーマに、第12回河内長野平和フェスタが開催され240人余りが参加しました。
 主催は新婦人、年金者組合、医療生協、革新懇などで作る同実行委員会。今年は全国9条の会世話人の伊藤千尋さんが「世界から戦争をなくすには」と題して講演。「戦争は憎しみの連鎖をもたらす」「9条は国を超えて人類を守る」と説き、男女とも徴兵制のある軍事国家イスラエル、軍隊を持たず幼稚園から平和教育を進めるコスタリカ、各地で進む9条の碑の建立などを紹介、「日本から世界に9条を」と訴えました。
 河南混声合唱団が「折り鶴」など平和の歌声。ポーランドに留学した22歳の高橋ほたるさんはポーランド、ウクライナ、韓国、台湾、コスタリカを訪ねた経験を示し「違いを受け入れ尊重することが平和の第一歩で、旅の基本」と思いを語りました。今井佳代子さんの絵本「さがしています」の朗読では、そっと涙をぬぐう参加者の姿もありました。「憲法9条を世界に広めていきたい」「河内長野にも9条の碑を作りたい」「歴史の真実にしっかり目を向けたい」などたくさんの感想が寄せられました。

大阪革新懇活動ニュース No.32

平和、なくそう戦争・核兵器   ―すみよし平和展2025を開催― 
 「戦後、被爆80年 つくろう平和、なくそう戦争・核兵器」をテーマに8月17・18両日、すみよし平和展2025が開催され、約200人の市民や学童が参加しました。主催は、住吉革新懇や新婦人住吉支部らでつくる実行委員会。会場には、広島・長崎の原爆パネル、広島の高校生が被爆体験者の証言をもとに被爆の実相を描いた絵画、大阪大空襲のパネル、治安維持法犠牲者の体験パネル、大阪公立大学が「3度も軍事研究」などを展示。「二十四の瞳」映画上映、「凧になったお母さん」アニメ上映、3大テーマの平和学習、東住吉に落とされた模擬原爆の被害を伝える「朗読劇」など多彩な催しで、戦争アカン、核兵器なくそうと呼びかけました。
 3大テーマの平和学習①、「大阪大空襲―政府の責任」と題して、大阪空襲訴訟弁護団の大前治弁護士が講演。大阪市内一円が焼野原と化し、34万戸・120万人が犠牲となった大阪大空襲は米軍による非人道的な大量殺戮だったこと、一方戦前の政府文書や新聞報道など豊富な資料をもとに、「空襲は怖くない」と情報統制し、「逃げずに火を消せ」と防空法制で国民を縛り、被害を拡大させた日本政府の責任を厳しく問いかけました。
 平和学習②は、原水禁世界大会広島大会に参加した医療生協の権野さん、新婦人の会の中島さんが報告。つづいて、「被爆80年。いまこそ『核抑止』との決別を!」と題し、原水禁世界大会起草委員長を務める大阪・全国革新懇代表世話人の冨田宏治教授が講演。ノーベル平和賞受賞の意義、「核抑止」論の克服、核兵器禁止条約と日本国憲法が‟希望の光“であることなどを詳述し、核兵器廃絶を訴えました。 
 平和学習③は、寝屋川被爆者の会会長の山川美英さん(84)から被爆体験をお聞きしました。山川さんは、自身の体験と「生きて地獄を見た」というお母さん苦悩を代弁し、原爆は大量殺戮の「悪魔の兵器」だと告発。
 展示や映画、アニメを鑑賞し、平和学習に参加した方々から、「戦争・被爆体験に涙した」「戦争も核兵器もない、平和な社会を」などの感想が寄せられました。

終戦記念日に赤紙宣伝 枚方で革新懇・母親大会連絡会が二か所で
 戦後・終戦80年、暑い昼の12時、枚方市駅ロータリー周辺の2ヶ所で、赤紙配布宣伝が始まりました。枚方母親連絡会主催でずっと続いて来た8・15赤紙配布ですが、昨年12・8から枚方革新懇もコラボ企画として、赤紙宣伝を2ヵ所同時の実施として参画しています。
 当日は、母連構成団体は、母連担当会場へ。その他の方は革新懇担当会場で、共に赤紙見本を配布しながら不戦の誓いを訴え、2ヵ所で30人の参加がありました。かつて赤紙や戦死報告を届けた「先輩の苦い経験を繰り返さない」と訴えた市職労、授業を通し、子どもたちと一緒に平和を考えた教組の訴えなど職場・労働者からも発言。枚方市のスローガン「軍需のまちから平和のまち枚方へ」を大切にしたい。祝園弾薬庫問題を考えよう。また共産党市会議員から平和の訴えも続きました。

大阪革新懇活動ニュース No.31

平和を希求する市民の輪が広がる!  
           -吹田では平和の鐘プロジェクト- 
 吹田市では戦没者の慰霊と平和への誓いを新たにするため、革新懇が中心となって「平和の鐘プロジェクト」を立ち上げ、市内の宗教施設に8月15日正午に一斉に鐘を鳴らすことをお願いしました。当日は12の寺院が協力して、鐘をついて下さりました。また鐘のない施設も2か所で賛同ポスターを掲示し、どちらも難しいとしながらも賛同の意思を表していただいたところが、2寺2教会ありました。
 吹田市内には6つのブロックがあります。千里山佐井寺ブロックでは千里山9条の会、豊津江坂ブロックでは江坂住民懇など各地域ごとに団体の力を借り、会員の方が地元の寺院や教会を訪問しました。あるお寺では「空襲で寺の建物も鐘も焼かれた。鐘はないが半鐘を打たせてもらう」、またある教会では「喜んで賛同するが、鐘がないので掲示板に賛同のミニポスターを張り出します」などの対話ができました。
 参加者からは「地元の寺や教会といっても今まで縁遠くて、敷居が高かったが、訪問してみると政治的な考え方や宗教・宗派の違いがあっても、平和を求める気持ちは同じだと確信した」「地元の教会を始めて回った。日常的なつながりを作っていきたい。」などの声が寄せられました。

参加者全員と飛び入りの青年で「青い空は」など合唱 
                  -かどま革新懇が平和宣伝-
 かどま革新懇は、門真九条の会と共同で、長崎原爆投下80年目の8月9日、京阪古川橋駅前にて宣伝行動を行いました。また核兵器廃絶を願い、「全国で被爆の実相を広げる行動を」の提起を受け、原爆写真パネルを掲げ市民にアピールしました。
 平和への思いを込めて、6人がリレースピーチを行いました。介護福祉士の方は「広島・長崎での被ばくの被害を胸に刻み、核廃絶を進めましょう。」、学童保育にかかわってきたから「核のない世界・平和な社会を!子どもたちに」、九条の会の方は「憲法9条を発案した幣原喜重郎生誕の地から平和の発信をしよう」と呼びかけました。 宣伝していると、通りすがりの若者から「戦争あかんてー!」と声がかかりました。そこで「一緒に合唱しませんか?」と呼びかけると、快く参加。宣伝参加者からは「若者の飛び入り参加に励まされた。」「ビラを受け取る人、読み入る人がいて、声を上げることは重要ですね」などの声も寄せられました。

-さよなら自民党政治 その先へ 「分断」を乗り越え、
                  いまこそ「包摂」の政治を-
 
講    師  冨田宏治関西学院大学教授(大阪革新懇代表世話人)
特別スピーチ  移民・難民支援「シナピス」副センター長 
         松浦・デ・ビスカルド篤子さん

日 時 9月27日(土)午後1時30分~4時 
会 場 大阪グリーン会館2階ホール(会場60名及びユーチューブ限定配信)

*申し込みは大阪革新懇ホームページからお願いします

大阪革新懇活動ニュース No.30

「さよなら自民党政治」実現のために革新懇運動をさらに広げよう 
 8月1日、大阪革新懇は、参議院選挙後の情勢を学び、革新懇運動をさらに広げ、自民党政治を終わらせるための事務局長、担当者会議を大阪市内で開催しました。これには革新懇事務局長・担当者など40名を超える方が参加しました。最初に荒田功代表世話人が「元気を出して、知恵を出して希望を拓く会議にしたい。本当の意味で憲法の原則を守る社会を実現しよう。そのための革新懇運動の値打ちが大きくなっている」と挨拶しました。

自民党政治にさよならを告げよう! 
         小田川義和全国革新懇事務室長が講演
 自公政権が過半数割れとなったものの、参政党などが伸長した参議院選挙結果について、小田川事務室長が特別講演を行いました。
 参議院選挙では投票率が6.46%上がった。数でいうと600万人ぐらい増えた。その結果、衆参両方で自公が過半数割れした。ただ自民党に代わる受け皿は明確でない。激動化の時代に入っていく。調査では、40代以下が高い。20代以下では国民民主支持が多く、30~40台では参政党支持が多い。高齢者では自民党が多い。若い層の行動が結果に影響した。国民民主が無党派層で支持を伸ばす。参政党も3倍になっている。若い世代には支持なし層が多い。支持なし層が最後の一週間で伸びた。投票先に悩んでいた人が最後の1週間に増えた。直前まで迷っている人が多かった。
 重視した政策課題では、1番は社会保障・少子化、2番は物価高・米、3番は政治と金だ。外国人問題では選んでいない。我々が争点として提起した課題が投票行動に影響している。SNS重視で選んだ人は34.9%、SNSを重視しない人は64%だ。SNS重視で選んだ人では参政党の支持は29%、SNSを重視しない人とは差がある。一定の傾向がうかがわれる。若い世代で、男性で、支持なし層が参政党、国民民主党に投票したのでないか。
 一人区では立憲、共産の「共闘」が17の選挙区で成立し、うち12で勝った。全体で自民党は14しか勝っていない。自民党がこんなに落としたのは初めてだ。比例では自民党は470万減らしている、立憲、国民、参政、保守が伸ばしている。多党化は避けがたい。連立の枠組みが今後の論点になる。
 秋の臨時国会では消費税が大きな議論になる。選択的夫婦別姓は6割の議員が賛成だ。今回、軍拡は争点にならなかった。自民党政治にさよならを告げる条件はそろった。
 自民党政治をただす課題は、1、戦争する国への暴走、2、成長が止まり、影響力が低下し続ける経済、3、非正規雇用を増やし続けてきた雇用政策、4、拡大する格差、5、ジェンダー平等の立ち遅れ、などがある。こうしたことを前提に運動を進めていく。要求闘争を軸に自民党政治の終わりを求めていく。

革新懇運動を広げ、引き続き再建・結成を!  
            大原真事務局長が問題提起
 この会議の開催は、参議院選挙の結果にかかわらず、引き続き地域や職場での革新懇の再建・結成をめざすための意思統一の場と位置付けた。少なくない革新懇が様々な課題で政治的に機敏に対応し、活動している。大阪革新懇は様々な課題での運動を呼びかけるが、何をやるか、どうやるかは自ら決めている。それぞれの革新懇が自主的に決めるのが特徴で、それだからこそ力を発揮する。会員相互の交流・親睦も行っている。各革新懇での会議の持ち方は様々だが、月1回の事務局会議と代表世話人会が多い。自分たちで決めることが大切だ。かどまや淀川区に続き平野区や守口市などで再建・結成を進めたい。こうした取り組みの背景には、今ある地域や職場革新懇の自主的な取り組み、運動があるからこそ、その刺激を受けて結成・再建の広がりがある。お互いに刺激しあい、励ましあって再建・結成の動きをさらに広げよう。組織の前進が自民党政治を終わらせ、維新政治を転換する確かな力になる。

-分散会で活発な討議・交流をすすめ-
 講演、問題提起を受けて、職場革新懇及び3つの地域革新懇に分かれ分散会を行いました。
 分散会1(衛星都市) 河内長野市、枚方市、高槻市、箕面市、豊中市、寝屋川市、吹田市から参加があり、座長は今泉代表世話人が務めました。
 「月1回6~7人で会議を持っている。他に河南ブロックで、ネットワーク会議を月1回開き交流し、情勢議論をしている。(河内長野)」「自民党と一緒に維新と闘っている。平和の課題では祝園弾薬庫問題に取り組んでいる。(枚方)」などが出されました。
 分散会2(衛星都市) 富田林市、大東市、羽曳野市、交野市2名、門真市、阪南から参加があり、座長は荒田代表世話人が務めました。
  「小田川さんの緻密なデータがよかった」「真実を伝えて目が向くようにしたい」「あと3時間ぐらいほしい」などの声が出されました。 
 分散会3(大阪市内)住吉区、中央区2名、城東区、平野区、淀川区から参加があり、座長は大原事務局長が務めました。 「大阪市内対策は必要、こうした場を歓迎する。(中央区)」「地域で頑張っている運動団体をつなぐのが革新懇だと思う。独自の配達網を作りたい。(住吉区)」「10月か11月に再建総会をやりたい(平野区)。」などの意見が出されました。
 分散会4(職場革新懇)では損保、パナソニック、銀行の各革新懇が参加しました。

 


~秋の学習会~
  さよなら自民党政治 その先へ
       「分断」を乗り越え、いまこそ「包摂」の政治を
講師:冨田宏治関西学院大学教授(大阪革新懇代表世話人)
特別スピーチ:移民・難民支援「シナピス」副センター長
                松浦・デ・ビスカルド篤子さん
日時 9月27日(土)午後1時30分~4時  
会場 大阪グリーン会館2階ホール(会場60名及びユーチューブ限定配信)
 *ご希望の方は大阪革新懇ホームページからお申し込みください

 

大阪革新懇活動ニュース No.29

「さよなら自民党政治」・差別・分断持ち込むヘイト勢力を許すな!
 参議院選挙の投票日まで1週間を切りました。自民党が溶けだすもとで比例代表で 各党しのぎを削る大激戦となっています。大阪選挙区も混戦状態が続き自公、維新が独占していた4議席を「市民と野党の共闘」を推進する勢力が猛追しています。各メディアの報道でも1人区での自公政権の苦戦が伝えられるとともに複数選挙区での激戦、態度未定の有権者への働きかけが勝敗を決すると評しています。「裏金問題」批判に加え物価高・生活苦の下での消費税減税が争点として浮上し、「大企業・富裕層の減税やめて消費税5%実現」の声が共感を呼んでいます。また、「アメリカ言いなりをやめた自立外交」「医療費4兆円削減許さず、医療と介護守れ」「暮らしと大阪壊すカジノ反対」などの訴えが響いています。激変する政治状況の下で参政党など外国人に対するヘイトで伸長しようとする勢力を許してはなりません。身近な所から、かつ幅広く「投票に行って政治を変えよう!」と訴え抜きましょう。

財界優遇政治No!損保会社は企業献金廃止を 
                   ー大阪損保革新懇―
 大阪損保革新懇は9日(水)早朝8時から、梅田新道のあいおいニッセイ同和損保フェニックスタワー前で選挙政策ニュースを配布。出社する社員の皆さんが受け取ってくれました。一昨日の7日(月)には、御堂筋沿いにある大手損保2社、損保ジャパンと東京海上日動ビル前でもニュースを配布しました。配布したのは4ページ建ての「大阪損保革新懇ニュース2025夏特集号」です。参議院選挙に向けて3000部を作成、損保労働者には机上配布・手渡し・社前配布で、友人・知人には郵送でと、広く働きかけを行っています。内容は、掲題のテーマのほか「損保業界をあるべき姿に」「戦後80年 再び『戦争保険』は売らない」「原発のリスクと戦争」等々です。
 損保業界はビッグモーター事件、カルテル、さらには情報漏洩と不祥事が相次いでいます。大阪損保革新懇は、こうした業界の現状に対し、一貫して現場から警鐘を鳴らしてきました。利益至上主義ではなく、「一人は万人のために 万人は一人のために」という産業の精神に立脚した、健全な損保業界への再生が喫緊の課題となっています。
写真はあいおいニッセイ同和損保フェニックスタワーとニュースの一部です。

大阪革新懇 事務局長・担当者会議
8月1日(金)午後1時30分~
会場:大阪グリーン会館
記念講演:小田川義和 全国革新懇事務室長
報告の後、分散会を開催します

大阪革新懇活動ニュース No.28

「戦争ヤメロ! 平和を願う美術家たちの作品展」10月に開催  
                   -大阪美術家革新懇が総会-
 美術家革新懇は、去る6月27日に国労大阪会館で第12回総会を開催しました。 アートフェアは、2012年3月、東日本大震災一周年に始まり、2024年3月の第10回展を以て終了しました。10数年にわたる震災復興や、さまざまな取組への支援活動の結果、皆さんのご協力のおかげで、300点余の作品が売れて、大阪原水協、沖縄県、福島県、宮城県、岩手県、石川県等に併せて180万円余を贈ることが出来ました。
 「戦争ヤメロ! 平和を願う美術家たちの作品展」を本年10月15日~17日の3日間、大阪中央公会堂で開催します。 同時に特別企画として、弁護士・西晃さんの「『新しい戦前』にならないために」、歴史小説家・大垣さなゑさんの「戦争と文化~葬られた『戦争画』」の講演を予定しています。 

革新懇でガチ「労働問題」の学習会―労組訪問で案内・淀川区革新懇 
 6月27日、淀川区革新懇は地域労連と共催し「労働法制の学習会」を開催、22名が参加しました。開催にあたって全労連・連合の垣根を超えた労組訪問を行い、連合系労組からも3人参加いただきました。地域労連では2015年頃から「労働学校(東淀川教室)」に取り組んでいましたが、コロナで中断も、2024年から再開し「労働者だけで世の中変わらない。要求実現を目指す幅広い統一戦線を」という話が出ていました。こうした声を受けて、地域労連との共催で学習会を開きました。
 講師は労働者教育協会の筒井晴彦さんで「働くルールの国際基準」をテーマに国際比較や日本の労働法制の歴史をわかりやすく語っていただきました。労組関係者からは「労組のがんばりで守られていることを知らない若い労働者が多い。職場で納得できなくても団結でなく離職や投資へいく労働者が多い」と発言し組合の重要性を強調しました。また、革新懇主催なので民商や新婦人の方も参加し、民商の方は、「労働法に守られていない中小業者は本当に大変。最賃アップ、工賃下げられ大変だ。労働法に守られていると労働者は分かってほしい」新婦人の参加者は「介護労働、現場はひどい。月~土の夜勤まで働いている。ホーム経営も大変だ。世の中を変えていく運動が必要」と協調。連合系労組の方も身近なところで学ばせてもらい感謝すると感想を述べていました。労働問題を労働者だけでなく、他の分野の視点から語ってもらえるのは「革新懇ならでは」の企画でした。

大阪革新懇 事務局長・担当者会議
8月1日(金)午後1時30分~
会場:大阪グリーン会館 
記念講演:小田川義和 全国革新懇事務室長
報告の後、分散会を開催します

 

大阪革新懇活動ニュース No.27

能登⇔堺 心をつなぐつどい 390人が参加 
 6月28日、堺市内で「つどい」が開催されオープニングのコーラスの後、田中普一実行委員長(輪島市出身)より「1月に震災、9月には豪雨災害で気持ちが沈むが、水路が復旧し、稲が育つと気持ちが明るくなる。人と資材を復興に回すべきだ。原発の危険性もある。この国は何を優先するのか?能登を忘れないことが復興支援だ」と挨拶。つどいでは「新聞うずみ火」代表の矢野宏さんが記念講演。「輪島の朝市は火事ですべてが焼失、復興したのは半年後。自衛隊派遣も3日目で東日本大震災は10万人、熊本も1万4千人、能登へは2千人だ。政府の“棄民政策”は明らかだ。」と厳しく指摘。また、志賀原発も「北陸電力は問題なしと発表したが、3メートル津波が襲い19800㍑の油漏れが生じた。自衛隊は10月の日米合同演習を優先し、9月の災害時は来なかった。能登を忘れず、棄民政策に抗う市民の運動が大切だ」と強調しました。続いて志賀原発に反対する北野進さんから「150キロに渡って活断層が動いた。珠洲に原発がなくてよかった。珠洲原発は1989年からのたたかいで2003年に計画を撤回に追い込んだ。粘り強い運動が必要」と強調されました。

12年連続黒字のもと大リストラを計画 反撃するパナソニック革新懇 
 パナソニックHDは2月に事業会社のパナソニック社のテレビ事業売却も含めた解体検討を明らかにしましたが、今回5月9日には国内、国外それぞれ5千人計1万人の人員を削減すると発表しました。パナソニックは昨年12月にパナソニック史上最大規模となる国内従業員約4200人のオートモーティブシステムズ社の売却を断行し、今年度には業務用プロジェクター事業の売却も発表しています。今回は今年度から来年度にかけて、早期退職募集などを通じて実施するとしており、人員削減などを含む構造改革費用として2026年度3月期に1300億円を見込んでいます。26年3月期連結決算は売上高が前期比7.8%減の 7兆8000億円、純利益が15.3%の3100億円と減収減益になる見通しですが、12年連続黒字であり、リストラ・人減らしをする必要は全くありません。
労働者を激励しリストラ反撃宣伝!
 このような中 6月26日夕方、パナソニックの門前、京阪西三荘駅前で「パナソニック1万人リストラ撤回せよ」のマイク宣伝、ビラ配布が行われました。この宣伝行動には、一人でも入れる電機・情報ユニオン、パナソニック革新懇、大阪労連北河内地区協議会3団体の16人が参加しました。すでに肩たたきが始まっているとみられ、労働者の危機感があったのか、通常の倍のビラ配布をすることができました。

 

大阪革新懇 事務局長・担当者会議
8月1日(金)午後1時30分~
会場:大阪グリーン会館
記念講演:小田川義和 全国革新懇事務室長
報告の後、分散会を開催します

大阪革新懇活動ニュース No.26

大阪革新懇と地域革新懇(準)が参議院選挙に向け宣伝(その二)
消費税5%、選択的夫婦別姓制度の実現など参議院選挙で国民の声が届く政治の実現を!

 維新市政の混乱と公立保育所全廃をただす市民の運動を -守口革新懇(準)-
 6月13日、守口革新懇(準)との合同宣伝は大日駅前で行い、40名を超える参加者がプラカードやシールボードを持って参加しました。(箕面市、高槻市はNo25で配信済み)
 冒頭、杉本和新婦人大阪府本部会長から国会でも質疑が行われ始めた。選択的夫婦別姓制度の実現こそ私たちの願いだ。選挙に勝って実現しようとの訴えがあり、村上史好元衆議院議員は「総選挙に続き参議院選挙でも自公政権の過半数割れを。消費税の5%減税は、一貫して主張してきた共産党の奮闘がある。国民の期待に応える政治の実現を」と熱く語られました。また、藤永のぶよおおさか市民ネットワーク代表、桜田照雄阪南大学教授からも国民生活の苦しい実態やカジノや万博の危険性、問題点が訴えられました。
地元から由井龍一郎市議より2月議会が5回も延長される異常な事態の報告。寺本健太市議からは公立保育園を全廃する維新市政の問題点がわかりやすく語られました。

消費税減税どの方法が有効で現実的?
           -中央区革新懇がダベリング・カフェ-
 中央区革新懇では年2~3回、会員と周りのつながりのある方に呼びかけて時事問題や「これって何?」など身近な疑問についてざっくばらんに語り合う「ダベリング・カフェ」を開催してきました。文字通り喫茶店を借り上げてコーヒーをいただきながら、自由に身近な問題で・・・。今更他人に聞きにくい?疑問などについて、土曜日の午後2時間程度の話し合いの場を設けてきました。
 今回は、6月10日(火)午後2時~4時まで大阪原水協の会議室をお借りして開催。今国会では消費税減税を巡って各党が政策を発表していますので、どの党の政策が物価高騰対策として有効で現実的か?について、税理士の清家裕さん(当会世話人でもあります)に話題提供をしていただきました。丁度マスコミでも大きく取り上げられていましたので、予想に反して(?)会場一杯の21名の皆さんにご参加いただきました。当初は45分のミニ講演をいただいてから質問や意見交換の予定でしたが、職業柄(?)、そもそも論から始まるA3版6枚の資料をお持ちくださり、結局90分の講演となりました。講演後参加者の皆さんから様々な質問やご意見が出され、タイムリーな企画となりました。終了後2名の方が革新懇に新規加入いただきました。次回は10月前後に開催予定で、只今ダベリングの「テーマ」を募集中です。

大阪革新懇活動ニュース No.25

 

大阪革新懇と地域革新懇が参議院選挙に向け宣伝(その一) 
 6月13日、大阪革新懇は7月の参議院選挙に向け、各地の革新懇(守口市は準備会)と共同して「声をあげましょう!希望を開く政治の実現へ」と大阪府内3か所で宣伝行動をおこないました。宣伝は箕面市、高槻市、守口市の順で、「消費税5%減税を」「選択的夫婦別姓の実現」「レジオネラ菌の検出などの万博の問題点」などについて、藤永のぶよさんたち7人の大阪革新懇の代表世話人が各地に分かれて訴えを行いました。

市民の医療サービスと健康を守っていくために運動を -箕面市革新懇-
 箕面市では阪急箕面駅横の特設ステージで行われ、35名が参加しました。弁士は菅義人さん(大阪労連副議長)、吉村定教さん(箕面社保協事務局長)、藤永のぶよさん(おおさか市民ネットワーク代表)、荒田功さん(カジノに反対する大阪連絡会事務局長)の4名が登壇しまし た。地元弁士として登壇した吉村さんは「社会保障推進協議会で社会保障や医療の充実を求め運動を進めてきた。この間、良かった点の一つ目は、箕面市に要望してきた小学校中学校の給食費が来年度から無料になる。二つ目は箕面の生活保護の世帯の支援には13人のCWが必要になる。この5年以上10人で対応している。これでは十分な支援ができない。新たに5名専門職が採用され、欠員補充されることになった。悪かった点は、四十数年間、市民病院を直営でやってきた。今回民間医療法人に放り投げた。4月には700名の職員が605人になった。大幅減だ。病床も大幅に減った。引き続き市民の医療サービスと健康を守っていくために運動したい。」と訴えられました。

消費税を5%に!立憲野党が手を取り合って! -高槻市革新懇-
 高槻市ではJR高槻駅南側デッキで行われ、19名が参加しました。宣伝は中村れい子市議の司会で、弁士は菅義人さん(大阪労連副議長)、きよた(強田)純子さん(日本共産党高槻市議会議員)、岩田幸雄さん(非核の政府を求める大阪の会常任世話人)、藤永のぶよさん(おおさか市民ネットワーク代表)、二木洋子さん(高槻・島本市民連合呼びかけ人)の5名がマイクを握りました。地元からマイクを握ったきよたさんは「いま生活支援が求められています。高槻でも7回目のプレミアム商品券などが行なわれてきました。国に対しては消費税を5%に下げてほしい。生活相談では建設関係の人から『元請けから言われてインボイス手続きをした。消費税が払えず、税務署からの激しい取り立てで、離婚することになり、精神疾患になった。』などのはなしがあった。何としても消費税を5%にしたい。財源は大企業や富裕層に普通に税金を払ってもらうことで賄える。7月の参議院選挙で政治を変えましょう」と訴えました。また二木さんは「老いも若きも生活が苦しい、放っておけない。暮らしを楽にするという同じ思いの議員を国会に送り込んだ。衆議院では自公を過半数割れに追い込んだ。維新は野党の分断を図り、さまざまに自公に手を貸す。立憲野党が手を取り合ってやっていきたい。」と強調されました。