25歳の若者から学ぶ市民運動 – 淀川革新懇学習会-
11月24日、淀川革新懇の学習企画に(一社)かたわら代表理事の高橋悠太さん(25歳)をお迎えし、「私たちの未来は私たちの手で作っていこう」の演題で語っていただきました。2000年に広島県福山市で生まれた高橋さんは中学一年生で被爆者と初めて出会い、中高、大学と平和運動に関わり、卒業後
は「平和をつくることを仕事にしたい」と起業。イタリアでのG7市民会合や国連の未来サミットで発言するなど、他方面で活躍しています。広島に修学旅行に向かう女子中学生が「グロいのは苦手」とつぶやいていたのを聞き、若い人たちにとって、被爆の問題をどうやって「自分ごと」として考えてもらえるだろうか?と活動に工夫を凝らしています。高橋さんは大きめの金属製の球2つと、おもちゃのピストルの弾12000個を用意し、それぞれを金属製の箱に落として、目を閉じた参加者に音
を聞かせました。2つの金属球は実際に広島と長崎に落とされた原爆、おもちゃの弾は現在世界中に存在する核弾頭の数をイメージしています。参加者からは「平和運動を事業として成立させるのは大変だと思うけれど頑張って欲しい」「核武装を叫ぶ人たちは想像力が欠如しているのではないか」といった感想が寄せられました。
パナソニック革新懇30周年のつどい 大企業の中で旗を掲げて!
12月7日、「パナソニック革新懇結成30周年のつどい」を国労会館で開催しました。 つどいは参会者のスピーチが中心でしたが、2021年に発足した女子会な方がダンスを披露し彩を添えました。
パナソニック革新懇は1995年8月に松下革新懇として6人でスタート。結成当時は学習会が中心で職場では主にサービス残業問題を重点的に取り組みました。事業所全体で聞き取り調査が行われ、該当者に1年分の残業代が支払われました。2007年に現在の体制に再編成。そのころ電気情報ユニオンが結成され、互いに援助しあいながら活動が進められることになります。偽装請負、パワハラの挙句の解雇、母親を介護して
いるのに遠隔地への転勤これは全て裁判闘争に発展しました。現在「パナソニック1万人黒字リストラ撤回せよ」の運動を進めています。アンケートが返され、会社の中の様子が少し見えてきました。今後、アンケートの声を返しながら現役の労働者とキャッチボールできればと思っています。大阪では月1回の職場革新懇連絡会を開き、情報交換や交流を行い、互いに励ましあいながら職場での革新懇運動を続けています。