「橋下・維新の会の暴走を許さない市民学習会」(共催 明るい民主大阪府政をつくる富田林連絡会・富田林革新懇)が、4日、富田林市内で開かれ、満席の100名を越える参加がありました。
「橋下大阪市政・維新の会の『改革』とは 今、国政進出を前にそのねらいと本質にせまる」と題して、成瀬明彦さん(大阪市をよくする会事務局次長) が報告しました。
「橋下徹大阪市長による思想調査に対し、市に損害賠償を求めた裁判が昨日から始まりました」と切り出した成瀬さんは、「思想調査は市長の言うことに忠実に従う市職員づくりをすすめることに大きたな狙いがあった」と述べました。
また、橋下「改革」について、「?『大阪都』構想は、『統治機構の変更』という派手な目くらましがあるが、結局自民党流の古い大型開発優先政策の焼き直 しであること、?インフラ整備をいうなら大阪湾の地震・津波・浸水対策が最優先されるべきこと、?なによりも、府市民の生命とくらしをまもる立場から『橋 下改革』の批判的検討・建設的提言とその実行を求めていかねばならない」と強調しました。
さらに、国政新党「日本維新の会」の基本政策となる「維新八策」最終案の中身を詳述し、「憲法9条を変えるか否かの国民投票」や「日米同盟を基軸」を明 記し、「消費税の地方税化」や「TPP参加」も明記しており、『「グレート・リセット』などと大仰なことを言っても『アメリカいいなり』『財界中心』とい う2つの害悪には指一本触れられない姿が明らかだ」とし、「民主主義を窒息させる恐怖政治、ファシズムにつながる危険性をもった潮流でもある」と指摘しま した。
最後に成瀬さんは、「『橋下・維新の会』は『維新八策』の中でこの仕組みを全国に広げると公言しているが、大阪の私たちの力で独裁・強権政治を止めるこ とができれば新しい大阪、新しい日本の方向に変化をあたえ、本格的な流れをつくり出すことができる」と訴えました。
参加者から「あらためて『橋下改革の』の中身と手法がよくわかった。周りの人に伝えたい」「知れば知るほど怒りが込み上げる」「大阪だけの問題ではな い。全国的な課題としてとりくまねば」「小泉さんや橋下さんの手法に乗せられ、結局は自分が痛めつけられる。授業料は高く付いたけど、もう乗せられない」 など、感想が寄せられました。(奥宮)