堺市民懇第32回平和と民主主義を語るつどい
マスコミの萎縮はもう始まっているー国民の連帯で発動阻止を
2月28日(土)堺市民懇主催の第32回「平和と民主主義を語るつどい」がサンスクエア堺で開催され、「秘 密保護法にどう向き合うか」というテーマで京都新聞記者の日比野敏陽さんに語っていただきました。講演に先立ち世話人の小牧薫さんから、戦前の治安維持法 は最高刑死刑と共に思想そのものが犯罪になり平和と民主主義を実現しようとする人々の言動が抑えられ取り締まられた。今日の講演から秘密保護法にどう立ち 向かっていくかを共に考えようと呼びかけがされました。
講演では、秘密保護法の本質である「何が秘密か?」「それが秘密」の完全秘密体制であることや、戦後初めての、情報を取りに行くことを取り締 まる法律であること。取材手法は当事者ではなく国家が決める。秘密を保護したまま逮捕、拘留、送検、起訴。裁判はどうなる?弁護は可能なのか?密告、盗聴 などの横行が予想されるなど、この法律の恐ろしさが様々具体的に語られました。さらに今後なんでも盗聴できるようにする盗聴法改悪、共謀罪の新設など、テ ロ対策と称してこの法律の後に続く悪法が混んだトイレを待つ人々のように列をなして待っていること。
最後にこれを打ち破るために何をすればいいのか。人々を個々バラバラにして、国と直結させようというこの企みに対して、私たちにできることは 横に繋がり連帯すること。情報公開制度を徹底活用し何が秘密かを浮上させることなどがますます重要になってくることが語られました。
講演の後、質問や何人かの方から意見表明もあり、今後の革新懇運動の重要性を再認識する有意義な集会になりました。