11月2日、各地で原発ゼロの行動が行われました。寝屋川と南河内の地域の革新懇から通信をいただきました。
<「原発ゼロはみんなの願い」 大阪・南河内で集会とパレード
この秋一番の寒さもなんのその、大飯原発の破砕帯に関する調査が行われている最中の11月2日、関西電力・羽曳野営業所前で、「原発ゼロはみんなの願い 11.2南河内大集会・パレード」が開かれ、420人を超える参加がありました。11.11の全国大行動のプレ企画として、南河内地域の各革新懇が呼びか けたものです。
「原発はもういやや」などの歌声とシュプレヒコールで盛り上がる中、リレートークでは、若者が「子どもたちは寒くても外へ出たがるのに、福島の子どもは 未だに我慢を強いられている」と話しました。娘さんが福島から避難して来られた女性は「情報が送れて避難方向が分からず被曝量が増えたのが悔しい。こんな ことは二度とあってはならない」と訴え、男性は「原発推進者たちは事故直後も、1年7ヵ月後の今も『人体に影響はない』などと言ってごまかしている」と強 調し、会場から大きな歓声が上がりました。
当日、集会の前に、代表団8人が関西電力・羽曳野営業所を訪れ、所長室課長と同係長と面談し、「大飯原発の再稼働を直ちに中止すること」などの要請書を 手渡しました。また、「本社の方針はあろうが、働く一個人として命を守るために、安全な自然エネルギーへの転換をはかろうという声を、社内からも上げて欲 しい」と訴えました。
営業所側は、「要請書はきちんと本社に届ける。社内でも原発の機能や安全性について研修を行っている。大飯原発の活断層に関する調査の結果が出れば、真摯に受け止めて対応していきたい」と答えました。
寝屋川>
なぜ家族がバラバラにされるのか・福島から避難、涙の訴え
11月2日夕、京阪寝屋川市駅前で11回目となる金曜日「ゲンパツいややん寝屋 川行動」が行われ23名が参加しました。三人の乳幼児を連れた若いお母さんを中心にジャンベ(アフリカの太鼓)をたたきながら「子どもを守ろう、大人も守 ろう、地球も守ろう」「おおい原発再稼働反対」「原発なくても電気は足りる」「大間原発の工事再開やめて」と訴え、ダンスやギターの伴奏が盛り上げます。
この日は、福島に夫を残し小学生の娘二人を連れて京都に避難する女性が参加し、「去年の今頃は涙ばかりの日が続いていましたが、やっと笑顔が出るように なった、福島では本当の情報が流れてきません。放射能や生活費など意見の違いで震災離婚が増えています」「どうして家族が、地域が、国民が、分断されなく てはならないのでしょうか」「お母さんは、子どもを守るための情報集めに必死です」と声を詰まらせ涙ながらに訴えられました。
「ゲンパツいややん行動」から生まれた「げんぱつゼロへ」の歌がオカリナの伴奏で合唱されました。
ねやがわ原発ゼロの会は、11月11日の原発ゼロ百万人行動に連帯し市内初本町公園で「ゲンパツいややんフリートーク集会」を開催します。