11・16立憲野党シンポに100名
野党連合政権めざすスタートの第一歩に
11月16(土)大阪革新懇は、「安倍政権と維新政治を終わらせ、総選挙勝利で野党連合政権めざす立憲野党シンポジウム㏌大阪」を開催し、市民など100名が参加しました。立憲民主党の村上史好衆議院議員、日本共産の清水忠史党衆議院議員がシンポジストを、神戸女学院大学の石川康宏教授がコーディネーターを務めました。
立憲民主党・大阪府連合代表代行の森山裕行衆議院議員、国民民主党・大阪府総支部連合会代表の平野博文衆議院議員、社会民主党・大阪府連合常任顧問の服部良一元衆議院議員より連帯のメッセージが寄せられました。
政治を変える努力を重ね、安倍政権と維新政治を終わらせよう
はじめにコーディネーターの石川さんが「参議院選挙で野党統一候補が10県の1人区で勝利し、共闘の効果が示された。大阪では10月22日のカジノ反対集会、11月3日の憲法集会などで『市民と野党の共闘』が積み重ねられている」と紹介。
さらに石川さんは「幸福度世界一のデンマークでは、学費、医療や介護も無料。貧困率も低く、税の柱は所得税。政治を変える努力を積み重ね、国民に希望を示せば選挙で勝利し、安倍政権と維新政治を終わらせることができる」と語り、「今日を衆議院選挙に向けた、大阪での『市民と野党の共闘』の本格的なスタートの第一歩に」してほしいと、期待を寄せました。
安倍内閣が続く限り、国民の不幸が続く
次に石川さんが「安倍政権や臨時国会をどう評価するか」と問いかけると、村上議員は「安倍政権は戦後最悪の危険極まりない政権。格差を広げ、民意を無視している。『桜を見る会』は私物化の極み。沖縄では民意を無視し続け、勝手な憲法解釈を行っている」と厳しく批判。その上で、「野党は3分の1だが共産党とも協力して対抗する。大学の民間英語試験を中止させた。こうした実績を積み重ね、国民に評価されれば選挙で花が咲く」と述べました。
清水議員は「安倍内閣が続く限り国民の不幸が続く。『桜を見る会』は当日も問題だが、会費5千円の前夜祭が公選法違反の疑いが濃厚。消費税を上げておきながら、『桜を見る会』の予算を2倍・3倍に膨らませる。ここに国民の怒りがある。閣僚2人の辞任に続き、安倍内閣のモラルハザードは地に落ちた。関電問題は、賄賂より廃炉だ」と、明快に語りました。
維新の弱点は、『都構想』とカジノ
続いて石川さんが「大阪では維新との闘いも重要。維新政治をどう考えるのか」と、尋ねました。清水議員は「維新政治の特徴はウソとペテン。春のダブル選挙で彼らは『大阪の成長を止めるな』と訴えたが、大阪は成長していない。彼らの弱点は『都構想』とカジノ。『都構想』では4000億円の財政効果があると主張したが実はたったの1億円。カジノは、多くの府民が反対している。具体的事実を明らかにしていくことが重要」と、維新政治の弱点を指摘しました。
村上議員は「維新はカジノの幻想を振りまき、ウソとごまかしで政治をすすめている。安倍政権と同じだ。神奈川県は3つの政令市があるが、どこからも『2重行政の無駄』などの声は出ていない。大阪市があるからこそ大阪府も発展する。維新政治のもとで、教育破壊が著しい。今教育現場に必要なことが全然わかっていない」と、痛烈に批判しました。
違いを乗り越え、共闘をすすめよう
さらに石川さんが「総選挙に向けて力を合わせて取り組む時だ。意気込みを聞かせてほしい」と促ました。村上議員は「次の総選挙は安倍政権の暴走にストップをかけるために、すべての小選挙区で統一候補(擁立)を。来年の通常国会で補正予算を通せば解散のシナリオもある。違いを乗り越えて共闘をすすめよう」と、力強く語りました。
続いて清水議員も「2014年のオール沖縄の闘いが(共闘の)スタートであった。これが13項目の政策合意にまで深化した。大阪でこそ『2つの逆流』との闘い。政策合意のもと相互支援により小選挙区で勝たないといけない。様々な困難を乗り越えたい」と、決意を述べました。
シンポジウムの最後に石川さんが「新しい人と人のつながりができ、温かいメッセージも頂いた。次は19人の統一候補が勢ぞろいして大きな会場で(集会などを)開催しよう」と呼びかけると、参加者から大きな拍手が沸き起こりました。
草の根から対話を広げ、ともに政治をかえよう
寝屋川革新懇の加藤代表世話人と、新日本婦人の会大阪府本部の杉本会長がフロアーから発言。加藤さんは、「12区補欠選挙の結果を総括する中で、草の根の力をもっとつけようと意思統一。12区全体で『野党連合政権実現』の100人アピールを発表し、全戸ビラを11月末には完成させる」と、決意を述べました。
杉本会長は「(新日本婦人の会府本部)大会に向けて2000人を超える会員を増やした。その中には、子育て小組や絵手紙をやりたいと加入した人、維新支持や支持なし層の人ももちろんいる。対話と懇談を積み重ね、一緒に政治を考え、闘いたい。選挙に行ったことのない人との対話を重視して頑張ろう」と、参加者を励ましました。
大阪革新懇は、今回のシンポジウムを契機に野党連合政権めざし、大阪での「市民と野党の共闘」の発展のためにいっそう奮闘します。
12・6「講演と音楽のゆうべ」に 誘い合って参加を
12月6日(金)大阪革新懇は、「講演と音楽のゆうべ」をドーンセンターで午後6時50分から開催します。今回は、多方面で活躍中のジャーナリスト・斎藤貴男さんが「驕る権力、煽るメディア」をテーマに講演します。オープニングは、音楽家・徳畑作子さんのソプラノをお楽しみいただきます。ぜひ、地域・職場から誘い合ってご参加ください。(詳細は、大阪革新懇ホームページ