第49回衆議院選挙の公示にあたって(「政策フォーラム」よびかけ人連名アピール)

第49回衆議院選挙の公示にあたって

 本日、第49回衆議院選挙が公示されます。9年近く続いた安倍・菅政権を引き継ぐ岸田政権か市民と立憲野党が協力して政権交代を実現するかが問われる大事な選挙です。私たちは2020年6月に「コロナ禍を乗り越え、希望ある未来を切り拓こう~アベ政治でも維新政治でもない、新しい政治を~」を発出し、これまで3回のフォーラムを開催し立憲野党のみなさんと議論を積み重ねてきました。今回の総選挙で多くの府民の皆さんが投票所に足を運んでいただき、日本と大阪の未来を考えていただきたいと連名アピールを発出します。

2021年10月19日

政策フォーラムおおさか              
呼びかけ人代表 平松 邦夫(第18代大阪市長)  
石田 法子(弁護士)       
伊地知 紀子(大阪市立大学教授) 
橘田 亜由美(東大阪生協病院長) 
木戸 衛一(大阪大学教授)    
中野 雅司(浪速産業株式会社社長)

 自民党の総裁選をめぐるマスコミの異常な騒ぎ方は今に始まったことではない。岸田政権の誕生。総裁選での「新自由主義との決別」と評される演説に一瞬期待する人も多かっただろう。しかし、党人事と組閣を見て「幻想」に過ぎないと感じざるを得ない。森友問題を始めとするこの間の自民・公明政権の体質を「済んだこと」にしてしまおうという思惑がそのまま残っている政権には、期待などできない。新型コロナウィルス禍で明らかになった「国民不在」の数々。我が国の政治を国民・市民の手に取り戻すには、民主主義が機能しているうちに多くの人が「投票」にゆき、こんな政治家は要らないという声を結集することしかない。(平松 邦夫)

真の民主主義のために

 野党の統一候補の一本化。その英断に心からエールを送りたい。
与党議員数が野党議員総数より圧倒的に多い巨大な与党政権は、政治に傲慢を生み、権力者への忖度が蔓延し、政治が腐敗し、民主主義が傷つけられる。それが、つい最近の政治で、我々が間近に見てきたことである。与党が民主主義を損なうようなことをすれば、影響力のある数を持つ野党がいつでも交代するぞという緊張関係をもつことが重要である。
野党統一候補こそ、半分女性であってほしいなあ
ぜひ、統一候補で勝ち抜いてください。(石田 法子)

 森友事件の再調査を拒み続けている自民党政権をみて「そんなもんだろう」とおもっていませんか。アベノマスクを笑いのネタだけにしていませんか。万博とかワクチンとか次々と新たな大臣が出てきて「何をどう担当するやら」と冷ややかにみていませんか。いや、多分どこかで「このままだと日本はまずいんじゃないか」って思っていますよね。次は野党連立政権でいきましょう。あなたの一票で社会は動くんです。(伊地知 紀子)

 医師として、又13区市民連合のよびかけ人として安倍・菅政治でもない、維新政治でもない新しい政治をつくろうと呼びかけてきました。いまこそ、命が最優先される社会への転換が必要です。国でも大阪府でも社会保障をはじめとする医療福祉がどんどん削られてきました。そのためコロナ禍では医療や保健行政の後退のため、結果として、入院したくてもできない、「救える命」が救えない深刻な事態が生まれました。カジノやIRにお金を使っている場合ではありません。効率最優先の新自由主義を見直して、第6波にそなえて府民の命を守る政治を共につくりたい。(橘田 亜由美)

今回の総選挙は、文字通り日本の将来を決める選挙です。憲法も民主主義も無視し、市民の苦難に無関心で、ひたすら軍事大国化の道を進む腐敗・無能の与党や、自民党の別動隊にすぎない維新に、有権者の鉄槌を下さなければなりません。私たちの子や孫に真っ当な世の中を残す意味で、人間の生命と尊厳、自由と平等を追求し、相互のリスペクトを貫く立憲野党の勝利を心から願っています。(木戸衛一)

今回の選挙は、今までと違い、野党に、ある程度の野党共闘の準備時間があったことが大きなチャンスとなっています。今回の争点は、コロナ後の新しい社会の在り方が中心であり、自民党が新しい資本主義を掲げ、新自由主義からの脱皮、中間層への厚い配分による格差の是正等は、主張しています。野党としても、消費税5%をシンボルとして、十分に戦える土俵になってきたということだと思います。
 ただ、真の野党共闘かと言えば、候補者の一本化は、ほとんどが共産党やれいわが立憲民主党に譲った形になっているのは、残念です。
 この衆議院選挙が結果如何にかかわらず、野党共闘にさらに進化させ、真の2大政党政治に近づく一歩になることを期待します。(中野 雅司)