12・2大阪革新懇「講演と文化のつどい」を開催
12月2日(土)大阪革新懇は、「講演と文化のつどい」を大阪私学会館で開催し、約150名(オンライン視聴者を含む)が参加しました。毎日新聞論説委員の元村有希子さんが「カガク力を強くする 疑い、考え、ツッコむ力」をテーマに講演しました。
元村さんは、「科学力とは、①情報をうのみにしないこと、②論理的に考えること、③発言・行動することである」と主張。「20世紀はDNAやコンピューターなど画期的な発見・発明があった一方で『核のゴミ』やプラスチック汚染など負の作用もあった」と指摘。「福島原発事故から12年が経過したが、廃炉作業・住民の帰還・汚染水などは何ら解決していないし、地球温暖化やコロナ禍などの問題では、科学者の提言を政治家が正面から受け止めていない」と述べ、「問題解決のためには主権者である国民一人一人が意見を持ち主張し、行動・実践することが重要である」と強調しました。
参加者からは、「人類と科学、政治との根本的な問題を問いかける有益な講演だった」「科学的に物事を考える力を日常的に意識することが大切だと思った」などの感想が寄せられました。
文化行事は、笑配師(しょうばいし)花吹雪紫音がトークを交えたマジックを披露し、会場はたくさんの笑いと驚きで包まれました。大阪革新懇の杉本和代表世話人(新日本婦人の会大阪府本部会長)が開会あいさつを行い、大阪革新懇の村上史好代表世話人(前立憲民主党衆議院議員)が閉会あいさつをしました。
~ がんばっています地域・職場革新懇 <PART57> ~
<大阪損保革新懇> 総会に111名 ~「ゆらぐ日本社会と損保産業を直視する』~ 11月17日(金)大阪損保革新懇は、『ゆらぐ日本社会と損保産業を直視する』をテーマに第26回総会をエルおおさか南館ホールで開催し、111名が参加。開会あいさつで張間恵樹代表世話人は、「損保では『カルテル談合・ビッグモーター・代理店手数料ポイント制度』問題など、4社寡占体制による利益至上主義により社会的役割の放棄、産業の劣化が進行。その中で損保革新懇活動の一層の強化を」と呼びかけました。
来賓挨拶で日本共産党前参議院議員の大門実紀史さんは「皆さんとともに損保代理店乗合問題・手数料ポイント問題などで成果を上げてきた。新たにビッグモーター問題から自動車ディラーの損保代理店兼業問題を国会で取り挙げていく、ともに頑張ろう」と参加者を激励しました。
基調報告は中村啓子革新懇世話人が、自らが働く職場の実態を報告しながら、『誇りをもって働ける損保産業の再生を』について提案。特に、コロナ後のテレワークとAI化による働き方の大きな変化に、参加者は認識を新たにしました。総会では提案ともに総会アピール・財政・新年度世話人体制なども確認しました。
記念講演は元琉球新報論説委員長、沖縄国際大学大学院教授の前泊博盛さんが、『沖縄から日本の平和を考える』をテーマに辺野古新基地新建設問題などについて講演しました。