南河内革新懇ネット「新しい運動へ憲法守る集い」

大阪・南河内地域の革新懇ネットワークが6日、羽曳野市で「新しい運動へ憲法守る集い」を開催し、220人が参加しました。

 代表の杉山彬弁護士は開会挨拶で「今こそ草の根から憲法を守り生かすとりくみを広げよう」と述べました。

 地域からは、「2年前に結成し映画会や学習会、平和コンサーなどを定期的にとりくみ、ホームページやニュースも作成し会員が増えている」(富田林・金剛 「九条の会」)「市の教育大綱作成に対しパブリックコメントを組織して多くの部分で修正させた。教科書問題やチャレンジテストなど教育を守るためにも憲法 を生かすことが重要 だ」(河内長野革新懇)などと報告されました。

 「野党と市民の共同、『九条の会』グレードアップ -新しい運動の展望と課題は何か-」と題して、渡辺治さん(一橋大学名誉教授)が講演しました。

 「参院選の結果は、改憲勢力が衆参両院で3分の2を占めた側面と、改憲を阻む新たな力が形成された側面の二つの顔ができた」と切り出した渡辺さんは、「安倍自民党は最低限の獲得目標は達成したが、議席では大勝できなかった」とし、その要因を詳述しました。一方、「参院選の2つ目の顔である戦後初の選挙 共闘はなぜできたか」について、「まさに戦争法反対運動の共同があったからこそ選挙共闘が生まれた」と強調し、その要因も解明しました。

 さらに渡辺さんは、1人区ほどの盛 り上がりがなかった大都市では「安倍政治の戦争と格差に対する平和くらしの2つの柱という押し出しにはならなかったのではないか」と指摘しました。

 今後の展望と課題では「改憲を阻むには安倍政権を倒すことであり、そのためには平和とくらしを両輪とした共同の第3段階へのアップが必要。安倍政治の悪政を止める共同から安倍政治に代わる政治をつくろう。そのためにふさわしい体制をつくろう」と訴えました。

 最後に、渡辺さんは「憲法は死んでいない、改憲を阻んでいるこの力に確信を持ち、憲法を守り生かすには、共同を豊かにし強化する道しかない。共同はこれからもジグザグはあろうが、ひとり一人が観客でなく主人公になろう」と呼びかけました。