大阪革新懇「講演と音楽のゆうべ」を開催
12月6日(金)大阪革新懇は、「講演と音楽のゆうべ」をドーンセンターで開催し、約300名が参加しました。開会あいさつで大阪革新懇代表世話人の伊賀興一弁護士は、安倍首相が「『桜を見る会』の名簿は廃棄した」とまともな説明もせず開き直り、それを垂れ流すメディアに対して、「主権者である国民が、不正義・不条理をうやむやにしないという心意気をもつことが基本」と指摘。講演で「不正義、不条理を許さない社会をどう構築するかを学びたい」と述べました。
のびやかな歌声が参加者を魅了
その後ソプラノ歌手の徳畑作子さんが、豊かな声量と響きのある歌声で、オペラ歌曲「私のお父さん」やヘンデルの「オンブラマイフ」、なじみのある曲目「ペチカ」「浜千鳥」などを熱唱し拍手喝采を浴び、アンコールでは平和の願いを込めて「一本の鉛筆」を歌いました。参加者からは「豊かな声量、芯のあるソプラノの響きで、すっかり魅了された」「とてものびやかな歌声で心地よかった」「澄んだ歌声が心にしみこんで、大変感動した」などの感想が寄せられました。
市民運動と良心的ジャーナリズムが連携し、民主主義を取り戻そう
続いて、ジャーナリストの斎藤貴男さんが「驕る権力、煽るメディア~政権のメディア戦略を乗り越える市民運動を~」と題して講演しました。斎藤さんは、安倍政権が嘘をつきとおして、安保法制・特定機密保護法・共謀罪法・改定入国管理法・種子法の廃止などを次々と強行し、巨大資本とアメリカの利益のための政治をすすめ、日本社会をめちゃくちゃにしたと厳しく非難。
その上で斎藤さんは、「桜を見る会」問題では日本共産党の赤旗記事が追及のきっかけになったが、その他のメディアは何をしていたのかとメディア批判。記者生活の経験から、マスコミはコンビニに雑誌・新聞を販売してもらっている弱みがあるので、コンビニ24時間営業問題を批判しないし、新聞大手はJOCと格安値段でスポンサー契約を結び、テレビ局は東京オリンピックの放映権を購入しているので、東京オリンピックに関する政府・東京都への批判はしないと指摘。メディアは権力やスポンサーに弱いという構造的な弱点を抱えており、新聞が消費税増税問題で多面的な報道をしない背景には、軽減税率の適用を受けていることがあると語りました。 斎藤さんは、「管理社会の国民総背番号制度反対の市民運動などがきっかけとなり、これまで執筆活動をしたことが多々あった」と述べながら、「現在権力を監視するジャーナリズムの役割は、戦後最低レベルになっているが、民主主義を回復させるには、市民運動の力と良心的なジャーナリズムの連携しかない」と強調しました。参加者からは「市民運動がもっと大きくなり、メディアと連携しなければいけないと思った」「メディアと権力のゆ着構造がよくわかった」「健全なジャーナリズムもあることがわかった」などの感想が寄せられました。
最後に大阪革新懇代表世話人の長瀬文雄さんが、閉会あいさつを行いました。
<忘れ物>
紺色のマフラー、オレンジ色のリボンが届いています。心当たりの方は、大阪革新懇まで連絡ください。
『桜を見る会』私物化許すな12・3緊急集会に300名超が参加
12月3日(火)おおさか総がかり行動実行委員会は、「『桜を見る会』私物化を許さない12・3緊急集会」を新阿波座公園で開催し、300名を超える市民が集まりました。集会後参加者は、「安倍政権の『桜を見る会』私物化許すな」「安倍政権はウソつき政権」「みんなの力で政治をかえよう」などとシュプレヒコールしながら、御堂筋を難波までパレードしました。
集会では主催者を代表して「しないさせない戦争協力関西ネット」共同代表の中北龍太郎弁護士が開会あいさつ。中北さんは、「安倍首相による『桜を見る会』の私物化は許されない。野党は連帯して国会で追及をしている。私たちも野党と共闘して頑張ろう」と述べました。
立憲野党から立憲民主党大阪府第1区総支部長・村上賀厚さん、日本共産党前参議院議員・コータローさん、社会民主党大阪府連副代表・大椿裕子さんが連帯あいさつを行いました。辰巳さんは、国会で野党が合同ヒアリングだけではなく、「桜を見る会」の「追及本部」を立ち上げ、野党が情報を共有して、安倍政権を追及していると報告。「史上最悪の安倍政権を倒して、政権交代を実現するまで頑張ろう」と、参加者を激励しました。
その後、大阪憲法会議・共同センターの山田憲司事務局長が、安倍首相への抗議文、「桜を見る会」追及本部への激励文を提案し、参加者一同の拍手で確認しました。