大阪革新懇世話人会を開催 運動の前進めざし自由闊達に交流・論議
12月14日(土)大阪革新懇は、「市民と野党の共闘」を発展させ、安倍政権と維新政治を打ち破り、革新懇運動の前進をつくるために世話人会を開催。職場・地域革新懇や賛同団体の活動などを交流するとともに、社会変革への思いを自由闊達に論議しました。
〇世界では、34か国が核兵器禁止条約を批准し、ASEANと韓国が11月に朝鮮半島の非核化を後押しする声明を出すなど、核兵器廃絶を求める国際世論が着実に広がっている。来年のNPT再検討会議をぜひ成功させたい。
〇安倍首相は「桜を見る会」問題から逃げられない。安倍政権を終わらせ、野党連合政権の実現を求める世論を広範な府民とともにつくっていくことが重要である。
〇次期衆議院選挙に向けて12区市民連合は、「市民と野党の共闘」で野党連合政権を誕生させようと、アピール呼びかけ人の拡大にとりくみ、現在120人を超えた。アピールビラを11万枚作成・活用するとともに、賛同者1万人をめざして奮闘中。
〇大阪の一致点を踏まえた「市民と野党の共同」アピールを検討している。
〇男女共同参画・ジェンダーフリー・自然エネルギーなどの分野から世話人を補充し、革新懇運動を発展させてはどうか。
〇市民が「都構想」を求めているわけではない。全国の政令市で「都構想」を言い出しているところはない。この観点からキャンペーンをしていくことが大切。
等々、今後の運動の前進につながる貴重な意見が出されました。
~がんばっています地域・職場革新懇 <PART Ⅴ>~
<箕面革新懇>
平和と革新をめざす箕面の会(箕面革新懇)は、12月15日(日)箕面文化交流センター(サンプラザ)で第25回年次総会を開き、43名が出席しました。第1部の総会議事では、「野党は共闘」から「野党は連合政権」への賛同、「維新との新たなたたかい」への共同、箕面における平和・教育問題打開での共闘組織構築の方向などが強調されました。総会は、「報告と提案」、次年度役員人事、「箕面市民へのアピール」を満場一致で採択しました。
第2部は高作正博・関西大学法学部教授による「日米地位協定を問う」をテーマの記念講演で学習を深めました。講演で高作教授は、①在日米軍の動向、②米軍軍属に関わる日米地位協定上の問題点、③ドイツ・イタリアのNATO軍地位協定との違い、④日本の国内法の適用が及ばない日米地位協定にもとづく運用のひどい実態を、日米地位協定の条文や歴史的あるいは日々生起する事実に即して詳細に話しました。
結びに高作教授は、日米地位協定改定運動の重要性に触れつつ留意点として、①その大本にある日米安保条約を視野に入れること、②日本の国家主権が未成熟であることの克服の大切さを強調ました。日本は、占領終了と引き換えに米軍基地自由設置の安保条約を受け入れたこと、加えて、日米安保の歴史の中であったはずの交渉チャンスを放置したこと、それらのツケが今に至っていることを指摘しました。さらに、トランプ大統領が「思いやり予算」の4,5倍増額をふっかけてきている今が安保廃棄のチャンスと述べ、主権を行使できない政権から行使のできる政権への転換を強調しました。
<堺市民懇> 「12・7平和と民主主義を語るつどい」
堺市民懇は、12月8日の開戦の日を前に7日「平和と民主主義を語るつどい」をサンスクエア堺で開催。
最初のお話は、服飾デザイナーの和田武子さん(写真左)。石津町の永詳寺住職の娘として生まれ、堺高女(現泉陽高校)在学中に堺大空襲に遭遇されました。釣鐘も楠正成の妹が使っていたという薙刀も没収された戦争中の話から、戦後の男女共学のエピソード、服飾に目覚め、のちには日本画の世界にも挑戦された自身の道を元気いっぱいの話しぶりで伝えていただき、そのパワーに元気づけられました。
二つ目のお話は、「15年戦争と日本の医学医療研究会」事務局長原文夫さん。「731部隊の真実~最近の解明と課題」を詳しい資料とスライドでお話いただきました。731部隊の残虐さとともに、生体実験を行った責任者たちが戦後も社会的地位を得ていることにも言及され、日本の戦争責任追及の甘さ・歴史認識のなさを痛感するお話でした。
長野県阿智村の満蒙開拓平和記念館を訪ねた原圭治さんの報告もおこなわれました。
堺からのアピール
「2020新春シンポジウム~さよならアベ政治 市民の新しい政治の実現を~」
〇日 時 1月 5日(日)14:00~
〇会 場 産業振興センター・セミナー室4
〇シンポジスト
・森山ひろゆき立憲民主党衆議院議員、・吉田おさむ国民民主党元国交副大臣
・宮本たけし日本共産党前衆議院議員、・長崎由美子社会民主党大阪府連代表
〇コーディネーター
・落語家 笑福亭竹林さん