『政治的中立』口実に市民を政治から遠ざけるな 吹田革新懇がセミナー
3月14日、吹田革新懇も共催する「第3回すいた時事自治セミナー」(ほかに吹田自治都市研究所、吹田市労連も共催)を開催、36名の市民が参加し ました。北大阪総合法律事務所の谷真介弁護士を講師に、「市民活動と『政治的中立』」をテーマに学習と交流を深めました。
これは、市内の民主団体や労組が市や教育委員会に取り組みの「後援」を申請した際に、「政治的中立」を強制したり、それを理由に「後援」取り消しや「注意書」による指導が頻発したため、市民活動の自由と行政との関係を学ぼうと企画したものです。
40年近く開催してきた市民による戦争展「子どもたちの未来と平和を語るつどい」の講演内容が「政府の防衛政策に反した内容」であること、会場内で個人が署名用紙を配布したことを理由に「後援」が取り消された事例報告などを交え、熱心な意見交換が行われました。
交流の中で、「政治的中立性」は政府や行政に批判的な声を抑圧する口実として使われており、市民を政治から遠ざけることになりかねない、「政治的」な話を避けることが市民的マナーであるような風潮づくりには毅然とした対応が必要であることを確認しあいました。
「平和の声をあげていく!」と芸大生とグータッチ
富田林革新懇・若者宣伝
3月28日、近鉄喜志駅で「若者宣伝」。この駅は大阪芸大生と上宮太子高校の学生が利用し、春休み中ですが4時半からでもスクールバスが到着するたびに学生が降りてきます。また、地元の中学生もクラブの帰りに駅前を通って行きます。憲法会議作成の「改憲反対、大軍拡反対」のはがき・リーフを「読んで、声を聞かせて下さい」と手渡しました。
「おかえり、野球部のみなさん」「平和好きですか」「平和な社会にするために考えを聞かせて下さい。」と声をかけると、手を振って「平和好きでーす」と答えてくれました。「戦争しないようにと運動しています」と話すと「がんばってください」と応じてくれました。「何回生ですか、学科は?」と芸大生に声をかけると、「デザイン科の3回生」と応え、「昨年、被爆者団体がノーベル平和賞受賞されましたがご存じですか」と尋ねると、「知っています、核兵器は絶対ダメですね。」と答えました。「私たちは被爆国の政府として、核兵器禁止条約に署名批准し、締約国会議に参加するよう求めています」と話すと、「ボクも声を上げていきたいと思います」と握手を求められ、グータッチをして別れました。この日は4人の若者対話。