大阪革新懇活動ニュース No.23

25年度枚方革新懇・定期総会開かれる!
 6月8日枚方革新懇2025年度第32回定期総会と「ほうそのネット」(略称)共同代表の真崎一伸さんを迎え講演が行われ、小さめの部屋一杯の61名の参加がありました。講演に先立つ定期総会では、枚方での1年間の活動や市民の取り組みを振り返り、大軍拡・改憲のたたかいや市民の要求運動に積極的に参加し、政治革新をめざす。「学びと交流」を柱に、参加型企画などを通じ、枚方革新懇をもっと大きくしよう、と訴えがありました。
 『祝園弾薬庫の強じん化に対するたたかい』 
 真崎さんは、京都府精華町住民であることから、現地の住民ネットワークの共同代表としてかかわった経過、この1年半の運動を通して得た事や今後のたたかいなど、自らの体験談から現在の率直な思いをお話しされた。
 1960年米軍から自衛隊へ移管の際、町との「確認書」(核兵器は貯蔵しない。増加の際は町側と協議する)が存在し、近畿中部防衛局への説明会開催要請署名を添え申し入れを行う。米軍影響下のもと防衛力強化に走る国の巨大な力への抵抗だった。地元全自治会での学習会申し入れ(開催は2か所)や自前パンフの全戸配布など粘り強く取り組むが地元ゆえの重たさがある。だが、戦前からの弾薬庫の存在を知っている集落から「署名協力するよ」、駅頭の署名行動で中高生が「ミサイル弾薬庫は要らない」としっかり声を出してくれるなど「説明会ぐらいすればいいのに」の声が出てくることを力にしようと奮闘。今後は、現地での学習会やパレードの実施、関西ネットワーク結成や新署名活動など抱負も述べられた。戦前の枚方・禁野火薬庫爆発後の代替地として出発した祝園。爆発体験や戦後、軍需から平和のまちを進めた枚方市に住む私たちにとっては、大変貴重な話となりました。

ええやんか枚岡の会(東大阪市枚岡革新懇)が総会 
                 -湯川喜朗さんが記念講演-
 6月7日(土)午後二時から、第十九回定期総会を東体育館・中会議室で開催し、二十名が参加しました。
 第一部の学習会では、「米価高騰と日本の農業の未来」と題して湯川喜朗さん(全国農民連ふるさとネットワーク事務局長)が講演。「米価が二倍にもなっている原因は減反・減反で日本のコメ作りを衰退させコメ不足になっているのが原因。新小泉農相が、備蓄米を随意契約で安い値段で市場に出したことで備蓄米は下がってきている。しかし、それ以外の銘柄米の値段は下がらない。流通過程にある問題は本当に分かりにくい。備蓄米は三十万トン位で終わると、後はアメリカなどからの輸入が見込まれている」と詳しい資料を示しながら説明されました。農家が安心してコメを生産し国民に安定供給できる政策転換が必要」と強調されました。
 総会の主催者挨拶で長尾淳三会長は、「いま国民、市民のくらしは高物価・重税・高負担に苦しみ、世界では各地で戦争が頻発しているけれどこの流れを止めることが出来ていない現状です。私たちはこの流れを変えていくために地域で暮らし・平和・民主主義を自由に語り合い、草の根から共同を広げていく革新懇運動を粘り強く進めることが必要です。」「今日は日本の主食であるお米の問題で『米価高騰と日本の農業』について学習しました。また地元で予定されている新博物館建設に向けた取り組みをはじめとする大切なものが活かされる街づくり運動を進めていきましょう」と呼びかけました。 総会では、すべての報告と議案が全員の拍手で承認・採択されました。

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