市民と手を携えて政治を前に動かしていく かどま革新懇結成!
4月13日、門真市ルミエールホールにおいて「かどま革新懇」の結成総会が開催され60人を超える参加者で結成されました。門真では1984年にいったん結成され、その後活動休止していました。昨年、門真市長選挙の後、幅広い市民との共同を日常的に広げようと、準備会を7回行い、1月には久好圭治さんの講演会を開催し、結成に至ったもの です。
選択的夫婦別姓実現が自民党政治を終わらせる -冨田宏治さん講演-
記念講演「さよなら自民党政治!その先へ」を行なった大阪革新懇代表世話人の冨田宏治さん(関西学院大学教授)は以下のように述べました。「去年の夏ごろから、不穏な動きが立花の問題も含めて起こっています。この不穏な動きというのは、自民党が没落しつつあるということ。そのコインの裏表。自民党がもう、いよいよ終わりに近づいて、「終わり」の「終わり」になっているからこそ、見たこともない、聞いたこともないような不穏な動きが起こるんです。背景にあることは何かというと、とにかくこの貧困ですよ。あの、貧困と格差です。これが一番ベースにあるべきでしょう。実はもう自民党っていうのは、第二次安倍政治が登場した2012年、13年前に死んでるわけでしょ。死んでたんですよ。それを延命装置につないで生き延びさせてきたのが安倍政治で、だからその延命装置が壊れれば何が起こるかというと、それは溶け出すしかない。安倍政治がつなぎ止めていた岩盤保守層のほとんどはネット右翼って言われる人たちだろうと言われています。選択的夫婦別姓の実現を自民党が認めてしまえば、彼らは絶対自民党に戻ることはない。要するに彼らにとって一丁目一番地は選択的夫婦別姓阻止です。九条改憲よりもこっちの方が上なんです。男性優位の男系男子のその家父長制的な家族を守り抜きたい、そのためには選択的夫婦別姓は絶対に認められないという、話になるんですね。私たちは、ここにぐいぐいとこう楔を打ち込んで、そこに手を突っ込んで、バキっと割ってやるっていう。これがね、僕らがやるべきことです。SNSも大切ですが、私たちは大阪市の住民投票で培ってきた路地裏対話、シール投票などで草の根から進めていくこと、杉並区が挑戦しているように分断ではなく包摂の政治を実現するための政策と運動を門真から作ってほしい」と期待の言葉で結びました。
亀井事務局長など18人の世話人・事務局体制など
全議案を承認し、スタート!
総会では、経過報告や25年度方針、会則や予算案、亀井敦事務局長など18人の世話人・事務局の提案が行わいずれも承認されました。経過・方針を提起した亀井あつしさんからは「草の根からかどまに根付いた地域交流に取り組み、今年度中に100人の会員にしたい」と決意がのべられました。来賓の寝屋川革新懇から「隣の地から一緒にやりたい。2月23日には北河内七市の革新懇が集まって上脇先生の講演会を行った」と連帯の挨拶、選出された世話人を代表して矢野琴江さんから、「全国津々浦々に革新懇があり門真にもほしいと思った。一緒に頑張って文化的行事をたくさんやっていきたい。違いを力に発展させていきたい」あいさつが述べられました。また大阪革新懇の代表世話人である村上史好氏から記念ののぼりの授与が行われました。寝屋川革新懇からも同様に寄贈されました。