大阪革新懇活動ニュースNo.15
~ がんばっています地域革新懇 <PART54>~
<羽曳野革新懇> 10月「怒りの行動」 夢洲万博・カジノはストップ!
10月22日(日)羽曳野革新懇も参加する羽曳野総がかり行動実行委員会は、「万博・カジノ」問題をテーマに「怒りの行動」を道の駅で展開し、18人が参加。4人がマイクで訴え、国向けと府・市向けの二つの署名に39人分の署名が集まりました。
「万博は中止を・・・」「大阪にバクチ場はイラン!」と表示した横断幕を掲げ、「ストップ カジノ バクチで経済成長!?」「子どもの未来にカジノはいらない」などのプラスターを掲げて行動しました。
年金者組合の鎌田書記長がマイクを握り、「大阪・関西万博の現状はどうなっているのでしょうか?」と切り出しながら、「①会場建設費が1250億円⇒1850億円⇒2350億円と当初の見積額の1,9倍となっていること、②カジノができる夢洲のインフラ整備関連事業や交通アクセスの整備、万博運営費・跡地事業に合計1兆円もの税金が投入されようとしていることの2つの問題点を指摘し、物価高騰の中でこれ以上国民に負担を押し付けることは許されません」と、夢洲万博・カジノの中止を訴えました。参加者が「万博・カジノ」への市民の怒りをひしひしと感じる行動となりました。
<交野革新懇> 2023年度総会 新世話人5名を加え、運動の前進と飛躍を誓う
10月1日(日)交野革新懇は、「全国革新懇ニュース」読者の過去最高96部を突破し102部を達成して、2023年度総会を迎えました。総会では、役員体制強化のため新たに5名の世話人を加え、活動の前進と飛躍を誓い合いました(「全国革新懇ニュ―ス」2023年11月号2面参照)。
開会で清田俟子代表世話人は、「今年の総会で新たに交野青年革新懇が加わり、希望の光」と紹介するとともに、「国民負担を増大させ、それを軍事費にあてるような岸田政権には退陣してもらいたい。交野革新懇みんなで協力して、今の時代のいやな流れを変えましょう」と、あいさつしました。
続いて立花勝博事務局長が一年間の活動を報告し、今後のとりくみについて提案。立花さんは、新たに5名の世話人を迎え、世話人全員が主体的に参加する5専門部(平和展担当、地域共闘担当、機関誌担当、組織・拡大担当、SNS担当)をつくり、革新懇運動を前進・飛躍させていこうと訴えました。
交野青年革新懇の佐々木賢治事務局長がフロアーから発言。佐々木さんは、5月のバーベキューのつどいで4名会員が増えたこと、6月に京都や神戸の青年革新懇と「大軍拡・大増税はいま必要か」をテーマに討論会を行ったこと、8月にZOOMで全国の青年革新懇と活動交流を行ったことなどを紹介し、互いに刺激し合って活動を拡げていきたいと、決意を語りました。
総会後、雪田樹里弁護士が「ジェンダー平等の実現に向けて」をテーマに講演しました。
九条の会・おおさか 講演会(11月19日)
大阪革新懇活動ニュースNo.14
10・19緊急宣伝
ハマスもイスラエルも武力行使やめよ!ガザへの侵攻NO!
大阪革新懇、大阪平和委員会、大阪労連の3団体の呼びかけにより、10月19日(木)民主団体や市民など22団体・60名が緊急に集まり、ハマスとイスラエルに武力行使の中止を求める宣伝をJR京橋駅前で実施しました。
弁士は、大阪平和委員会の上羽治雄事務局長、大阪革新懇の小林優事務局次長、大阪労連の菅義人議長、日本共産党のたつみコータロー元参議院議員、大阪憲法会議の三宅良夫事務局長、非核の政府を求める大阪の会の長尾ゆり常任世話人、大阪労連・大阪市地区協の箕作勝則事務局長、大阪歯科保険医協会の片方真佐子さんの8名。
「ハマスの無差別攻撃、民間人の連行はいかなる理由があっても許されない国際人道法違反の行為である」(非核の政府を求める大阪の会)、「イスラエルのガザ地区への無差別攻撃、食料や水などを遮断してガザ地区の人々を危険にさらす行為も、国際人道法違反であり、断じて許されない」(大阪革新懇)、「包囲されたガザ地区では罪のない多くの人々への大量虐殺の危機が迫っている。即時停戦の声を上げ、憲法9条をもつ日本政府に行動を求めよう」(大阪平和委員会)、「イスラエルとパレスチナの問題については、①イスラエルが占領地から撤退すること、②パレスチナ独立国家樹立を含む、民族自決権を保障すること、③イスラエルとパレスチナ両者の生存権を相互に承認することが重要である」(日本共産党)などと道行く市民に訴え、ガザ地区人道支援募金を呼びかけました。
用意したビラは宣伝開始から30分程度ですべてなくなり、人道支援募金は1万円を超えて集まり、朝日新聞などが取材するなど、関心の高さがうかがえました。
~ がんばっています地域・職場革新懇 <PART53> ~
<枚方革新懇> 駅前開発・新庁舎移転反対の市民共同続く
「人間の鎖」に200人が参加
9月3日投開票の枚方市長選挙が終わってからも、枚方駅前大型開発への疑問や新庁舎移転反対の市民共同の運動が継続しています。
枚方革新懇に加盟する団体は「考える会」の一員として、また新婦人枚方支部は「市民ネットワーク」の中心メンバーとしてフル回転。10月4日(水)市役所を囲むヒューマンチェーン行動には200人以上が集い、10月7日(土)緊急学習会には165人が参加するなど、4つの団体を中心に作られた「市民ネットワーク」の諸行動に多くの市民が参加しました。市役所を囲むヒューマンチェーンには、ベビーカーを押す子育て中のママや若い夫婦連れも参加し、学習会は市内在住の方の講演もあり、市民共同の広がりを感じる取り組みが続いています。
11・3おおさか総がかり集会
大阪革新懇だより 第228号
大阪革新懇活動ニュースNo.13
大阪革新懇・堺市民懇 声を上げよう!希望を拓く・市民と野党の共同街宣
10月7日(土)大阪革新懇と堺市民懇の共催で「声をあげよう!希望を拓く共同街宣」が中百舌鳥駅ロータリーで行われました。開会あいさつで村上史好代表世話人(元立憲民主党衆議院議員)は「失われた30年、比較すると年収455万円が420万円なのに社会保険料は3万円が6万円、消費税も3%が今は10%。市民と立憲野党の共闘で政治を変える。このスタートにしよう」と訴えました。
市民スピーチでは小学生を持つ子育てママさんから「フードバンクに参加しているが、食べるものは削っても子どもの費用は削れない。給食費無償化運動もやっています。維新市長の下で誰でも放課後に学べるマイスタディーの廃止、学校群制度導入の動きなど出ている。先生が子供たちと向き合える教育環境を作ってほしい」。
図書館問題の研究家は「物価高騰で新聞も読まない。それでもスマホ依存は増えている。これが何をもたらすのか考えてほしい。万博やカジノへは税金を使うが、教育や福祉の予算がカットされている。政治に愛を取り戻したい」。
また、大学でジェンダー平等を研究している大学院生は「女性の視点から維新政治を見たとき、ある維新の政治家が『議会に女性優先枠は考えていない。365日、24時間選挙を考えて政治活動をしているが、それを受け入れてやれる女性はかなり少ない』と言いました。ここに本音が出ています。男性優位の政治を変えないといけない」と鋭く指摘しました。
桜田照雄代表世話人(阪南大学教授)は「松井知事の鶴の一声で夢洲での万博が決まった。当初、夢洲は除外されていた。『間に合うの?』の声がある。設計図を出したのが8か国、着工はチェコのみ。二つ目、いくら費用がかかるかわからない。マヨネーズのような地盤、3階以上の建物なら50メートルの杭を何本も打たなければならないが、その費用がわからない。ゼネコントップのある方も『できへんもんは、できへん』と言っています。こうした事実を知らせてほしい。メディアは伝えない。カジノ・万博を市民の力で止めさせよう」と訴えました。
ゲストスピーカーとして森山ひろゆき立憲民主党衆議院議員は「10月20日から国会が始まる。国民生活が大変な時に4か月もの長い長い夏休み?教育の問題は大変重要。日本の教育予算はOECD平均の半分。アメリカでは大学卒業すれば奨学金返済免除、実質無償化です。親ガチャ(インターネット用語で家庭環境などで子ども人生が左右されるという意味)という言葉がありますが人づくりは国つくりなんです。子ども基本法がやっとできた。また、万博できますか?止められやいという話ではない。世界の信用、やった方がいいのか?止めた方がいいのか?考える時だ。国民生活の場に政治を取り戻したい。そのために力を結集してネットワークを広げていこう」と呼びかけました。
最後に、沢田くみこ日本共産党17区国政対策委員より「相次ぐ値上げでスーパーのはしごは当たり前。私は果物などはできるだけ実家に行く。でも、そうできない人がたくさんいる。低賃金、非正規労働者が増える一方で大企業の内部留保は510兆円。万博に関心ない人が6割以上だ。そんなところには税金をどんどん使う政治はおかしい。第2自民党を自認する維新も問題だ。市民と野党の共闘で政治を変えよう」と訴えました。
松原革新懇 恒例の秋の学習会 幼稚園・保育所統廃合反対運動学ぶ
10月2日松原革新懇は富田林市での幼稚園(13→4園)保育所(6→4園)統廃合反対の住民運動を学ぶ学習会を開催し、25名が参加しました。富田林では当局案に対して「地域のつながりが失われる」とした世論が高まり、最終的には全会派が反対に回り、否決されました。
大阪革新懇活動ニュースNo.12
大阪革新懇 ケア民主主義学習交流集会 ~ケアに満ちた社会をめざす~
9月30日(土)大阪革新懇は大阪民医連と共催で、同志社大学大学院の岡野八代教授を講師に「ケア民主主義についての学習交流集会~ケアに満ちた社会をめざす~」を会場とYOUTUBEの同時配信で開催し、あわせて150名以上が参加・視聴しました。
オンラインで講演した岡野さんは、育児・家事・介護などのケア労働に注目することで生まれたフェミニスト経済学の見地から、主に女性がケア労働を担わされ、市場経済のなかでケア労働が搾取され、廉価とされてきた歴史を詳述。ケア労働は生きるために必要な営みであり、その価値はケアした者にしか理解されない傾向にあるが、多くの権力者はケア実践にかかわったことがないと、厳しく指摘。そして、フェミニスト政治学の視点から、ケア実践の内実とその価値を理解する者が政治の代表者となるべきであり、新たな民主主義を構想するために極めて重要であると強調しました。
介護・保育にかかわる労働者3名が、現場の状況と課題をそれぞれ報告。社会福祉法人こばと会・グループホームたんぽぽの佐々木まさのぶ施設長は「コロナ禍で高齢者施設はまるで野戦病院状況。クラスター発生時のコロナ感染者17名のうち入院できた人は1名のみ。介護現場の職員不足・低賃金・長時間労働は何らか改善されていない。国が社会保障費を増額することが不可欠」と語りました。
医療福祉生協おおさか、いきいきケアープランセンター・ケアーマネージャーの松山てるえさんは、「北区はタワーマンションが林立し、確かにセキュリティーは強化されているが、高齢者が認知症などになると様々な困難が発生する。スーパーのセルフレジやマイナ保険証などの導入は高齢者にとって煩わしく、生きづらい社会になっている」と指摘しました。
一般社団法人・社会福祉経営全国会議・大阪支部の福井しげる事務局長は「この30年間、保育現場は『規制緩和』の流れの中で、つめこみ保育・園庭のない保育所・給食の外部委託・無資格保育士などが認められ、保育の質は確実に低下してきた。70年間以上改善されていない保育士配置基準の改善を」と訴えました。
オンラインで参加した大阪大学副学長の島岡まな教授は、「講演の後にケア現場の声を聴けてとても勉強になった。現場にとっても国内外の研究やデータを生かして活動していくこと、研究者と現場が相互に交流すること、とりわけ男女間の賃金格差を政治課題にしていくことが重要」と、指摘しました。大阪革新懇代表世話人で関西学院大学の冨田宏冶教授が開会あいさつし、大阪革新懇代表世話人大阪民医連釘宮隆道事務局長が閉会あいさつを行いました。
10/7野党共同街頭宣伝㏌堺
大阪革新懇活動ニュースNo.11
9・9 立憲野党共同街宣in東大阪
岸田政権の暴走ストップ! 維新政治の転換を!
9月9日(土)大阪革新懇と東大阪革新懇は、立憲野党の共同街宣を近鉄布施駅前で開催し、立憲民主党大阪府連代表の森山ひろゆき衆議院議員、日本共産党の宮本たけし衆議院議員、社民党大阪府連合の長崎由美子委員長が揃って参加し、「岸田政権の暴走ストップ!維新政治の転換」を市民に訴え、100名を超える市民が足を止めました。
開会あいさつで大阪革新懇の村上史好代表世話人(立憲民主党元衆議院議員)は、「岸田政権の敵基地攻撃能力保有、5年間で軍事費45兆円の大軍拡路線は、国民を危機に陥れる」「維新はカジノで巨額の税金をつぎ込む一方で、公共サービスを切り捨て、全国最多のコロナ死者を出した」と厳しく批判し、政治変革のため立憲野党の結集を呼びかけました。
宮本衆議院議員は、「大阪の『市民と野党』はスクラムを組んでいる。岸田政権の行き詰まりは明瞭であり、『市民と野党』の本気の共闘で政治を変えよう」と訴えました。長崎委員長は、「国民は戦争せず、安心して暮らしていけることを望んでいる。大阪では憲法を守るため野党が力を合わせている」と述べるとともに、大阪の保育所つぶしの実態を告発しました。森山衆議院議員は、「国民のくらしを守ることが政治の役割。一党一派の東大阪市長ではなく、市民の声を聴く市長を」と呼びかけました。
地元からは東大阪市長選挙(17日告示、24日投票)に「明るい東大阪をつくる会」から無所属で立候補を表明した、うち海公仁元府会議員がゲストスピーチ。うち海さんは、「東大阪では自民・公明に推された現市長が急遽維新公認に転向し、市民から不満が噴出。今、広範な市民の声を大切にする、新しい東大阪市政を切り拓くことが、市民共通の願いとして広がっている。一党一派の地方政治を押し付けることはあってはならない。『都構想』をすすめる市長ではなく、物価高騰の中で暮らしや福祉、営業を守る東大阪市を」と熱く語りました。
~ がんばっています地域・職場革新懇 <PART52> ~
<羽曳野革新懇> 大軍拡・大増税NO!スタンディング宣伝
羽曳野革新懇も参加する羽曳野総がかり行動実行委員会は、8月29日(火)羽曳野市の古市駅前など2か所でスタンディング宣伝を25人で行いました。「STOP!大軍拡&大増税」「安保3文書閣議決定撤回」の横断幕、「9条改憲NO!」やマイナカード問題のプラスターを掲げて宣伝しました。
通りかかった女性は自転車を止めて横断幕を見ながら、「年金は減らされるのに、軍備増やすなんておかしいやん。岸田、麻生にはやめてもらわなあかん」と、怒りをあらわに訴えて行きました。「朝早くから暑いのにご苦労様」と激励する市民もあらわれ、参加者は元気よく宣伝することが出来ました。