大阪革新懇活動ニュース No.22

淀川区革新懇が本格始動! -27日は労働法改悪の学習会も-
 2025年5月 23日(金)淀川区民センターで、25年度淀川区革新懇総会を行いました 。……と聞いて「え?淀川区革新懇、11月に何かやってたよね?」と思ったあなた。はい、そうです。昨年11月16日に西谷文和さんをむかえて「淀川区革新懇再開総会」を開催し、30名以上のご参加がありました。淀川区革新懇は2016年以降「開店休業」の状態が続いていましたが、昨年4月、大阪革新懇事務局次長(当時)の小林優さんから活動再開の強い働きかけを受け、毎月の事務局会議を経て11月に「再開総会」にこぎつけました。その場では方針・予算の決定、世話人会の体制確立には至らず、世話人会の議論を経て、2025年度から本格始動するための総会を改めて開催した、という次第です。淀川区で教員を長く務めておられた小林優さんの熱心なサポートに改めて感謝いたします。
 総会には大阪革新懇常任代表世話人の荒田功さんに来賓ご挨拶をいただき、「大阪市をよくする会」事務局長の中山直和さんに「大阪市政の問題点とそれを打開する方向について」と題してご講演いただきました。大阪・関西万博の問題点を全面展開していただき、直前の日曜日の忠岡町長選挙のホットな話題も含め、熱く語っていただきました。淀川区の問題としては新大阪・十三地区の大型開発について詳しく解説していただき、市民不在の開発とならないよう監視する市民の運動が大事だとご指摘いただきました。
 革新懇の当面の取り組みとして「労働法制改悪」に関する学習会を革新懇と淀川東淀川労連の共催で行います。6月27日(金)18時30分から淀川区民センターで、労働者教育協会理事の筒井晴彦さんに講師をお願いしました。(淀川区革新懇 事務局 植田泰史(ひろちか))

河南行動650回!! 河南革新懇ネットが原発ゼロ集会・デモ 
 6月6日(金)羽曳野市の峰塚公園で河南革新懇ネットワーク呼びかけの「原発ゼロ河南行動650回突破集会&デモ」が行われました。参加者は150人余り。大阪革新懇代表世話人の菅義人さんが記念講演。東電旧経営陣の賠償責任を認めない東京高裁逆転判決や原子力最大限活用に舵を切った石破政権を批判。「原発回帰の裏には経団連の要望」「参院選で原発にしがみつく政治を変えよう」と訴え。「なくせ原発河内長野デモ」代表の藤丸照代さんは「安心して暮らせるよう、原発や核兵器をなくすための行動をうまずたゆまず積み重ねよう」と呼びかけ。2012年7月に始め、毎週金曜日に重ねたこの行動、この日で参加者はのべ14000人を超えました。集会後は古市駅前に向けデモ行進。「原発いらない」「自然の力で電気を作れ」などとコール。公園に居合わせた5人の女子中学生のグループが、「原発はもういやや」の歌声にリズムを合わせて踊る姿もありました。

大阪革新懇活動ニュース No.21

博物館の運営・学芸員は市直営で! 
   -東大阪・枚(ひら)岡(おか)革新懇が要望書提出-
 昨年、東大阪市立新博物館の建設に向けて「審議会」が設置され、12月に「答申」が出されました。「ええやんか枚岡の会」(枚岡革新懇)は、「市民の会」と共同して、昨年4月に「審議会」に向けた学習会を開き、市長に対する要望書も提出し、説明会の参加、パブリックコメントの提出などに取りくんできました。
 「答申」の内容は、私たちの要望してきた内容を強く反映したものになっています。新博物館のオープン予定は、6年先の2031年予定で建設に向けて市が「答申」内容を活かしたものに出来るかどうかが問われています。休館になった「郷土博物館」の利活用については、市長の「利活用する」との答弁がされ、「整備計画」でハイキングの休憩場所、「展示」の部屋、発掘資料の整理などが触れられていますが、建物の耐震補強や利活用の時期など全く不明です。審議会の「答申」をもとに6年先の「新博物館」開設に向けての課題について、2月、「市民の会」と「ええやんか枚岡の会」連名で市長への新な要望書を提出しました。当面は、新博物館の運営主体について市がこの1年間で民営も含めて検討し決める方針を出しており、私たちは「運営・学芸員は直営にするよう」働きかけていきます。
 今後の課題として、①博物館の運営主体、学芸員体制を市の直営で、②「公開承認施設」に、③市民パートナーによる市民参加の事業推進、④フィールドミュージアム構想の課題、⑤郷土博物館の利活用、⑥子どもファーストの内実はなどに取り組みます。

 

-バンダナの謎わかる!?-
  「裏金問題」の上脇教授招き記念講演 銀行革新懇総会開く
 4月12日、銀行革新懇は総会を開き77名が参加しました。今回は記念講演で神戸学院大学の上脇博之教授を講師に「政治とカネ 告発!追及!検証!~裏金事件~」をテーマに学習しました。“裏金・上脇”人気が抜群で会員外からも40人超が参加して大盛況でした。
 オープニングに、友よ闘ってこそ明日がある合唱団+仲間の歌があり、その後、職場からの報告(現職4人と銀行の組合からの発言)がありました。利益追求を最優先する職場では病気や退職を余儀なくされる現状が告発され、革新懇の仲間づくりの必要性を痛感しました。銀行革新懇は「楽しくなければ革新懇じゃない‼️」をモットーにこれまでもお花見会などに取り組んできました。楽しく学び、交流する銀行革新懇をめざします。
 上脇先生の記念講演では「上脇教授の講演は中味濃かった。ほんとに気さくで情熱的な方」「バンダナの事聞き、命を賭けて闘う男だと思いました」「日本国憲法が採用している議会制民主主義が、民意を反映しない選挙制度のため公平制にかけ、不正の温存になっている。告発は議会制民主主義を正していく運動の一部だというくだりが一番ハッとしました」など多数の感想が寄せられました。終了後のサイン会では「自民党裏金事件刑事告発は続く」等著書50冊が完売しました。
 最後に、新代表が交代挨拶で「“楽しくなければ革新懇じゃない‼️”―この先輩の思いを引き継ぎ、これからもメンバーで熱く語り、知恵出して、参加の皆さんに喜んで頂ける取組をしたいです」との決意が示されました。

大阪革新懇活動ニュース No.20

全国革新懇第44回総会  -かどま革新懇・亀井事務局長特別発言-
*5月24日に開催された全国革新懇第44回総会での「かどま革新懇」亀井事務局長の特別発言を掲載します。 
 門真市は、大阪の東北部に位置する自治体です。憲法9条を書き込ませた総理大臣の幣原喜重郎さん生誕の地です。また、松下パナソニックの企業城下町として高度経済成長を支えてきた街です。維新市政のもとで、門真市から23億円もの市民の税金が民間タワーマンション建設に助成される。一方、全国3番目に介護保険料が高い。国民健康保険も維新府政の下で府下統一になり全国一高い。滞納すると保険証が取り上げ、身を切るどころが、身が削られる事態が起こっています。いま門真市では貧困問題が深刻です。生活保護受給率は大阪市を抜いて1番目、子どもの貧困も府内9人に1人が門真市では6人に1人です。政治状況ですが、昨年の総選挙は、有権者約9万9千人、投票率47.6%で公明党の得票率38.8%、維新の会35.8%。府下唯一、公明党が維新を上回りました。日本共産党は、6.8%でした。

2点目に、何故、再開結成したかです。
 昨年7月の市長選後、門真をよくするためには、やっぱり市政だけでなく府政・国政に係る様々な分野を包含した運動体が必要との思いを多くのみなさんと共有しました。それが出来るのが革新懇だと考えました。それと、これまでから、寝屋川革新懇や大阪革新懇から結成の働きかけがあり、タイミングよく、アドバイスを受け結成に至りました。

3点目に、結成に向けての世話人をお願いする取り組みです。 
 世話人は、新婦人や民商、労働組合など8団体また個人にお願いし17人の世話人でスタートしました。世話人をお願いしたある方から、「そもそも革新懇て、なんですか?」と尋ねられました。革新懇の三原則や運営について「あーでもない、こうでもないとみんなで議論して、全員が合意出来る事取り組みをするんです」と説明しました。

4点目に、世話人準備会の立ち上げと取り組みです。
 とにかく結成したらいいんやなしに、革新懇がどんな活動するのかイメージを持ってもらう事が大事だと、大阪革新懇からアドバイスを受け、昨年10月に大阪革新懇代表世話人も参加した街頭宣伝をまず取り組み、20人前後が参加しました。その後、準備会で世話人の中から4人の事務局体制を作りました。準備会の会議は10月から総会まで7回開きました。11月の会議の中で、革新懇を知ってもらうために準備会として講演会をやることになりました。府立高校の教職員組合のOBの方から、NHKドラマ「宙わたる教室」の主人公のモデルになった久好圭治さんを紹介してもらい、1月17日講演会を開き60名を超える人が参加し会場が一杯になりました。全国革新懇ニュースでも紹介していただきましたが、「困難をかかえる生徒に向き合い、個性を尊重する姿がすばらしい」など沢山の声が寄せられました。この講演会で、革新懇の具体的なイメージが浸透したと思います。宣伝や講演会など具体的な行動に足を踏み出すことが重要だと思いました。

5点目に、会則についてです。
 革新懇の「3つの共同目標」を踏まえ、府下革新懇の会則を参考にし、第2条に会の目的として「憲法9条を書き込ませた幣原喜重郎生誕の地から、思想信条党派の違いを超えて、平和の発信、憲法が暮らしの中に生きづく、住みよい門真をめざし、自由に話し合い、討論し、協力、共同をすすめることを目的とする」と、近隣市にならい、地方自治も念頭において4つの共同目標にしました。年会費は、個人加入は全国革新懇ニュース購読を含めて2000円、財政面から、団体加入一口5000円としました。会員目標は、100人です。なんで100人かと言いますと、全国革新懇ニュースが年1200円、残り800円。800円×100人で8万円、最低年1回、講師を招いて講演会を開催するには、カンパをしてもらっても5万円くらいは必要、事務所、備品などなど考えれば少なくとも10万円近いお金は必要ということで、決めました。同時に毎月ニュースを届け、会員とのパイプを太くしながら運動に参加してもらう人を拡げることが大切だと思います。現在72名の会員です。

6点目に、革新懇運動について思うところです。
 私は、8期32年日本共産党の市会議員をしてきました。どこからどう見ても、共産党です。けど革新懇は、当たり前ですが共産党と違います。思想信条、立場の違いを超えて、国民を苦しめる政治を、国民が大切にされるに政治に変える団体です。お互いの違いを認め合い、お互いの違いをさらなる力にして、リスペクトしながら行動することが大事やと思います。大阪革新懇の代表世話人の元立憲民主党衆院議員の村上史好さんと2017年の大阪六区衆院議員選挙で共に戦いました。選挙直前に民進党を前原さんが解党しました。告示が明日という状況の元、村上さんの事務所に行くと、「いま小沢さんから電話があった」、訪ねた私たちの目の前で、党幹部の国会議員と電話で話されている。刻々と状況が変化しました。その中で、村上さんは、「信義を守る立場を貫く」と言われました。そして比例で当選されました。2年後、門真市長選挙に村上さんが応援に来てくれました。夏の選挙で土砂降りの雨の中、ずぶ濡れになって車の窓越しに一生懸命、共産党の市長候補を応援してくれました。候補者カーの運転をしながら、これが野党共闘なんやと思いました。来る7月の参議院選挙に向けて、市民と野党との共同した闘いで、一歩でも二歩でも前進に貢献できるように頑張ります。

最後に、結成後の取り組みです。
 4月13日、大阪・関西万博開会日に結成総会を開き60名を超える方が参加しました。関西学院大学教授で全国革新懇世話人の冨田宏冶(とみだ こうじ)先生に「さよなら自民党政治!その先へ」と題した講演をしてもらいました。富田先生は、「門真の貧困」について問題提起がありました。今後の活動にシッカリと生かしていきたいと思っています。二部の総会は、事務局会議で出来るだけたくさんの人が報告提案した方が良い、女性のバランスも考えた方が良いなどの意見を踏まえ式次第を決めました。世話人13人・事務局5人が選ばれました。女性の比率は33%、女性の比率UPが課題です。これからも相手をリスペクトしながら、意見を気軽にどんどん言える雰囲気の世話人会になるように頑張りたいと思っています。はじめから、あれもやる、これもやるでは、息が切れます。ぼちぼち、確実に前へ前へ進む、門真に根差した革新懇運動に取り組むことを述べて報告を終わります。

 

大阪革新懇活動ニュース No.19

参議院選挙に向けてアピールを発出  
           -5月12日大阪革新懇代表世話人会-
いま声を上げる時!平和と民主主義、国民のくらし最優先の政治を実現しよう!

 戦後80年、日本国憲法の施行から78年を迎えました。しかし今、平和主義、国民主権、基本的人権の尊重という憲法の基本理念は、深刻な危機にさらされています。
 世界では国際秩序が揺らぎ、パレスチナなどの武力紛争や真意不明の意図的な情報による人々の分断で民主主義の根幹が崩れようとしています。国内では異常な物価高騰で、国民生活は窮地に追いやられています。自公政権は国民の声を聞かずに、軍事費を2027年度までに、国内総生産(GDP)比2%に倍増する計画を着々と進め、「トランプ関税」でもきっぱり撤回する立場はとらず、卑屈な交渉態度を取っています。
 しかし、トランプ政権100日でアメリカ国民の反撃も始まり支持率が急落しています。日本でも昨年の総選挙で自公政権が過半数割れとなり、通常国会でも維新の会や国民民主党の助けを借りながら政権を維持していますが、石破内閣の支持率は内閣発足後最低の27.6%のなったとANNは報じました。また、カジノ・万博で暴走する維新の会への幻想も崩れつつあります。
 自公政権は維新の会や国民民主党を取り込みながら通常国会の乗り切り、参議院選挙へ臨もうとしています。国民は政治に対して物価対策や消費税の減税、選択的夫婦別姓の実現、社会保障の充実などを望んでいます。しかし、石破政権はこれらの声に背を向け、逆に「財源論」を持ち出して「消費税減税なら、福祉を削る」と国民を脅し、膨張する軍事費や富裕層・大企業への優遇税制から国民の目を反らそうとし、メディアの多くも同調しています。8兆円もの軍事費や539兆円にものぼる史上空前の大企業の内部留保にメスを入れて、国民の願いが叶う政治を実現することを訴え、「自民党政治のその先」を3つの共同目標(平和、民主主義、生活向上)掲げて示していくことが重要です。
 夏の参院選で自公と維新に審判くだし、新たな市民と野党の共闘への第一歩を切り拓きましょう。今こそ、草の根から行動し、宣伝と対話で政治の流れを変えましょう。憲法の理念を深く捉え、これを実現するため、おおいに奮闘しようではありませんか。

緊急街宣 ストップ!学術会議の法人化反対! 大阪革新懇など3団体 

 5月9日上本町6丁目交差点で「STOP学術会議法人化」の宣伝行動を行い、20名が参加し、昼休みの沿道の通行者に訴えました。学術会議は衆議院内閣委員会で法人化議論が進められており、ほとんど議論らしい議論を行わないまま、委員会採決が強行されそうだという状況のなかで、緊急の宣伝行動が持たれました。主催は「軍学共同いらない!市民と科学者の会・大阪」(日本科学者会議大阪支部、大阪革新懇、大阪平和委員会の3者)です。学術会議は憲法23条の「学問の自由」を支えるために、日本の学者を代表する機関として、1949年に結成され、76年間政府から独立して活動してきました。これは戦前、天皇機関説事件や京大滝川事件などで、学者は真実に基づいた発言をできなくさせられたこと、それが一因となって、日本は痛恨の戦争に突き進んだことがあり、その反省に立って、大学や学者の自治を守るためにわざわざ憲法23条という条文を起こして、保障されているものです。こうした学者の自治組織が政府の施策にたいして、学問的な立場から批判を行うのは、制度趣旨にかなっており、どの国でも行われていることです。今回も学術会議が政府の軍事研究推進にたいする批判をしたことが政府の気に障ったことが問題の始まりです。宣伝行動では元衆議院議員の清水ただしさんをはじめ、各団体から5人がマイクを握り、訴えを行いました。大阪革新懇からは大原事務局長が訴えを行い、「学術会議法人化法案を通してはならない。学術会議は『学者の国会』といわれ、日本の国民のため、世界の人類のため、専門的な提言をして、政府が二度と戦争に加担しないため、体を張って頑張っている。市民・国民・若者が虫けら同然に扱われる時代に逆戻りさせてはならない。」と沿道の人々に呼びかけました。

大阪革新懇活動ニュース No.18

祝園の危険な計画を止めさせなければ -交野市で写真パネル展- 
 ガザ祝園写真パネル展が、4月23日(水)に交野市市立青年の家学びの館で開催され、多くの市民が写真パネル展に参加されました。前日の22日に多くの方にきていただき、沢山のパネルを運び込み、そこに約100枚のガザ・ 祝園・交野の戦争戦跡の写真と「ひとにしき地対艦誘導ミサイル」の実寸大の横断幕も貼り出しました。交野の戦争戦跡で話題になったのは、枚方市禁野火薬庫の大爆発、京都四条大橋から遠望する群衆の写真、爆音は京阪一帯に響き渡り、火災の煙は京都からも遠望できた。もし、祝園で爆発起きたら、ゾットします。参加者は「祝園にこんなに大量のミサイルが補完される事を知り、しかも、交野市から10㎞圏内、危険な計画を止めさせなければ。」「枚方禁野の大爆発の状況がこんなにすごいことをはじめて知りました。なんと噴煙が京都四条大橋から、ものすごい群衆がみている写真をみせていただきました。枚方禁野と京都四条大橋、祝園と交野市、もし事故で祝園が爆発したらたまったものではありませんね。」と述べていました。

-堺市民の会総会- 90人の熱気で決意新たに!!
 5月連休最終日の6日、第37回堺市民の会(堺市民懇)総会に90人を超える方が参加。総会議事と西谷文和さん講演は大盛会でした。提案された議事と10人の意見表明はいずれも戦後80年・被爆80年・治安維持法100年の今年、戦争に突き進もうとする国を市民と野党の共闘の力で押しとどめ、矛盾を深める平和・民主・生活のそれぞれで市民と革新懇の力で政治の流れを変える決意が示されました。
 立憲民主党から16区森山浩行衆議院議員、日本共産党から堺市議団団長森田晃一さん、大阪革新懇から大原真事務局長の来賓あいさつがありました。記念講演は西谷文和さんからたっぷり80分、イスラエルとパレスチナ、ウクライナとシリア、など最近行かれた報告をまじえ、中村哲さんの業績にも触れて熱く話が続きました。なぜ戦争が起きるのか、私たちは何をすべきかと問いかけられ、格差と貧困が途方もなく広がり、戦争をもうけのために煽る者や軍事企業の暗躍などをリアルに解説。最近のトランプ、立花、斎藤、などフェイクとカネで選挙が盗まれる実態や、実際足を運んでの取材で万博・カジノのひどさをつぎつぎ告発。戦争は街と地球を壊し、カジノは人生を壊すと。開幕直後から破綻の万博は、大事故の前にやめ、責任追及とカジノ中止を、そして、この夏の参議院選挙でカウンターパンチを、と訴えられました。

大阪革新懇活動ニュース No.17

絶景の桜に酔う! <パナソニック革新懇がお花見交流> 
 今年のお花見は4月5日(土)大阪城公園駅から徒歩10分ほどの東外堀に面した花見スポットで、昨年と同じ場所に11人が参加しました。満開の桜で気候も暖かく大勢の花見客が訪れ、真ん中にたくさんのご馳走を囲んで踊りだす男性もいました。岡邑代表世話人の挨拶の後、おつまみなどの差し入れもあり、各自持参した弁当を早々に食べました。場所取りが遅かったせいでみんなが輪になって座れるだけのスペースを確保できず残念でした。食後はビンゴゲームをしました。景品は食材や雑貨でしたが、初めにビンゴになった人の選んだ景品は米高騰の影響なのか「お米」でした。また残った景品は糸寒天等で家庭ではあまり使われない食材でした。全員の集合写真を撮った後、解散しましたが、滅多に会えない人も参加されていましたので、二次会で交流できたらよかったのですが、大阪城公園駅周辺に店はなく残念でした。絶景の桜と大勢の人に酔って改札までにエレベータがない駅はつらい。来年は花見スポットを変えてみても良いかも!来年もお会いできますように!

原則的な活動が重要 -NTT大阪革新懇が総会開催- 
 NTT革新懇の第22回総会を4月24日に開催しました。参加者は昨年より少し多い20人で、その中には初参加の通信労組役員も。
 学習を兼ねた講演では石川たえ府議会議員から、「大阪府の府税収入は前年比800億円増で、目標の1400億円を大きく上回り、2024年度末で財政調整基金は2266億円となる見込みだ。一方府民の願いである『賃上げ支援』について、大阪府は国の制度での『新事業展開テイクオフ支援』の範囲であり、大阪独自の支援はない。国民健康保険は、大阪府は『加入者によって成り立たせる』という方針で、保険料は所得の20%の高さ、保険料が払えず、手遅れで命を落とす人もいる。共産党は国保の府内統一料金化の中止を求めている。」など大阪府の2025年度予算や府議会での審議の様子が報告されました。石川府議の報告の最後は万博・カジノについてで、質疑のほとんども万博をめぐる様々な問題でした。時間の関係もあり総会は議案書に基づく報告と最低限の質疑だけでしたが、世話人会議の定例化や組織にふさわしい財政活動など、原則的な活動の重要性についての意見が多く出されました。今年度も引き続き2回程度の学習とともに、会員交流行事も何とか実施したいと思っています。

大阪革新懇活動ニュース No.16

 草の根の運動を作りたい! <大東革新懇が再建大会>
 4月27日、大東市民会館において大東革新懇の再建大会が開催され、51名が参加しました。大東革新懇は98年11月に結成され、野崎の従軍慰安婦の碑のウォッチングや草の根勉強会を開催するなどしてきました。今年2月に北河内地域革新懇が合同で呼びかけた「清水・上脇ビッグ対談」があり、その夕方に大東の再建準備会を開催し、その後2回の準備会を経て、再建大会に至りました。

 主催者を代表してあいさつに立った橘田亜由美呼びかけ人(全国革新懇代表世話人=大東市在住)は、「全国の女医代表の人の代わりに代表世話人になった。」「市民と野党の共闘の礎となっていく」とあいさつ。大阪革新懇の大原真事務局長からは「かどま革新懇の結成に続いて、大東革新懇の再建を喜んでいる。昨年秋、大東で大阪革新懇は押しかけ街宣をやった。3月8日には冨田先生を招いての学習会も行なってもらい、今回自民党政治のその先に進むために再建してもらった。」と期待と激励がありました。経過方向・規約提案の後、7人から発言がありました。「革新懇も一人一人が大東をどうしていくか考えないと進まない。若いときは革新懇を要らないと思っていた。労働戦線問題でやっぱり必要だと思った。」「草の根の運動を作りたい。①大東の介護保険は使いにくい。安心して使えるものにしたい。②PFASは肺に影響があるとの論文が出た。東京では区の予算で検診をやっている。大東でもやりたい。③物価が上がっているのに生活保護の保護費が上がっておらず大変だ。特にいまの生活保護費では必要になってもグループホームやサービス付き高齢者住宅に入れない。住まいは権利だ。こうしたことを訴えていきたい。」「知人から全国や大阪のニュースを見せてもらい、すごいことをやっていると知った。」「近藤市政の時、まだ残っていた同和行政を革新と保守が力を合わせて変えていった。」などの意見が出されました。行動申し合わせも含め、すべての提案事案が承認されました。総会には寝屋川革新懇も来賓出席され、大阪革新懇と寝屋川革新懇から、のぼり旗がそれぞれ贈呈されました。

 能登半島の現状と日本の病巣 -損保革新懇が学習会- 
 3月14日、損保革新懇は「新聞 うずみ火」代表の矢野宏さんを招き、学習講演会を開催し、46名が参加しました。矢野さんが現地で見た、復興が進んでいない能登半島の現状・・・東日本大震災や熊本地震に比して、自衛隊員の派遣が極端に少ない。倒壊家屋の撤去が1年を経過しても公費撤去申請件数の半分にも達していない。支援の遅れで、石川県の災害関連死(313人)が地震による直接の死者(541人)の半数を超えてきている等、具体的な事例を挙げて説明がありました。その復興が進まない原因が、「無駄な財政支出は避けたい」(財 務省財政制度審議会分科会での官僚の発言)と過疎地を切り捨てる国の「棄民政策」にある。一方で華やかな北陸新幹線の延伸があった、昨年3月16日、17日は避難者がホテルから追い出されました。ここに日本の病巣の一つがある、と自公政治のゆがみを指摘されました。あわせて参議院議員選挙で国民に寄り添った政治に変えていく必要を強調されました。

大阪革新懇活動ニュース No.15

悪魔の兵器―核の廃絶を!   <羽曳野革新懇総会>  
 4月20日(日)にリックはびきのにて定期総会を52名の参加で開催しました。昨年、被団協がノーベル平和賞の受賞を機に、核兵器廃絶が世界の大きな流れになっています。総会では、寝屋川原爆被害者の会会長の山川美英さんに「私の被爆体験と思いを語る」と題して記念講演をしていただきました。
 講演では、体験として、幼児期に広島で被爆し、中学生になって母親から被爆したことをしらされた事。母親からは被災の状況を「生きて地獄を見た」と伝えられ、その後、差別と偏見に苦しめられ、死をも覚悟した事。自らの結婚に際しての思いを語りました。
 また、日本政府は、原爆被害者には治療を行わず人体実験として扱ったこと。被爆者への分断を強いる政策をとり、安全神話の名のもと、放射線被害を小さく見せる態度をとってきたこと、被爆者に一度も謝罪を行っていない事を告発し、放射線被害は死ぬまで続く、戦争は国が起こしたとして被害の国家賠償を求めていると述べました。また、「人として生きることも、人として死ぬことも許さない」悪魔の兵器―核の廃絶を、核兵器禁止署名を広げようと力強く訴えました。被団協代表委員の田中さん(92歳)の活動を称え、「私はまだ84歳、田中さんに比べれば、まだまだ若い」とし、日本国憲法の理念が実施できる政府を作るために、ともに頑張りたいと締めくくりました。
 総会では、昨年の羽曳野革新懇運動の経過と今後の運動方針を報告提案し、特に万博問題では、事故があってからでは遅すぎる、引き続き中止を求めていこうと訴えました。その後、会計報告・監査報告を行い、世話人の提案・承認を行いました。

政府は空襲被害者にも補償せよ! 
       -富田林革新懇が共催で学習・映画上映会-
 4月19日、富田林9条の会主催、富田林革新懇共催で、トンパルで大阪空襲訴訟の運動を続けている安野輝子さんの戦争体験の話と映画会=「夏服の少女たち」(NHK制作放送)を開催し40名が参加しました。
 鹿児島県薩摩川内市で生まれた安野さんは、1945月年6歳の時、空襲で片足を失い、家も奪われました。小学校は家に近く、竹で作ってもらった松葉杖で通えましたが、中学校は遠くて行くことが出きませんでした。自由に動けず家族の支え無しには生活が不自由でした。就職したくても出来ませんでした。母が作ってくれた義足で洋裁学校に通い、やっと洋裁の仕事で生きる職を手につけました。1975年、杉山千佐子さんが戦災傷害者連絡会を作りました。安野さんは、国に謝罪と補償を求める活動していることを知り、原告となり2008年大阪空襲訴訟」を起こしました。軍人・軍属には国家補償がされているのに、空襲で傷害を負った被災者には「受忍論」を押しつける国のあり方に問題提起をしています。安野さんは、戦後、戦災傷害者には謝罪も補償もしてこなかった日本政府と、戦争で大怪我をしても国家は何もしてくれないことを知ってほしいと語りました。そして、だから戦争は二度とおこしてはならないと強調しました。

大阪革新懇活動ニュース No.14

「沖縄の今を知る会」に75人 -河内長野革新懇- 
 4月13日午後、河内長野市のノバティホール(南海・近鉄河内長野駅前)で「沖縄の今を知る会」が行われ小学生を含む75人が参加しました。主催は河内長野革新懇。「美ら海を戦で汚すな」「辺野古新基地建設ストップ」などをテーマに、「基地のない平和で豊かな沖縄をめざす会」の共同代表芳沢あきこさんが講演。現地の映像や三線演奏などを交え、自らの体験と重ねて、たたかいの歴史と現在を熱く語りました。「新基地建設の政府の意図と反対闘争の意義がとてもよく理解できました」「安保条約を破棄することが根本の解決につながるのだと肝に銘じ、地道な運動を続けていきます」「もっともっと知らない人に知ってもらい、知っていきたい」などの感想が寄せられました。

 ガザに恒久停戦を早く、祝園(ほうその)にミサイル弾薬庫はいらない 
     交野市で市民とともに集会とパレード -交野革新懇-
 「子どもを殺さないで」「ガザの大量虐殺をいますぐ止めて」「祝園は交野から10㎞」「祝園にミサイル弾薬庫はいらない」「私たちは戦争準備に協力しない」と15日(火)午前10時から交野市・梅が枝公園で、集会が行われ、交野市駅までパレードを行いました。交野革新懇と憲法と暮らしを考える会がよびかけ60人の方が参加されました。
 よびかけ人を代表して、立花勝博交野革新懇事務局長は、「私たちは、ここ交野から、戦争を止めたい思いを形にするため、本日パレードと街頭署名活動を計画した。ジェノサイドただちに止めさせ、今すぐガザの停戦を再確立し恒久的停戦を、危険な祝園弾薬庫を交野市民に知らせよう」とあいさつ、3人の方がスピーチを行いました。このような集会に初めて参加した地元の方は、”ひとたび紛争が始まればウクライナでもガザでも終わらせることは大変ですね、あなたたちの運動が世界を動かすと思います”と述べ、スピーチする方の話しを聞いていました。手製の横断幕、だれの子どもも殺さないでのポスター、手製のひまわりブローチなど、ひとめにつくグッズを掲げながらバレードを行いました。ひときわ市民が注目したのは「ひとにしき地対艦誘導弾ミサイルの実寸大の横断幕」(9㍍)です。何事かと店から飛び出して来た方もおられました。パレスチナに自由を、の曲を響かせ、シュビレコールで訴え交野市駅先までパレードを行いました。沿道から手を振る方、”頑張って”、暖かい激励を至るところでいただきました。パレード終了後、交野市駅前で祝園の署名活動を行いました。