大阪革新懇活動ニュース No.16

 草の根の運動を作りたい! <大東革新懇が再建大会>
 4月27日、大東市民会館において大東革新懇の再建大会が開催され、51名が参加しました。大東革新懇は98年11月に結成され、野崎の従軍慰安婦の碑のウォッチングや草の根勉強会を開催するなどしてきました。今年2月に北河内地域革新懇が合同で呼びかけた「清水・上脇ビッグ対談」があり、その夕方に大東の再建準備会を開催し、その後2回の準備会を経て、再建大会に至りました。

 主催者を代表してあいさつに立った橘田亜由美呼びかけ人(全国革新懇代表世話人=大東市在住)は、「全国の女医代表の人の代わりに代表世話人になった。」「市民と野党の共闘の礎となっていく」とあいさつ。大阪革新懇の大原真事務局長からは「かどま革新懇の結成に続いて、大東革新懇の再建を喜んでいる。昨年秋、大東で大阪革新懇は押しかけ街宣をやった。3月8日には冨田先生を招いての学習会も行なってもらい、今回自民党政治のその先に進むために再建してもらった。」と期待と激励がありました。経過方向・規約提案の後、7人から発言がありました。「革新懇も一人一人が大東をどうしていくか考えないと進まない。若いときは革新懇を要らないと思っていた。労働戦線問題でやっぱり必要だと思った。」「草の根の運動を作りたい。①大東の介護保険は使いにくい。安心して使えるものにしたい。②PFASは肺に影響があるとの論文が出た。東京では区の予算で検診をやっている。大東でもやりたい。③物価が上がっているのに生活保護の保護費が上がっておらず大変だ。特にいまの生活保護費では必要になってもグループホームやサービス付き高齢者住宅に入れない。住まいは権利だ。こうしたことを訴えていきたい。」「知人から全国や大阪のニュースを見せてもらい、すごいことをやっていると知った。」「近藤市政の時、まだ残っていた同和行政を革新と保守が力を合わせて変えていった。」などの意見が出されました。行動申し合わせも含め、すべての提案事案が承認されました。総会には寝屋川革新懇も来賓出席され、大阪革新懇と寝屋川革新懇から、のぼり旗がそれぞれ贈呈されました。

 能登半島の現状と日本の病巣 -損保革新懇が学習会- 
 3月14日、損保革新懇は「新聞 うずみ火」代表の矢野宏さんを招き、学習講演会を開催し、46名が参加しました。矢野さんが現地で見た、復興が進んでいない能登半島の現状・・・東日本大震災や熊本地震に比して、自衛隊員の派遣が極端に少ない。倒壊家屋の撤去が1年を経過しても公費撤去申請件数の半分にも達していない。支援の遅れで、石川県の災害関連死(313人)が地震による直接の死者(541人)の半数を超えてきている等、具体的な事例を挙げて説明がありました。その復興が進まない原因が、「無駄な財政支出は避けたい」(財 務省財政制度審議会分科会での官僚の発言)と過疎地を切り捨てる国の「棄民政策」にある。一方で華やかな北陸新幹線の延伸があった、昨年3月16日、17日は避難者がホテルから追い出されました。ここに日本の病巣の一つがある、と自公政治のゆがみを指摘されました。あわせて参議院議員選挙で国民に寄り添った政治に変えていく必要を強調されました。

大阪革新懇活動ニュース No.15

悪魔の兵器―核の廃絶を!   <羽曳野革新懇総会>  
 4月20日(日)にリックはびきのにて定期総会を52名の参加で開催しました。昨年、被団協がノーベル平和賞の受賞を機に、核兵器廃絶が世界の大きな流れになっています。総会では、寝屋川原爆被害者の会会長の山川美英さんに「私の被爆体験と思いを語る」と題して記念講演をしていただきました。
 講演では、体験として、幼児期に広島で被爆し、中学生になって母親から被爆したことをしらされた事。母親からは被災の状況を「生きて地獄を見た」と伝えられ、その後、差別と偏見に苦しめられ、死をも覚悟した事。自らの結婚に際しての思いを語りました。
 また、日本政府は、原爆被害者には治療を行わず人体実験として扱ったこと。被爆者への分断を強いる政策をとり、安全神話の名のもと、放射線被害を小さく見せる態度をとってきたこと、被爆者に一度も謝罪を行っていない事を告発し、放射線被害は死ぬまで続く、戦争は国が起こしたとして被害の国家賠償を求めていると述べました。また、「人として生きることも、人として死ぬことも許さない」悪魔の兵器―核の廃絶を、核兵器禁止署名を広げようと力強く訴えました。被団協代表委員の田中さん(92歳)の活動を称え、「私はまだ84歳、田中さんに比べれば、まだまだ若い」とし、日本国憲法の理念が実施できる政府を作るために、ともに頑張りたいと締めくくりました。
 総会では、昨年の羽曳野革新懇運動の経過と今後の運動方針を報告提案し、特に万博問題では、事故があってからでは遅すぎる、引き続き中止を求めていこうと訴えました。その後、会計報告・監査報告を行い、世話人の提案・承認を行いました。

政府は空襲被害者にも補償せよ! 
       -富田林革新懇が共催で学習・映画上映会-
 4月19日、富田林9条の会主催、富田林革新懇共催で、トンパルで大阪空襲訴訟の運動を続けている安野輝子さんの戦争体験の話と映画会=「夏服の少女たち」(NHK制作放送)を開催し40名が参加しました。
 鹿児島県薩摩川内市で生まれた安野さんは、1945月年6歳の時、空襲で片足を失い、家も奪われました。小学校は家に近く、竹で作ってもらった松葉杖で通えましたが、中学校は遠くて行くことが出きませんでした。自由に動けず家族の支え無しには生活が不自由でした。就職したくても出来ませんでした。母が作ってくれた義足で洋裁学校に通い、やっと洋裁の仕事で生きる職を手につけました。1975年、杉山千佐子さんが戦災傷害者連絡会を作りました。安野さんは、国に謝罪と補償を求める活動していることを知り、原告となり2008年大阪空襲訴訟」を起こしました。軍人・軍属には国家補償がされているのに、空襲で傷害を負った被災者には「受忍論」を押しつける国のあり方に問題提起をしています。安野さんは、戦後、戦災傷害者には謝罪も補償もしてこなかった日本政府と、戦争で大怪我をしても国家は何もしてくれないことを知ってほしいと語りました。そして、だから戦争は二度とおこしてはならないと強調しました。

大阪革新懇活動ニュース No.14

「沖縄の今を知る会」に75人 -河内長野革新懇- 
 4月13日午後、河内長野市のノバティホール(南海・近鉄河内長野駅前)で「沖縄の今を知る会」が行われ小学生を含む75人が参加しました。主催は河内長野革新懇。「美ら海を戦で汚すな」「辺野古新基地建設ストップ」などをテーマに、「基地のない平和で豊かな沖縄をめざす会」の共同代表芳沢あきこさんが講演。現地の映像や三線演奏などを交え、自らの体験と重ねて、たたかいの歴史と現在を熱く語りました。「新基地建設の政府の意図と反対闘争の意義がとてもよく理解できました」「安保条約を破棄することが根本の解決につながるのだと肝に銘じ、地道な運動を続けていきます」「もっともっと知らない人に知ってもらい、知っていきたい」などの感想が寄せられました。

 ガザに恒久停戦を早く、祝園(ほうその)にミサイル弾薬庫はいらない 
     交野市で市民とともに集会とパレード -交野革新懇-
 「子どもを殺さないで」「ガザの大量虐殺をいますぐ止めて」「祝園は交野から10㎞」「祝園にミサイル弾薬庫はいらない」「私たちは戦争準備に協力しない」と15日(火)午前10時から交野市・梅が枝公園で、集会が行われ、交野市駅までパレードを行いました。交野革新懇と憲法と暮らしを考える会がよびかけ60人の方が参加されました。
 よびかけ人を代表して、立花勝博交野革新懇事務局長は、「私たちは、ここ交野から、戦争を止めたい思いを形にするため、本日パレードと街頭署名活動を計画した。ジェノサイドただちに止めさせ、今すぐガザの停戦を再確立し恒久的停戦を、危険な祝園弾薬庫を交野市民に知らせよう」とあいさつ、3人の方がスピーチを行いました。このような集会に初めて参加した地元の方は、”ひとたび紛争が始まればウクライナでもガザでも終わらせることは大変ですね、あなたたちの運動が世界を動かすと思います”と述べ、スピーチする方の話しを聞いていました。手製の横断幕、だれの子どもも殺さないでのポスター、手製のひまわりブローチなど、ひとめにつくグッズを掲げながらバレードを行いました。ひときわ市民が注目したのは「ひとにしき地対艦誘導弾ミサイルの実寸大の横断幕」(9㍍)です。何事かと店から飛び出して来た方もおられました。パレスチナに自由を、の曲を響かせ、シュビレコールで訴え交野市駅先までパレードを行いました。沿道から手を振る方、”頑張って”、暖かい激励を至るところでいただきました。パレード終了後、交野市駅前で祝園の署名活動を行いました。

大阪革新懇活動ニュース No.13

市民と手を携えて政治を前に動かしていく かどま革新懇結成!
 4月13日、門真市ルミエールホールにおいて「かどま革新懇」の結成総会が開催され60人を超える参加者で結成されました。門真では1984年にいったん結成され、その後活動休止していました。昨年、門真市長選挙の後、幅広い市民との共同を日常的に広げようと、準備会を7回行い、1月には久好圭治さんの講演会を開催し、結成に至ったもの です。

選択的夫婦別姓実現が自民党政治を終わらせる -冨田宏治さん講演-
 記念講演「さよなら自民党政治!その先へ」を行なった大阪革新懇代表世話人の冨田宏治さん(関西学院大学教授)は以下のように述べました。「去年の夏ごろから、不穏な動きが立花の問題も含めて起こっています。この不穏な動きというのは、自民党が没落しつつあるということ。そのコインの裏表。自民党がもう、いよいよ終わりに近づいて、「終わり」の「終わり」になっているからこそ、見たこともない、聞いたこともないような不穏な動きが起こるんです。背景にあることは何かというと、とにかくこの貧困ですよ。あの、貧困と格差です。これが一番ベースにあるべきでしょう。実はもう自民党っていうのは、第二次安倍政治が登場した2012年、13年前に死んでるわけでしょ。死んでたんですよ。それを延命装置につないで生き延びさせてきたのが安倍政治で、だからその延命装置が壊れれば何が起こるかというと、それは溶け出すしかない。安倍政治がつなぎ止めていた岩盤保守層のほとんどはネット右翼って言われる人たちだろうと言われています。選択的夫婦別姓の実現を自民党が認めてしまえば、彼らは絶対自民党に戻ることはない。要するに彼らにとって一丁目一番地は選択的夫婦別姓阻止です。九条改憲よりもこっちの方が上なんです。男性優位の男系男子のその家父長制的な家族を守り抜きたい、そのためには選択的夫婦別姓は絶対に認められないという、話になるんですね。私たちは、ここにぐいぐいとこう楔を打ち込んで、そこに手を突っ込んで、バキっと割ってやるっていう。これがね、僕らがやるべきことです。SNSも大切ですが、私たちは大阪市の住民投票で培ってきた路地裏対話、シール投票などで草の根から進めていくこと、杉並区が挑戦しているように分断ではなく包摂の政治を実現するための政策と運動を門真から作ってほしい」と期待の言葉で結びました。

亀井事務局長など18人の世話人・事務局体制など   
                  全議案を承認し、スタート!   
 総会では、経過報告や25年度方針、会則や予算案、亀井敦事務局長など18人の世話人・事務局の提案が行わいずれも承認されました。経過・方針を提起した亀井あつしさんからは「草の根からかどまに根付いた地域交流に取り組み、今年度中に100人の会員にしたい」と決意がのべられました。来賓の寝屋川革新懇から「隣の地から一緒にやりたい。2月23日には北河内七市の革新懇が集まって上脇先生の講演会を行った」と連帯の挨拶、選出された世話人を代表して矢野琴江さんから、「全国津々浦々に革新懇があり門真にもほしいと思った。一緒に頑張って文化的行事をたくさんやっていきたい。違いを力に発展させていきたい」あいさつが述べられました。また大阪革新懇の代表世話人である村上史好氏から記念ののぼりの授与が行われました。寝屋川革新懇からも同様に寄贈されました。

大阪革新懇活動ニュース No.12

万博メタンガス爆発の危険
         -
万博遠足はただちに中止を-
 万博開催がせまる4月6日のテストランでメタンガス爆発の危険が明らかになった9日、京阪電車寝屋川市駅前で「万博遠足の再検討を求める緊急宣伝」が新婦人の会と寝屋川革新懇の共催で行われ25名が参加しました。
 「危険な万博へ子どもの遠足やめて」のポテカを掲げ「万博またメタンガス」などのチラシを配布。新婦人・革新懇・退職教職員・共産党市議から訴えが行われた。「現役の先生は困っている、何かあったらだれが責任を取るのか」「テストランに参加したが暑くて帽子が必要、パビリオンは工事中ばかり、

メタンガス検知の会場報告は一切なかった」「昨日、市長と教育長に再検討の申し入れを行った」「ゴミの島での万博の狙いはカジノ推進、ますます不安に子どもたちを連れて行かないで」「情報開示で小中全校の計画を聞いた、夏休みに行く、現地集合現地解散など様々、子ども達の安全を守る責務がある市長と教育委員会はただちに中止をすべきではないか」の訴えがおこなわれました。署名・対話では「絶対子どもを連れて行ったらアカン」「夢洲に決めた橋下・松井さんに抗議せな」の声が寄せられました。

爆発水準のメタンガス検知を受けて緊急申し入れ  河内長野革新懇 
 4月9日河内長野革新懇では河内長野市教育委員会に対し、「万博遠足実施の再検討を求める緊急申し入れ」を行いました。これは万博会場で今回のテストランの期間中、ブラジル館での火災、グリーンワールド内での爆発下限濃度を超えるメタンガスの発生が検知され、消防隊の緊急出動があるなど、ありえない事態が次々報道されているのを受けてのものです。
 要請内容は1、ブラジル館の火災やグリーンワールド工区の爆発下限濃度を超えたメタンガスの検知を正確に掌握し、学校・保護者へ周知すること。2,児童・生徒、保護者、学校、学年が万博遠足不参加の意思を表明した場合、その意思を尊重し、不参加による不利益を受けないよう具体的対応を明らかにすること。3,万博遠足行事の実施を市教委として再検討し、子どもの命を守り、安全・安心を最優先する立場から中止すること。の3項目を求めています。

「住吉革新懇2025年度総会」ひらく 
 住吉革新懇は4月6日、「2025年度総会」を開き、第1部で「万博・カジノはやめて! 維新・大阪市政を要求運動で包囲し、公共と住民自治をとり戻そう!」と題する、中山直和・大阪市をよくする会事務局長の講演を学習、第2部で2025年度・総会議案を古旗孝事務局長が提案、討論の後、承認。新しい世話人会を選びました。総会は、①8月の「すみよし平和展」をはじめ、平和を守る、②消費税減税、社会保障改善(医療、介護)など暮らしを守る、③カジノはいらん!大阪市をよくする運動、④住吉革新懇の組織強化など、活動方針を承認。新しく12人の世話人を選び、互選で代表世話人に藤川隆広さん、事務局長に津田康夫さんを選びました。40年来事務局長を務めた古旗孝さんは退任し、世話人として世代継承に努めることになりました。

 

 

 

大阪革新懇活動ニュース No.11

「あきらめていたものを取り戻す!?」 久好圭治さん講演会に89人  
 4月6日、大阪革新懇主催の久好圭治さんの講演会が大阪市内で開催され89人が参加、定時制高校の科学部活動を通じて“教育とは何か?”“生きるとは何か”を問いかける貴重な企画となりました。昨年10月にNHKドラマ10「宙わたる教室」が放映され話題を呼びました。舞台は東京でしたが、実際には大阪の定時制高校科学部の教師と生徒のドラマでした。モデルとなった久好圭治さんをお招きし、「定時制高校科学部から学ぶ、人間らしい生き方、教育とは」のテーマで講演していただきました。
 開会あいさつで桜田照雄阪南大学教授(大阪革新懇代表世話人)は「最近は言葉を覚えることが勉強だと思っている。自分の頭で考えて答えを出す教育を取り戻すことが大事」と指摘しました。
 「実験に失敗はない!」  -誰もやったことのないことだから-  
 久好さんは昼間、大阪大学大学院理学研究科で研究を続けながら、夜は定時制高校で講師を行い科学部顧問として活動を続けています。ドラマ化された本の著者、伊予原新さんが「藍を継ぐ海」で直木賞を受賞し一層注目されました。受賞を祝う会にも出席してきました。さて、科学部を結成したのが2010年で、翌年から日本地球惑星科学連合大会に参加し、微小重力(無重力)装置の開発について発表しました。これが東京大学の橘省吾先生の目に留まり、小惑星探査機「はやぶさ2」の開発に採用されました。しかし、実験の過程では様々な「失敗」や思うような結果が得られないことがしばしばあります。その時私は「実験に失敗はない。誰もこれまでやったことのないことをやっているから!」と励まします。生徒たちはお金がない中でも苦労して装置をつくり実験を繰り返しました。大会でみんなが真剣に聞き、質問を行う中で「人生で初めて大人が真剣に聞いてくれた」と本気度が変わるのがわかります。最近の定時制高校は“やんちゃな子”が少なくなり、小中学校時代に不登校だった子どもたちが多くなっています。その子らが自分で考え、悩みながら活動していく姿には逆に励まされることも多々あります。たぶん私が教えることの100倍ぐらい生徒から教えられる。だから教師を続けられると思う。小学校の時代から、答えを見つけるのではなく、自分で考えて「理解すること」を身に着ける教育が大事です。小学校の環境整備にもっとお金を使うべきです。この春から定時制高校の教師になる方から「心構え」についての質問があり、久好さんは「とにかく仲間を作ってください。一緒に考える先輩を見つけて」くださいとアドバイスしました。
 閉会は、おおさか市民ネットワーク代表の藤永延代さん(大阪革新懇代表世話人)。「今日の話を聞いて“お金がないことは素晴らしい”と思った。知恵がわくし頭を使う。今日の感動、疲れないけど力が出る久好さんの話を広げてほしい。ぜひ、地域や職場でこれを企画してほしい」と訴えました。
 多くの参加者から「ワクワクしながら聞き、本当の教育とは何かを考えさせられた」「科学の前では人々は平等との言葉がすべての学問にあてはまってほしい」「たまたまドラマを見た。学会発表は演出かと思っていたが実際の話と聞いて驚きました」などの感想が寄せられました。
  (「大阪革新懇だより12月号」は久好さんのインタビューです)

大阪革新懇活動ニュース No.10

「万博やめて!カジノもいらん!お花見パレード」に110人 
                          住吉革新懇
 大阪・関西万博開幕直前、工事中のブラジルパビリオンで火災事故が発生し、安全性が厳しく問われる事態となるなか、4月5日、住吉革新懇は「カジノはいらん!住吉の会」と共同し、「万博やめて!カジノもいらん!お花見パレード」を開きました。長居公園で集会のあと、あびこ筋を浅香中央公園まで「万博今すぐやめて!」「カジノはいらん」と唱和しながらパレード、110人が参加しました。天候もよく、沿道からたくさんの人達が注目、手を振って応援する姿も各所でみられました。
 パレードに先立つ集会では、カジノはいらん!住吉の会の貝田代表が主催者挨拶、住吉革新懇の古旗事務局長が基調報告しました。古旗氏は、①ガス爆発、地震・津波、熱中症―参加者のいのちを危険にさらす万博は中止するべき、②会場建設費や運営費が際限なく膨らみ、大赤字のツケを府民・市民に転嫁することは許されない、③カジノは人を不幸にする。若者がオンラインカジノで犯罪に巻き込まれている。カジノ中止までたたかいぬこう、④市民の暮らし・福祉・営業そっちのけで、万博・カジノ・大型開発に突き進む維新政治をやめさせよう、と訴えました。集会では、日本共産党の井上浩大阪市議、社民党府連の長崎由美子代表、夢洲カジノを止める府民の会や大阪市・市民連合の代表が来賓挨拶しました。
 参加者はパレードの後、浅香中央公園で満開の桜を見物しながら交流しました。

市民の運動・声で市役所移転条例(市長提案)が取り下げに!枚方市 
 3月市議会に「政治生命かけて」「不退転の決意」を口にし、市役所移転条例の再提案と賛成議員の取り込みを図ってきた維新・伏見市長が、28日一転して取り下げを申し出ました。市民団体で作る「市民ネットワーク」は、25日市役所前公園での集会と、4回目になる「ヒューマンチェーン」を計画。集会では、立憲の山田けんた府議が挨拶。府立高校廃校問題や万博会場の不備など維新政治を批判しました。当日は、平日にもかかわらず300人の参加者が市役所を包囲して「移転条例反対、市民の声を聞いて」と声を上げ、行動しました。
 維新市政の強引なやり方に再び“待った”をかけられたのは、何より市民の継続した地道な取り組みが、再提案の断念につながったと市民ネット声明が発表されました。共産党市議団は、市役所移転は断念したわけではなく、移転計画そのものを白紙撤回し、市役所周辺の市有地内に早期に建て替えを行うよう、引き続き奮闘すると表明。
 高齢者外出支援署名や市民の切実な声を集めた運動の中核になった年金者組合、市民団体と共に市役所移転反対の運動を押し進める新婦人支部など、革新懇に結集する団体の枚方維新政治への対峙が続きます。(枚方革新懇だより4月号より)

大阪革新懇活動ニュース No.9

今からでもおそくない!万博は中止を 松原革新懇年次総会 
 3月29日、松原革新懇25年次総会&学習会を43人で開催しました。総会では、今秋に「戦後80年、被爆80年」を考えるつどいを開くこと、「今からでも遅くない!万博は中止」を訴えぬき、「危険な万博遠足に子どもを連れて行かないで」と保護者が声を上げる運動を強めること、5月松原市長選と7月参院選をたたかいぬくことなどを確認しました。
 続いて、もりた夏江市会議員から小学校統廃合、大型商業施設の誘致、万博遠足の強要などのワンマン市政を告発し、なんとしても5月市長選挙をたたかいぬこうとの熱い特別報告を受けました。さらに阪南大の桜田照雄教授が記念講演しました。50ページのスライド資料を駆使して、万博・カジノ、都構想、維新政治を徹底的に批判しました。まずは、万博というメガ・イベントを利用した夢洲開発と都市再開発で大阪経済を立て直そうとしてきた歴史を。続いて夢洲という会場用地の特異性を説明。大阪湾の海底地盤は「洪積層が沈下する世界でも稀な地層」で軟弱地盤であること、産業廃棄物や有機汚泥を含む浚渫土砂・建設残土で造成したこと、地震や台風襲来、メタンガス爆発の危険性や有毒ガス噴出、大屋根への落雷、救命救急搬送、下水処理・給水設備の不備や危険性を指摘し、無理の上に無理を重ねた事業であることを明らかに。また、こうした危険だらけの夢洲万博を覆い隠すために、経済効果論と過大な集客目標を振りまいてきた欺瞞を告発。最後に、危険だらけの夢洲万博は中止、遠足で子どもたちを連れて行かせない、維新政治の暴走を止めようなどと話されました。

4・5 万博やめて!カジノもいらん!お花見パレード 住吉革新懇 
 住吉革新懇は「カジノはいらん!住吉の会」と共催で4月5日に集会とパレードを行います。住吉革新懇では集会成功に向けて2月末より毎週宣伝をおこない参加を呼びかけるとともに、子どもの万博遠足についても学校申し知れを共同で行うなど危険な万博に反対する運動を継続して行ってきました。
 5日には11時に長居公園南西口に集合して集合し、11時からパレードを予定しています。パレード終了後は持ち寄りの弁当を食べながらお花見交流を行います。

門真市、大東市で4月に結成・再建の準備進む 
 昨年秋ごろから議論を進めていた門真市と大東市でいよいよ革新懇を結成します。門真市では、1月17日にドラマ10の実在教師・久好圭治さんをお招きした講演会を開催し、万博開催日の4月13日に総会を行います。総会では冨田宏治関西学院大学教授の記念講演を聞きながら、100人会員をめざして会費2,000円(全国革新懇ニュース込み)で呼びかけを行い、現在30人が会員となっています。
 大東市でも3月8日に準備会として講演会を開催し60名が参加しました。これを契機に4月中には結成することをよびかけ、体制強化を進めてきまた。昨日の会議で4月27日に結成することを確認し、その成功のために力を発揮しています。