大阪革新懇活動ニュース NO.26

こんな近くに弾薬庫が! 祝園弾薬庫現地見学 
 2月7日、京都革新懇の呼びかけで、祝園(ほうその)ミサイル弾薬庫の「長距離ミサイル保管のための弾薬庫新設」をめぐる学習会が開催され、15名が参加しました。大阪からは枚方革新懇、交野革新懇、大阪革新懇事務局から8名が参加しました。自公政権は敵基地攻撃能力の保有を打ち出し、そのためのミサイル弾薬庫を各地で大増設します。この近くでは交野市、寝屋川市、枚方市、四条畷市、東大阪市から10キロ程度の距離にある京都府精華町の陸上自衛隊祝園(ほうその)分屯地で、弾薬庫を300億円かけて8棟増設し、本州最大級の施設にすることが計画されています。今後この分屯地は陸上自衛隊、海上自衛隊の共同使用となり、巡航ミサイル「トマホーク」、12式地対艦誘導弾力能力向上型などの射程1000キロ以上のミサイル配備が予想されます。射程1000キロ以上というと中国の奥地まで射程に入ることとなり、大幅に緊張を高めることとなります。いったん戦争が始まれば真っ先に攻撃されるのが弾薬庫です。
 学習会当日は「ほうそのネット」の運営委員の方から60分程度この計画について講演していただきました。その後、6台の車に分乗して、東京ドーム100個分の広さといわれる、分屯地の周囲を1周しました。参加者からは「学研都市の真ん中にこんな巨大な基地があったのか」「一見すると木や竹に覆われたただの山にしか見えないが、ここで(戦前の)枚方市禁野弾薬庫の大爆発のようなことが起こったらどうなるのか」といった感想がよせられました。

豊中革新懇が恒例の「新春のつどい」を53人の参加で開催! 
 2月9日、豊中革新懇は、恒例の「新春のつどい」を豊中市内で開催しました。当日の進行は、20代の青年の司会で始まり、豊中革新懇世話人を代表して日本共産党山本いっとく豊中市議から、「革新懇運動の3つの目標。豊中革新懇が今年41年目をむかえ、さらなる発展を」と訴えられました。日本共産党衆院議員堀川あきこさんから国会報告をしていただきました。国会のリアルな様子が非常にわかりやすく報告されました。今まさに国民の声と運動の盛り上げで要求が前進できるチャンスです。このチャンスに豊中革新懇が、市民の多面的な要求運動と革新3目標に結びつけて運動をどう飛躍させるか。ここが勝負どころです。参加者からは「堀川さんのお話すごくよかったです。会場からの質問も内容を一層深めることになったと思います。」「特に議会の中の様子がリアルにわかった」などの声がよせられました。このように堀川さんの話に参加者は勇気づけられました。豊中革新懇、最後に松下三吾世話人から消費税を下げる運動等多面的な要求実現に向けて運動をすすめようと閉会の挨拶で終わりました。

大阪革新懇・2025年度総会
日時・会場 2025年2月22日(土)午後1時30分~4時(予定) 
      大阪グリーン会館2階
      *終了後 懇親会(会費2000円)
議事 「報告と提案」、決算・予算案の報告・提案、討論など。
来賓あいさつ 日本共産党・清水ただしさん

大阪革新懇活動ニュース No.25

間に合うのか?安全なのか?   大阪革新懇が夢洲・万博会場視察 
 1月30日、大阪革新懇が主催して、夢洲・万博会場視察が行われました。この現場視察には近畿5県から28名が参加しました。大阪メトロのコスモスクエア駅に集合した一行は、そこからバスでWTC(大阪府咲州庁舎)に移動し、展望台に上がりました。展望台では解説用の「大タペストリー」、解説パンフを使い、代表世話人の藤永のぶよさんが万博会場の問題点を解説しました。まず、「万博に参加・・・覚悟しましょう=10のポイント」をもとに、会場へのアクセスの問題、駐車場のメタンガス、PCB袋の埋設問題、会場に日影がない問題、休憩所に壁がない問題、静けさの森にヒアリがいる問題、などが説明されました。藤永さんの解説の後、展望フロアか会場の現状をみんなで観察しました。
 その後、バスに乗って、万博会場の夢洲に移動しました。夢洲では工事中とのことで、「夢洲」駅の手前で警備員に止められ、円形リングの近くにまでは近づけませんでした。参加者からは「工事用のトラックが押し寄せ、突貫工事をしているのか、と思いきや、通るのはコンテナを積んだ車がほとんどで、静かな様子に驚いた。」「島を渡るのに2本しか道がなくて、人身事故等で地下鉄が止まったり、交通事故で橋が渡れなくなったら、家に帰れるのか不安になった」「テレビでは今にも出来上がるように言っていたが、本当にできるのという感じでした」などの声が寄せられました。

学校からはなんの説明もない(保護者)     
                 松原で「万博遠足学習会」
 万博開幕まで70日ほどになった2月1日、松原市で35人が参加し「万博遠足学習会」を開催されました。
 学校訪問で聞きとってきた、松原市内の万博遠足の現状報告に続き、「万博に子どもたちを遠足で連れていって大丈夫?」と言うテーマで、元教員のAさんからお話いただきました。
 危険いっぱいの夢洲、こんな場所に子どもたちを連れていって大丈夫?不安いっぱいの万博遠足、だから各地で万博遠足中止が相次いでる状況などを、パワーポイントを使ってわかりやすく解説。意見交流では、現役保護者や祖父母、中学生、現職教員、民間保育園職員、議員、関係者など10人が発言しました。先生からも聞いてないし、友だちとの話にも万博は話題にならない(中学生)、学校からはなんの説明もない(保護者)、学校現場では職員間の議論もなく、万博遠足が行く前提で進んでいる、市長が万博首長連合会会長で、共産党以外は万博中止や万博遠足不安の主張はしないなど、府民・市民の関心が低い中で、万博遠足が強行されているなどの実態が明らかになりました。
 これから大切にしたい取組みとして、保護者の不安や思いを担任・校長などに伝える。周りの人と「万博遠足」について話し合う。保護者、関係者などのつながりをつくる。市役所前や人混みの多い場所で宣伝し、広く市民にアピールするなどを確認しました。

大阪革新懇・2025年度総会
日時・会場 2025年2月22日(土)午後1時30分~4時(予定) 
      大阪グリーン会館2階
      *終了後 懇親会(会費2000円)
議事 「報告と提案」、決算・予算案の報告・提案、討論など。
来賓あいさつ 日本共産党・清水ただしさん

大阪革新懇活動ニュース No.24

三菱UFJ貸金庫事件について、銀行革新懇から寄稿していただきました

三菱UFJ銀行 貸金庫窃盗事件について思う  三菱UFJ銀行OB Kさん
 貸金庫窃盗で逮捕されたこの事件は、元同行行員として、大きな衝撃を受けた。 それは、①あまりにも長期にわたり ②多数の被害件数 ③多額の被害額  ④貸金庫の特殊性 ⑤当事者が担当管理者であった、など犯罪の特異性を感じた。事務管理上の弱点は、それなりに想像できるが、管理上の問題は現職、経営に任せて、元行員として職場のモラル、私たちの「誇り」から考えてみたい。私は現職時代、少なくない不祥事に遭遇した。ある職場で現金事故が複数回発生 すると、不祥事事件の可能性があるとして面接が行われた。内容は人権無視の、ひどいものだった。しかし、担当の経営職は必死だった。その時私も面接を受けたが、あまりの理不尽さに怒り心頭!「あなたは、会社に責任を持っていればいいが、私たちは社会に責任を持っている!背負っている責任の重みが違う!」と突っぱねた。当時から従業員組合で処遇改善と合わせ、社会の発展を願ってきたものとして平(ひら)行員であったが、譲れない問題だったからだ。 今回の事件、働く(働いた)仲間として「さみしい!」「悲しい!」 「投資に使った!(FXから始まった)」との報道だが、 今の社会の「金、カネ、かね!」の価値観に飲み込まれた? 金融にモラルを求めたいが、資本に情けは働かない。 金融労働者は「危険物取扱!金と情報を身近においている!」 現職時代私も悩んだ、銀行員の「いい仕事をしたい!」は「儲かる仕事」だろうか?! 「社会の役に立ちたい!」は高望みか? そうではない!「当たり前」の話!!教育者は子供の成長を願い、鉄道員は安全、快適な輸送を担う。 不祥事に関し、経営の責任は当然!信用を担う従業員の人権を守りモラルアップと生活向上に責任を持って欲しい。 国の金融政策も国民生活優先に! 私たち銀行革新懇は、明るい社会、平和な社会を願っています。

三菱UFJ銀行貸金庫事件について みずほ銀行OB Oさん 
 全銀行の信用を失墜させるものです。私も貸金庫業務を経験しましたが、程度の差はあれ 貸金庫を扱う金融機関の管理体制・手続きは似たようなものだと思います。 貸金庫の管理キーの扱いは特に厳格です。管理職であろうが絶対一人では扱えない手続きに なっているはずです。だが、前代未聞の事件が起こりました。根本的な原因は銀行の合理化による人員削減のため、このケースでは管理職個人任せに なっていたのではないでしょうか。銀行の都合で貸金庫を動かす場合はダブルチエックが 絶対必要ですが、人手不足のため一人で管理することが常態化していたと思われます。 銀行は儲かるところには人員を配置するが、事務関係は必要以上に徹底的に人員を減らす、この経営方針が根本的問題です。犯罪者を弁護するつもりは毛頭ないですが、銀行が、「適正な人員と定められた手続きを遵守することが何よりも大切だ」と考える企業文化が 構築されていれば防げた事件だと思います。私が入行した頃、銀行は公共性が高く事務と営業は車の両輪だと言われていました。 三菱UFJ銀行 貸金庫事件について、この件に関しては新聞報道の範囲内でしか分かりませんが、三菱UFJ銀行のみならず 、今は両輪どころか銀行は営業活動優先の利潤追求のみに走っています。自民党政府による 新自由主義の金融ビッグバーン政策が銀行の経営方針を大きく変えました。銀行の公共性 をかなぐりすて、今後も新自由主義政策である「利潤追求が全てである」との経営方針 と決別出来なければ、形を変え第二、第三の貸金庫事件が起こると思います。

大阪革新懇活動ニュース No.23

相次ぐ米兵の性暴力に抗議 「沖縄県民大会」連帯行動

 12月23日、淀屋橋において安保破棄大阪実行委員会と大阪革新懇が共催で、宣伝行動を行い、各団体から20名が参加し、沿道の人たちに訴えました。この宣伝は沖縄での、22日に行われた「米兵の少女暴行事件を受けた抗議と再発防止を求めた」県民大会に連帯して行われたものです。これは革新懇の全国交流集会で、沖縄からの参加者からの提起を受けて、全国で行われた行動の一環です。
 大阪革新懇から弁士に立った小林優事務局次長は、次のように訴えました。
 「昨年12月24日、沖縄県・嘉手納基地のアメリカ軍兵士が、公園にいた16歳未満の少女に声をかけ、性的暴行を犯しました。昨日、12月22日(日)沖縄県女性団体連絡協議会など48団体が、『相次ぐアメリカ軍兵士による女性暴行事件に抗議する県民大会』を開き、2500人が集まり、再発防止をアメリカ軍と日本政府に強く求めました。
 いま、基地被害をなくすには、当面アメリカ軍の特権を保障する日米地位協定を抜本的に見直すことが必要です。そして、みなさん、力をあわせて米軍基地を撤去させるとともに、国民の人権を蹂躙(じゅうりん)し、日米同盟を優先する自民党政治を終わらせましょう。」宣伝行動では、このほか、平和委員会、平和遺族会、母親大会連絡会、大阪憲法会議からも訴えがされました。なお、寝屋川革新懇も22日連帯宣伝を行いました。

府下各地で成人式宣伝
羽曳野革新懇「成人式宣伝行動」自衛隊への情報の「除外申請」を宣伝
 1月13日(日・祝)の成人式では府下各地で宣伝が取り組まれました。羽曳野コロセアムで「20歳の集い」が行われ、羽曳野革新懇は「日本の未来は君たちのもの」の横断幕を掲げ、祝福の宣伝を行いました。当日は天気も良く、希望に胸を膨らませた20歳の若者たちが集うなか、「9条守って平和な日本を一緒になって作りましょう」と呼びかけました。
 同時に羽曳野市が自衛官募集のために、18歳と21歳になる若者の個人情報(氏名・住所・生年月日・性別)を本人の同意なく、自衛隊に提供している事。そして、自衛隊に情報提供をしたくない人は「除外申請」が出来ることを知らせるビラを配りました。ビラの受け取りは通常より良く、読まれていました。今後「除外申請」のことを知らせる活動を進めていこうと意思統一しています。

 

                                                                 寝屋川革新懇
                成人式宣伝

 

大阪革新懇・2025年度総会
日時・会場 2025年2月22日(土)午後1時30分~4時(予定) 
                         大阪グリーン会館2階            
      *終了後 懇親会(会費2000円)
議事 「報告と提案」、決算・予算案の報告・提案、討論など。
来賓あいさつ 日本共産党・清水ただしさん

大阪革新懇活動ニュース No.22

「さよなら自民党政治!~「分断」に抗して「包摂」の政治を」
富田林革新懇が総会開催―落語あり、記念講演ありで今後の奮闘を誓う
 12月22日、富田林革新懇2024年総会を開催しました。吉井英勝代表世話人は、年始めの能登地震、9月の豪雨災害で今なお復興のめどが立っていないのに国や県の取り組みが遅れていることを指摘し、また、石破内閣はエネルギー基本計画に脱炭素といいながら原発の再稼働、新増設をすすめようとしていることは許せないと批判しました。10月の総選挙で自・公政権の過半数割れとなり、今こそ野党共闘が求められるとし、革新懇の出番であり、共に運動を進めましょうと呼びかけました。
 事務局から活動報告と2025年度の方針と世話人の提案の後、参加者から報告がありました。
 民主商工会の代表は、インボイス制度が導入され、中小業者の営業と暮らしが大変苦しくなっていることを指摘し、消費税減税など税制を変革に向けて、運動をご一緒に広げましょうと呼びかけました。
 総会では、「さよなら自民党政治!~「分断」に抗して「包摂」の政治を」と題して冨田宏治さん(大阪革新懇代表世話人、関西学院大学教授)が記念講演を行いました。冨田さんは、10月の総選挙で自・公与党が過半数割れに追い込まれ、自民党政治が真夏のアイスクリームが溶け落ちるように崩壊している状況を、これまでの自民党の獲得票のデーターを基に説明。また、投票動向から10代20代の政党支持の変化から、SNS等ネットを利用した選挙活動の状況や影響などが語られました。ネット選挙を展開している背景が、資金援助を誰がしているか、実行は誰がしているか等、組織的にされていると語りました。今回の選挙で、国民民主党への若者の票の動きについては、①「若者をつぶすな」②「手取りを増やせ」③「老人を殺せ」の3つのワードがあると指摘し、この若者と高齢者を「分断」する短い言葉に対しては、「都構想」を潰した「対話」運動のように、徹底的な対話に取り組むことが求められると語り、「慌てないでじっくりと料理していけばよいと強調しました。
  文化行事に地元のイベントで出演している向福亭修吉さんの「真心サービスおじんタクシー」(桂三枝の創作落語)で落語の世界を楽しみました。

大阪革新懇活動ニュース No.21

「自民党政治の転換と継続の力関係がせめぎあう」なか     
                      堺市民懇40周年
 堺市民の会(堺市民懇)40周年記念のつどいは第1部記念講演が全国革新懇代表世話人の石川康宏さん(元神戸女学院大学教授)、第2部は40年を振り返る交流会を行いました。会場いっぱいの100人を前に石川さんは、「予想も出来ない事態だった」という兵庫県知事選挙の斎藤陣営のSNS戦略や炎上商法の立花などで、若者世代ほど斎藤支持が増えたことなど、リアルな実態を報告。また総選挙結果の分析のあと、今、自民党的政治を継続しようとする力と転換しようとする力がせめぎあうなかで①政権基盤の脆弱な石破政権を一層大企業・アメリカ追随加速の危険②自公を支える役割を国民・維新に③連合、国民を通じて“現実主義“を強める④抵抗する世論を混乱させるフェイクの強化がある、と指摘。一方、野党共闘「不発」の中でも自公を過半数割れに追い込んだ市民の行動があり、自民党的なものに替わる政治の中身と担い手の模索が続くし、政治に関心持つ市民はもっと野党各党の動きに敏感に対応することになり、来年の参議院選挙が大きな意味を持つ協調。「政治活動している支持政党ありのトラさんは、回りは同じトラさんばかりで、もやもやしているウサギさんや意識が希薄で選挙に行かないパンダさんのことがわかっていない」、「天下国家から生活へ」ではなく「生活実感の共有から政治の話へ」と呼びかけました。2部ではフルート演奏のあと、堺の市民運動の幅広さと担い手の奮闘、市民懇の40年の思い出、新たな課題と期待がこもごも語られました。

沖縄県民集会に連帯する寝屋川宣伝行動に50名参加 
 12月22日、米兵の少女暴行に抗議する沖縄県民大会と同時刻に開催された寝屋川革新懇連帯駅頭宣伝に50名が参加しました。駅前には、革新懇・新婦人をはじめ元教員・共産党市議が次々と発言・訴えを行い、ミモザイエローのマフラーを着用、「性暴力は許さない」のイエローポテカ、県民大会に連帯の手書きポテカを掲げ、もう黙らないのチラシを配布しました。
 革新懇の代表は「米軍基地がある限り安心・安全はない、基地撤去を」新婦人の代表は「言葉にならない少女の苦しみ、日米政府のインペイは許さない」共産党前市議は「沖縄だけの問題ではない、一人ひとりが子どもたちの未来のために考えよう」元教員は「声を上げた少女の勇気に心が痛む、沖縄を忘れてはならない」などと訴えました。なお、大阪革新懇も大阪安保と共同で翌23日に淀屋橋にて宣伝しました。          

12・8 赤紙配布で不戦を誓う取り組みを母連と共同で実施                  (枚方革新懇)
 12/8は太平洋戦争・日米開戦勃発の日で毎年、枚方母親連絡会が赤紙配りと各団体からのスピーチを実施していました。今年は、8日が日曜日にあたり、しかも10日に被団協のノーベル賞受賞式もあり、革新懇から、多くの人がこの宣伝に参加を呼び掛ける提案をし、急きょ実施しました。サンタ衣装とたすき掛け、パネル展示・横断幕、合唱団サークル有志による平和の歌声披露など、通行人や買い物客にアピールしました。駅前では、若い人との対話が弾んだり、インドネシアの方々が赤紙と記念写真を撮るなど、盛り上がりもありました。2か所を行き来した人を含め約30数人が宣伝に参加しました。

大阪革新懇活動ニュース No.20

政権交代の条件をリアリスティックにつかむ 
           12/15「講演と文化のつどい」

 12月15日、エルおおさか南館において大阪革新懇「講演と文化のつどい」が開催され、会場参加、YOUTUBE視聴合わせて200名の参加がありました。このつどいは毎年アジア太平洋戦争開戦の12月8日前後に行われているものです。
 開会あいさつに立った代表世話人の川崎美榮子さんは、「日本被団協のノーベル平和賞の受賞式スピーチで、『日本政府はなくなった被爆者に何の補償もしていない』との発言がありました。それに派生してネットでは今、『60兆円対0円』という言葉が飛び交っています。なくなった被爆者には0円で、軍人軍属には手厚い補償があり、それを遺族会がまとめ、自民党に投票させていた。しかし社会は根底から変わってきています。市民の共闘を革新懇を軸に進めたい。」と発言されました。

  「生演奏で心にうるおいが戻った」 

 文化行事はバイオリンとアコーディオンのデュオユニット「STREED」さんの演奏でした。お二人は、情熱大陸、イパネマの娘、愛の讃歌、さよならまたいつか(虎に翼)、上を向いて歩こうなど多彩なジャンルを次々に演奏、参加者からは「日頃、生演奏に触れる機会がないのでとても良かった」などの感想が寄せられました。

刺激的な講演で参加者からも多彩な感想!!
               五野井郁夫(高千穂大学教授)

 全国的に自公が過半数割れをした衆議院選挙では、大阪だけが別ブロック(維新)になっている。吉本と維新の関係が強く、テレビのコントロールが効いている。

 全国的には、国民民主党が7議席から28議席に伸びた。立憲民主党は横ばいだ。国民民主党は得票率で2.4倍化した。若者層の支持が多い。20代で26%となっている。なぜ善戦したか?玉木氏は「ネットどぶ板」を主張している。5分、10分の番組をたくさん作り、視聴が伸びたものだけを番組化していった。ソーシャルメディアを重視する人の18%が国民民主党を支持している。SNSを見ている人が「にわか支持者」となっている。支持の理由はガソリン値下げ、電気代値下げ、「103万の壁」などで、何となく家計思いのイメージを持っている。

 この人たちは合理的判断ができる人たちで、ほかの野党が生活に手当てする合理的説明をすれば理解できる人たちだ。

 野党共闘の展望では、二つのブロックを模索するべきだ。「立憲民主党と国民民主党のブロック」と「立憲民主党と共産党のブロック」だ。それが一致したとき野党共闘は強くなる。国民民主党の中でも旧民主党の人たちは話ができる。私たちは「市民連合」を支援して野党共闘を続けるべきだ。

 政権交代の条件では、 ①外交・安保、②経済、③労働社会保障の政策領域があるが、まずは③を打ち出す。子供手当の実績がある。②は超過累進課税を強化して高所得者に増税し、一般の人には減税をするということを打ち出すべきだ。メリハリのついた主張が重要だ。①では国防を大事にしているという主張をする。自衛隊は現在国民の間では合憲論が多い。段階的解消であって、政権交代後ただちに停止するのではないということを知らせる。主張をクリアカットにしていこう。

 など多岐にわたった、深い分析、刺激的な問題提起が次々にされました。

 閉会あいさつでは、代表世話人の冨田宏治さんからは、「刺激的な話が多かった。大阪は12年維新に支配されている。私たちは思考停止に陥ることなしに、何が起こっているかを正しく理解し、どうしたらいいかを全国に先駆けて考えていかなければならない。五野井先生の話にヒントがあった。負け続けるわけにはいかない。来年は希望を大きく開いていきたい。」と述べました。

大阪革新懇活動ニュース No.19

「健全な損保産業の再生のために」
             ~損保革新懇が第27回総会~

 11月8日、エルおおさか南館ホールで大阪損保革新懇第27回総会・講演会が開催され、120名が参加しました。大西まゆみ世話人の司会で始まり、張間代表世話人の挨拶、大門実紀史参議院議員によるあいさつの後、小畑由紀子世話人が「利益至上主義から脱却し産業の誇りを取り戻す」をテーマに基調報告
 続いて、柴田秀並さん(朝日新聞経済部記者・『損保の闇生保の裏ドキュメント保険業界』著者)が「ジャーナリストの目から見た、カルテル、ビッグモーター損保代理店問題」として記念講演を行いました。
 講演で柴田さんは、「今年5月に『損保の闇生保の裏』という本を出しました。前半が損保、後半が生保で、お身にビッグモーターの不正請求問題、第一生命保険の営業職員巨額不正詐取、業界を監督する金融庁の動きを取り上げたものです。」「私もジャーナリストとして皆さんが業界の内部から変えるっていう動きにすごく賛同しますし、ウォッチしていきたいと思っています」などと述べられました。
 その後、総会議事に移り、志賀事務局長が活動報告、総会アピール、2025年度世話人・事務局メンバー23名の提案を行い、拍手で確認されました。総会終了後は、熊本、愛媛、福井など遠くから駆け付けた会員もいる中で57名が参加し、夜遅くまで語り合いました。

寝屋川革新懇2024年総会  
    自公過半数割れ、野党統一で政権交代へ
 12月5日、寝屋川革新懇2024年総会が開催され50名が参加しました。加藤昌孝世話人代表が「韓国の非常戒厳にふれて、自民党の非常事態宣言の危険性を強調、自公過半数割れのもとで革新懇運動の奮闘が求められている」と開会挨拶。総選挙で大奮闘した12区太田とおる候補(共産党)が「ウソがまかり通る政治はダメ、参議院選に向けて頑張る」と来賓挨拶。
 続いて竹村事務局長から、この一年間の活動報告と2025年方針・世話人の提案が行われ。4名の代表が討論で活動の成果と教訓を報告しました。
「6.9行動、ナインデー、戦争原爆展、原水協30周年とたたかいを継続してきた」(中谷光夫)「新婦人は結成60周年のつどい開催、平和な未来を次世代へ繋ぐ」(宮前妙子)「香里園地域で駅前にトイレ、図書館、休憩ベンチが欲しいの声を取り上げ実現に向け行動」(大西智子)「広瀬市政2期目で中学校給食無償化、小学校体育館にクーラー、バス路線廃止代替え実現、保育料第2子無料化、12月市議会でも全力をあげる」(松尾信次市議)。討論を受けて2025年方針と次年度世話人を拍手で確認しました。
 また西谷文和さんが「どうなる!維新・万博・カジノ」と題して記念講演。○ウソ宣伝で民意がゆがみ選挙が盗まれた兵庫知事選挙○イスラエルのガザ侵略でもSNSで国民が洗脳○カジノを誘致するための万博、遠足で子どもを連れて行かないでの運動が広がる○総選挙結果を踏まえて、戦争や賭博でなく中村哲さんに学び農業やモノづくりで日本の再生を」と強調されました。最後に、「寝屋川革新懇は来年40周年を迎え、新たな政治の流れを奔流にするため全力をあげる」総会宣言を採択しました。

大阪革新懇活動ニュース No.18

 

「万博遠足」で市教委や子育てママさんらと懇談  
                  ~羽曳野総がかり行動~ 
 羽曳野革新懇も参加する羽曳野総がかり行動は「子どもたちの万博遠足」について、羽曳野市教育委員会と今年3月に続き11月27日に2回目の懇談を行いました。
 まず、市教委から「万博遠足」の進捗度について報告を受けました。
 その内容は ① 遠足の日程は4月後半から6月初旬と9月から10月で決まってきている。 7~8月に行く学校はない ② 交通手段については9割の学校はバスを使っての参加となっている。そのうちの9割でもうバスを確保している。(市や市教委が関わることなく、学校が独自に手配している) ③ バスで参加の学校の9割が万博会場までバスで行くことになっている。(途中で電車への乗り換えなし) ④ 市教委としても会場の下見をしたいと考えている。 ⑤ バス代の公費負担は学校教育課として内内では考えている とのことでした。
 私たちは、この「万博遠足」は通常の遠足とは異なり、市教委が間に入ることなく、全ての小・中学校の全学年に参加することを前提に回答を求めているものであり、情報開示が不十分な中、学校と万博協会のやり取りとなっている。そこには一定の強制力が働いていると思われる。
 それを裏付けるように、吹田市議会では「万博児童・生徒招待事業の在り方の再検討を求める」意見書決議や、万博主催のお膝元の府議会でも「安全で教育的意義のある万博子ども招待事業を求める請願」が全会一致で採択されていることを示しました。
 その中で市教委は、次の4点の判断がなされればその意見は尊重すると述べました。 ①下見をした上で、安全面での心配や教育的意義が見いだせなく、学校の判断で不参加を決めれた場合 ②学年単位での判断 ③当日の天候で、雨・風・台風。熱中症アラート等で不参加を決めた場合 ④ 保護者・子供の都合で不参加を決めた場合。そのうえで保護者・子供に不利益が及ばないように市教委として努力する、との見解をひきだしました。バス代の公費負担も含め、保護者・子ども・教職員の声に耳を傾け、不安を解消するよう努力をして欲しいとして懇談を終えました。

羽曳野教職員組合や子育てママさんたちとも懇談

 羽曳野市教委との懇談の前には、羽曳野教職員組合との懇談。また、市教委との懇談の後には「万博遠足を考える会」のママさんたちとも 懇談を持ちました。
 先生たちとの懇談では、「遠足の日程が決まりつつあるようだが、詳細がわからない」「情報が少なく不安」「毎日の仕事に追われ、教職員同士の話し合いが持てない」など不安がだされました。
 ママさんたちとの懇談では「日程がそこまですすんでいるとは・・」「学校からは万博遠足のことは何も聞かされていない」と驚きの声があがりました。12月の個人懇談で話題に出来たらいいな」の声もあがりました。