大阪革新懇・活動ニュースNo.22

   「軍学共同いらない!市民と科学者の会・大阪」オンライン学習会
 
 菅首相は、日本学術会議第25期会員任命にあたり日本学術会議の推薦者105名のうち6名の任命を拒否しました。これは、戦前「学問の自由」を弾圧し侵略戦争に加担させた反省から憲法に設けられた「学問の自由」や、日本学術会議法の「推薦に基づいて・・・任命する」という規定、従来の政府答弁「形だけの推薦制であり、・・学会の方から推薦していただいたものは拒否しない」(1983年参議院文教委員会)を蹂躙する重大な事件です。 
 菅首相による日本学術会議会員の任命拒否に対して、研究者はもちろん映画人、文学者、宗教者など広範な人々が抗議の声を上げ、大学・学会・学協会など900を超える団体が抗議・憂慮の声明を発表しています。
 このような情勢のもとで大阪革新懇は、日本学術会議会員任命拒否問題の違法性・違憲性と、菅首相の危険なねらいを追及する世論を高めるために、大阪平和委員会・日本科学者会議大阪支部と連携してオンライン学習会を開催します。各賛同団体、地域・職場・分野革新懇、会員のみなさんの積極的な参加をお願いします。
  ~がんばっています地域・職場革新懇 <PART21>~

<堺市民懇>
第38回「平和と民主主義を語るつどい」開催~松元ヒロライブで元気湧く~
 11月29日(日)堺市民懇は、第38回目「平和と民主主義を語るつどい」をサンスクエア堺で開催。歴史学者小牧薫さんのお話のあと、松元ヒロさんのソロライブで大いに盛り上がりました。コロナ感染を気遣っての市松模様の座席は満席に。

 開会に当たり医師の川崎美榮子代表は、「コロナによる医療崩壊が目前に迫っている。よく手を洗い、マスクをして予防に努めてほしい。今日は松元ヒロさんのライブで大いに笑い、ナチュラルキラー細胞を活性化してください」と挨拶しました。

 小牧さんは、いわゆる太平洋戦争の呼称について、「『太平洋戦争』はリメンバーパールハーバーに始まり、広島・長崎に終わる日米の戦争を表しているが、実際には真珠湾攻撃よりも前にマレー半島のコタバル、タイのシンゴラの奇襲上陸作戦から始まっている。また、宣戦の詔勅では、米英だけを対象とし、仏、オランダ、アジア、特に中国については何も述べていないが、実際は31年の柳条湖事件以来、中国・アジアが戦場であった」と述べ、そのことから、「『アジア太平洋戦争』という言い方を皆のものとしていきたい」と話されました。
 小牧さんは、「そんな中でも抵抗した人は居た」と述べ、「市民懇世話人だった上林貞次郎さんもその一人」と紹介。大阪商科大で経済学者の立場から「やってはならない戦争」と、100人の仲間と共に戦争反対活動をしたかどで、治安維持法に問われ、終戦を獄中で迎えた方です。「今の学術会議会員任命拒否の動きは、この上林弾圧と同じだ」と話され、「この学術会議任命拒否へとつながる今の日本政府を何としても変えていかねば」と、結ばれました。

 会場を換気した後、松元ヒロさんのライブは軽妙な話芸、歯に衣着せぬ時事批判、絶妙のパントマイムと続きました。ヒロワールド全開で語られる世界で一番貧乏な大統領、ホセ・ムヒカの人柄と人生は、私達に本当の幸せとは、本当の民主主義とはと問いかけ、深い感銘を与えました。最後はやはり、これ!「憲法くん」でした。みんなマスクを抑えながら大笑い、コロナ禍をはね返して「明日からまた頑張ろう」と、元気が湧いてきました。


<大阪・国公革新懇>
 
総会で財務の会が「森友・赤木裁判」で特別報告 
 12月2日(水)「憲法を行政に生かす大阪の会(国公革新懇)」は、第20回総会を開催し、14職場37人が参加ました。第1部の特別報告では、財務の会の喜多徹信さんが「森友・文書改ざん:赤木裁判」で、赤木俊夫さんとのエピソード、赤木雅子さんの思いと決意、元同僚としての悲しみ、安倍・麻生氏への怒りなどについて、時折涙ぐみながら話しました。討論では、コロナ禍で活動中止を余儀なくされたこと、WEB会議、大阪市住民投票での活動展開、テレワーク等で様変わりした職場の生々しい実態などが語られました。      

大阪革新懇・活動ニュースNo.21

 大阪革新懇「講演と文化のつどい」を開催
         ~新自由主義を乗り越え、個人の尊厳を守る政治を

          幅広い楽曲の生演奏が参加者を魅了  
 12月5日(土)大阪革新懇は、コロナ感染対策を念入りにして「講演と文化のつどい」を阿倍野区民センターで開催し、130名が参加しました。オープニングは、「ユニオン関西21世紀アンサンブル」による弦楽四重奏で開会。クラシックの名曲バッハの「G線上のアリア」からポプュラ―曲<「島唄」まで幅広い楽曲が演奏され、参加者からは「久しぶりの生演奏を聴けてとても幸せな気持ちになりました」「生演奏、久しぶりで涙が出そうでした」「自粛だけでは生きていけません。文化・芸術がないと精神が枯れてしまいます。本日の演奏に感謝です」などの感想が寄せられました。

 開会あいさつで大阪革新懇代表世話人の渡辺武さんは、「コロナ危機で国・大阪のコロナ対策の遅れなど、政治の問題が噴出している」と述べ、「講演を伺い、コロナ危機を乗り越える社会をどう作っていくのか、新自由主義をどう乗り越えるのか、今後の展望につなげていきたい」と述べました。

      新自由主義を乗り越え、個人の尊厳を守る社会を 
 続いて、神戸女学院大学教授の石川康宏さんが「コロナ危機を乗り越えられる社会をどうつくっていくか」をテーマに講演しました。まず石川さんは、新型コロナ拡大があぶりだした課題として、①経済格差で命に差があること、②利益優先政策が医療分野などで備えなき社会をつくったこと、③人間が自然環境を破壊し、ウイルスを蔓延させたこと、④トランプ大統領のような科学無視がコロナ被害を拡大させたこと、⑤新型コロナが戦後最大の経済危機を招いたことを挙げました。
 石川さんは、新型コロナ拡大の影響で、世界経済は戦後最悪の危機に陥り、国連が年内に8600万人の子どもが飢餓状態となる恐れがあると発表したもとで、今こそ命を守るために国際社会の協力が必要と強調。現在株価は上がっているが、経済実態を反映せずバブルとなり、首切りなどでその被害が弱者に及んでいると語りました。さらに気候変動を含む環境破壊が新たなウイルスを誘発し、人類を危機に陥れているが、アメリカ・トランプ大統領やブラジル・ボルソナロ大統領は新自由主義経済に固執し、科学を軽視して被害を広げ、世界から批判が噴出していると指摘しました。
 日本政府もGOTOトラベルの継続などコロナ対策は的外れで、医療分野などでまともな備えもせず、「自助・共助・公助」を掲げ自己責任を強調する姿勢は、アメリカ・トランプ大統領と同様であると、厳しく批判しました。

     市民運動を発展させ、野党連合政権で命と暮らしを守る社会を 
 このような情勢のもとで、学生が国の予算で学費値下げを求める運動をすすめ、県人会が食料提供など生活支援の取り組みを行い、世界ではブラック・ライブズ・マター運動が広がっている例を示しながら、新自由主義を乗り越え、個人の尊厳を守る政治を実現させる重要性を強調しました。
 そして、2020年幸福度世界第2位のデンマーク(上限週37時間労働、最低賃金1800円、有給休暇年6週間、医療・介護は原則無料、学費無償、1人当たりのGDP世界第10位)と、幸福度ランキング過去最低の第62位の日本(ジェンダーギャップ指数121位、1人当たりのGDP世界第26位)を比較しながら、「平和・立憲主義・個人の尊厳を掲げる市民運動を発展させ、次期総選挙で野党連合政権を実現させ、新自由主義の政治を転換させよう」「政権交代で命と暮らしを守る社会をつくろう」と、呼びかけました。
 参加者からは「いったいどうなるコロナ禍の世界。ものの見方・考え方を教えていただき、心がスカッとしました」「あらゆる面で日本がゆがみ遅れていると思いました。あきらめるのではなく、嘆くだけでなく、お互いが情報を共有し、国民が力を合わせて変えていくしかないと思いました」などの感想が寄せられました。最後に大阪革新懇代表世話人の杉本和さん(新日本婦人の会大阪府本部会長)が、閉会あいさつを行いました。

 ~がんばっています地域・職場革新懇 <PART20>~

<大阪15区市民連合>市民と野党が共同宣伝 総選挙勝利へ本気の共闘を 
 11月25日(水)大阪15区市民連合が「市民と野党の共同宣伝」を南海金剛駅前で行い、70人余りが「オール野党で政権交代を」「菅・安倍アウト 桜を見る会」などのプラスターと幟を掲げて、道行く人々にアピールしました。
 まず大阪15区市民連合代表世話人の小林宏至さんが、「学術会議任命拒否は学問の自由に反する。直ちに任命を」と開会あいさつしました。共同宣伝では、共産党大阪15区予定候補の為きみひとさんが、「15区で大事な点は、公的病院の統廃合や近大病院移転などから地域医療を守ること。『命を大切に』の一致点で政治を変えよう。憲法を暮らしに生かし、希望ある日本をみなさんと共に」と訴えました。
 佐々木きえ河南町議が、「個々人にコロナ対応を求めるだけで、国も府も町も私達の方を向いていない。市民を見てくれる人を国会へ」と訴え、令和サポーターの中村登さんが「賃下げ、増税を強いる自民支持や投票棄権は自らを傷つけること。野党共闘で連合政権を」と呼びかけました。社民党元堺市議の小川たかこさんは、「大阪市の住民投票の経験を生かし、市民一人一人の意思表示で総選挙勝利を」とマイクで語りました。
 市民からは「政府はまともなコロナ対策をせよ。Go toは中止・見直しを」「吉村知事は命を大切にする気があるのか。PCR検査の集中的実施を。国の予算が一人親家庭など本当に困っている人のところに直接渡る施策を」「地元で保育士さんを中心に、エッセンシャルワーカーに公費PCR検査を求める署名運動が始まった。ぜひ協力を」などの発言が続きました。

大阪革新懇・活動ニュースNo.20

~がんばっています地域・職場革新懇 <PART19>~

<羽曳野革新懇>   日本学術会議問題でスタンディング宣伝  
 11月24日(火)羽曳野総がかり行動実行委員会は、政府による日本学術会議への人事介入に抗議するスタンディング宣伝を19人で行いました。全国革新懇の「日本学術会議任命拒否の撤回を求める署名」や、世論調査で「政府の説明は不十分」が70%台なのに「6人を任命すべき」が39%という結果を見て、運動を強化し世論を広げようと宣伝を行いました。宣伝には「憲法違反の任命拒否は撤回せよ!」の横断幕、「6人の任命拒否は 令和のレッドパージ」「監視・強権の政府を倒そう 菅政権NO!」など自作のプラスター15枚を掲げて行いました。
 クラクションを鳴らしたり、手を振ってくれたりするドライバー、自転車を止めてプラスターを見ながら「これはひどいよね。頑張って」と応援してくれる女性など、宣伝を通じて様々な反応がありました。 参加者からは「国の最高責任者が、政府に都合の悪いものは、理由も言わずに切り捨ててしまう。こんなことを許してしまえば大変なことになる。」「これは6人だけの問題ではない。国民全体の大問題だよね」などの声があがっています。

 


<大阪12区市民連合> 
野党連合政権でいのちと暮らしを守ろう  
 11月14日(土)大阪12区市民連合は、「立憲野党で政権交代を」「学術会議の任命拒否は許されない」「いのちと人間の尊厳を守る政治を」の横断幕を掲げ、総選挙で何としても自公政権を変え、野党連合政権をつくろうと、大東市オペラパーク前で街頭宣伝をスタートさせました。12区予定候補の松尾まさのり(日本共産党)さん、宇都宮ゆうこ(無所属)さん、12区市民連合呼びかけ人の加藤昌孝(寝屋川市)さん、加藤順教(四条畷市)さん、日本共産党大東市議会議員の天野かずゆきさん、新崎みえさんが、次々と訴えました。
 加藤昌孝さんは「大阪市廃止の住民投票で反対多数が示されたのに、今度は条例で再提案は許されない」、加藤順教さんは「私は僧侶として苦悩する人々と手をつないで生きていくことを信条としてきた。野党共闘で政治を変えよう」と、道行く人に訴えました。宇都宮ゆうこさんは「コロナで失業者が7万人、飲食店が次々閉店、皆が苦しんでいるのにGoToキャンペーン、政権を変えなければくらしは守れない、もう一度野党にかけてほしい」と訴え、松尾まさのりさんは「国民の願いはコロナ危機から命とくらしを守ってほしいということ。大阪では維新政治10年で不安が拡大、コロナ陽性率は東京を超える10%、自助・共助の菅政権打倒に全力を上げる」と強調しました。12区市民連合は、引き続き四条畷市・寝屋川市でも街頭宣伝を行う予定です。

 

大阪革新懇・活動ニュースNo.19

大阪革新懇「講演と文化のつどい」 誘い合ってご参加を

 新型コロナウイルス感染者が急増し、1日あたりの感染者数が連日2000人を超え、国内でも大阪でも過去最高に達しています。それにも関わらず菅政権は、GO TOキャンペーンを根本的に見直すことなく、まともなコロナ対策を実施しようとしていません。  
 菅首相は、安倍晋三氏の後援会が開催した「桜を見る会」前夜祭で事務所から多額の補填が行われていた違法問題に対して、真相を解明する責任を放棄し開き直っています。コロナ禍を経験し、命と暮らしを守りたい、人権と民主主義を大切にしたいと願う国民は、今政治や社会のあり方を根本的に問い直す機会に直面しています。
 このようなもとで大阪革新懇は、例年太平洋戦争開戦日前後に開催してきた
講演と文化のつどい」を、12月5日(土)阿倍野区民センターで14:15より開催します。全国革新懇代表世話人の神戸女学院大学石川康宏教授が、「コロナ危機を乗り越えられる社会をどうつくっていくのか」をテーマに縦横無尽に語ります。 
 オープニングは、ユニオン関西21世紀アンサンブルがクラシックからポピュラーまで幅広い楽曲を弦楽4重奏で演奏します。魅力的な取り組みですので、ぜひ賛同団体、地域・職場革新懇から誘い合っ
て多数ご参加ください。

全国革新懇  オンラインでシンポジウム開催

  全国革新懇は、①コロナ危機で明らかになった日本社会の矛盾、脆弱性とその要因を明らかにする、②その解決方向を学び、交流・共有する、③転換期の革新懇運動の役割を深めるために、12月19日(土)13:30からオンラインでシンポジウムを開催します。どなたでも参加可能ですので、希望者は事前に全国革新懇のホームページからzoom視聴登録を行ってください。当日は、12:30より入場(接続)可能です。
●  日時12月19日(土)13:30~16:30
● パネラー
   ・石川 康宏さん(神戸女学院大学教授)   ・岡野 八代さん(同志社大学教授)・志位 和夫さん(日本共産党委員長)・藤田 孝典さん(NPOほっとプラス理事)・本田 宏さん(医師、医療制度研究会副理事長)

大阪革新懇 ・活動ニュース No.18

大阪市廃止「構想」再び否決

 ~広範な市民・団体の共同が 維新の野望を粉砕~

[PDF] 大阪革新懇 ・活動ニュース No.18

 大阪市廃止・解体の是非を問う「住民投票」が11月1日(日)実施され、大阪市廃止「反対」が69万2996票で、廃止「賛成」の67万5829票を1万7167票上回り、大阪市廃止「構想」が再び否決されました。維新は、政令指定都市・大阪市の豊かな財源と権限を府に吸い上げ、一人の指揮官である知事がカジノ・IR関連事業に莫大な税金をつぎ込むことをねらい、公明党が議席を占める衆議院小選挙区で対立候補をたてると脅かし屈伏させ、コロナ禍のもとで強引に「住民投票」を実施しました。

 大阪革新懇は、「大阪市をよくする会」「明るい民主大阪府政をつくる会」と連携し、「特別区」になれば年200億円の財源不足に陥り、「特別区」設置コストが15年間で1300億円費やされ、住民サービスが必ず低下すると、事実にもとづき広範な市民・団体と対話・共同を展開しました。一方、維新は「『住民サービスの低下』はすべてデマ、むしろ住民サービスは充実」と、根拠のないビラを連日新聞に折り込み、テレビCMを放映するなど、「賛成」票の拡大を企てました。

2011.11.1.深夜両会報告会見 しかし、広範な市民・団体の共同と市民の良識が、維新の野望を再び粉砕しました。昨夜の会見で、大阪維新の会代表の松井一郎大阪市長は、「結果は2度目の敗北。政治家としてけじめをつける」と、2023年3月の任期満了で政界引退を表明し、吉村洋文大阪府知事は「都構想」に再挑戦しないことを明言しました。

 大阪市廃止「構想」阻止のために、連日奮闘された賛同団体、地域革新懇、職場革新懇の皆さん、お忙しい中遠方より支援に駆けつけてくださった全国・都道府県革新懇の皆さん、「住民投票」支援募金にご協力いただいたすべての皆さんに、心よりお礼申し上げます。

大阪市廃止「構想」を再び阻止したことは、維新政治に終止符を打ち、カジノ誘致を断念させることにつながるだけでなく、安倍政治を継承し、維新と連携し改憲ねらう菅政権に痛打を与えるものです。大阪革新懇は、近く行われる総選挙で「市民と野党の共闘」を前進させ、野党連合政権の実現のために全力を尽くす決意です。

大阪革新懇事務局長代行 小林 優

 

<「住民投票」結果を受けての声>

〇住吉区では「賛成派」に8045票の大差をつけて勝ち、大阪市全体の勝利に大きく貢献することができました。大阪はもとより全国各地からのご支援で現地は元気をいただき、最後の最後まで勝利を信じて闘うことができました。ご支援本当にありがとうございました。

住吉革新懇事務局長 古旗 孝

〇開票速報 ハラハラドキドキ しかし反対派が土俵際でうっちゃり 大阪市が残った のこった
 反対派も賛成派も 気持ちを分断することなく 力を合わせて礼儀正しく ピシッと背筋を伸ばして 姿勢(市政)をただしましょう      

落語家 桂 文福

 

大阪革新懇 ・活動ニュース No.17

大阪革新懇・活動ニュース 2020年10月28日 No.17

10・24 住吉区支援行動 15名が参加

  大阪革新懇の呼びかけに応えて、10月24日(土)京都府・兵庫県・奈良県の各革新懇、国公革新懇などから15名が住吉区革新懇の支援に入りました。 午前中は1隊4名でハンドマイク宣伝、ビラ配布、宣伝カー運行など、多彩な宣伝活動を展開しました。宣伝の途中で自民党やリアルオオサカの宣伝カーのみならず、維新の宣伝カーや宣伝隊とも出くわすなど、激しい宣伝戦が住吉区でも繰り広げられています。「期日前投票に行き、『反対』に投票したよ」と声をかけてくる人、車の中から手を振って応援する人、「頑張って」と声援を送ってくる人など、この間の大阪市廃止反対の運動が住吉区でも広がっていることを実感。午後からは、地域名簿で電話対話にも取り組みました。

 直近のマスコミ世論調査では賛否が拮抗して、維新を激しく追い詰めています。参加者は、31日(土)にも住吉区革新懇の支援に入って、必ず「住民投票」に勝利しようと誓い合いました。

<大阪5区市民連合> 「大阪市守れ!」 野党と市民の共同宣伝

 10月24日(土)大阪5区市民連合は、全野党と市民による共同街頭宣伝を此花区、淀川区、西淀川区、東淀川区の4行政区で行い、「大阪市を守れ」「大阪をもっと良くしよう」と共同して訴え、多くの市民が耳を傾けました。宣伝効果は抜群で、充実した一日となりました。

 弁士はのべ38人。日本共産党からは宮本たけし前衆議院議員、瀬戸一正前大阪市議、北山良三元大阪市議、れいわ新選組からは大石あきこさん、社民党から服部良一元衆議院議員と大椿ゆうこさん、立憲民主党からはくつざわ和夫さん、立憲民主サポーターの水原和幸さんが、弁士としてマイクを握りました。

 市民代表の弁士として、法曹界からは清水亮宏弁護士、遠地靖志弁護士、医学界からは大島民旗大阪民医連会長、落合甲太西淀病院副院長、穐久英明姫島診療所所長・老健よどの里施設長、斎藤千治看護師、よどがわ保健生協の安達隆雄理事長、業者からは東淀川民主商工会の長谷川京子さん、西淀川連合町会の柴崎治男会長、淀川料飲組合理事長で画家・詩人の堀口博信さん、保育士の内田友也さん、健康友の会からは此花健康友の会の大西義広さん、西淀川健康友の会の樋口和恵さんが、訴えました。上新庄駅前には30人、西淀川区宣伝には150人、十三駅前には20人、此花区宣伝には10人のサポーターが参集しました。

「住民投票」支援募金で、新プラスターなどを作成・活用

 大阪革新懇は、全国や大阪の皆さんからいただいた「住民投票」支援募金を活用して、新たに2種類のプラスターとバナー(元大阪城天守閣館長:渡辺武さん、落語家:桂文福さん)を作成し、活用しています。
 費用は、大阪革新懇・大阪労連・大阪自治労連の3団体で受け持ちます。(渡辺武さんのプラスターは下に。桂文福さんのプラスターは活動ニュースNo.16に掲載)

 

大阪革新懇 ・活動ニュース No.16

大型宣伝カー連日運行 10/21(水)は「大阪革新懇」宣伝デー

 各団体が「大阪市をよくする会」の宣伝カーを活用して、大阪市内各地で「大阪市廃止反対」を訴え、道行く市民にパンフレットやビラを手渡し、旺盛に対話をすすめています。

10月21日「大阪革新懇革新懇」宣伝デー 10月21日(水)は、「大阪革新懇」宣伝デー。午前中は、大阪革新懇代表世話人の渡辺武さん(大阪城天守閣元館長)、藤永のぶ代さん(大阪市民ネットワーク代表)、桜田照雄さん(阪南大学教授)に加えて、元府立高校教諭の長尾ゆりさん(全労連前副議長)が、JR天王寺駅前・日本橋交差点・天満橋駅前・南森町駅前の4か所で「大阪市廃止反対」を訴えました。

 午後からは、大阪革新懇常任代表世話人の菅義人さん(大阪労連議長)、大阪革新懇代表世話人の西晃さん(弁護士)、吉井英勝さん(日本共産党元衆議院議員)などが、大阪駅前・梅田ヨドバシカメラ前・天神橋6丁目・御堂筋本町・難波マルイ前の5か所で、大阪「都構想」の問題点とコロナ対策の強化などを心を込めて訴えました。

 各弁士の訴えを聴いて、手を振って応援する人、手を伸ばしてパンフレットを受け取る人、住民サービスの低下について尋ねる人など、市民の関心は日ごとに高まり、世論調査でも「大阪市廃止」の賛否が拮抗する状況まで維新を追い詰めています。

 「よくわからない」と思っている人、「迷っている」人をはじめ、広範な人々との対話を広げて、「住民投票」に再勝利するために全力を尽くしましょう。

10・17大阪市廃止NO!全国・近畿圏革新懇合同行動に参加して

羽曳野革新懇 西村 裕行事務局長

 第2回合同行動が17日(土)住吉区で行われました。11月中旬を思わせる寒さと冷たい雨がふる悪条件のもと、羽曳野革新懇から4メートルの手作り横断幕(右下写真)とプラスター4枚、4万5100円の第1次分募金を携えて4名で参加。羽曳野革新懇

 近畿圏は勿論、香川・東京からも参加されていました。各府県の代表が共通して語られたことは、「維新が各地の首長や地方議員にじわじわと進出してきている、何としても阻止したい。そのためには大阪の『住民投票』でNO!を突きつけることが重要と思い、参加した」ということです。参加して、今回の「住民投票」の結果が全国に大きな与えることを痛感しました。

 意思統一後、参加者は5班に分かれて対話、宣伝行動を開始。羽曳野の4名は、河南革新懇ネットのみなさんと一緒に渡辺武大阪革新懇代表世話人が団長の第5班20人で行動。スーパー前ではヤッケを着た自民党の運動員が2人でビラを配っていましたが、私たちが到着すると笑顔で交代してくれました。市営住宅が林立する地域に入り、ベランダに向けて宣伝をすると、どの棟からもベランダから顔を出して、手を振る人々の姿に勇気をもらいました。「まるわかりパンフレット」の受け取りもよく、対話をすると「住民サービスがどうなるか」などで迷っている人がたくさんいることも分かりました。残すところあと10日、迷っている人にどれだけ真実を伝えることができるかが、勝敗のカギを握っています.

大阪革新懇・活動ニュース No.15

全国・大阪革新懇 10・17大阪市廃止・解体NO!合同行動 ~「住民投票」逆転勝利へ~

 10月17日(土)は、大阪市廃止・解体の是非を問う「住民投票」で再び勝利するために、9月26日(土)に続き2回目の大阪市廃止・解体NO!合同行動を実施しました。近畿各府県の革新懇、東京・大田区革新懇、香川革新懇など大阪を含め8都府県から60名が参加しました。集会あいさつで、大阪革新懇代表世話人の渡辺武・元大阪城天守閣館長は、「5年前の住民投票は70万票対69万票で僅差の勝利だった。今回も全く油断できない。大阪市廃止・解体を阻止し、本当の意味で文化・歴史ある大阪をもっと住みよい街にしていこう」と呼びかけました。

 全国革新懇・大阪革新懇共同行動次に大阪革新懇の小林優事務局長代行が、大阪「都構想」をめぐる情勢と論戦の特徴を報告。小林氏は、「情勢は各種世論調査でも都構想『反対』が『賛成』を激しく追い上げている」と、資料を示し説明。対話・論戦では「住民要求をもとに住民サービスがどうなるのかを伝えることが重要」と強調し、「広範な市民に都構想の問題点と大阪の将来への展望を広げ切れば必ず勝利できる」と力を込めて語りました。

 その後、雨天の中を5隊に分かれて駅頭やスーパー前などでハンドマイク宣伝を実施。市営住宅のベランダから手を振って応援する人、店から出てきて「頑張って」と激励する人がいる一方で、維新や公明党の宣伝カーと出くわすなど、「住民投票」は激戦の様相を呈しています。大阪革新懇は、大阪市廃止・解体を阻止するために最後まで全力を尽くします。

~がんばっています地域・職場革新懇 <PART18>~

<大阪12区市民連合> 学習決起集会 「都構想」反対、野党連合政権の誕生を

 10月10日(土)大阪12区市民連合は、次期総選挙と迫る「都構想」反対の「学習決起集会」を大東市民会館で開催し、100名を超える市民が参加しました。はじめに、12区市民連合呼びかけ人代表の加藤順教さん(浄土真宗僧侶)が、「自民党政治は家相続の封建主義、菅首相は自分の言葉で語れない、一般のマスコミ報道だけでは真実はわからない、政治を変えよう」とあいさつ。次に来賓あいさつで、12区立候補予定の松尾正利さん(日本共産党)が「野党連合政権誕生へ12区から野党共闘に全力を挙げる決意です」と語り、同じく宇都宮ゆうこさん(無所属)が「野党共闘で政権交代をめざします」と決意を表明しました。

 続いて、富田宏治さん(関西学院大学教授)が「都構想と住民投票&野党連合政権の展望」と題して講演。富田教授は、「新型コロナで世界が大きく変化した。新自由主義で進行した貧困・格差・差別・分断が誰の目にも明らかとなった。日本では、『アベのままでスガ内閣が発足』。コロナのもとで菅政権は自助を語り、学術会員で大問題に、大阪維新は都構想に明け暮れる。格差と貧困の広がりのもとで政治の変革を求める時代を迎えている。野党共闘で政治を変えなければならない。野党共闘2000万票、無関心層3割の投票率を上げ、みんなの力を合わせて野党連合政権をつくろう」と締めくくりました。

<訂正> 10月12日発行の活動ニュースNo15は、No14の誤りでした。今回の活動ニュースがNo15です。謹んで訂正します。

大阪革新懇 活動ニュースNo.14

全国革新懇・大阪革新懇 9・26大阪市廃止・解体NO!合同宣伝

~「廃止反対」に賛同する市民が ぞくぞくと~

 9月26日(土)全国革新懇と大阪革新懇は、「大阪市廃止・解体NO!合同集会」を開催。その後、JR天王寺駅前となんば高島屋前で街頭宣伝を行いました。全国革新懇から小田川義和代表世話人(全労連顧問)、小畑雅子代表世話人(全労連議長)など6人、近畿から5府県すべての革新懇から12人、大阪革新懇の代表世話人・渡辺武さん、伊賀興一弁護士、菅義人常任代表世話人(大阪労連議長)をはじめ地域革新懇、職場革新懇、賛同団体を含めのべ120人が参加しました。

全国大阪革新懇合同宣伝 合同集会では日本共産党井上ひろし大阪市議が、「都構想」の本質とねらいを報告し、力を合わせて2度目の「住民投票」に勝利しようと訴えました。

 JR天王寺駅前で訴えた全労連の小畑雅子議長は、「維新政治のもとで住吉市民病院などが廃止され、医療・公衆衛生などの切り捨てが進んだ」と指摘し、「大阪市解体は地方自治壊し」と訴えました。

 街頭宣伝では約600枚のビラが受けとられ、立ち止まってビラを読む青年など対話を通して「大阪市廃止反対」に賛同する市民が、ぞくぞくと現れました。

第3回「政策フォーラム」 本気の共闘で政権交代を実現させよう

 平松邦夫元大阪市長ら6氏が呼びかけた「市民アピール」にもとづき、アベ政策フォーラム政治を継承する菅政権と維新政治を終わらせるための議論を加速させようと、10月3日(土)第3回「政策フォーラム」をターネンビルで開催しました。立憲野党から、日本共産党の清水ただし衆議院議員、立憲民主党府連副代表の尾辻かな子衆議院議員、社民党府連常任顧問の服部良一元衆議院議員、れいわ新選組の大石晃子大阪第5区総支部長が出席し、大阪市廃止の賛否を問う「住民投票」と、「アベ政治を継承する菅政権と維新政治を終わらせるための政策要望・大阪項目(案)」について、活発に議論しました。

 「大阪項目(案)」は、①「都」構想反対、住民福祉の向上をめざす自治体を、②カジノ反対、中小企業が地域を支える大阪を、③コロナ対策拡充・強化を、④人情味ある大阪、多様性尊重の大阪を、の4項目。「政策フォーラム」の冒頭で、平松さんが紹介・説明しました。

呼びかけ人の中野雅司さん(浪速産業株式会社社長)も、「維新政治で公務員を減らし、緊縮財政をすすめたことが大阪経済を疲弊させた。維新の経済政策は間違いだ」と力説。「野党共闘のイメージが必要で、多くの国民に伝わる『共通の言語』をつくることが大切だ」と語りました。木戸衛一阪大教授は、「野党が互いの個性を生かしつつ、さまざまな政策とともにグランドデザインを描いてほしい」と提案しました。

石田法子(弁護士)さんから、「大阪都構想」についてのメッセージが大阪革新懇に寄せられました。大阪革新懇だより第210号には掲載できなかったので、以下に紹介します。

石田法子(弁護士)

「いっぺんやらせたろや」「なんか変えてもええんちゃう」「イケメン知事応援したろ」…荒野への片道切符です!!わからん時は、「ちょっと待て」とストップしましょう。

 

大阪革新懇 活動ニュースNo.13

がんばっています賛同団体、地域・職場革新懇 <PART17>~

大阪母親大会連絡会>   猛暑に負けずキャラバン宣伝 「都構想」より コロナ対策と医療支援を
 8月20日(木)大阪母親大会連絡会の松永委員長、三島事務局長など4名が、猛暑の中大阪市内をキャラバンカーで宣伝し、「『都構想』よりコロナ対策と医療支援を」などと訴えました。まずキャラバンカーは生野区を回り、住宅地でスポット宣伝。次に平野区に入り、イオン前と市営住宅前でスポット宣伝。すると数名が団地のベランダから出てきて、手を振って応援。自転車置き場で最初から最後まで話を聴いていた女性が、拍手をするなど反応は上々。東住吉区や住吉区などでもスポット宣伝をすると、手を振って応えてくれる人が次々に現れ、手ごたえがビンビン感じられ、元気が出る宣伝となりました。大阪母親大会連絡会は、「都構想」NOを勝ち取るために、8月26日(火)にも宣伝を計画。9月・10月にも宣伝を計画し、大阪市内24行政区すべてで訴える予定です。

<河南地域の革新懇ネットワーク>   原発ゼロ・再稼働反対行動 ついに400回を突破
 毎週金曜日に河南地域の革新懇ネットワークが粘り強く取り組んできた、「原発ゼロ、再稼働反対 関西電力羽曳野営業所前抗議・要請行動」が遂に400回を突破。それを契機に新たなスタートを切り、各行政区による地元での行動へと発展させることになりました。
 富田林市と千早赤阪村など3町村が当番となる8月21日(金)、20名が南海・金剛駅前で宣伝。原発NO!再稼働NO!」「海に捨てるな!汚染水」「原発なくても電気は足りてる」などと書かれた8枚のプラスター、「原発いらない富田林行動!」の横断幕・幟を掲げてにぎやかに宣伝しました。これらの宣伝物は、すべて92歳になる藤後さんが手書きした迫力ある作品です。藤後さんは、満蒙開拓義勇軍として満州に渡り、その後中国八路軍を経てシベリアへと、稀有な戦争体験者です。
 宣伝では2名がマイクを握り、「10年目の福島の現実」「避難者の怒りと悲しみ」などについて訴えました。参加者からは、「乗降客が多くてやりがいがあった」「3密には配慮しつつも、やはり対話が必要。次回からミニビラと移動式署名用机も用意しよう」「駅前だけでなく外環などで大規模なスタンディングもいいのでは」など、前向きな意見が次々に出されました。

<堺市民懇>  中学校教科書採択に関する要望書を 市教育委員会に提出
 7月3日(金)自由と自治・進歩と革新をめざす堺市民の会(堺市民懇)は、来年度から使用される中学校教科書採択についての要望書を、市教育委員会に提出しました。堺では市民の声を上げようと6月に学習会を開き、右翼団体である日本会議と連携している育鵬社や自由社が社会科の歴史・公民で侵略戦争や植民地を正当化し、皇国史観を重視して教科書を作成していることを問題視しています。
 提出された要望書の要望項目は、①教科書の採択にあたり、現場教員の意見を一層重視すること、②民主的な方法で集約された保護者・市民の意見が尊重されるよう配慮すること、③教科書採択の過程について、研究調査から採択に至るまですべて情報公開すること、④日本国憲法並びに教育基本法に基づいて政治介入を許さず、公正・民主的に採択すること、などです。
 堺市では8月に開かれた教育委員会会議で中学校教科書の採択が行われ、歴史は帝国書院、公民は日本文教出版が採択され、育鵬社や自由社の教科書は選ばれませんでした。