大阪革新懇 活動ニュースNO.28

大阪阪革新懇第2回世話人会 ~40周年記念事業などを論議~

  2月15日(土)大阪革新懇は、大阪グリーン会館で第2回世話人会を開催。情勢や40周年記念事業、各地のとりくみ等について議論しました。世話人からはさまざまな意見・要望が出され、各地域・職場からとりくみが報告されました。

〇コロナウイルスが蔓延する中でダイヤモンドプリンセス号(船籍は英国、運営はアメリカのカジノ会社)が注目されている。日本の領海を出るとカジノができ、一航海一人150万円まで借りることができ、乗客が2000~2600名であれば全体で数億円もの掛け金になる、クルーズ船の目的はここにあるのではないか。
〇大阪市をつぶす「都構想」は、市民が望んで出ているものではない。11月の住民投票も上からの押しつけ。衛星都市には関係がないと思っている人もいる。革新懇として地域学習会などを強化することが重要である。
〇寝屋川革新懇・大阪12区SND市民連合は、2月17日(月)に前川喜平さんを招いて講演会を計画。350人を上回る参加が予想される。
〇今年に入ってからの街頭宣伝では「桜」やカジノ問題で反応がよく、潮目が変わったように感じる。総選挙に向けて野党統一候補実現の賛同署名を1万筆目標で取り組んでいる。
〇「働き方改革」が注目される中で、職場革新懇づくりの独自の取り組みをすすめてほしい。
〇メディアのあり方が問われており、継続した学習会に取り組んでいる。今年度は森裕之さんを講師に学習会を開催した。メディアに関するシール投票を継続している。
〇交野革新懇は、再結成して10年。現在コミニュティバス「ゆうゆうバス」廃止反対の運動をすすめている。「ゆうゆうバス」廃止反対は共産党のみだが、共同を広げ頑張りたい。         
  
*新型コロナウイルス対策のため、2月29日(土)予定の大阪革新懇総会は中止します。

~がんばっています地域・職場革新懇 <PART Ⅸ>~

<吹田> 駅前で国会パブリック・ビューイングを実施
 国会開会日の1月20日、「アベ政治を許さない吹田市民の会」は、阪急南千里駅前で国会パブリック・ビューイングを実施しました。田村智子衆議院議員が鋭い追及を行った「桜を見る会」問題の国会パブリック・ビューイングDVDを取り寄せ、上映しました。その後、西谷文和さん(フリージャーナリスト)が、アベ政治批判の映像を流しながら解説。午後6時から約45分間でしたが、西谷さんの勢いあるトークに乗降客が足を止め、スクリーンに注目し、常時50~60人の人だかりができていました。
 参加者からは、「アベ政権への怒りの可視化ができてよかった」「吹田のほかの場所でもやってみよう」などの声があがりました。

<寝屋川> 前川喜平さん大いに語る 王将取られても将棋続ける安倍首相
 2月17日(月)寝屋川市アルカスホールで「前川喜平さん大いに語る」を開催し、会場いっぱいの350名が参加しました(寝屋川革新懇と大阪12区市民連合の共催)。加藤昌孝寝屋川革新懇世話人代表が「次から次へと日本の民主主義が壊されている、市民と野党の共闘で安倍政治を倒しましょう」と開会あいさつ。
 続いて、前川喜平さん(元文部科学事務次官)が「安倍政権の教育政策」と題して記念講演。「連日の国会追及でいよいよ王手がかかっている、しかし、安倍首相は王将を取られても将棋を続ける人、一日も早く退陣させましよう」と訴え,大きな拍手が沸き上がりました。前川さんは、「加計学園問題では安倍官邸の圧力で行政が私物化され、不公正・不公平がまかり通り政治が歪められた。安倍一強体制のもとで検事長の違法定年延長など三権分立が壊され、私物化はメディア・教育・芸術の分野にまで及んでいる。今の自民党はかっての自民党ではなく安倍独裁となっている」と安倍政権を批判。「教育の分野では愛国心・道徳心・公共を強調し、政治支配を及ぼそうとしていることは許されない。教育の独自性を守り、カリキュラムは学校で決める、教科書も学校採択にすればよい」と強調しました。質疑を入れて2時間ユーモアを交えた講演に、参加者一同は大いに共感し、大きな拍手を送りました。
 最後に、山本啓一郎122区市民連合呼びかけ人が「安倍さんは日本を無法国家にした、こんな社会をいつまでも続けさせてはならない、子どもたちのためにも訴え、語りましょう」と、閉会あいさつしました。

<羽曳野> 総がかり行動実行委員会「改憲発議に反対する全国緊急署名」推進
 2月19日羽曳野総がかり行動実行委員会は、「改憲発議に反対する全国緊急署名」開始大行動と銘打って古市駅前で怒りの行動を展開。28名が、2本の横断幕「安倍首相がすすめる改憲発議に反対します」「改憲発議に反対する全国緊急署名にご協力を」と、新しく作ったプラスター「あなたの署名が平和を守る 若者を守る」「あなたの署名が、改憲発議を阻止します」などを掲げて行動し、38人分の署名を集めました。
 羽曳が丘9条の会の林正敏氏は、桜を見る会の前夜祭問題での安倍首相の虚偽答弁、改憲発議に反対する署名について、次のように訴えました。「野党議員は、昨日の予算委員会で桜を見る会の前夜祭について、2013,14,16年に夕食会が開かれたANAインターコンチネンタルホテルに問い合わせた内容をもとに追及しました。追及に対して安倍首相は『ホテルの領収書の宛名は空欄』『明細書は受け取っていない』『野党議員には一般論で答えた。個別の案件については営業秘密に関わるため、回答に含まれていない』と答弁。しかし、ホテル側の回答は首相の答弁をことごとく否定する内容。安倍首相が3か月間も国会にウソをついてきたことがいよいよ明らかになってきた。都合の悪い資料は廃棄・隠ぺいし、国会にはウソの答弁を繰り返す。こんな首相に憲法を語る資格も変える資格はない。あなたの署名が改憲発議を阻止する。ぜひ署名にご協力を」と、マイクを握り、心を込めて訴えました。
 林さんが「安倍さんは戦争する国にしようとしている。アメリカと一緒に戦争するために憲法を変えようとしている」となど訴えると、高校生3人が「それはヤバイ」と署名に応じるなど、多くの若者がすすんで署名する姿に参加者は元気づけられました。

大阪革新懇 活動ニュースNo.27

   大阪革新懇代表世話人会を開催 ~総会と40周年記念事業を論議

 2月8日(土)大阪革新懇は、大阪グリーン会館で第11回代表世話人会を開催し、国内外の情勢、2月29日(土)開催の総会や40周年記念事業などについて議論しました。
 新型コロナウィルスが中国をはじめ世界各地に広がっているもとで訪日中国人が激減し、安倍政権のインバウンド頼みの経済政策が行き詰まり、解散・総選挙が出来にくい状況になっています。日本共産党大阪府委員会は衆議院選挙大阪3区・4区に続いて、5区候補に宮本たけし氏を擁立すると発表しました。安倍政権と維新政治の打破、野党連合政権の実現のために、市民と野党の共闘をさらにすすめ各地で共同宣伝などにとりくむことが重要です。大阪5区(淀川・東淀川・此花・西淀川)では、市民と野党の共同をすすめる市民連合準備会に国会議員や元市会議員などが参加し、共同宣伝などの話し合いを行う予定です。2月17日(月)寝屋川革新懇と大阪12区SDN市民連合は、元文部科学省事務次官の前川喜平さんを招いて講演会を開催します。
 大阪革新懇2020年度総会では、1年間のとりくみの総括と方針などを論議するとともに、政治情勢・経済問題・気候変動について3名の方が特別報告を行います。賛同団体や地域・職場・分野などから総会への積極的な参加をよろしくお願いします。
 大阪革新懇は今年5月に結成40周年を迎えます。代表世話人会では、4月18日(土)に経済学者を招いた記念講演を、5月30日(土)に市民運動交流会を、6月13日(土)に世話人会&レセプションを行うことを確認しました。

         <大阪革新懇2020年度総会>
          〇 日 時:2月29日(土)13:30~16:30 
          〇 会 場:大阪グリーン会館2階・大ホール 
          *総会終了後、懇親会を行います。

   ~がんばっています地域・職場革新懇 <PART Ⅷ>~

<松原革新懇> 2月7日(金)松原革新懇は、「大阪市をよくする会」事務局次長の中山直和さんを招いて、「都構想・カジノ」学習会を開催しました。中山さんは、10年にわたる維新のフェイクを駆使した「刷り込み」作戦で、府民の中に維新=「改革者」のイメージが定着しているが、「身を切る改革」「退職金ゼロ」「大阪の成長を止めるな」などのキャッチフレーズが、ことごとくウソ・偽りであることを解き明かしました。
 さらに、維新と公明党の互いの「思惑」、「4つの特別区制度案」概要などを紹介し、ますます混迷を深めている「都構想」の虚像を明らかにしました。同時に、維新幹部も認めるように「都構想」で大阪府は「都」にはならない「府構想」(不幸そう)だとバッサリ切り捨てました。
 また、議員逮捕などでカジノ汚職が広がる中、軟弱地盤の夢洲に「カジノはあかん」、ギャンブル依存症を増やし、人の不幸を招く「カジノはいらない!」などの声を広げて包囲し、「府(都)構想」をストップさせようと訴えました。参加者一同は、中山さんのわかりやすい話に大いに納得し、カジノ署名などに取り組むことを意思統一しました。

大阪革新懇 活動ニュースNo .26

 大阪憲法会議共同センター主催 全国緊急署名スタート集会に220名が参加

 2月2日(日)「市民と野党の共闘で安倍政権打倒!安倍9条改憲発議を許すな!全国緊急署スタート集会」が西淀川区民センターで開催され、220名が参加しました。大阪憲法会議共同センター・丹羽徹幹事長の開会あいさつに続き、日本共産党の清水ただし衆議院議員が国会報告。  
 清水議員は、「1月20日の施政方針演説で、安倍首相は『改憲は国会議員の責任』と述べ、改憲に執念を燃やしているが、立憲野党は①自民党改憲案を憲法審査会に提出させない、②国民投票法改定案を採決させない、の2点で結束している」と語り、新たに提起された「『改憲発議に反対する全国緊急署名』が野党を結束させる。立憲主義を取り戻すために力を尽くそう」と、参加者を励ましました。
 続いて、一橋大学名誉教授の渡辺治さんが「新たな情勢の下、市民と野党の共闘で改憲発議を阻止しよう」と題して記念講演。渡辺さんは、「市民と野党の共闘が発展し、この間安倍改憲を阻んできた。今年が安倍改憲阻止の正念場。安倍政権は憲法審査会での改憲論議をすすめながら、野党を分断し改憲勢力の3分の2再形成をねらっている。同時に改憲のための国民投票を見据えて、草の根から改憲世論を高めようと学習会などを重視している。さらに自衛隊を中東に派遣させ、海外での『武力行使』に先鞭をつけ、中東派遣を自衛隊加憲論の口実にしようとしている」と、安倍政権の新たな方針を分析しました。
その上で、「全国緊急署名は、①憲法9条の意義を広げ、改憲発議の世論をつくる、②国民世論を変えることで、改憲発議をやりにくくする、③野党を励まし、国会での奮闘を支える、④万一国民投票が強行された場合、改憲NOの大きな力になる」と、署名の意義を語り、「すべての地域・団体で論議して目標をもって全国緊急署名に取り組もう」と、訴えました。
 最後に、大阪憲法会議の山田憲司事務局長が行動提起し、「①府民過半数対話運動で、全国緊急署名を広げよう、②立憲野党と連携して署名運動をすすめよう」と呼びかけました。

      ~がんばっています地域・職場革新懇 <PART Ⅶ>~

<羽曳野> 羽曳野総がかり行動実行委員会が1月20日古市駅前で「改憲発議に反対する全国緊急署名」の宣伝行動。「桜を見る会安倍アウト」のプラスター7枚と「9条こわすな!戦争させるな!」の横断幕を掲げて宣伝。男子高校生が「おじさんが自衛隊員で、いつ戦地へ行かされるか心配で仕方がない」と、署名に協力。帰宅途中の若い女性は、「消費税増税で1円でも安いものをと必死で暮らしているのに、何よ!あの桜を見る会。国民をバカにしている」と、怒りながら署名に応じました。6名が行動し31名分の署名を集めました。

大阪革新懇 活動ニュースNo .25

    新年明けまして おめでとうございます

 昨年は全国でも大阪でも「市民と野党の共闘」が大きく前進しました。今年こそ政治を私物化し、ウソ・偽りで国民を欺き続ける安倍政権を終わらせ野党連合政権を実現させ、希望ある政治を切り拓こうではありませんか。そのために大阪革新懇は、皆さんと力を合わせて、立憲野党の共通政策実現と「市民と野党の共闘」の発展に力を尽くします。本年もどうぞよろしくお願いします。

    ~がんばっています地域・職場革新懇 <PART Ⅵ>~
<堺> 「市民と野党の共闘」を発展させ、安倍政権にかわる新しい政治を
 1月5日(日)「野党各党に聞く~安倍政権にかわる新しい政治をどう作るか~」をテーマに、立憲野党が勢ぞろいするシンポジウムが堺市産業振興センターで開催され、160名の市民が参加しました。立憲民主党から森山ひろゆき衆議院議員、日本共産党から宮本たけし前衆議院議、国民民主党から吉田おさむ元国交副大臣、社会民主党から長崎由美子大阪府連代表が、新年の抱負や「桜を見る会」・カジノ問題などについて縦横無尽に語りました。コーディネーターは落語家の笑福亭竹林さん。                                    
 国民民主党の吉田さんは、「『桜を見る会』問題やIRで野党は一つにまとまり安倍政権を追及している。大阪でも維新をなくすためにともに頑張りましょう」と力強く挨拶。コーディネーターから「今年の抱負」を尋ねられると、立憲民主党の森山さんは「身の丈」と書いたボードを掲げ、「『身の丈』受験を勧める政府を許さない」と安倍政権を痛烈に批判。日本共産党の宮本さんは「希望ある政権の選択肢」と記したボードを示し、「希望ある政治を国民に示すかどうかが今年のテーマ」と語りました。社会民主党の長崎さんは「野党共闘でウソは許さない」のボードを掲げ、「ウソを許さないためにみなさん一緒に頑張りましょう」と訴えました。
 コーディネーターが「桜を見る会」問題について尋ねると、「通常国会でも追及していく。追及の肝は政治資金規正法違反と公職選挙法違反」(森山さん)、「会を統一地方選挙直前に開催している。選挙買収である」(宮本さん)、「ホテルが見積書を出さないことなどありえない。嘘は許されない」(長崎さん)と、一様にヒートアップ。それぞれが人間的信頼を深めて、安倍政権を終わらせ野党共闘をすすめる決意を語りました。
 シンポジウムでは「桜を見る会疑惑の数々とその問題点」をわかりやすくまとめた映像が上映され、山本太郎・れいわ新選組代表の熱いビデオメッセージが紹介されました。

<寝屋川> 寒さにも負けず、369回目の「ゲンパツいややん行動」
 
12月27日(金)寝屋川革新懇は、寒さにも負けず369回目の「ゲンパツいややん行動」を京阪寝屋川市駅前で行いました。参加者は、「福島第一原発事故からもうすぐ9年。寒い福島で今でも5万人の県民が避難生活を強いられ、原発事故は収束していません。『原発は廃炉に』の声を上げましょう」と訴えました。

 

大阪革新懇 活動ニュースNo.24

大阪革新懇世話人会を開催  運動の前進めざし自由闊達に交流・論議

 12月14日(土)大阪革新懇は、「市民と野党の共闘」を発展させ、安倍政権と維新政治を打ち破り、革新懇運動の前進をつくるために世話人会を開催。職場・地域革新懇や賛同団体の活動などを交流するとともに、社会変革への思いを自由闊達に論議しました。

〇世界では、34か国が核兵器禁止条約を批准し、ASEANと韓国が11月に朝鮮半島の非核化を後押しする声明を出すなど、核兵器廃絶を求める国際世論が着実に広がっている。来年のNPT再検討会議をぜひ成功させたい。
〇安倍首相は「桜を見る会」問題から逃げられない。安倍政権を終わらせ、野党連合政権の実現を求める世論を広範な府民とともにつくっていくことが重要である。
〇次期衆議院選挙に向けて12区市民連合は、「市民と野党の共闘」で野党連合政権を誕生させようと、アピール呼びかけ人の拡大にとりくみ、現在120人を超えた。アピールビラを11万枚作成・活用するとともに、賛同者1万人をめざして奮闘中。
〇大阪の一致点を踏まえた「市民と野党の共同」アピールを検討している。
〇男女共同参画・ジェンダーフリー・自然エネルギーなどの分野から世話人を補充し、革新懇運動を発展させてはどうか。
〇市民が「都構想」を求めているわけではない。全国の政令市で「都構想」を言い出しているところはない。この観点からキャンペーンをしていくことが大切。

等々、今後の運動の前進につながる貴重な意見が出されました。

~がんばっています地域・職場革新懇 <PART Ⅴ>~

<箕面革新懇>
 平和と革新をめざす箕面の会(箕面革新懇)は、12月15日(日)箕面文化交流センター(サンプラザ)で第25回年次総会を開き、43名が出席しました。第1部の総会議事では、「野党は共闘」から「野党は連合政権」への賛同、「維新との新たなたたかい」への共同、箕面における平和・教育問題打開での共闘組織構築の方向などが強調されました。総会は、「報告と提案」、次年度役員人事、「箕面市民へのアピール」を満場一致で採択しました。
 第2部は高作正博・関西大学法学部教授による「日米地位協定を問う」をテーマの記念講演で学習を深めました。講演で高作教授は、①在日米軍の動向、②米軍軍属に関わる日米地位協定上の問題点、③ドイツ・イタリアのNATO軍地位協定との違い、④日本の国内法の適用が及ばない日米地位協定にもとづく運用のひどい実態を、日米地位協定の条文や歴史的あるいは日々生起する事実に即して詳細に話しました。
 結びに高作教授は、日米地位協定改定運動の重要性に触れつつ留意点として、①その大本にある日米安保条約を視野に入れること、②日本の国家主権が未成熟であることの克服の大切さを強調ました。日本は、占領終了と引き換えに米軍基地自由設置の安保条約を受け入れたこと、加えて、日米安保の歴史の中であったはずの交渉チャンスを放置したこと、それらのツケが今に至っていることを指摘しました。さらに、トランプ大統領が「思いやり予算」の4,5倍増額をふっかけてきている今が安保廃棄のチャンスと述べ、主権を行使できない政権から行使のできる政権への転換を強調しました。

<堺市民懇> 「12・7平和と民主主義を語るつどい」
 堺市民懇は、12月8日の開戦の日を前に7日「平和と民主主義を語るつどい」をサンスクエア堺で開催。
 最初のお話は、服飾デザイナーの和田武子さん(写真左)。石津町の永詳寺住職の娘として生まれ、堺高女(現泉陽高校)在学中に堺大空襲に遭遇されました。釣鐘も楠正成の妹が使っていたという薙刀も没収された戦争中の話から、戦後の男女共学のエピソード、服飾に目覚め、のちには日本画の世界にも挑戦された自身の道を元気いっぱいの話しぶりで伝えていただき、そのパワーに元気づけられました。
 二つ目のお話は、「15年戦争と日本の医学医療研究会」事務局長原文夫さん。「731部隊の真実~最近の解明と課題」を詳しい資料とスライドでお話いただきました。731部隊の残虐さとともに、生体実験を行った責任者たちが戦後も社会的地位を得ていることにも言及され、日本の戦争責任追及の甘さ・歴史認識のなさを痛感するお話でした。
 長野県阿智村の満蒙開拓平和記念館を訪ねた原圭治さんの報告もおこなわれました。

 堺からのアピール
  「2020新春シンポジウム~さよならアベ政治 市民の新しい政治の実現を~」
 〇日 時 1月 5日(日)14:00~
 〇会 場  産業振興センター・セミナー室4
 〇シンポジスト
 ・森山ひろゆき立憲民主党衆議院議員、・吉田おさむ国民民主党元国交副大臣
 ・宮本たけし日本共産党前衆議院議員、・長崎由美子社会民主党大阪府連代表
 〇コーディネーター
 ・落語家 笑福亭竹林さん

大阪革新懇 活動ニュースNo.23

 大阪革新懇「講演と音楽のゆうべ」を開催 
 12月6日(金)大阪革新懇は、「講演と音楽のゆうべ」をドーンセンターで開催し、約300名が参加しました。開会あいさつで大阪革新懇代表世話人の伊賀興一弁護士は、安倍首相が「『桜を見る会』の名簿は廃棄した」とまともな説明もせず開き直り、それを垂れ流すメディアに対して、「主権者である国民が、不正義・不条理をうやむやにしないという心意気をもつことが基本」と指摘。講演で「不正義、不条理を許さない社会をどう構築するかを学びたい」と述べました。

       のびやかな歌声が参加者を魅了
 その後ソプラノ歌手の徳畑作子さんが、豊かな声量と響きのある歌声で、オペラ歌曲「私のお父さん」やヘンデルの「オンブラマイフ」、なじみのある曲目「ペチカ」「浜千鳥」などを熱唱し拍手喝采を浴び、アンコールでは平和の願いを込めて「一本の鉛筆」を歌いました。参加者からは「豊かな声量、芯のあるソプラノの響きで、すっかり魅了された」「とてものびやかな歌声で心地よかった」「澄んだ歌声が心にしみこんで、大変感動した」などの感想が寄せられました。 

   市民運動と良心的ジャーナリズムが連携し、民主主義を取り戻そう  
 続いて、ジャーナリストの斎藤貴男さんが「驕る権力、煽るメディア~政権のメディア戦略を乗り越える市民運動を~」と題して講演しました。斎藤さんは、安倍政権が嘘をつきとおして、安保法制・特定機密保護法・共謀罪法・改定入国管理法・種子法の廃止などを次々と強行し、巨大資本とアメリカの利益のための政治をすすめ、日本社会をめちゃくちゃにしたと厳しく非難。

 その上で斎藤さんは、「桜を見る会」問題では日本共産党の赤旗記事が追及のきっかけになったが、その他のメディアは何をしていたのかとメディア批判。記者生活の経験から、マスコミはコンビニに雑誌・新聞を販売してもらっている弱みがあるので、コンビニ24時間営業問題を批判しないし、新聞大手はJOCと格安値段でスポンサー契約を結び、テレビ局は東京オリンピックの放映権を購入しているので、東京オリンピックに関する政府・東京都への批判はしないと指摘。メディアは権力やスポンサーに弱いという構造的な弱点を抱えており、新聞が消費税増税問題で多面的な報道をしない背景には、軽減税率の適用を受けていることがあると語りました。                                                  斎藤さんは、「管理社会の国民総背番号制度反対の市民運動などがきっかけとなり、これまで執筆活動をしたことが多々あった」と述べながら、「現在権力を監視するジャーナリズムの役割は、戦後最低レベルになっているが、民主主義を回復させるには、市民運動の力と良心的なジャーナリズムの連携しかない」と強調しました。参加者からは「市民運動がもっと大きくなり、メディアと連携しなければいけないと思った」「メディアと権力のゆ着構造がよくわかった」「健全なジャーナリズムもあることがわかった」などの感想が寄せられました。
 最後に大阪革新懇代表世話人の長瀬文雄さんが、閉会あいさつを行いました。

<忘れ物>
 紺色のマフラー、オレンジ色のリボンが届いています。心当たりの方は、大阪革新懇まで連絡ください

『桜を見る会』私物化許すな12・3緊急集会に300名超が参加  
 12月3日(火)おおさか総がかり行動実行委員会は、「『桜を見る会』私物化を許さない12・3緊急集会」を新阿波座公園で開催し、300名を超える市民が集まりました。集会後参加者は、「安倍政権の『桜を見る会』私物化許すな」「安倍政権はウソつき政権」「みんなの力で政治をかえよう」などとシュプレヒコールしながら、御堂筋を難波までパレードしました。

 集会では主催者を代表して「しないさせない戦争協力関西ネット」共同代表の中北龍太郎弁護士が開会あいさつ。中北さんは、「安倍首相による『桜を見る会』の私物化は許されない。野党は連帯して国会で追及をしている。私たちも野党と共闘して頑張ろう」と述べました。

 立憲野党から立憲民主党大阪府第1区総支部長・村上賀厚さん、日本共産党前参議院議員・コータローさん、社会民主党大阪府連副代表・大椿裕子さんが連帯あいさつを行いました。辰巳さんは、国会で野党が合同ヒアリングだけではなく、「桜を見る会」の「追及本部」を立ち上げ、野党が情報を共有して、安倍政権を追及していると報告。「史上最悪の安倍政権を倒して、政権交代を実現するまで頑張ろう」と、参加者を激励しました。

 その後、大阪憲法会議・共同センターの山田憲司事務局長が、安倍首相への抗議文、「桜を見る会」追及本部への激励文を提案し、参加者一同の拍手で確認しました。

 

 

大阪革新懇 活動ニュースNo.22

  ~がんばっています地域・職場革新懇 <PART Ⅳ>~

<寝屋川革新懇>  税金私物化の安倍首相アウト、即時退陣せよ
 11月19日(火)寝屋川革新懇は、「安倍首相アウト」「税金使って花見はあかん」緊急・寝屋川市民行動を京阪寝屋川市駅、香里園駅、萱島地域の3カ所で行い、34名が参加しました。「税金の私物化を許さない」「『桜を見る会』を止めたらそれで済むのか」のビラを400枚配布しました。
 寝屋川革新懇代表世話人の加藤昌孝さんが、「国民には消費税増税、福祉・年金削減をしながら、安倍首相主催の『桜を見る会』に後援会850人を招待し、税金を私物化し、お友だち政治。またもや招待名簿は廃棄、高級ホテルで格安5000円パーティー、もう安倍さんは辞任しかない」と、市民に訴えました。
 ビラを受け取った男性が「安倍さんは一日も早く辞めさせなあかん、ご苦労さん」と声をかけるなど、ビラ受け取りの反応は大変よく、参加者から「国民は怒っている」などの感想が寄せられました。
                                           

<河南革新懇ネットワーク>
      
  市民と野党の共闘でこそ安倍政治を変えられる 
 11月4日(月・休)河南革新懇ネットワークは、一橋大学名誉教授の渡辺治さんを迎えて講演会を開催し、250名余が参加しました。先の参議院選挙を受けて少なくない市民に「相変わらず自民が強かった」「野党は負けたのでは?」「やはりアベ政治を倒せない?」という敗北感や不安感が漂う中、「いったいどう考えたらいいのか?」との疑問などに応えて、この講演会を開催しました。
 渡辺さんは、講演の中で「(参議院選挙で)自民党が何故あれだけ得票できるのか」を選挙結果から一つひとつ解き明かしました。地方では、安倍政権が「利益誘導型の公共投資を行い、一定の支持(仕方のない支持)を集め」、他方野党は「アベ政治に代わる選択肢」を十分示せず、「仕方のない支持」層を崩すことが出来なかったことなど、与野党の攻防を具体的に語りました。
 さらに渡辺さんは、①今回野党共闘が示した「13項目の合意」が前回の「7項目」より充実したこと、②1人区で野党統一候補が10議席を獲得したことなどを挙げ、野党共闘への展望が開けていると述べました。選挙で改憲勢力が3分の2に届かず、「市民と野党の共闘」が強化されたことに確信をもつことが重要です。最後に渡辺さんは、「安倍改憲阻止の大闘争で政党が成長し、市民も成長することで野党連合政権への展望をもち、コツコツと草の根のたたかいをすすめて行こう」と、締めくりました。
 参加者からは「自分たちのやってきたことに確信がもてた」などの感想が寄せられ、カンパも12万円余集まり、有意義な講演会になりました。

<メディア革新懇>  「維新とメディアのかかわり方」をテーマに講演会開催 
 11月17日(日)放送を語る会・大阪など4団体で構成する「メディアを考える会大阪集会実行委員会」が、森裕之立命館大学教授を招いて「これでいいのか日本のメディア 第5弾~維新とメディアのかかわり方~」をテーマに講演会を開催し、42名が参加しました。講演会は、メディアを考える会・大阪の年次総会に続いて行われました。
 森先生は「ポスト・トゥルースの時代、要するに真実なんてどうでもいいという風潮がまさに大阪から、橋下維新の登場から始まった」と切り出し、「メディアが彼ら(維新)の言うことを垂れ流ししている」と厳しく批判。「両論併記の名のもとに真実とウソが(メディアから)流される。メディアとして何が事実=真実なのかの検証がない」と語り、これまでの維新の詐欺的なパネルを取り上げて、ごまかしの手法を説明するとともに、メディアが(維新の)ウソ・偽りを垂れ流す害悪を明らかにしました。参加者からは、メディア問題と関連して、映画「新聞記者」を鑑賞した感想、大阪市大・府大の統合問題、香港市民の民主主義を求めるたたかいなど、幅広い意見や感想が出されました。   
 メディア革新懇は、今後とも表現の自由を守り、国民の知る権利を保障し、権力をチェックする健全なメディアを求めて、運動を継続します。
 
12・6「講演と音楽のゆうべ」誘い合って参加を                        
 大阪革新懇は、毎年12月の太平洋戦争開戦日前後に開催してきた「府民のつどい」を、今年は12月6日(金)午後6時50分よりドーンセンターで開催します。
   メディアに度々登場している著名なジャーナリスト・斎藤貴男さんが、安倍首相が「桜を見る会」問題などでメディアのトップと会食し、メディアが政権に都合の良い情報を繰り返し報道している実態、メディアが権力へのチェック機能を失ってきている状況を講演の中で具体的に告発します。オープニングは、全国各地で活躍中の音楽家・徳畑作子さんのソプラノをお楽しみください。
 ぜひ、地域・職場から同僚・知人を誘い合って、多数お越しください。


 「桜を見る会」私物化を許さない! アベ政治を終わらせよう!12.3緊急集会
    
 おおさか総がかり行動実行委員会は、「『桜を見る会』私物化を許さず、安倍政治を終わらせよう」を掲げて、緊急集会を開催します。ぜひご一緒に行動しましょう。
  ●日  時 12月 3日(火) 午後6時30分 開始
  ●集合場所 新阿波座公園(地下鉄本町駅下車・23番出口よりすぐ)
  ●午後7時00分パレード出発~御堂筋~なんば工藝社(元町2丁目交差点)まで
   のぼりなどを持参してください。また、夜の御堂筋パレードになりますの 
  で、光物を用意し、防寒対策をお願いします

大阪革新懇 活動ニュースNo.21

 11・16立憲野党シンポに100名
 
野党連合政権めざすスタートの第一歩に

 11月16(土)大阪革新懇は、「安倍政権と維新政治を終わらせ、総選挙勝利で野党連合政権めざす立憲野党シンポジウム㏌大阪」を開催し、市民など100名が参加しました。立憲民主党の村上史好衆議院議員、日本共産の清水忠史党衆議院議員がシンポジストを、神戸女学院大学の石川康宏教授がコーディネーターを務めました。

 立憲民主党・大阪府連合代表代行の森山裕行衆議院議員、国民民主党・大阪府総支部連合会代表の平野博文衆議院議員、社会民主党・大阪府連合常任顧問の服部良一元衆議院議員より連帯のメッセージが寄せられました。

 政治を変える努力を重ね、安倍政権と維新政治を終わらせよう

 はじめにコーディネーターの石川さんが「参議院選挙で野党統一候補が10県の1人区で勝利し、共闘の効果が示された。大阪では10月22日のカジノ反対集会、11月3日の憲法集会などで『市民と野党の共闘』が積み重ねられている」と紹介。

 さらに石川さんは「幸福度世界一のデンマークでは、学費、医療や介護も無料。貧困率も低く、税の柱は所得税。政治を変える努力を積み重ね、国民に希望を示せば選挙で勝利し、安倍政権と維新政治を終わらせることができる」と語り、「今日を衆議院選挙に向けた、大阪での『市民と野党の共闘』の本格的なスタートの第一歩に」してほしいと、期待を寄せました。

安倍内閣が続く限り、国民の不幸が続く

 次に石川さんが「安倍政権や臨時国会をどう評価するか」と問いかけると、村上議員は「安倍政権は戦後最悪の危険極まりない政権。格差を広げ、民意を無視している。『桜を見る会』は私物化の極み。沖縄では民意を無視し続け、勝手な憲法解釈を行っている」と厳しく批判。その上で、「野党は3分の1だが共産党とも協力して対抗する。大学の民間英語試験を中止させた。こうした実績を積み重ね、国民に評価されれば選挙で花が咲く」と述べました。           

 清水議員は「安倍内閣が続く限り国民の不幸が続く。『桜を見る会』は当日も問題だが、会費5千円の前夜祭が公選法違反の疑いが濃厚。消費税を上げておきながら、『桜を見る会』の予算を2倍・3倍に膨らませる。ここに国民の怒りがある。閣僚2人の辞任に続き、安倍内閣のモラルハザードは地に落ちた。関電問題は、賄賂より廃炉だ」と、明快に語りました。

維新の弱点は、『都構想』とカジノ

 続いて石川さんが「大阪では維新との闘いも重要。維新政治をどう考えるのか」と、尋ねました。清水議員は「維新政治の特徴はウソとペテン。春のダブル選挙で彼らは『大阪の成長を止めるな』と訴えたが、大阪は成長していない。彼らの弱点は『都構想』とカジノ。『都構想』では4000億円の財政効果があると主張したが実はたったの1億円。カジノは、多くの府民が反対している。具体的事実を明らかにしていくことが重要」と、維新政治の弱点を指摘しました。

 村上議員は「維新はカジノの幻想を振りまき、ウソとごまかしで政治をすすめている。安倍政権と同じだ。神奈川県は3つの政令市があるが、どこからも『2重行政の無駄』などの声は出ていない。大阪市があるからこそ大阪府も発展する。維新政治のもとで、教育破壊が著しい。今教育現場に必要なことが全然わかっていない」と、痛烈に批判しました。

違いを乗り越え、共闘をすすめよう

 さらに石川さんが「総選挙に向けて力を合わせて取り組む時だ。意気込みを聞かせてほしい」と促ました。村上議員は「次の総選挙は安倍政権の暴走にストップをかけるために、すべての小選挙区で統一候補(擁立)を。来年の通常国会で補正予算を通せば解散のシナリオもある。違いを乗り越えて共闘をすすめよう」と、力強く語りました。

 続いて清水議員も「2014年のオール沖縄の闘いが(共闘の)スタートであった。これが13項目の政策合意にまで深化した。大阪でこそ『2つの逆流』との闘い。政策合意のもと相互支援により小選挙区で勝たないといけない。様々な困難を乗り越えたい」と、決意を述べました。

 シンポジウムの最後に石川さんが「新しい人と人のつながりができ、温かいメッセージも頂いた。次は19人の統一候補が勢ぞろいして大きな会場で(集会などを)開催しよう」と呼びかけると、参加者から大きな拍手が沸き起こりました。

草の根から対話を広げ、ともに政治をかえよう

 寝屋川革新懇の加藤代表世話人と、新日本婦人の会大阪府本部の杉本会長がフロアーから発言。加藤さんは、「12区補欠選挙の結果を総括する中で、草の根の力をもっとつけようと意思統一。12区全体で『野党連合政権実現』の100人アピールを発表し、全戸ビラを11月末には完成させる」と、決意を述べました。

 杉本会長は「(新日本婦人の会府本部)大会に向けて2000人を超える会員を増やした。その中には、子育て小組や絵手紙をやりたいと加入した人、維新支持や支持なし層の人ももちろんいる。対話と懇談を積み重ね、一緒に政治を考え、闘いたい。選挙に行ったことのない人との対話を重視して頑張ろう」と、参加者を励ましました。

 大阪革新懇は、今回のシンポジウムを契機に野党連合政権めざし、大阪での「市民と野党の共闘」の発展のためにいっそう奮闘します。

12・6「講演と音楽のゆうべ」に 誘い合って参加を

 12月6日(金)大阪革新懇は、「講演と音楽のゆうべ」をドーンセンターで午後6時50分から開催します。今回は、多方面で活躍中のジャーナリスト・斎藤貴男さんが「驕る権力、煽るメディア」をテーマに講演します。オープニングは、音楽家・徳畑作子さんのソプラノをお楽しみいただきます。ぜひ、地域・職場から誘い合ってご参加ください。(詳細は、大阪革新懇ホームページ

大阪革新懇 活動ニュースNo.20

~地域革新懇運動を強化し、「野党連合政権」実現にむけた運動を
 11月2日(土)大阪革新懇は、地域革新懇の拡大・強化、再結成をめざす担当者会議を開催し、18地域革新懇等から30名が参加しました。菅義人代表世話人(大阪労連議長)の開会挨拶に続き、4地域革新懇が活動を報告しました。

         地域革新懇の多彩な活動を交流
 10年前に再結成した交野革新懇は、①市民に見える革新懇運動、②取り組みの中で必ず新しい人々とつながる、③革新懇ニュースの継続発行の3点を柱に、粘り強く運動をすすめています。ニュースにはこれまで地元の人68名が登場し、積極的に革新懇運動をすすめる担い手になっているそうです。会員169名・世話人30名・事務局7名体制で2か月に1回の割合で定期的に会議を開催しています。来年10周年にむけて青年革新懇を作りたいと、新たな決意を語りました。
 今年で35周年を迎える住吉革新懇は、①毎月の街頭宣伝行動、②情勢を踏まえた学習会(11月16日には日米地位協定の学習会)、③8月の平和展開催、④民主団体との共同のとりくみ、の4点を柱に革新懇活動をすすめています。憲法を守る賛同ポスターには1000人以上が協力。毎年長崎から被爆者を招いて、戦争体験を伝える取り組みをすすめています。
 堺革新懇は市民懇として35年の歴史があります。市長選挙や市政問題では「1000人委員会」など幅広い市民・団体と連携を継続しています。毎年戦争展(7月)や学習会を開催しており、今後は革新懇を行政区単位でつくりたいと、いっそうの運動の強化をめざしています。
 河南革新懇ネットワークは、2012年の関電・羽曳野営業所前宣伝を契機にネットワークを作り、毎週金曜日に宣伝にとりくみ、実に392回を数えます。沖縄・辺野古基地建設反対、沖縄連帯の一斉宣伝も地域革新懇で取り組んでいます。知事選挙や沖縄県民投票に支援に入った経験を報告。ネットワークの会議は月1回定例で開催し、情勢論議とそれぞれの革新懇の取り組み、今後の課題を交流し、互いに励まし合って運動を発展させています。

      地域革新懇の拡大・強化、再結成をすすめよう
 地域革新懇の報告後、全国懇・乾友行事務室長が「統一戦線運動の推進力としての革新懇の発展・強化を」と題して講演をしました。乾氏は、立憲野党の13項目の政策合意、国政選挙での3度の共闘、国会内での法案のすり合わせや合同ヒアリング、埼玉県や岩手県など知事選挙での共闘など、「市民と野党の共闘」が大きく発展していると語りました。
 そのような情勢のもとで、さらに共闘を発展させるためには、①立憲野党の政権構想の合意、②地域共闘の確立と運動の日常化が求められていると指摘しました。その中で、市民連合などの地域共闘を支える革新懇運動が重要であり、労働組合などの賛同団体が地域で大きな役割を持っていると述べ、革新懇が国民的共同を発展させ、安倍政治を終わらせ、「国民が主人公」の政府を実現する統一戦線運動を担うために重要であると、強調しました。
 その後大阪革新懇・大原真事務局長が、大阪の現状をふまえて、複数の自治体や行政区での革新懇ネットワークづくりを呼びかけました。討論では、各地の革新懇活動を紹介するとともに、大阪市内でのネットワークづくりへの要望、地域革新懇の再開・再結成に向けた決意などが語られました。大阪革新懇は、今回の会議を契機に地域革新懇との連携をさらに強化しながら、革新懇運動の発展のために力を尽くします。

 11.3おおさか総がかり集会」
    ~憲法を守り、安倍政治を終わらせる決意 固め合う~

 11月3日(日)「11.3輝け憲法!いかそう9条!おおさか総がかり集会」が扇町公園で行われ、10歳台から80歳代までの幅広い世代、約1万2000人が集まり、MIC SUN LIFE」、おーまきちまきさん、中川五郎さんの音楽や、大阪朝鮮高級学校舞踏部の舞踊などを楽しみながら、憲法を守り、安倍政治を終わらせ決意を固め合いました。
 開会あいさつで米田彰男さん(1000人委員会大阪)は、相次ぐ大臣の辞任に「任命責任は私にある」と言いながら、何もしない安倍首相を厳しく批判。「安倍政権を打ち破り、憲法を守る闘いを粘り強くすすめていこう」と力を込めて訴えました。続いて、立憲民主党府連代表の辻本清美衆議院議員、日本共産党の清水忠史衆議院議員、社民党の服部良一元衆議院議員が連帯あいさつ。
 立憲デモクラシーの会呼びかけ人の高山佳奈子さん(京都大学大学院教授)がメインスピーチ。高山さんは、安倍政権に追随するマスコミの姿勢を批判しながら、「税金の使い方について考えよう。ここにきている人が周りの若い人に投票を呼びかけよう。そして立憲勢力を進展させよう」と、呼びかけました。続いて韓国市民社会団体連帯会議の李承勲(イ・スンフン)事務局長が、平和憲法を破壊し、アジアの平和を壊そうとしている安倍政治を厳しく批判し、「韓国と日本の市民の共同の力で、平和憲法を守ろう。ジーゾミアを永久に破棄させよう。辺野古への基地建設をやめさせよう」と連帯を呼びかけました。 
 集会では、寝屋川市原爆被害者の会、森友学園問題を考える会、原発賠償関西訴訟団、カジノ問題を考えるネットワークの各団体がスピーチを行い、参加者全員で「NO!安倍政治」「9条改憲STOP」と印刷されたポテッカーを掲げ、「安倍政治を終わらせよう」などと唱和しました。

~がんばっています地域・職場革新懇 <PARTⅢ>~
    「メディア革新懇」 報道に関するシール投票を実施 
 11月9日(土)メディア革新懇は、南森町で「テレビのニュース・報道番組を信頼していますか」と尋ねるシール投票を実施。今年3月にも同様のシール投票を天王寺駅前で行い、今回は第2弾です。1時間程度で50名の府民がシール投票に協力し、「(テレビのニュース・報道番組を)信頼する」はわずか4人(8%)で、「信頼していない」が44人(88%)で圧倒的多数を占め、「わからない・どちらともいえない」が2人(4%)でした。
 「信頼していない」に投票した府民は、「同じことばかりで肝心なことを放送しない」「安倍さんびいきで、もうテレビを見ないようにしている」「大阪は維新びいきの芸人が勝手なことを言っている番組が多い」と答えるなど、マスコミ報道の在り方に不満を持つ人がかなりいました。メディア革新懇は、マスコミ労働者と市民をつなぐ活動を粘り強くすすめ、11月17日(日)には総会を兼ねて、“維新政治とメディアの劣化”をテーマに、森裕之立命館大学教授を招いて、学習・トーク集会を13:30から大阪グリーン会館で開催します。

大阪革新懇 活動ニュースNo.19

共同広げ希望ある政治へ 地域・職場・青年革新懇全国交流会in兵庫

 地域・職場・青年革新懇全国交流会in兵庫が10月19日(土)~20日(日)神戸市で開催されました。19日の全体会には45都道府県から過去最高の1830名が参加、大阪からも2日間でのベ300名が参加し、交流会成功の一翼を担いました。
 19日(土)の全体会では池田香代子さん(翻訳家・全国革新懇代表世話人)の開会あいさつの後、小林節さん(憲法学者)、福山真劫さん(総がかり行動実行委員会共同代表)、ミサオ・レッドウルフさん(首都圏反原発連合)がそれぞれの立場から連帯を表明。小田川義和さん(全労連議長・全国革新懇代表世話人)が「問題提起と報告」を行いました。小田川さんは、「共同で野党連合政権をめざす動きの先駆者は革新懇」「革新懇の政策力、組織力、草の根の力を発揮して、『共闘の時代から連立の時代』への移行期での役割を発揮しよう」と呼びかけました。
 
    日本共産党 志位和夫委員長が特別報告
         ~安倍政権を倒して、野党連合政権を実現させよう~

 日本共産党の志位和夫委員長(全国革新懇代表世話人)が特別報告を行いました。志位委員長は、「この4年間で市民と野党の共闘が前進し、3回の国政選挙で重要な成果を勝ち取ってきた」と強調。「れいわ新選組の山本太郎代表と『野党連合政権にむけて協力すること』、社民党の又市征治党首と『安倍政権を倒して政権交代すること』で合意した」と報告しました。
その上で志位委員長は、野党連合政権実現に向けた重点について3点述べました。第1は、消費税減税、憲法改悪阻止、ジェンダー平等などで国民的共同のたたかいを発展させることを強調しました。第2は、野党合同でイージス・アショア問題、関電原発マネー問題、「あいちトリエンナーレ」問題などで現地に赴き、国会での野党共闘を発展させることの重要性を指摘しました。第3は、埼玉県と岩手県の両知事選挙での野党統一候補の勝利に続き、11月の高知県知事選挙での野党統一候補・松本顕治さん(日本共産党高知県常任委員)の勝利、来年2月の京都市長選挙での勝利など、一つひとつの選挙で勝利を積み重ねることを呼びかけました。 

           全国各地の運動を多彩に交流
 その後、秋田県、山形県、高知県、東京大田区などから参議院選挙での市民と野党の共闘の貴重な経験が報告され、大阪からは国公革新懇が森友学園問題での財務省の文書改ざんについて述べるなど、全国各地の革新懇運動を25名が多彩に語りました。

    政治変革への希望の灯をともそう ~「市民と野党の共闘」分科会~

 2日目の「市民と野党の共闘」分科会では、五十嵐仁法政大学名誉教授が「市民と野党の共闘が当たり前の光景になっている。従来と比べて、①野党の中に共産党がいる、②草の根の運動が準備されている、③野党間の政策合意がある」ことの3点を指摘して、「連合政権実現に向けて準備は整った。新しい政治を切り拓こう」と呼びかけました。
 日本共産党の穀田恵二国対委員長は、「4年間の市民と野党の共闘の取り組みが、政権構想を協議するところまで発展した」と強調しました。そして、今後「市民と野等の共闘」を発展させるためには、「①勝つために諦めないことを信念にすること、②大局観にもとづき、新しく創造すること、③野党間の多様性の中で統一することが重要である」と指摘しました。
 関西学院大学の冨田宏冶教授は、安倍政権と維新の共通点が、①嘘をついても平気、②主張がころころ変わる、③政治を腐敗させている点と指摘。その上で冨田教授は、参議院選挙で野党統一候補が勝利したところは軒並み投票率が60%近くであった事実を示し、安倍政権を打ち破るためには、①政治に関心があるが投票に行かなかった人々が投票所に行くよう活動をすすめること、②政権構想を打ち出して、対話する・署名を訴えるなど、国民に政治変革への希望の灯をともすことを、強調しました。
 フロアーからは、新潟での参議院選挙の市民と野党の共闘、堺市長選挙のとりくみと市政変革運動など、10名が発言しました。