大阪市廃止「構想」再び否決
~広範な市民・団体の共同が 維新の野望を粉砕~
[PDF] 大阪革新懇 ・活動ニュース No.18
大阪市廃止・解体の是非を問う「住民投票」が11月1日(日)実施され、大阪市廃止「反対」が69万2996票で、廃止「賛成」の67万5829票を1万7167票上回り、大阪市廃止「構想」が再び否決されました。維新は、政令指定都市・大阪市の豊かな財源と権限を府に吸い上げ、一人の指揮官である知事がカジノ・IR関連事業に莫大な税金をつぎ込むことをねらい、公明党が議席を占める衆議院小選挙区で対立候補をたてると脅かし屈伏させ、コロナ禍のもとで強引に「住民投票」を実施しました。
大阪革新懇は、「大阪市をよくする会」「明るい民主大阪府政をつくる会」と連携し、「特別区」になれば年200億円の財源不足に陥り、「特別区」設置コストが15年間で1300億円費やされ、住民サービスが必ず低下すると、事実にもとづき広範な市民・団体と対話・共同を展開しました。一方、維新は「『住民サービスの低下』はすべてデマ、むしろ住民サービスは充実」と、根拠のないビラを連日新聞に折り込み、テレビCMを放映するなど、「賛成」票の拡大を企てました。
しかし、広範な市民・団体の共同と市民の良識が、維新の野望を再び粉砕しました。昨夜の会見で、大阪維新の会代表の松井一郎大阪市長は、「結果は2度目の敗北。政治家としてけじめをつける」と、2023年3月の任期満了で政界引退を表明し、吉村洋文大阪府知事は「都構想」に再挑戦しないことを明言しました。
大阪市廃止「構想」阻止のために、連日奮闘された賛同団体、地域革新懇、職場革新懇の皆さん、お忙しい中遠方より支援に駆けつけてくださった全国・都道府県革新懇の皆さん、「住民投票」支援募金にご協力いただいたすべての皆さんに、心よりお礼申し上げます。
大阪市廃止「構想」を再び阻止したことは、維新政治に終止符を打ち、カジノ誘致を断念させることにつながるだけでなく、安倍政治を継承し、維新と連携し改憲ねらう菅政権に痛打を与えるものです。大阪革新懇は、近く行われる総選挙で「市民と野党の共闘」を前進させ、野党連合政権の実現のために全力を尽くす決意です。
大阪革新懇事務局長代行 小林 優
<「住民投票」結果を受けての声>
〇住吉区では「賛成派」に8045票の大差をつけて勝ち、大阪市全体の勝利に大きく貢献することができました。大阪はもとより全国各地からのご支援で現地は元気をいただき、最後の最後まで勝利を信じて闘うことができました。ご支援本当にありがとうございました。
住吉革新懇事務局長 古旗 孝
〇開票速報 ハラハラドキドキ しかし反対派が土俵際でうっちゃり 大阪市が残った のこった
反対派も賛成派も 気持ちを分断することなく 力を合わせて礼儀正しく ピシッと背筋を伸ばして 姿勢(市政)をただしましょう
落語家 桂 文福









富田林市と千早赤阪村など3町村が当番となる8月21日(金)、20名が南海・金剛駅前で宣伝。原発NO!再稼働NO!」「海に捨てるな!汚染水」「原発なくても電気は足りてる」などと書かれた8枚のプラスター、「原発いらない富田林行動!」の横断幕・幟を掲げてにぎやかに宣伝しました。これらの宣伝物は、すべて92歳になる藤後さんが手書きした迫力ある作品です。藤後さんは、満蒙開拓義勇軍として満州に渡り、その後中国八路軍を経てシベリアへと、稀有な戦争体験者です。



「9年前の福島第一原発事故はまさに人災、何の収束もせず危険な状況が続いています。子どもや孫・若者の安心・安全・健康のためにも原発は廃炉にし、自然エネルギーに切り替えましょう」「政府や東京電力は溜まりにたまった汚染水、トリチウムなど有害物質を含んだ汚染水を海に放出しようとしています」「再生エネルギーの普及を進めなければならないのに、政府は相変わらず原発や石炭火力をベースロードとして温存しようとしています」などと、訴えました。通行中の男性から「自粛々でなくてもっと声をあげなあかん」と、激励の声がかかりました。
コロナの影響で活動を自粛していた「東部9条の会」も、「9の日」宣伝を長尾生協前で10人で再開。スタンディング宣伝が中心でしたが、参加者は「やって良かったね」「みんなの元気な顔が見られて良かった」などと、語り合いました。香里の「エントツ山9条の会」は、5月に続き6月9日(火)に元気に宣伝。香里のトップワールド前で、「会」機関紙110枚を7名で配布。マスク姿のビラ配布が定着してきました。