大阪革新懇活動ニュースNo.18

11・28京橋宣伝 ~イスラエルはガザへの武力攻撃やめろ!~

  11月28日(火)大阪革新懇・大阪平和委員会・大阪原水協・大阪労連の4団体が呼びかけて、「イスラエルに抗議、ガザへの武力攻撃ストップ」のスタンディング&スピーチ宣伝をJR京橋駅前で行い、40名が参加しました。
 
 大阪革新懇
の大原事務局長の司会により、大阪平和委員会の上羽事務局長をはじめ7団体の弁士が訴えました。スピーチでは「イスラエルの攻撃は一時中断している。双方の人質解放も行われている。一時中断の期間中はガザの子どもたちの笑顔があった。イスラエルのガザへの無差別攻撃は即時やめるべき」「国連決議に沿って休戦、そして停戦へとすべき」「イスラエルのある閣僚が核兵器使用の脅しをしたが許されない」「日本政府はアメリカ政府追随ではなく、今こそ独自の外交力でイスラエルの戦闘を止めさせるべき」などと訴えました。

 
 イスラエルのネタニヤフ首相やアメリカのバイデン大統領、日本の岸田首相宛ての一言メッセージに応じた通行人は、「今すぐ戦争やめて、人の生命はみんな平等」などと記入しました。この取り組みを通じてガザ地区への募金が8600円集まりました。


~ がんばっています地域・職場革新懇 <PART56> ~

<寝屋川革新懇>  イスラエルはガザ侵攻をただちにやめろ! 
 11月19日(日)寝屋川革新懇は「ガザ侵攻、イスラエルはただちに中止を」緊急宣伝を、京阪寝屋川市駅と香里園駅前で日本共産党寝屋川市議団・新婦人寝屋川支部・校区9条の会などと開催し、60名が参加しました。主催者あいさつで寝屋川革新懇の加藤昌孝代表世話人は、「連日の報道がつらい、赤ちゃんや子どもが亡くなっている。大量虐殺は許されない、声を上げよう」と呼びかけました。
 
 続いて各団体から8名がスピーチ。「戦争犯罪を許してはならない。人道的休戦を今すぐに」(中林和江市議)、「米国はイスラエルを支持、岸田政権の追随は情けない」(中川正彦西南9条の会)、「毎日胸が痛む、どうしたらストップできるのか、9条持つ国として役割を」(泰美栄子女性後援会)、「封鎖空爆・地上侵攻で命が奪われている、こんな時に大軍拡は許されない」(太田徹前市議)、「ロシア侵略にガザ攻撃、何とかしたい、ただちに停戦を」(石村純子新婦人)、「『自衛』でなくジェノサイド、心が痛む、国際法守れ」(松尾信次市議)、「もう見てられない、子どもの命が奪われている、何とかしたい」(岩本禎子女性後援会)、「21世紀に戦争、胸が引き裂ける想い、即時停戦がみんなの願い」(西田昌美市議)などと訴えました。

 
 参加者は、「やめてください戦争地獄・即時停戦」の手作り横断幕や、「武力で平和はつくれない」「日本政府は虐殺に加担するな」「大量虐殺やめろ・パレスチナに自由を」などの独自ポテッカーを掲げ、高校生などが応じた募金は1万円を超えました。

大阪革新懇活動ニュースNo.17

~ がんばっています地域・職場革新懇 <PART55> ~

<革新懇河南ネットワーク>   浜矩子さんが「魂ある政治の実現を」と講演
 11月4日(土)革新懇河南ネットワークは、富田林市民会館で講演&決起集会を行いました。記念講演は全国革新懇代表世話人で同志社大学名誉教授の浜矩子さん。「魂ある日本の復活をめざして〜無魂社会から脱却するために必要なこと〜」をテーマに、オンライン併用でも熱のこもったユニークな講演会となりました。

 浜さんは、岸田首相を「自民党という井戸の中をあっちへフラフラ、こっちへフラフラする鮒侍」「鮒侍男には魂がない。だから無定見に大軍拡に走り、突然“還元減税“を言い出す」と喝破しました。その上で、①他者の悲しみを悲しみ、人間を幸せにできる、②人権を侵さない、③人間を使い捨てにせず、分断と孤立を許さず、才能を開花させる、④「下心政治」ではなく、弱者の政治生命維持装置としての政策を実施する「魂ある政治」の実現を呼びかけました。

 講演後の質疑応答で浜さんは、維新を「ポピュリスト的手法で権力を握る下心で動いている」と断罪し、「希望と平和と共生のための〝陰謀〝チームをどうか津々浦々に広げましょう」と、ユーモアたっぷりに熱く呼びかけました。
 
 続いて主催者を代表して、富田林革新懇の奥宮直樹さんが今後の行動を提起しました。奥宮さんは、「①身近な切り口での旺盛な対話、②マスコミに負けない知恵と工夫の大宣伝、③立憲野党を繋ぐ革新懇運動と組織の強化」の3点を提起し、「浜さんの提起に応え、みんなで頑張ろう」と熱く訴えました。
講演&決起集会には河南各地から101人が参加し、5万円近くのカンパが寄せられました。

<枚方革新懇>  駅前開発・新庁舎移転に反対する市民共同が継続
 9月の市長選挙後も、枚方駅前大型開発や新庁舎移転に反対する市民共同の運動が継続しています。
 枚方革新懇に加盟する団体は、「考える会」の一員として、また新婦人枚方支部は「市民ネットワーク」の中心メンバーとしてフル回転。10月4日(水)市役所を囲むヒューマンチェーン行動には200人以上が集い、10月7日(土)緊急学習会には165人が参加するなど、4つの団体を中心に作られた「市民ネットワーク」の諸行動に、多くの市民が参加しました。
 市役所を囲むヒューマンチェーンには、ベビーカーを押す子育てママや若い夫婦連れが参加し、学習会は市内在住者が講演するなど、市民共同の運動が継続し広がっています。

大阪革新懇活動ニュースNo.16

期待高まる!「講演と文化のつどい」2023
講演は「サンデーモーニング」元村有希子さん(毎日新聞論説委員)        文化行事は笑配師・花吹雪紫音さんのエンタメ・マジックショー

 大阪革新懇の恒例企画「講演と文化のつどい」が今年12月2日(土)午後2時より大阪私学会館で開催されます。一昨年は金平茂紀さん(ジャーナリスト)、昨年は山極寿一さん(元京大総長)で大変好評でした。今年は、女性ジャーナリストで現職の毎日新聞論説委員の元村有希子さんです。1989年に九州大学を卒業後、毎日新聞社に入社。科学環境部部長などを経て2019年から毎日新聞論説委員として活躍されています。2006年には「理系白書」報道で第1回科学ジャーナリスト大賞を受賞しています。TBS「サンデーモーニング」などにも出演し、鋭い論評には定評があります。

   偉大なアマチュアが何を語る!? 

 彼女は「新聞記者は『偉大なアマチュア』であれ、が持論である。長くこの仕事をしていれば、専門分野や得意分野ができてくる。それでもわけ知り顔の専門家になってはいけない。その世界を知り尽くす専門家からどれだけ旬な情報を引き出せるかが、記者の本分だと思う」と語っています。文系(教育学部)出身の彼女が、科学環境部に配属されて、「偉大なアマチュア」としてキャリアを積み様々な分野での発信を続けています。テレビでは、時間もなくて、言えなかったことをたっぷりとお聞きする絶好の機会です。

文化行事 笑配師(しょうはいし)  花吹雪(はなふぶき)紫音(しおん)

 関西、奈良を中心に全国各地に笑いと元気を届けています。マジシャンとして16年のキャリアと介護福祉士と笑い療法の資格も持ち、福祉分野でも大好評の笑配師。被災地での復興ボランティアや不登校の子どもたちの悩みに関わる活動にも取り組んでおり、他ではちょつと見られないエンタメショーをご披露します。もちろん、手品も面白く、楽しいもので不思議と笑いをお届けします。乞うご期待!!

申し込みは、大阪革新懇ホームページ又はFAXにてお申し込みください。
ユーチューブ視聴は12月5日(火)まで可能です。参加協力費1000円です。

大阪革新懇活動ニュースNo.15

~ がんばっています地域革新懇 <PART54>~

<羽曳野革新懇> 10月「怒りの行動」 夢洲万博・カジノはストップ!
 10月22日(日)羽曳野革新懇も参加する羽曳野総がかり行動実行委員会は、「万博・カジノ」問題をテーマに「怒りの行動」を道の駅で展開し、18人が参加。4人がマイクで訴え、国向けと府・市向けの二つの署名に39人分の署名が集まりました。
 「万博は中止を・・・」「大阪にバクチ場はイラン!」と表示した横断幕を掲げ、「ストップ カジノ バクチで経済成長!?」「子どもの未来にカジノはいらない」などのプラスターを掲げて行動しました。

 年金者組合の鎌田書記長がマイクを握り、「大阪・関西万博の現状はどうなっているのでしょうか?」と切り出しながら、「①会場建設費が1250億円⇒1850億円⇒2350億円と当初の見積額の1,9倍となっていること、②カジノができる夢洲のインフラ整備関連事業や交通アクセスの整備、万博運営費・跡地事業に合計1兆円もの税金が投入されようとしていることの2つの問題点を指摘し、物価高騰の中でこれ以上国民に負担を押し付けることは許されません」と、夢洲万博・カジノの中止を訴えました。参加者が「万博・カジノ」への市民の怒りをひしひしと感じる行動となりました。

<交野革新懇> 2023年度総会 新世話人5名を加え、運動の前進と飛躍を誓う   
 10月1日(日)交野革新懇は、「全国革新懇ニュース」読者の過去最高96部を突破し102部を達成して、2023年度総会を迎えました。総会では、役員体制強化のため新たに5名の世話人を加え、活動の前進と飛躍を誓い合いました(「全国革新懇ニュ―ス」2023年11月号2面参照)。

 開会で清田俟子代表世話人は、「今年の総会で新たに交野青年革新懇が加わり、希望の光」と紹介するとともに、「国民負担を増大させ、それを軍事費にあてるような岸田政権には退陣してもらいたい。交野革新懇みんなで協力して、今の時代のいやな流れを変えましょう」と、あいさつしました。

 続いて立花勝博事務局長が一年間の活動を報告し、今後のとりくみについて提案。立花さんは、新たに5名の世話人を迎え、世話人全員が主体的に参加する5専門部(平和展担当、地域共闘担当、機関誌担当、組織・拡大担当、SNS担当)をつくり、革新懇運動を前進・飛躍させていこうと訴えました。
 
 交野青年革新懇の佐々木賢治事務局長がフロアーから発言。佐々木さんは、5月のバーベキューのつどいで4名会員が増えたこと、6月に京都や神戸の青年革新懇と「大軍拡・大増税はいま必要か」をテーマに討論会を行ったこと、8月にZOOMで全国の青年革新懇と活動交流を行ったことなどを紹介し、互いに刺激し合って活動を拡げていきたいと、決意を語りました。

 
 総会後、雪田樹里弁護士が「ジェンダー平等の実現に向けて」をテーマに講演しました。

 

 

 

大阪革新懇活動ニュースNo.14

 10・19緊急宣伝
   ハマスもイスラエルも武力行使やめよ!ガザへの侵攻NO!

  大阪革新懇、大阪平和委員会、大阪労連の3団体の呼びかけにより、10月19日(木)民主団体や市民など22団体・60名が緊急に集まり、ハマスとイスラエルに武力行使の中止を求める宣伝をJR京橋駅前で実施しました。
 
  弁士は、大阪平和委員会の上羽治雄事務局長、大阪革新懇の小林優事務局次長、大阪労連の菅義人議長、日本共産党のたつみコータロー元参議院議員、大阪憲法会議の三宅良夫事務局長、非核の政府を求める大阪の会の長尾ゆり常任世話人、大阪労連・大阪市地区協の箕作勝則事務局長、大阪歯科保険医協会の片方真佐子さんの8名。

 
 「ハマスの無差別攻撃、民間人の連行はいかなる理由があっても許されない国際人道法違反の行為である」(非核の政府を求める大阪の会)、「イスラエルのガザ地区への無差別攻撃、食料や水などを遮断してガザ地区の人々を危険にさらす行為も、国際人道法違反であり、断じて許されない」(大阪革新懇)、「包囲されたガザ地区では罪のない多くの人々への大量虐殺の危機が迫っている。即時停戦の声を上げ、憲法9条をもつ日本政府に行動を求めよう」(大阪平和委員会)、「イスラエルとパレスチナの問題については、①イスラエルが占領地から撤退すること、②パレスチナ独立国家樹立を含む、民族自決権を保障すること、③イスラエルとパレスチナ両者の生存権を相互に承認することが重要である」(日本共産党)などと道行く市民に訴え、ガザ地区人道支援募金を呼びかけました。
 用意したビラは宣伝開始から30分程度ですべてなくなり、人道支援募金は1万円を超えて集まり、朝日新聞などが取材するなど、関心の高さがうかがえました。

  ~ がんばっています地域・職場革新懇 <PART53> ~
<枚方革新懇> 駅前開発・新庁舎移転反対の市民共同続く
                       「人間の鎖」に200人が参加

 9月3日投開票の枚方市長選挙が終わってからも、枚方駅前大型開発への疑問や新庁舎移転反対の市民共同の運動が継続しています。
 枚方革新懇に加盟する団体は「考える会」の一員として、また新婦人枚方支部は「市民ネットワーク」の中心メンバーとしてフル回転。10月4日(水)市役所を囲むヒューマンチェーン行動には200人以上が集い、10月7日(土)緊急学習会には165人が参加するなど、4つの団体を中心に作られた「市民ネットワーク」の諸行動に多くの市民が参加しました。市役所を囲むヒューマンチェーンには、ベビーカーを押す子育て中のママや若い夫婦連れも参加し、学習会は市内在住の方の講演もあり、市民共同の広がりを感じる取り組みが続いています。

大阪革新懇活動ニュースNo.13

大阪革新懇・堺市民懇 声を上げよう!希望を拓く・市民と野党の共同街宣

 10月7日(土)大阪革新懇堺市民懇の共催で「声をあげよう!希望を拓く共同街宣」が中百舌鳥駅ロータリーで行われました。開会あいさつで村上史好代表世話人(元立憲民主党衆議院議員)は「失われた30年、比較すると年収455万円が420万円なのに社会保険料は3万円が6万円、消費税も3%が今は10%。市民と立憲野党の共闘で政治を変える。このスタートにしよう」と訴えました。
 市民スピーチでは小学生を持つ子育てママさんから「フードバンクに参加しているが、食べるものは削っても子どもの費用は削れない。給食費無償化運動もやっています。維新市長の下で誰でも放課後に学べるマイスタディーの廃止、学校群制度導入の動きなど出ている。先生が子供たちと向き合える教育環境を作ってほしい」。
 図書館問題の研究家は「物価高騰で新聞も読まない。それでもスマホ依存は増えている。これが何をもたらすのか考えてほしい。万博やカジノへは税金を使うが、教育や福祉の予算がカットされている。政治に愛を取り戻したい」。
 また、大学でジェンダー平等を研究している大学院生は「女性の視点から維新政治を見たとき、ある維新の政治家が『議会に女性優先枠は考えていない。365日、24時間選挙を考えて政治活動をしているが、それを受け入れてやれる女性はかなり少ない』と言いました。ここに本音が出ています。男性優位の政治を変えないといけない」と鋭く指摘しました。
  桜田照雄代表世話人(阪南大学教授)は「松井知事の鶴の一声で夢洲での万博が決まった。当初、夢洲は除外されていた。『間に合うの?』の声がある。設計図を出したのが8か国、着工はチェコのみ。二つ目、いくら費用がかかるかわからない。マヨネーズのような地盤、3階以上の建物なら50メートルの杭を何本も打たなければならないが、その費用がわからない。ゼネコントップのある方も『できへんもんは、できへん』と言っています。こうした事実を知らせてほしい。メディアは伝えない。カジノ・万博を市民の力で止めさせよう」と訴えました。

 ゲストスピーカーとして森山ひろゆき立憲民主党衆議院議員は「10月20日から国会が始まる。国民生活が大変な時に4か月もの長い長い夏休み?教育の問題は大変重要。日本の教育予算はOECD平均の半分。アメリカでは大学卒業すれば奨学金返済免除、実質無償化です。親ガチャ(インターネット用語で家庭環境などで子ども人生が左右されるという意味)という言葉がありますが人づくりは国つくりなんです。子ども基本法がやっとできた。また、万博できますか?止められやいという話ではない。世界の信用、やった方がいいのか?止めた方がいいのか?考える時だ。国民生活の場に政治を取り戻したい。そのために力を結集してネットワークを広げていこう」と呼びかけました。
 最後に、沢田くみこ日本共産党17区国政対策委員より「相次ぐ値上げでスーパーのはしごは当たり前。私は果物などはできるだけ実家に行く。でも、そうできない人がたくさんいる。低賃金、非正規労働者が増える一方で大企業の内部留保は510兆円。万博に関心ない人が6割以上だ。そんなところには税金をどんどん使う政治はおかしい。第2自民党を自認する維新も問題だ。市民と野党の共闘で政治を変えよう」と訴えました。

松原革新懇 恒例の秋の学習会 幼稚園・保育所統廃合反対運動学ぶ

 10月2日松原革新懇は富田林市での幼稚園(13→4園)保育所(6→4園)統廃合反対の住民運動を学ぶ学習会を開催し、25名が参加しました。富田林では当局案に対して「地域のつながりが失われる」とした世論が高まり、最終的には全会派が反対に回り、否決されました。

大阪革新懇活動ニュースNo.12

大阪革新懇 ケア民主主義学習交流集会 ~ケアに満ちた社会をめざす~

 9月30日(土)大阪革新懇は大阪民医連と共催で、同志社大学大学院の岡野八代教授を講師に「ケア民主主義についての学習交流集会~ケアに満ちた社会をめざす~」を会場とYOUTUBEの同時配信で開催し、あわせて150名以上が参加・視聴しました。

 オンラインで講演した岡野さんは、育児・家事・介護などのケア労働に注目することで生まれたフェミニスト経済学の見地から、主に女性がケア労働を担わされ、市場経済のなかでケア労働が搾取され、廉価とされてきた歴史を詳述。ケア労働は生きるために必要な営みであり、その価値はケアした者にしか理解されない傾向にあるが、多くの権力者はケア実践にかかわったことがないと、厳しく指摘。そして、フェミニスト政治学の視点から、ケア実践の内実とその価値を理解する者が政治の代表者となるべきであり、新たな民主主義を構想するために極めて重要であると強調しました。

 介護・保育にかかわる労働者3名が、現場の状況と課題をそれぞれ報告。社会福祉法人こばと会・グループホームたんぽぽの佐々木まさのぶ施設長は「コロナ禍で高齢者施設はまるで野戦病院状況。クラスター発生時のコロナ感染者17名のうち入院できた人は1名のみ。介護現場の職員不足・低賃金・長時間労働は何らか改善されていない。国が社会保障費を増額することが不可欠」と語りました。
 医療福祉生協おおさか、いきいきケアープランセンター・ケアーマネージャーの松山てるえさんは、「北区はタワーマンションが林立し、確かにセキュリティーは強化されているが、高齢者が認知症などになると様々な困難が発生する。スーパーのセルフレジやマイナ保険証などの導入は高齢者にとって煩わしく、生きづらい社会になっている」と指摘しました。
 一般社団法人・社会福祉経営全国会議・大阪支部の福井しげる事務局長は「この30年間、保育現場は『規制緩和』の流れの中で、つめこみ保育・園庭のない保育所・給食の外部委託・無資格保育士などが認められ、保育の質は確実に低下してきた。70年間以上改善されていない保育士配置基準の改善を」と訴えました。 

 オンラインで参加した大阪大学副学長の島岡まな教授は、「講演の後にケア現場の声を聴けてとても勉強になった。現場にとっても国内外の研究やデータを生かして活動していくこと、研究者と現場が相互に交流すること、とりわけ男女間の賃金格差を政治課題にしていくことが重要」と、指摘しました。大阪革新懇代表世話人で関西学院大学の冨田宏冶教授が開会あいさつし、大阪革新懇代表世話人大阪民医連釘宮隆道事務局長が閉会あいさつを行いました。

 

 

大阪革新懇活動ニュースNo.11

9・9 立憲野党共同街宣in東大阪
岸田政権の暴走ストップ! 維新政治の転換を!

 9月9日(土)大阪革新懇東大阪革新懇は、立憲野党の共同街宣を近鉄布施駅前で開催し、立憲民主党大阪府連代表の森山ひろゆき衆議院議員、日本共産党の宮本たけし衆議院議員、社民党大阪府連合の長崎由美子委員長が揃って参加し、「岸田政権の暴走ストップ!維新政治の転換」を市民に訴え、100名を超える市民が足を止めました。
 開会あいさつで大阪革新懇の村上史好代表世話人(立憲民主党元衆議院議員)は、「岸田政権の敵基地攻撃能力保有、5年間で軍事費45兆円の大軍拡路線は、国民を危機に陥れる」「維新はカジノで巨額の税金をつぎ込む一方で、公共サービスを切り捨て、全国最多のコロナ死者を出した」と厳しく批判し、政治変革のため立憲野党の結集を呼びかけました。
 宮本衆議院議員は、「大阪の『市民と野党』はスクラムを組んでいる。岸田政権の行き詰まりは明瞭であり、『市民と野党』の本気の共闘で政治を変えよう」と訴えました。長崎委員長は、「国民は戦争せず、安心して暮らしていけることを望んでいる。大阪では憲法を守るため野党が力を合わせている」と述べるとともに、大阪の保育所つぶしの実態を告発しました。森山衆議院議員は、「国民のくらしを守ることが政治の役割。一党一派の東大阪市長ではなく、市民の声を聴く市長を」と呼びかけました。
 地元からは東大阪市長選挙(17日告示、24日投票)に「明るい東大阪をつくる会」から無所属で立候補を表明した、うち海公仁元府会議員がゲストスピーチ。うち海さんは、「東大阪では自民・公明に推された現市長が急遽維新公認に転向し、市民から不満が噴出。今、広範な市民の声を大切にする、新しい東大阪市政を切り拓くことが、市民共通の願いとして広がっている。一党一派の地方政治を押し付けることはあってはならない。『都構想』をすすめる市長ではなく、物価高騰の中で暮らしや福祉、営業を守る東大阪市を」と熱く語りました。

~ がんばっています地域・職場革新懇 <PART52> ~

<羽曳野革新懇> 大軍拡・大増税NO!スタンディング宣伝
 羽曳野革新懇も参加する羽曳野総がかり行動実行委員会は、8月29日(火)羽曳野市の古市駅前など2か所でスタンディング宣伝を25人で行いました。「STOP!大軍拡&大増税」「安保3文書閣議決定撤回」の横断幕、「9条改憲NO!」やマイナカード問題のプラスターを掲げて宣伝しました。

 通りかかった女性は自転車を止めて横断幕を見ながら、「年金は減らされるのに、軍備増やすなんておかしいやん。岸田、麻生にはやめてもらわなあかん」と、怒りをあらわに訴えて行きました。「朝早くから暑いのにご苦労様」と激励する市民もあらわれ、参加者は元気よく宣伝することが出来ました。

大阪革新懇活動ニュースNo.10

~ がんばっています地域・職場革新懇 <PART51> ~

<寝屋川革新懇>  広島・長崎被爆78年 50名が宣伝行動
 広島・長崎被爆78年の8月6・9日両日、京阪寝屋川市駅前で「平和の波」行動が行われ、50名が宣伝に参加し、核兵器廃絶のメッセージを世界に発信しました。  
 8月6日(日)寝屋川原水協が中心となり、校区9条の会・けいはん医療生協などから20名が参加。被爆者代表が「被爆者は平均年齢85歳、心と身体に消せない傷を抱えながら、核兵器を世界からなくそう」と訴えました。
 8月9日(水)寝屋川新婦人の会の呼びかけで30名が参加し、峠三吉の詩「人間をかえせ」を朗読し、各団体から大軍拡・大増税NO!を訴えるとともに、「青い空」を歌って核兵器廃絶を呼びかけました。「平和の波」行動を通じて、核廃絶署名が13筆集まりました。

<堺市民懇>  大軍拡・大増税NO! 平和・くらし守ろう   
 7月14日(金)堺市民懇・堺平和委員会・堺憲法共同センターの3団体の呼びかけで「大軍拡・大増税反対、平和・いのち・くらし壊すな」平和宣伝を南海堺東駅前で開催し、25名が参加しました。参加者一人ひとりが思い思いのプラスターやタペストリーを持ち寄り、3団体のメンバーが平和への思いを次々に訴えました。「戦争あかん」堺市民アピール呼びかけ人の脇山美香弁護士や小西美根子さんもマイクで訴えました。道行く人の中には、訴えやプラカードの内容に頷きながら通り過ぎる市民もいました。
 堺では8月5日(土)・6日(日)堺市民懇も実行委員会に参加する「堺平和のための戦争展」が、サンスクエア堺で開かれ800人以上が参加しました。1日目は、子どもたちが折った平和の折り鶴や、今なお堺市に残る戦争遺跡などが展示され、参加者の関心を集めました。ステージでは不発弾で両手と両目を失った藤野高明さんが平和への思いと憲法の値打ちを講演し、地元の子どもたちが合唱曲「ぞうれっしゃがやってきた」を元気よく歌ったり、一輪車の演技を披露したりしました。2日目は、大前治弁護士が大阪空襲訴訟について講演しました。

《学習交流集会》ケア民主主義について1面大阪革新懇 9/30 ケア民主主義の学習交流集会 
岡野八代さん(同志社大学教授)迎え、ケア民主主義の学習交流集会をおおさかグリーン会館で開催(オンライン併用)。
参加申し込みは、大阪革新懇HPより。

         

大阪革新懇活動ニュースNo.9

~ がんばっています地域・職場革新懇 <PART50> ~

<大阪損保革新懇> 顧客本位の代理店制度を
 6月30日(金)大阪損保革新懇・代理店プロジェクトは、エル大阪南ホールで損保代理店シンポジウムを開催し、北海道・九州をはじめ全国各地の損保代理店経営者など127名が参加しました。

 大阪損保革新懇松浦章世話人(兵庫県立大学客員研究員、写真右端)の基調報告に続き、日本共産党の小池晃参議院議員(写真中央)が国会報告を行い、大門美紀史前衆議院議員が連帯の挨拶を行いました。その後、中小零細企業のための独占禁止法研究会の喜田崇之弁護士(関西合同法律事務所)、代理店経営者がパネリストとして報告し、フロアーからも7名が発言しました。

 松浦章世話人は、「代理店プロジェクトを発足して15年間、損保代理店シンポジウムの開催、近畿財務局への要請、院内集会への参加など、持続的な運動で金融庁を動かし、大手損保の乱暴な乗合拒否や一方的な委託契約解除問題の是正など、損保産業を変える大きなモメントを作ってきた」「代理店は損保会社とは別の独立した『事業体』であり、代理店経営に介入させないという立場を貫き、この間の大きな変化を糧にして全国の代理店、損保の仲間、広く社会に発信していこう」と語りました。
 小池晃参議院議員は「地域で災害時に大きな役割を果たしているのは代理店。その代理店が手数料ポイント制度で苦しめられている。金融庁に質したが、日本共産党として損保代理店問題に取り組んでいきたい」と報告しました。 

 

<大阪革新懇> 岡野八代さん迎え、ケア民主主義の学習会を予定
 大阪革新懇は、7月1日(土)緊急鼎談で3名の研究者・市民活動家に維新政治の本質と対抗軸について、それぞれの立場から自由闊達に語っていただき、対抗軸としての「公共の再生と民主主義」について学習を深めてきました。
 そして、第2弾として9月30日(土)岡野八代さん(同志社大学教授)を迎えて、ケア民主主義について学習会を開催します(オンライン併用)。参加申し込みは、8月下旬より大阪革新懇HPからお願いします。