大阪革新懇活動ニュース No.14

「沖縄の今を知る会」に75人 -河内長野革新懇- 
 4月13日午後、河内長野市のノバティホール(南海・近鉄河内長野駅前)で「沖縄の今を知る会」が行われ小学生を含む75人が参加しました。主催は河内長野革新懇。「美ら海を戦で汚すな」「辺野古新基地建設ストップ」などをテーマに、「基地のない平和で豊かな沖縄をめざす会」の共同代表芳沢あきこさんが講演。現地の映像や三線演奏などを交え、自らの体験と重ねて、たたかいの歴史と現在を熱く語りました。「新基地建設の政府の意図と反対闘争の意義がとてもよく理解できました」「安保条約を破棄することが根本の解決につながるのだと肝に銘じ、地道な運動を続けていきます」「もっともっと知らない人に知ってもらい、知っていきたい」などの感想が寄せられました。

 ガザに恒久停戦を早く、祝園(ほうその)にミサイル弾薬庫はいらない 
     交野市で市民とともに集会とパレード -交野革新懇-
 「子どもを殺さないで」「ガザの大量虐殺をいますぐ止めて」「祝園は交野から10㎞」「祝園にミサイル弾薬庫はいらない」「私たちは戦争準備に協力しない」と15日(火)午前10時から交野市・梅が枝公園で、集会が行われ、交野市駅までパレードを行いました。交野革新懇と憲法と暮らしを考える会がよびかけ60人の方が参加されました。
 よびかけ人を代表して、立花勝博交野革新懇事務局長は、「私たちは、ここ交野から、戦争を止めたい思いを形にするため、本日パレードと街頭署名活動を計画した。ジェノサイドただちに止めさせ、今すぐガザの停戦を再確立し恒久的停戦を、危険な祝園弾薬庫を交野市民に知らせよう」とあいさつ、3人の方がスピーチを行いました。このような集会に初めて参加した地元の方は、”ひとたび紛争が始まればウクライナでもガザでも終わらせることは大変ですね、あなたたちの運動が世界を動かすと思います”と述べ、スピーチする方の話しを聞いていました。手製の横断幕、だれの子どもも殺さないでのポスター、手製のひまわりブローチなど、ひとめにつくグッズを掲げながらバレードを行いました。ひときわ市民が注目したのは「ひとにしき地対艦誘導弾ミサイルの実寸大の横断幕」(9㍍)です。何事かと店から飛び出して来た方もおられました。パレスチナに自由を、の曲を響かせ、シュビレコールで訴え交野市駅先までパレードを行いました。沿道から手を振る方、”頑張って”、暖かい激励を至るところでいただきました。パレード終了後、交野市駅前で祝園の署名活動を行いました。

大阪革新懇活動ニュース No.13

市民と手を携えて政治を前に動かしていく かどま革新懇結成!
 4月13日、門真市ルミエールホールにおいて「かどま革新懇」の結成総会が開催され60人を超える参加者で結成されました。門真では1984年にいったん結成され、その後活動休止していました。昨年、門真市長選挙の後、幅広い市民との共同を日常的に広げようと、準備会を7回行い、1月には久好圭治さんの講演会を開催し、結成に至ったもの です。

選択的夫婦別姓実現が自民党政治を終わらせる -冨田宏治さん講演-
 記念講演「さよなら自民党政治!その先へ」を行なった大阪革新懇代表世話人の冨田宏治さん(関西学院大学教授)は以下のように述べました。「去年の夏ごろから、不穏な動きが立花の問題も含めて起こっています。この不穏な動きというのは、自民党が没落しつつあるということ。そのコインの裏表。自民党がもう、いよいよ終わりに近づいて、「終わり」の「終わり」になっているからこそ、見たこともない、聞いたこともないような不穏な動きが起こるんです。背景にあることは何かというと、とにかくこの貧困ですよ。あの、貧困と格差です。これが一番ベースにあるべきでしょう。実はもう自民党っていうのは、第二次安倍政治が登場した2012年、13年前に死んでるわけでしょ。死んでたんですよ。それを延命装置につないで生き延びさせてきたのが安倍政治で、だからその延命装置が壊れれば何が起こるかというと、それは溶け出すしかない。安倍政治がつなぎ止めていた岩盤保守層のほとんどはネット右翼って言われる人たちだろうと言われています。選択的夫婦別姓の実現を自民党が認めてしまえば、彼らは絶対自民党に戻ることはない。要するに彼らにとって一丁目一番地は選択的夫婦別姓阻止です。九条改憲よりもこっちの方が上なんです。男性優位の男系男子のその家父長制的な家族を守り抜きたい、そのためには選択的夫婦別姓は絶対に認められないという、話になるんですね。私たちは、ここにぐいぐいとこう楔を打ち込んで、そこに手を突っ込んで、バキっと割ってやるっていう。これがね、僕らがやるべきことです。SNSも大切ですが、私たちは大阪市の住民投票で培ってきた路地裏対話、シール投票などで草の根から進めていくこと、杉並区が挑戦しているように分断ではなく包摂の政治を実現するための政策と運動を門真から作ってほしい」と期待の言葉で結びました。

亀井事務局長など18人の世話人・事務局体制など   
                  全議案を承認し、スタート!   
 総会では、経過報告や25年度方針、会則や予算案、亀井敦事務局長など18人の世話人・事務局の提案が行わいずれも承認されました。経過・方針を提起した亀井あつしさんからは「草の根からかどまに根付いた地域交流に取り組み、今年度中に100人の会員にしたい」と決意がのべられました。来賓の寝屋川革新懇から「隣の地から一緒にやりたい。2月23日には北河内七市の革新懇が集まって上脇先生の講演会を行った」と連帯の挨拶、選出された世話人を代表して矢野琴江さんから、「全国津々浦々に革新懇があり門真にもほしいと思った。一緒に頑張って文化的行事をたくさんやっていきたい。違いを力に発展させていきたい」あいさつが述べられました。また大阪革新懇の代表世話人である村上史好氏から記念ののぼりの授与が行われました。寝屋川革新懇からも同様に寄贈されました。

大阪革新懇活動ニュース No.12

万博メタンガス爆発の危険
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万博遠足はただちに中止を-
 万博開催がせまる4月6日のテストランでメタンガス爆発の危険が明らかになった9日、京阪電車寝屋川市駅前で「万博遠足の再検討を求める緊急宣伝」が新婦人の会と寝屋川革新懇の共催で行われ25名が参加しました。
 「危険な万博へ子どもの遠足やめて」のポテカを掲げ「万博またメタンガス」などのチラシを配布。新婦人・革新懇・退職教職員・共産党市議から訴えが行われた。「現役の先生は困っている、何かあったらだれが責任を取るのか」「テストランに参加したが暑くて帽子が必要、パビリオンは工事中ばかり、

メタンガス検知の会場報告は一切なかった」「昨日、市長と教育長に再検討の申し入れを行った」「ゴミの島での万博の狙いはカジノ推進、ますます不安に子どもたちを連れて行かないで」「情報開示で小中全校の計画を聞いた、夏休みに行く、現地集合現地解散など様々、子ども達の安全を守る責務がある市長と教育委員会はただちに中止をすべきではないか」の訴えがおこなわれました。署名・対話では「絶対子どもを連れて行ったらアカン」「夢洲に決めた橋下・松井さんに抗議せな」の声が寄せられました。

爆発水準のメタンガス検知を受けて緊急申し入れ  河内長野革新懇 
 4月9日河内長野革新懇では河内長野市教育委員会に対し、「万博遠足実施の再検討を求める緊急申し入れ」を行いました。これは万博会場で今回のテストランの期間中、ブラジル館での火災、グリーンワールド内での爆発下限濃度を超えるメタンガスの発生が検知され、消防隊の緊急出動があるなど、ありえない事態が次々報道されているのを受けてのものです。
 要請内容は1、ブラジル館の火災やグリーンワールド工区の爆発下限濃度を超えたメタンガスの検知を正確に掌握し、学校・保護者へ周知すること。2,児童・生徒、保護者、学校、学年が万博遠足不参加の意思を表明した場合、その意思を尊重し、不参加による不利益を受けないよう具体的対応を明らかにすること。3,万博遠足行事の実施を市教委として再検討し、子どもの命を守り、安全・安心を最優先する立場から中止すること。の3項目を求めています。

「住吉革新懇2025年度総会」ひらく 
 住吉革新懇は4月6日、「2025年度総会」を開き、第1部で「万博・カジノはやめて! 維新・大阪市政を要求運動で包囲し、公共と住民自治をとり戻そう!」と題する、中山直和・大阪市をよくする会事務局長の講演を学習、第2部で2025年度・総会議案を古旗孝事務局長が提案、討論の後、承認。新しい世話人会を選びました。総会は、①8月の「すみよし平和展」をはじめ、平和を守る、②消費税減税、社会保障改善(医療、介護)など暮らしを守る、③カジノはいらん!大阪市をよくする運動、④住吉革新懇の組織強化など、活動方針を承認。新しく12人の世話人を選び、互選で代表世話人に藤川隆広さん、事務局長に津田康夫さんを選びました。40年来事務局長を務めた古旗孝さんは退任し、世話人として世代継承に努めることになりました。

 

 

 

大阪革新懇活動ニュース No.11

「あきらめていたものを取り戻す!?」 久好圭治さん講演会に89人  
 4月6日、大阪革新懇主催の久好圭治さんの講演会が大阪市内で開催され89人が参加、定時制高校の科学部活動を通じて“教育とは何か?”“生きるとは何か”を問いかける貴重な企画となりました。昨年10月にNHKドラマ10「宙わたる教室」が放映され話題を呼びました。舞台は東京でしたが、実際には大阪の定時制高校科学部の教師と生徒のドラマでした。モデルとなった久好圭治さんをお招きし、「定時制高校科学部から学ぶ、人間らしい生き方、教育とは」のテーマで講演していただきました。
 開会あいさつで桜田照雄阪南大学教授(大阪革新懇代表世話人)は「最近は言葉を覚えることが勉強だと思っている。自分の頭で考えて答えを出す教育を取り戻すことが大事」と指摘しました。
 「実験に失敗はない!」  -誰もやったことのないことだから-  
 久好さんは昼間、大阪大学大学院理学研究科で研究を続けながら、夜は定時制高校で講師を行い科学部顧問として活動を続けています。ドラマ化された本の著者、伊予原新さんが「藍を継ぐ海」で直木賞を受賞し一層注目されました。受賞を祝う会にも出席してきました。さて、科学部を結成したのが2010年で、翌年から日本地球惑星科学連合大会に参加し、微小重力(無重力)装置の開発について発表しました。これが東京大学の橘省吾先生の目に留まり、小惑星探査機「はやぶさ2」の開発に採用されました。しかし、実験の過程では様々な「失敗」や思うような結果が得られないことがしばしばあります。その時私は「実験に失敗はない。誰もこれまでやったことのないことをやっているから!」と励まします。生徒たちはお金がない中でも苦労して装置をつくり実験を繰り返しました。大会でみんなが真剣に聞き、質問を行う中で「人生で初めて大人が真剣に聞いてくれた」と本気度が変わるのがわかります。最近の定時制高校は“やんちゃな子”が少なくなり、小中学校時代に不登校だった子どもたちが多くなっています。その子らが自分で考え、悩みながら活動していく姿には逆に励まされることも多々あります。たぶん私が教えることの100倍ぐらい生徒から教えられる。だから教師を続けられると思う。小学校の時代から、答えを見つけるのではなく、自分で考えて「理解すること」を身に着ける教育が大事です。小学校の環境整備にもっとお金を使うべきです。この春から定時制高校の教師になる方から「心構え」についての質問があり、久好さんは「とにかく仲間を作ってください。一緒に考える先輩を見つけて」くださいとアドバイスしました。
 閉会は、おおさか市民ネットワーク代表の藤永延代さん(大阪革新懇代表世話人)。「今日の話を聞いて“お金がないことは素晴らしい”と思った。知恵がわくし頭を使う。今日の感動、疲れないけど力が出る久好さんの話を広げてほしい。ぜひ、地域や職場でこれを企画してほしい」と訴えました。
 多くの参加者から「ワクワクしながら聞き、本当の教育とは何かを考えさせられた」「科学の前では人々は平等との言葉がすべての学問にあてはまってほしい」「たまたまドラマを見た。学会発表は演出かと思っていたが実際の話と聞いて驚きました」などの感想が寄せられました。
  (「大阪革新懇だより12月号」は久好さんのインタビューです)

大阪革新懇活動ニュース No.10

「万博やめて!カジノもいらん!お花見パレード」に110人 
                          住吉革新懇
 大阪・関西万博開幕直前、工事中のブラジルパビリオンで火災事故が発生し、安全性が厳しく問われる事態となるなか、4月5日、住吉革新懇は「カジノはいらん!住吉の会」と共同し、「万博やめて!カジノもいらん!お花見パレード」を開きました。長居公園で集会のあと、あびこ筋を浅香中央公園まで「万博今すぐやめて!」「カジノはいらん」と唱和しながらパレード、110人が参加しました。天候もよく、沿道からたくさんの人達が注目、手を振って応援する姿も各所でみられました。
 パレードに先立つ集会では、カジノはいらん!住吉の会の貝田代表が主催者挨拶、住吉革新懇の古旗事務局長が基調報告しました。古旗氏は、①ガス爆発、地震・津波、熱中症―参加者のいのちを危険にさらす万博は中止するべき、②会場建設費や運営費が際限なく膨らみ、大赤字のツケを府民・市民に転嫁することは許されない、③カジノは人を不幸にする。若者がオンラインカジノで犯罪に巻き込まれている。カジノ中止までたたかいぬこう、④市民の暮らし・福祉・営業そっちのけで、万博・カジノ・大型開発に突き進む維新政治をやめさせよう、と訴えました。集会では、日本共産党の井上浩大阪市議、社民党府連の長崎由美子代表、夢洲カジノを止める府民の会や大阪市・市民連合の代表が来賓挨拶しました。
 参加者はパレードの後、浅香中央公園で満開の桜を見物しながら交流しました。

市民の運動・声で市役所移転条例(市長提案)が取り下げに!枚方市 
 3月市議会に「政治生命かけて」「不退転の決意」を口にし、市役所移転条例の再提案と賛成議員の取り込みを図ってきた維新・伏見市長が、28日一転して取り下げを申し出ました。市民団体で作る「市民ネットワーク」は、25日市役所前公園での集会と、4回目になる「ヒューマンチェーン」を計画。集会では、立憲の山田けんた府議が挨拶。府立高校廃校問題や万博会場の不備など維新政治を批判しました。当日は、平日にもかかわらず300人の参加者が市役所を包囲して「移転条例反対、市民の声を聞いて」と声を上げ、行動しました。
 維新市政の強引なやり方に再び“待った”をかけられたのは、何より市民の継続した地道な取り組みが、再提案の断念につながったと市民ネット声明が発表されました。共産党市議団は、市役所移転は断念したわけではなく、移転計画そのものを白紙撤回し、市役所周辺の市有地内に早期に建て替えを行うよう、引き続き奮闘すると表明。
 高齢者外出支援署名や市民の切実な声を集めた運動の中核になった年金者組合、市民団体と共に市役所移転反対の運動を押し進める新婦人支部など、革新懇に結集する団体の枚方維新政治への対峙が続きます。(枚方革新懇だより4月号より)

大阪革新懇活動ニュース No.9

今からでもおそくない!万博は中止を 松原革新懇年次総会 
 3月29日、松原革新懇25年次総会&学習会を43人で開催しました。総会では、今秋に「戦後80年、被爆80年」を考えるつどいを開くこと、「今からでも遅くない!万博は中止」を訴えぬき、「危険な万博遠足に子どもを連れて行かないで」と保護者が声を上げる運動を強めること、5月松原市長選と7月参院選をたたかいぬくことなどを確認しました。
 続いて、もりた夏江市会議員から小学校統廃合、大型商業施設の誘致、万博遠足の強要などのワンマン市政を告発し、なんとしても5月市長選挙をたたかいぬこうとの熱い特別報告を受けました。さらに阪南大の桜田照雄教授が記念講演しました。50ページのスライド資料を駆使して、万博・カジノ、都構想、維新政治を徹底的に批判しました。まずは、万博というメガ・イベントを利用した夢洲開発と都市再開発で大阪経済を立て直そうとしてきた歴史を。続いて夢洲という会場用地の特異性を説明。大阪湾の海底地盤は「洪積層が沈下する世界でも稀な地層」で軟弱地盤であること、産業廃棄物や有機汚泥を含む浚渫土砂・建設残土で造成したこと、地震や台風襲来、メタンガス爆発の危険性や有毒ガス噴出、大屋根への落雷、救命救急搬送、下水処理・給水設備の不備や危険性を指摘し、無理の上に無理を重ねた事業であることを明らかに。また、こうした危険だらけの夢洲万博を覆い隠すために、経済効果論と過大な集客目標を振りまいてきた欺瞞を告発。最後に、危険だらけの夢洲万博は中止、遠足で子どもたちを連れて行かせない、維新政治の暴走を止めようなどと話されました。

4・5 万博やめて!カジノもいらん!お花見パレード 住吉革新懇 
 住吉革新懇は「カジノはいらん!住吉の会」と共催で4月5日に集会とパレードを行います。住吉革新懇では集会成功に向けて2月末より毎週宣伝をおこない参加を呼びかけるとともに、子どもの万博遠足についても学校申し知れを共同で行うなど危険な万博に反対する運動を継続して行ってきました。
 5日には11時に長居公園南西口に集合して集合し、11時からパレードを予定しています。パレード終了後は持ち寄りの弁当を食べながらお花見交流を行います。

門真市、大東市で4月に結成・再建の準備進む 
 昨年秋ごろから議論を進めていた門真市と大東市でいよいよ革新懇を結成します。門真市では、1月17日にドラマ10の実在教師・久好圭治さんをお招きした講演会を開催し、万博開催日の4月13日に総会を行います。総会では冨田宏治関西学院大学教授の記念講演を聞きながら、100人会員をめざして会費2,000円(全国革新懇ニュース込み)で呼びかけを行い、現在30人が会員となっています。
 大東市でも3月8日に準備会として講演会を開催し60名が参加しました。これを契機に4月中には結成することをよびかけ、体制強化を進めてきまた。昨日の会議で4月27日に結成することを確認し、その成功のために力を発揮しています。

 

大阪革新懇活動ニュース No.8

『政治的中立』口実に市民を政治から遠ざけるな 吹田革新懇がセミナー
 3月14日、吹田革新懇も共催する「第3回すいた時事自治セミナー」(ほかに吹田自治都市研究所、吹田市労連も共催)を開催、36名の市民が参加し ました。北大阪総合法律事務所の谷真介弁護士を講師に、「市民活動と『政治的中立』」をテーマに学習と交流を深めました。
 これは、市内の民主団体や労組が市や教育委員会に取り組みの「後援」を申請した際に、「政治的中立」を強制したり、それを理由に「後援」取り消しや「注意書」による指導が頻発したため、市民活動の自由と行政との関係を学ぼうと企画したものです。
 40年近く開催してきた市民による戦争展「子どもたちの未来と平和を語るつどい」の講演内容が「政府の防衛政策に反した内容」であること、会場内で個人が署名用紙を配布したことを理由に「後援」が取り消された事例報告などを交え、熱心な意見交換が行われました。
 交流の中で、「政治的中立性」は政府や行政に批判的な声を抑圧する口実として使われており、市民を政治から遠ざけることになりかねない、「政治的」な話を避けることが市民的マナーであるような風潮づくりには毅然とした対応が必要であることを確認しあいました。

「平和の声をあげていく!」と芸大生とグータッチ
                          富田林革新懇・若者宣伝 
 3月28日、近鉄喜志駅で「若者宣伝」。この駅は大阪芸大生と上宮太子高校の学生が利用し、春休み中ですが4時半からでもスクールバスが到着するたびに学生が降りてきます。また、地元の中学生もクラブの帰りに駅前を通って行きます。憲法会議作成の「改憲反対、大軍拡反対」のはがき・リーフを「読んで、声を聞かせて下さい」と手渡しました。
 「おかえり、野球部のみなさん」「平和好きですか」「平和な社会にするために考えを聞かせて下さい。」と声をかけると、手を振って「平和好きでーす」と答えてくれました。「戦争しないようにと運動しています」と話すと「がんばってください」と応じてくれました。「何回生ですか、学科は?」と芸大生に声をかけると、「デザイン科の3回生」と応え、「昨年、被爆者団体がノーベル平和賞受賞されましたがご存じですか」と尋ねると、「知っています、核兵器は絶対ダメですね。」と答えました。「私たちは被爆国の政府として、核兵器禁止条約に署名批准し、締約国会議に参加するよう求めています」と話すと、「ボクも声を上げていきたいと思います」と握手を求められ、グータッチをして別れました。この日は4人の若者対話。

大阪革新懇活動ニュース No.7

パナソニック革新懇 女子会実行委員会を開く 
 2月20日、古川橋の山田屋寿司店にて本年1回目の女子会実行委員会を8名の参加で開催しました。
 近況報告に続いて今年1年間の女子会行事について話し合いました。その中で、4月5日(土)に予定されているパナソニック革新懇の花見に積極的に参加していこう、そして前回からの懸案である一泊交流会は体力の衰えも有り、参加者が少なそうなので中止して、代わりに日帰りの行事を10月頃に計画し、次回の実行委員会で各人が提案を出し合うように決めました。
 その後、みんなで喫茶店に移動し、大いに喋って解散しました。

石破懇談会参加の地元新人衆議院議員に公開質問状 河内長野革新懇
 河内長野革新懇は3月18日付で、衆議院議員島田智明氏あてに公開質問状を送りました。同氏は石破首相の公邸での自民党新人議員懇談に参加していたもので、10万円の商品券を受け取ったとされる15人の議員のひとりで、河内長野を含む大阪15区の自民党支部長で、前河内長野市長です。
 公開質問状では10万円商品券受け取りの状況や受け取った理由、返却した理由、懇談会に参加した理由、懇談会の内容など16項目について質問し、3月25日までに書面で回答するように求めています。
 今回の商品券問題は、こうしたことが認められれば自由に裏金が作れる問題、原資が税金をもとにした官房機密費であれば特定政党に税金を流し込んでいる問題などにつながり重大な問題です。河内長野革新懇では真相究明を求めています。

お米50キロなどを民医連の輪島診療所に届ける 堺市民懇が能登支援
 皆さんから多額のカンパをいただき(堺と大阪で合わせて9万円超が集まり、支援物資を渡しました)、堺に戻ってからも更にカンパが寄せられています。戸惑いながら引き続き、能登支援にどう活かすか意見も聞きながら進めたいと思います。
 3月9日から3泊4日、堺市民懇メンバー6名で、輪島市、珠洲市で支援物資を渡し、仮設や被害のありさまを見ながら懇談を行ってきました。輪島市の懇談では情報が断絶され、なにより孤独、孤立感が怖い。(今も居住者の頭越しで決まっていると言う批判も含めて)今でも地震の恐ろしさ、恐怖がある。この地区のコミュニティの絆の強さに助けられた。など語られました。こちらから持っていったお米50キロを民医連の輪島診療所に届け、お医者さんや看護師、事務長さんらと交流。医師は正月で金沢に帰っていたが被災直後、車で何時間もかかり輪島に戻り診療所をすぐ開けたと言っていました。民医連傘下診療所が輪島にあることのありがたさに感謝でした。
私のふるさと輪島市南志見(なじみ)地区の懇談では、子どもたちのことを考え、泣く泣くふるさとを離れざるを得ない方がたくさん出た。他県からの作業員さんが朝晩コンビニを賑わしているが、地震前までそれなりに賑わっていた街はしんと静かなまま。宿泊出来るところは限られており、作業の方たちの利用が目立った中で、一棟貸しの宿泊所がつくられ、食事もできるようになったと聞いて一安心しました。   (堺市民懇事務局長 田中普一)

大阪革新懇活動ニュース No.6

真ん中世代で会員拡大を   中央区革新懇が総会- 
 2月15日(土)午後1時30分から、大阪府社会福祉会館506号室にて2025年の総会を開催しました。今回は2部制の総会となりました。
 第1部として「第24回ダベリング・カフェ」で「ジェンダー平等について共に考えよう」をテーマに自由に意見交換をしました。昨年11月22日にNHK・ETVで放映された「1975年 アイスランド~“男女平等先進国”の原点」を鑑賞後、「ジェンダー平等について共に考えよう」をテーマに意見交換をしました。話題提供者は中居多津子元府職労女性部長さんでした。自民・公明の与党が先の衆議院選挙で過半数割れとなったことから、今春の通常国会で「選択的夫婦別姓導入」法案の提案・審議入りが確実になりましたので、国連の女性差別撤廃委員会の日本政府に対する勧告などについても意見交換をしました。
 第2部として午後3時30分から4時30分まで「総会」となりました。昨年の経過報告と今年の活動方針案についての提案の後、活発な討論を行いました。
 今回の総会の目玉として、当会世話人のお1人で文楽三味線奏者の竹澤團七さんが出演される大阪公演の際に、文楽劇場の舞台裏見学をさせていただいた後、文楽鑑賞をすることが決まりました。また今年度は真ん中世代の方々を対象に会員拡大につながるような行事や企画を検討していくことになりました。今こそ革新懇の出番の情勢ですのでよろしくお願いいたします。

50人が新たに購読 全国ニュースを拡大 -河内長野革新懇- 
 大阪革新懇総会の各地の発言に励まされ、2月末から声掛け。革新懇インタビューなど紙面の魅力や出番の情勢を伝え、50人の全国ニュース読者が増えました。一人が周りにまた一人、次はめざせ100人。

万博の問題点と子ども達の強制遠足の危険性を訴え-寝屋川革新懇が宣伝- 
 3月12日 新婦人寝屋川支部と寝屋川革新懇が共催した「万博遠足の再検討を求める宣伝行動」が京阪電車寝屋川市駅前で開催され25名が参加、それぞれのポテカ・ビラを持ち寄り、退職者教職員・新婦人・革新懇・共産党市議など7名が万博の問題点と子ども達の強制遠足の危険性を訴えました。対話があちこちではずみ、危険な万博への関心の高さに驚かされ、署名が17筆集まりました。大船渡火災カンパも訴え5千円を超えて寄せられました。

大阪革新懇活動ニュース No.5

エントツ山は平和の記念碑 
          銀行革新懇がハイキング&戦跡めぐり
  枚方「エントツ山九条の会」の皆さん、お世話になりました。今年3月の小春日和、我ら銀行革新懇のメンバー11人で枚方にハイキングに行ってきました。 枚方は非核平和都市宣言が有名ですが、香里ヶ丘団地、丘陵地域には戦前、火薬・砲弾の製造工場があり、今はボイラー工場のエントツは平和の記念碑となっています。 戦後、市民の反対運動で火薬工場にされるところを阻止し、平和なニュータウンとなリました。この日、「エントツ山九条の会」の喜多川さん、徳田さん、新見さんと共に「エントツ山」と火薬工場で戦中に学徒動員で働かされた「女学生の碑」を見学した後、「エントツ山九条の会」の名付け親である木原さん宅でお話しを聞きました。木原さんが枚方に住むことになった経緯から 2006年2月「エントツ山九条の会」発足、今に至るまでの活動についてお話しを聞きました。「エントツ山九条の会ニュース」は500通を配り、毎月9日に地元スーパー前で宣伝、配布を行っているとのこと。 その後、野村さん玄関前にある手作りの「憲法9条木製パネル」を拝覧させていただき、喜多川さんの奥様の案内で、牽牛石などをめぐり、帰路につきました。(銀行革新懇塩見)

 

希望拓く政治の実現へ
           大東革新懇(準)春の講演会に60名参加
 3月8日、革新懇の再建めざす大東革新懇(準)による春の記念講演会が開催され60名が参加しました。
 冒頭、「11名の呼びかけ人」の一人でもある橘田亜由美さん(全国革新懇代表世話人・東大阪生協病院院長・大東市在住)より「革新懇は平和・民主主義・生活向上の3つの目標で賛同すれば誰でも参加できる。大東市でも再建して、市民と野党の共闘を発展させ参議院選挙をたたかおう」呼びかけがなされました。続いて、冨田宏治関西学院大学教授(全国革新懇代表世話人)より「希望を拓く政治の実現へ」と題する講演が行われました。冨田さんは、兵庫県の異常事態や安倍政権を支えた岩盤保守層の動向、国民民主党の政治的本質、SNSによる世論調査の内実などを分析しながら、自民党から離れた岩盤保守層を再び自民党に戻させないためにも選択的夫婦別姓の法制化を図ることが重要だと強調。加えて都知事選や兵庫県知事選挙でSNSが注目されているが、選挙では地上戦(対話)4割、空中戦(マスコミ)3割、SNS3割として、つながりと路地裏対話の重要性を強調されました。そのうえで、参議院選挙で自民党政治を終わらせ、分断を乗り越えて包摂の社会を作ろうと締めくくりました。準備会事務局からは「何をなすべきかイメージできたと思います。4月結成に向けて体制を確立し、皆さんと一緒に革新懇を再建する。そのために力を貸してほしい」との訴えがあり、参加者は大きな拍手で応えました。