多種多様な取り組みをすすめる交野革新懇

~がんばっています地域・職場革新懇 <PARTⅠ>~

 交野革新懇は、政治を変える共同を広げ、革新懇運動を発展させるために、この間多種多様な取り組みを精力的にすすめています。

① 昨年12月には日本コリア協会・大阪理事長の飯田光徳さんを招いて、「朝鮮戦争終結で北東アジアの平和構築へ~今日本が果たすべき役割は何か~」をテーマに学習会&総会を開催し、69名が参加。全国革新懇ニュースを2部増やしました。

② 4月19日~21日の3日間交野平和美術展を開催し、油彩・水彩・パステル・クィリングなど50枚の作品を“会場狭し”と飾り、260人が鑑賞しました。

③ 交野革新懇が呼びかけ、市内14団体が参加する「3000万の声を届ける会」の粘り強い運動で、3000万署名は1万筆を突破し、4月12日には経験交流会を開催。3000万署名のいっそうの前進をはかる意志統一と、今後のたたかいに向けて学習しました。                                

④ この半年間交野革新懇ニュースを継続的に発行(6回)し、地元住民の発言を掲載したニュースなどに関心が集まりました。

⑤ 8月2日~3日の2日間「2019年交野平和展」を開催し、交野市に残る戦争戦跡を写真50枚にして展示。5年毎の交野市国勢調査を見て、太平洋戦争以降男性人口が激減し、約400人の尊い命がなくなっていることに、多くの方が関心を寄せました。

 「戦争体験を語るつどい」では、日本で死亡した徴用工やその家族の遺骨74柱を祖国へ引き渡すことに尽力された崔無碍(統国寺住職)さんのお話と、祖国へ引き渡す法要(奉還追悼式)のDVDを鑑賞しました。

 また今年も「ピースコンサート」を開催し、参加者からは「全員合唱は迫力があり、すばらしい演奏」と、感想が寄せられました。「平和のメッセージコーナー」には、今年も多くの方が平和への思いを寄せました。

羽曳野総がかり行動実行委員会が ”怒りの総行動”

 羽曳野革新懇が参加する「羽曳野総がかり行動実行委員会」は、9月19日古市駅で“怒りの行動”を行いました。勤め帰りの若者が、準備途中のノボリを見ながら「今、署名できますか」と尋ねてきたので、大急ぎで署名板を取り出し3000万署名に応じてもらいました。彼は、満州から引き揚げてきた親族について熱く語り、飛び入りで署名行動にも参加しました。
 羽曳野革新懇の安保秀一さんは、「安倍首相は内閣改造で、改憲・右翼団体『日本会議』と一心同体の『日本会議国会議員懇談会』幹部や中枢メンバーを、内閣と党役員、衆参両院の憲法審査会の要職に配置した。改憲に並々ならぬ意欲を示している。今私たちは『戦争への道か平和への道か』の瀬戸際に立たされている。みなさんの署名が改憲を阻止する確かな力になる」と、熱く訴えました。92歳の女性は「今は昔と違って、爆弾一発でみんな死んでしまう。絶対戦争したらあかん」と快く署名。高校生が、「何だか日本がおかしな方へ行っているように思う。戦争になったら僕らが真っ先に犠牲になる。絶対にイヤ」と署名しました。
 憲法をめぐる情勢を反映して、反応は良好。今回の行動には15人が参加し、28人分の署名が集まり、150枚の憲法リーフを配布しました。

大阪革新懇・活動ニュースNo.15

   ~大阪革新懇・第6回代表世話人会を開催 秋の取り組みを確認~

 9月14日(土)大阪革新懇は第6回代表世話人会を開催し、内閣改造や日韓問題などの情勢を論議するとともに、秋の取り組みを確認しました。
 台風15号の被害が広がる中で、安倍内閣は被害住民の命や安全より内閣改造を最優先し、改憲と社会保障の改悪をねらうなど、安倍政治の本質を露わにしました。東京電力は倒木による送電鉄塔の倒壊を「想定外」と強弁していますが、約20年前にも同様の事象が起こっており、根本的には自民党政治の地域・林業政策の失敗があります。今国民の関心は改憲ではなく、命と暮らし、被災者支援と自然災害対策を強化することです。

         「市民と野党の共闘」を発展させ、政治変革を
 参議院選挙で改憲勢力が3分の2を割りましたが、10月からの消費税増税による悪影響が露呈する前に解散・総選挙が行われる可能性もあります。 野党統一候補が埼玉県と岩手県の両知事選挙で勝利するもとで、日本共産党は野党連合政権づくりの合意を広げようと、野党会派への申し入れを始めています。大阪でも維新政治を乗り越えるために、「市民と野党の共闘」を発展させ、すべての地域や団体・職場から運動を前進させることが求められています。 
             充実した秋のとりくみ
 今秋の主な取り組みとして、①10月4日(金)大阪革新懇・日韓問題学習会、②10月19日(土)・20日(日)神戸市で開催される「地域・職場・青年革新懇全国交流集会」、③11月2日(土)午後、大阪革新懇・地域革新懇事務長及び賛同団体担当者会議、④11月16日(土)大阪革新懇・「野党共闘シンポ」、⑤12月6日(金)の大阪革新懇・「講演と文化の夕べ」(講演・斎藤貴男さん、会場・ドーンセンター)などが予定されています。学びを深め、運動を広げるとりくみが期待されます。

        ~河内長野革新懇 総会と学習会を開催~

 9月7日河内長野革新懇は総会を開催しました。総会では、河内長野市民連合を中心とした「市民と野党の共同」をめざす取り組み、31回目の「なくせ原発河内長野集会&デモ」、全小学校入学式での門前ビラ配布、宝塚中川市長を講師に迎え、大成功させた学習会「中学校全員給食」をめざす取り組み、子どもから年配までが楽しんだ長谷川義史さんの「絵本ライブ」、160人が集った「平和フェスタ」、「成人の日」宣伝や高校卒業式・入学式の門前宣伝、教科書採択への意見提出・教育委員会会議の傍聴など、 この一年の豊かな取り組みの報告・発言が相次ぎました。記念講演は中平史弁護士による「入門 ジェンダー平等」。憲法を軸に個々の条文に触れながら、わかりやすく興味深いお話を伺い、秋以降の取り組みの前進を呼びかけて、散会しました。 

 

河内長野市民連合の呼びかけで「市政・街づくり学習交流会」

<河内長野革新懇>
 9月14日(土)河内長野市民連合の呼びかけで「市政・街づくり学習交流会」を開催しました。堺市長選挙を最前線で闘った2人の報告を聞き、グループに分かれて意見交流。来年の市長選挙を視野に、「地方自治は市民のため。市民生活にプラスかマイナスかで市長も議会も判断を」「市民の大きな関心事でわかりやすい争点を」等々、熱く討論しました。堺に学び、幅広い共同の「チーム河内長野」で希望ある未来を拓く決意です。
 

 

 憲法を行政に生かす大阪の会 「辺野古新基地建設NO!沖縄連帯・交流ツアーV」

<憲法を行政に生かす大阪の会(大阪・国公革新懇)>
 憲法を行政に生かす大阪の会は、9月8日(日)からの4日間「辺野古新基地建設NO!沖縄連帯・交流ツアーV」を9名で実施。5回目となる沖縄ツアーは2日目に名護市辺野古を、3日目には東村高江と宜野湾市普天間基地を視察。
 9日(月)で1891日目を迎える辺野古座り込み行動では、埋め立て工事がすすめられる中30名を超える抗議隊がパイプ椅子を並べて座り、工事の不当性を替え歌などで訴えていました。瀬長事務局長(瀬長亀次郎さんの孫)は、「私たちの粘り強い行動で工事が遅れに遅れる状況を作り出している」と力強く語ります。東村高江でも抗議活動が続いています。ヘリパッドはすでに完成済みですが、短期間に突貫工事で完成させたため絶えず道路が崩れ、あちこちで補修を繰り返す始末です。
 米軍普天間基地前では、近隣に住む青年が「時間に関係なく米軍機が離着陸するし、オスプレイが真上を飛ぶと頭まで響く」と、怒りに満ちた口調で語ってくれました。視察の間にもオスプレイが次々と北の方角へ爆音を響かせながら飛び立っていきました。今回のツアーで参加者一同は、沖縄県民のあきらめず闘い続けている姿に大いに励まされました。

 

 

なくせ原発河内長野集会

<河内長野革新懇>
 9月11日(水)には、31回目の「なくせ原発河内長野集会」を開催し、夕方の街角に「原発はいらない」の声を響かせました。17日(火)には松井大阪知事の「大阪湾に福島放射能汚染水の放出OK」発言が飛び出し、維新が「パーフォマンス」。安倍政権の先兵となる維新の本質が明らかになり、草の根からの反撃が求められています。

 

大阪革新懇・活動ニュースNo.14

~夢洲視察 夢洲万博は極めて危険、カジノ・IRは莫  大な無駄遣い!~

 大阪革新懇は、9月8日(日)代表世話人を中心に10名が夢洲を視察。現在夢洲にはゴミ焼却灰や砂利などを積んだダンプカーが平日往来し、埋め立て工事が急がれています。視察団はまずIR会場となる3区を視察。浚渫土(しゅんせつど)と建設残土で埋立てが急ピッチですすめられていますが、夢洲の下は25mに及ぶ沖積粘土層、その下には約50mの洪積砂礫層があり、雨が降ると雨水の重量で地盤がどんどん沈んでいるそうです。こんな軟地盤の上にカジノ・IRを建設しても大丈夫なのか、莫大な無駄遣いでは・・・と感じざるを得ません。ブッシュに覆われ雨水がたまった自然池には、サギやカモなどの野鳥が多数生息していました。

 次に1区を視察。1区は、大阪市域のゴミ焼却灰の最終処分場で、メタンガスを放出するための筒が多数立てられていました。雨が降るとゴミ焼却灰が混じった汚染水が南端の処分場に流れ薬剤で中和され、万博会場予定地の2区に放流されてから大阪湾に流されます。汚染水に含まれたダイオキシンやPCBなどの有害化学物質はすべて除去されるわけではなく、残留している可能性が高いそうです。視察では1区と2区は異臭が漂っていました。
 護岸工事などのために使用されている鋼矢板は、昨年の台風21号などで錆びて倒れ、高さ2~3mのコンクリート護岸壁は幅何メートルにもわたりヒビがはいり、放置されています。これでは、台風や地震による津波・高潮には到底対応できません。こんな危険な夢洲での万博開催は極めて危険であり、広大な埋め立て地でのカジノ・IR建設は莫大な無駄遣いでしかありません。10月22日(火・休)には「カジノあかん!夢洲あぶない!」10・22市民集会が、エルシアターで13時30分から開催されます。

 

<大阪損保革新懇 野村 英隆さんより寄稿>

夢洲初上陸! 「 夢洲はアブナイ!」を実感

 9月8日の日曜午後、大阪革新懇呼びかけの「万博カジノ予定地・夢洲視察」に参加しました。夢洲の平日はゴミ・砂利・工事などのダンプカーの往来激しく、一般車は入れません。ダンプ運航休みの日曜、当局の許可を得て3台・10名は咲洲トンネル経由夢洲に初上陸しました。昨年末、大阪府庁が入る咲洲ビルの展望台から夢洲を遠望しましたが、今回はこの足と目で炎天下36度を超える砂ボコリの荒れ地を歩きました。

 カジノ予定地の中にある広大な池には数千羽を超える野鳥、特に絶滅危惧種・準絶滅危惧種数種も営巣しているといわれています。「埋め立てるな、野鳥自然公園として整備して残せ!」と心で叫びました。万博予定地の埋め立て最先端堤防まで長い土手道を歩きました。埋立地の端から黄土色の汚染水がボコボコと噴出していました。昨年の台風で壊れ、曲がった鉄矢板がそのままのところ、深く泥土砂に立ち往生したままの「しゅんせつ重機」も数台、素人目にも軟弱地盤の様がよくわかります。もし、地震・津波・高潮・台風きたらどうなる?どうする? 去年の台風で関空は水没、8000人が孤立したことを思い出しました。

    あらためて「こんなところに万博カジノはイラン!夢洲は本当にアブナイ!」を実感しました。「『百聞は一見にしかず』とはこのことだな」と学びました。案内と解説をしていただいた桜田照雄・藤永のぶよ両代表世話人に御礼の気持ちを表します。

 

河内長野革新懇 総会と学習会を開催

 河内長野革新懇は、9月7日に総会を開催し、43人が参加しました。総会では、河内長野市民連合を中心とした「市民と野党の共同」をめざす取り組み、31回目を迎えた「なくせ原発河内長野集会&デモ」、全小学校の入学式での門前ビラ配布、宝塚中川市長を講師に迎え、大成功させた学習会「中学校全員給食」をめざす取り組み、子どもから年配までが楽しみ、元気の出た長谷川義史さんの「絵本ライブ」、新婦人・年金者組合等が呼びかけ、160人が集った「平和フェスタ」、成人の日宣伝や高校卒業式・入学式の門前宣伝、教科書採択への意見提出・教育委員会議の傍聴など、 この一年の各団体・個人の豊かな取り組みの報告・発言が相次ぎました。

 記念講演は中平史弁護士による「入門 ジェンダー平等」。憲法を軸に個々の条文に触れながら、わかりやすく興味深いお話を伺い、秋以降の取り組みの前進を呼びかけて、散会しました。      
                    

羽曳野総がかり行動実行委員会が スタンディング宣伝

  羽曳野総がかり行動実行委員会は、8月29日安倍9条改憲阻止のスタンディング宣伝を行いました。宣伝は東西2か所に別れて、それぞれ交通量の多い5か所を決めて、順繰りに宣伝しています。昨年4月に始めて以降、今日で14回目の行動。今日の32人を合わせて、始めてからの参加者はのべ383人になりました。

 「何してるんや」と自転車に乗った年配の男性が聞いてきたので、「安倍さんが憲法9条を変えようとしてるから反対してるの(です)」と答えると、「憲法は大事やから守らなあかん。オレ、今度の選挙でたつみコータローに入れたで。比例は山本太郎やけどな」と返事がありました。自転車を押した中年女性も、「何してんの」と尋ねてきたので、「安倍さんが9条変えようとしてるから反対してるの(です)」と応じると、「憲法は大事ですよね。頑張ってください」と励ましてくれました。

原発廃炉 再稼働反対 子どもを守ろう ~ねやがわゲンパツいややん行動 348回目7周年迎える~

 8月2日、ねやがわゲンパツいややん行動が7周年を迎えました。2012年8月から毎週金曜日、暑い日も寒い日も、年末年始も休むことなく続け348回目となりました。この7年間の参加者は、のべ3555名。

 「福島第1原発事故から8年5ヶ月が経過したのに、溶け落ちた核燃料は何の収束もせず、汚染水は増え続け、原因究明も責任追及も賠償もまったく不十分なまま、福島県民5万人が未だに避難生活を強いられているのに、まるで原発事故が無かったかのように再稼動がすすめられています」「子どもや孫たち若者たちが安心して健康に暮らせる日本を取り戻すために私たち大人が、政府と電力会社に声を上げましょう」と、訴えました。

 首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんから「寝屋川の皆さまに敬意を表します」のメッセージが寄せられました。寝屋川では毎年の3月11日に、「ゲンパツいややん!再稼働反対!ふくしまを忘れない」メモリアル宣伝をおこない、福島農民連などを招いて交流宣伝を続けています。