大阪革新懇活動ニュース No.2

裏金解明!上脇教授×清水ただし“ビッグ対談”に420名                    怒り・忘れない・アキラメナイ!
 2月23日、幕引きは許さない!パーティ券裏金疑惑解明、上脇博之神戸学院大学教授と清水ただし元衆院議員の“ビッグ対談”が寝屋川市で開催され420名が参加。(大阪12区市民連合と北河内7市の革新懇と準備会の協賛)
 対談は若者男女二人のコーディネーターの進行でスタート。2022年11月6日号の赤旗日曜版のスクープから始まったパーティー券裏金疑惑は上脇教授の告発の連続で、2024年には捜査・派閥解消・法改正・岸田首相投げ出し・石破首相解散・自公過半数割れと歴史的な展開となりました。
清水ただしさん「庶民の暮らしが大変なのに、国会議員は脱税しても許されるのか」「国民の怒りが自公を追いつめた。」 上脇教授「かっては自民党員は540万いたが2012年には73万に激減、福祉削減・自己責任政治で裏金が無ければ当選できない政党になった」「2024年も告発々で正月も盆もなかった、私の青春を返してほしい」「裏金は自民5派閥だけでなく、東京都議会自民から各県連にもまん延している」。清水ただしさん「都議会裏金はパーティー券を売ったら半分は自分の懐へが明らかなった、金権体質が自民党全体に広がっている、企業・団体は見返りがあるからパーティー券を買う」「日本共産党は禁止法案を提出している。」 上脇教授「都議会自民は政党ではなく政治団体で企業・団体献金は受け取れない、パーティーで裏金を作りがやられ告発したら議員ではなく会計責任者が起訴された。」 清水ただしさん「大阪維新は身を切る改革と言いながら、14年間で8億4千万円、橋下徹氏は1億4百万円、馬場伸幸前代表4千万円、藤田文武前幹事長は1千万円儲けている。政党助成金も10億円以上プール、万博工事関連会社にパーティー券を買ってもらっている。」 上脇教授「兵庫県知事選挙で昨年12月に公職選挙法違反・買収で神戸地検と兵庫県警に告発・受理されPR会社の家宅捜査も開始された。民主主義の危機だ、選挙もお金で歪められている」「憲法無視の政治暴走を見て見ぬふりはできない、やれることをやろうと告発を続けている。」 清水ただしさん「いよいよ万博、参議院選挙が始まる。万博チケットが売れていない、建設費が倍増。カジノをつくるための万博セットした松井元知事の責任は重大。7月の参院選で大阪6人の現職はカジノ推進、企業・団体献金をもらう候補者ばかり、何としても頑張りたい。」 上脇教授「裏金問題はマスコミ報道では収束の方向、しかし終わっていない、裏金議員は90人中告発したのは40人まだまた残っている。不起訴になれば検察審査会へアキラメナイ。大阪維新の会もパーティー券で事実上の企業・団体献金をもらっている。これを廃止しなければ裏金が作られる、運動が必要だ。参議院選挙でひっくり返して変える、忘れない、怒りをもって告発し続けます。」

 

4月5日の「万博・カジノやめろ」の集会・パレードにむけ毎週宣伝                                
                        (住吉革新懇)
 2月26日、地下鉄長居駅前で、住吉革新懇は「万博・カジノをやめろ!」の集会・パレードを知らせる宣伝を行いました。体調不良者が出るもとで2人の参加でしたが、1時間で140枚のチラシを配布。ビラを受け取った人から「私も反対や」「子どもを行かせるのが心配です」などの声が寄せられました。住吉革新懇では、4月5日まで毎週宣伝を予定し、集会・パレードの成功とカジノ・万博を止めさせる運動を市民共同で進めていきます。

大阪革新懇活動ニュース No.1

総会を受けて、さっそく 10 部拡大―河内長野革新懇―
 「視野を広げた対話と運動で『自民党政治のその先』を切り拓きましょう」とよびかけた大阪革新懇の総会で地域革新懇の再開や結成の取組みの発言、寝屋川革新懇と  12区市民連合の共同の取組みなどに大いに励まされました。また、全国革新懇ニュース読者が 400 人以上もいるという堺市民懇の取り組みにも、改めて感動を覚えました。翻って、河内長野はほんのわずかな購読数しかなく、何とか個人購読者を増やさねば と、改めて痛感しました。とりあえず自分の周り 10 人ほどに声をかけて、快く読んでもらえることになりました。一面のインタビューなど、紙面の魅力と共に、「要と架け橋」としての革新懇の役割や出番の情勢を伝え、さらに広げたいと思います。
         (河内長野革新懇事務局長     鈴木晋司)

「ガスが出るので行かへん!」万博遠足学習会―羽曳野革新懇―
 羽曳野市教組と新婦人羽曳野支部、総がかり行動実行委員会の三者共催で万博遠足についての学習会が、2月22日、リックはびきので開催されました。
 最初に、革新懇の西村裕行氏が毎月12日の街頭宣伝、全小中学校長や市教委との懇談、夢洲ウオッチングなどの取り組みの経過を報告しました。その後、大教組の米山宏治書記長から「子どもたちを本当に万博に連れて行くの」のテーマの講演。新婦人より、すべての学校を訪問し「万博遠足に招待された良かった」と話されたところは 1校もなかった。「詳細がよく分からない」など、校長を悩ませている実態が明らかになりました。参加者からは・私にも4人の小学生や支援学校に行っている孫 がいます。万博遠足どうなのと聞くと「あまり興味ない。USJなら行きたいけど」いうことでした。子どもが主体となっている遠足ではないと思う・お母さんは「うちの子は、ガスが出るので行かへん」と言っていると言われました。今日の「子どもを連れていったらあかん」ことを周りの方々に伝えたい・私自身も何か行動しなくてはと思う気持ちになりました。教職員のみなさん、努力されていますね。頑張ってください・現職の教員として、学校現場を応援して下さる声がたくさん聴けて気持ちが軽くなりました、などの感想が寄せられました。学習会には49名が参加し、3万円超の募金が寄せられました。

 

カジノ・万博アカン!市民集会&パレード  
               ー中央区・阿倍野区市民有志―
 2月 22 日    中央区、阿倍野区などの市民有志が実行委員会を作り、「カジノ・万博アカン!」の集会と市民パレードが行われました。集会には 100 名が参加。集会は中央区の桃園公園で行われ、東高津公園まで歩きました。日頃はパレードなどあまり行われていないコースだったので、衆目を集め多くの人から声援を受けました。

大阪革新懇活動ニュース No.28

2月希望を開く政治の実現を 淀川革新懇が合同で街頭宣伝
 18日、新大阪の西宮原ライフ前において、淀川区革新懇は大阪革新懇と合同で街頭宣伝を行いました。非常に寒い日でしたが、総勢20人で元気よく宣伝を行いました。訴えは大阪革新懇から代表世話人の松永律さん(大阪母親大会連絡会委員長)、荒田功さん(カジノに反対する大阪連絡会事務局長)、村上史好さん(元立憲民主党衆議院議員)の三人がマイクを握り、地元からは宮本たけしさん(前衆院議員)が訴えました。それぞれの弁士からは物価高対策が十分でないこと、万博の危険な状況、カジノの問題点などを訴え、市民と野党の共闘によって来るべき参議院選挙も含め、政治の変化を国民の声と行動で確かなものにしていこうと訴えました。

 


ダイキンのPFAS汚染問題などを訴える 摂津市宣伝
 2月18日午後、JR千里丘駅南側のス ーパーSATAKE横で、開会中の通常国会に向けた大阪革新懇の街頭宣伝が行われ、地元の協力も得て10人が参加しました。訴えは大阪革新懇から、代表世話人の、荒田功さん(カジノに反対する大阪連絡会事務局長)、長瀬文夫さん(大阪PFAS汚染と健康を考える会)、大原真事務局長の三人がマイクを握りました。訴えでは万博・カジノの問題点、摂津市の一津屋や、別府で大きな問題になっている、ダイキン工業によるPFAS汚染・健康被害の問題が訴えられました。地元弁士として谷口はるこさん(日本共産党摂津市くらし・防災対策委員長)からは、万博遠足が摂津でも何校か中止になったことや大軍拡を進めている25年度予算を批判し、国民のために消費税減税や物価高対策を行うべきとのスピーチがありました。

真ん中世代をターゲットに会員拡大を!
        中央区革新懇第28回総会を開催
 2月15日、中央区革新懇は大阪府社会福祉会館にて2025年の総会を開催しました。コロナ禍の為ここ3年間は、コロナ感染対策をしての短時間の総会にせざるを得ませんでしたが、今回は元に戻して二部制の総会としました。
 第一部は「ダベリング・カフェ」とし、話題提供者に元大阪府職労婦人部長の中居多津子さんをお招きして「ジェンダー平等について共に考えよう」をテーマに自由な意見交換をしました。
 第二部は総会として、昨年の経過報告と今年の方針案について提案の後、活発に討論を行いました。
 今回の総会の目玉として、当会世話人のお1人が文楽三味線奏者の竹澤團七さんですので、ご本人が出演される大阪公演の時に、文楽劇場の舞台裏見学をさせていただいた後、文楽鑑賞をすることを決めました。
 会員が高齢化していますので、真中世代をターゲットに会員拡大につながる行事や企画を引き続き検討いていくことになりました。
 

大阪革新懇活動ニュース No.27

フジテレビ人権侵犯問題を考えるー井上喜雄さん
(大阪革新懇代表世話人・日本ジャーナリスト会議関西支部事務局長)   

 娯楽・芸能と報道の二面性を持つ民放では、報道はカネにならないので各局ともエンターテインメント面にウエイトを置く。視聴率を稼げるタレントはできるだけ囲い込もうとするし機嫌も取る。それは高額報酬であり過剰な接待である。今度のフジテレビの一件は事実であるなら、女性社員を性接待に「差し出した」最悪の人権侵犯事件である。そもそも民放を含めたメディアは企業意思を決める役員が高齢男性で占められており、民放労連によれば女性役員不在の社が全国127社中81社、全体の63.8%に上る。居ても一人か二人の極少数で、中間管理職女性もまた18%程度に止まる。全く男社会の論理が支配し女性の意見はほとんど反映されない。なかでもフジでは「楽しくなければテレビじゃない」との標語で、女子高校生を集めた番組を作ったり、女性アナウンサーを「女子アナ」と呼び始めるなど若い女性の「商品化」が目立つ。事件はこのような企業風土から噴き出した悪弊と考えるのが当然だろう。
 問題発覚後80人の少数組合であったフジテレビ労働組合に加入者が続出、500人を超えた。社員が1100人余であるのでほぼ半数が組合員になった、今後会社との交渉で発言力が増すであろうと期待される。また民放労連委員長はフジテレビ労組在籍の女性である。民放労連とマスコミ関係労組は以前からセクハラ防止もあって「女性役員の割合を増やせ」と要請していたが、今再び声を大きくし署名活動を始めた。

寒波が続く中でも「大軍拡も万博やめろ!消費税減税せよ!」
                     宣伝・アンケート!
 4月には3度目となる集会・パレードも準備(住吉革新懇)
 2月20日、住吉革新懇は寒波が続く中でも万博・カジノをやめろ!裏金献金やめろ!大軍拡反対・消費税減税させよう!と宣伝を行いました。万博のアンケートでは回答した10人のうち7人が「行かない」、一人は「絶対行かない」で「まだ決めていない」がわずか2人でした。住吉革新懇は他の市民団体と共同して3度目となる「万博・カジノいらない」の集会とパレードを4月5日(土)に予定しています。これからは集会案内を兼ねた宣伝を毎週水曜日に行います。事務局長は「確かに寒いが、そんなことは言ってはいられない。万博を止めるまで運動を続ける」と決意を語っています。

 

 

 

 

 

大阪革新懇活動ニュース NO.26

こんな近くに弾薬庫が! 祝園弾薬庫現地見学 
 2月7日、京都革新懇の呼びかけで、祝園(ほうその)ミサイル弾薬庫の「長距離ミサイル保管のための弾薬庫新設」をめぐる学習会が開催され、15名が参加しました。大阪からは枚方革新懇、交野革新懇、大阪革新懇事務局から8名が参加しました。自公政権は敵基地攻撃能力の保有を打ち出し、そのためのミサイル弾薬庫を各地で大増設します。この近くでは交野市、寝屋川市、枚方市、四条畷市、東大阪市から10キロ程度の距離にある京都府精華町の陸上自衛隊祝園(ほうその)分屯地で、弾薬庫を300億円かけて8棟増設し、本州最大級の施設にすることが計画されています。今後この分屯地は陸上自衛隊、海上自衛隊の共同使用となり、巡航ミサイル「トマホーク」、12式地対艦誘導弾力能力向上型などの射程1000キロ以上のミサイル配備が予想されます。射程1000キロ以上というと中国の奥地まで射程に入ることとなり、大幅に緊張を高めることとなります。いったん戦争が始まれば真っ先に攻撃されるのが弾薬庫です。
 学習会当日は「ほうそのネット」の運営委員の方から60分程度この計画について講演していただきました。その後、6台の車に分乗して、東京ドーム100個分の広さといわれる、分屯地の周囲を1周しました。参加者からは「学研都市の真ん中にこんな巨大な基地があったのか」「一見すると木や竹に覆われたただの山にしか見えないが、ここで(戦前の)枚方市禁野弾薬庫の大爆発のようなことが起こったらどうなるのか」といった感想がよせられました。

豊中革新懇が恒例の「新春のつどい」を53人の参加で開催! 
 2月9日、豊中革新懇は、恒例の「新春のつどい」を豊中市内で開催しました。当日の進行は、20代の青年の司会で始まり、豊中革新懇世話人を代表して日本共産党山本いっとく豊中市議から、「革新懇運動の3つの目標。豊中革新懇が今年41年目をむかえ、さらなる発展を」と訴えられました。日本共産党衆院議員堀川あきこさんから国会報告をしていただきました。国会のリアルな様子が非常にわかりやすく報告されました。今まさに国民の声と運動の盛り上げで要求が前進できるチャンスです。このチャンスに豊中革新懇が、市民の多面的な要求運動と革新3目標に結びつけて運動をどう飛躍させるか。ここが勝負どころです。参加者からは「堀川さんのお話すごくよかったです。会場からの質問も内容を一層深めることになったと思います。」「特に議会の中の様子がリアルにわかった」などの声がよせられました。このように堀川さんの話に参加者は勇気づけられました。豊中革新懇、最後に松下三吾世話人から消費税を下げる運動等多面的な要求実現に向けて運動をすすめようと閉会の挨拶で終わりました。

大阪革新懇・2025年度総会
日時・会場 2025年2月22日(土)午後1時30分~4時(予定) 
      大阪グリーン会館2階
      *終了後 懇親会(会費2000円)
議事 「報告と提案」、決算・予算案の報告・提案、討論など。
来賓あいさつ 日本共産党・清水ただしさん

大阪革新懇活動ニュース No.25

間に合うのか?安全なのか?   大阪革新懇が夢洲・万博会場視察 
 1月30日、大阪革新懇が主催して、夢洲・万博会場視察が行われました。この現場視察には近畿5県から28名が参加しました。大阪メトロのコスモスクエア駅に集合した一行は、そこからバスでWTC(大阪府咲州庁舎)に移動し、展望台に上がりました。展望台では解説用の「大タペストリー」、解説パンフを使い、代表世話人の藤永のぶよさんが万博会場の問題点を解説しました。まず、「万博に参加・・・覚悟しましょう=10のポイント」をもとに、会場へのアクセスの問題、駐車場のメタンガス、PCB袋の埋設問題、会場に日影がない問題、休憩所に壁がない問題、静けさの森にヒアリがいる問題、などが説明されました。藤永さんの解説の後、展望フロアか会場の現状をみんなで観察しました。
 その後、バスに乗って、万博会場の夢洲に移動しました。夢洲では工事中とのことで、「夢洲」駅の手前で警備員に止められ、円形リングの近くにまでは近づけませんでした。参加者からは「工事用のトラックが押し寄せ、突貫工事をしているのか、と思いきや、通るのはコンテナを積んだ車がほとんどで、静かな様子に驚いた。」「島を渡るのに2本しか道がなくて、人身事故等で地下鉄が止まったり、交通事故で橋が渡れなくなったら、家に帰れるのか不安になった」「テレビでは今にも出来上がるように言っていたが、本当にできるのという感じでした」などの声が寄せられました。

学校からはなんの説明もない(保護者)     
                 松原で「万博遠足学習会」
 万博開幕まで70日ほどになった2月1日、松原市で35人が参加し「万博遠足学習会」を開催されました。
 学校訪問で聞きとってきた、松原市内の万博遠足の現状報告に続き、「万博に子どもたちを遠足で連れていって大丈夫?」と言うテーマで、元教員のAさんからお話いただきました。
 危険いっぱいの夢洲、こんな場所に子どもたちを連れていって大丈夫?不安いっぱいの万博遠足、だから各地で万博遠足中止が相次いでる状況などを、パワーポイントを使ってわかりやすく解説。意見交流では、現役保護者や祖父母、中学生、現職教員、民間保育園職員、議員、関係者など10人が発言しました。先生からも聞いてないし、友だちとの話にも万博は話題にならない(中学生)、学校からはなんの説明もない(保護者)、学校現場では職員間の議論もなく、万博遠足が行く前提で進んでいる、市長が万博首長連合会会長で、共産党以外は万博中止や万博遠足不安の主張はしないなど、府民・市民の関心が低い中で、万博遠足が強行されているなどの実態が明らかになりました。
 これから大切にしたい取組みとして、保護者の不安や思いを担任・校長などに伝える。周りの人と「万博遠足」について話し合う。保護者、関係者などのつながりをつくる。市役所前や人混みの多い場所で宣伝し、広く市民にアピールするなどを確認しました。

大阪革新懇・2025年度総会
日時・会場 2025年2月22日(土)午後1時30分~4時(予定) 
      大阪グリーン会館2階
      *終了後 懇親会(会費2000円)
議事 「報告と提案」、決算・予算案の報告・提案、討論など。
来賓あいさつ 日本共産党・清水ただしさん

大阪革新懇活動ニュース No.24

三菱UFJ貸金庫事件について、銀行革新懇から寄稿していただきました

三菱UFJ銀行 貸金庫窃盗事件について思う  三菱UFJ銀行OB Kさん
 貸金庫窃盗で逮捕されたこの事件は、元同行行員として、大きな衝撃を受けた。 それは、①あまりにも長期にわたり ②多数の被害件数 ③多額の被害額  ④貸金庫の特殊性 ⑤当事者が担当管理者であった、など犯罪の特異性を感じた。事務管理上の弱点は、それなりに想像できるが、管理上の問題は現職、経営に任せて、元行員として職場のモラル、私たちの「誇り」から考えてみたい。私は現職時代、少なくない不祥事に遭遇した。ある職場で現金事故が複数回発生 すると、不祥事事件の可能性があるとして面接が行われた。内容は人権無視の、ひどいものだった。しかし、担当の経営職は必死だった。その時私も面接を受けたが、あまりの理不尽さに怒り心頭!「あなたは、会社に責任を持っていればいいが、私たちは社会に責任を持っている!背負っている責任の重みが違う!」と突っぱねた。当時から従業員組合で処遇改善と合わせ、社会の発展を願ってきたものとして平(ひら)行員であったが、譲れない問題だったからだ。 今回の事件、働く(働いた)仲間として「さみしい!」「悲しい!」 「投資に使った!(FXから始まった)」との報道だが、 今の社会の「金、カネ、かね!」の価値観に飲み込まれた? 金融にモラルを求めたいが、資本に情けは働かない。 金融労働者は「危険物取扱!金と情報を身近においている!」 現職時代私も悩んだ、銀行員の「いい仕事をしたい!」は「儲かる仕事」だろうか?! 「社会の役に立ちたい!」は高望みか? そうではない!「当たり前」の話!!教育者は子供の成長を願い、鉄道員は安全、快適な輸送を担う。 不祥事に関し、経営の責任は当然!信用を担う従業員の人権を守りモラルアップと生活向上に責任を持って欲しい。 国の金融政策も国民生活優先に! 私たち銀行革新懇は、明るい社会、平和な社会を願っています。

三菱UFJ銀行貸金庫事件について みずほ銀行OB Oさん 
 全銀行の信用を失墜させるものです。私も貸金庫業務を経験しましたが、程度の差はあれ 貸金庫を扱う金融機関の管理体制・手続きは似たようなものだと思います。 貸金庫の管理キーの扱いは特に厳格です。管理職であろうが絶対一人では扱えない手続きに なっているはずです。だが、前代未聞の事件が起こりました。根本的な原因は銀行の合理化による人員削減のため、このケースでは管理職個人任せに なっていたのではないでしょうか。銀行の都合で貸金庫を動かす場合はダブルチエックが 絶対必要ですが、人手不足のため一人で管理することが常態化していたと思われます。 銀行は儲かるところには人員を配置するが、事務関係は必要以上に徹底的に人員を減らす、この経営方針が根本的問題です。犯罪者を弁護するつもりは毛頭ないですが、銀行が、「適正な人員と定められた手続きを遵守することが何よりも大切だ」と考える企業文化が 構築されていれば防げた事件だと思います。私が入行した頃、銀行は公共性が高く事務と営業は車の両輪だと言われていました。 三菱UFJ銀行 貸金庫事件について、この件に関しては新聞報道の範囲内でしか分かりませんが、三菱UFJ銀行のみならず 、今は両輪どころか銀行は営業活動優先の利潤追求のみに走っています。自民党政府による 新自由主義の金融ビッグバーン政策が銀行の経営方針を大きく変えました。銀行の公共性 をかなぐりすて、今後も新自由主義政策である「利潤追求が全てである」との経営方針 と決別出来なければ、形を変え第二、第三の貸金庫事件が起こると思います。

大阪革新懇活動ニュース No.23

相次ぐ米兵の性暴力に抗議 「沖縄県民大会」連帯行動

 12月23日、淀屋橋において安保破棄大阪実行委員会と大阪革新懇が共催で、宣伝行動を行い、各団体から20名が参加し、沿道の人たちに訴えました。この宣伝は沖縄での、22日に行われた「米兵の少女暴行事件を受けた抗議と再発防止を求めた」県民大会に連帯して行われたものです。これは革新懇の全国交流集会で、沖縄からの参加者からの提起を受けて、全国で行われた行動の一環です。
 大阪革新懇から弁士に立った小林優事務局次長は、次のように訴えました。
 「昨年12月24日、沖縄県・嘉手納基地のアメリカ軍兵士が、公園にいた16歳未満の少女に声をかけ、性的暴行を犯しました。昨日、12月22日(日)沖縄県女性団体連絡協議会など48団体が、『相次ぐアメリカ軍兵士による女性暴行事件に抗議する県民大会』を開き、2500人が集まり、再発防止をアメリカ軍と日本政府に強く求めました。
 いま、基地被害をなくすには、当面アメリカ軍の特権を保障する日米地位協定を抜本的に見直すことが必要です。そして、みなさん、力をあわせて米軍基地を撤去させるとともに、国民の人権を蹂躙(じゅうりん)し、日米同盟を優先する自民党政治を終わらせましょう。」宣伝行動では、このほか、平和委員会、平和遺族会、母親大会連絡会、大阪憲法会議からも訴えがされました。なお、寝屋川革新懇も22日連帯宣伝を行いました。

府下各地で成人式宣伝
羽曳野革新懇「成人式宣伝行動」自衛隊への情報の「除外申請」を宣伝
 1月13日(日・祝)の成人式では府下各地で宣伝が取り組まれました。羽曳野コロセアムで「20歳の集い」が行われ、羽曳野革新懇は「日本の未来は君たちのもの」の横断幕を掲げ、祝福の宣伝を行いました。当日は天気も良く、希望に胸を膨らませた20歳の若者たちが集うなか、「9条守って平和な日本を一緒になって作りましょう」と呼びかけました。
 同時に羽曳野市が自衛官募集のために、18歳と21歳になる若者の個人情報(氏名・住所・生年月日・性別)を本人の同意なく、自衛隊に提供している事。そして、自衛隊に情報提供をしたくない人は「除外申請」が出来ることを知らせるビラを配りました。ビラの受け取りは通常より良く、読まれていました。今後「除外申請」のことを知らせる活動を進めていこうと意思統一しています。

 

                                                                 寝屋川革新懇
                成人式宣伝

 

大阪革新懇・2025年度総会
日時・会場 2025年2月22日(土)午後1時30分~4時(予定) 
                         大阪グリーン会館2階            
      *終了後 懇親会(会費2000円)
議事 「報告と提案」、決算・予算案の報告・提案、討論など。
来賓あいさつ 日本共産党・清水ただしさん

大阪革新懇活動ニュース No.22

「さよなら自民党政治!~「分断」に抗して「包摂」の政治を」
富田林革新懇が総会開催―落語あり、記念講演ありで今後の奮闘を誓う
 12月22日、富田林革新懇2024年総会を開催しました。吉井英勝代表世話人は、年始めの能登地震、9月の豪雨災害で今なお復興のめどが立っていないのに国や県の取り組みが遅れていることを指摘し、また、石破内閣はエネルギー基本計画に脱炭素といいながら原発の再稼働、新増設をすすめようとしていることは許せないと批判しました。10月の総選挙で自・公政権の過半数割れとなり、今こそ野党共闘が求められるとし、革新懇の出番であり、共に運動を進めましょうと呼びかけました。
 事務局から活動報告と2025年度の方針と世話人の提案の後、参加者から報告がありました。
 民主商工会の代表は、インボイス制度が導入され、中小業者の営業と暮らしが大変苦しくなっていることを指摘し、消費税減税など税制を変革に向けて、運動をご一緒に広げましょうと呼びかけました。
 総会では、「さよなら自民党政治!~「分断」に抗して「包摂」の政治を」と題して冨田宏治さん(大阪革新懇代表世話人、関西学院大学教授)が記念講演を行いました。冨田さんは、10月の総選挙で自・公与党が過半数割れに追い込まれ、自民党政治が真夏のアイスクリームが溶け落ちるように崩壊している状況を、これまでの自民党の獲得票のデーターを基に説明。また、投票動向から10代20代の政党支持の変化から、SNS等ネットを利用した選挙活動の状況や影響などが語られました。ネット選挙を展開している背景が、資金援助を誰がしているか、実行は誰がしているか等、組織的にされていると語りました。今回の選挙で、国民民主党への若者の票の動きについては、①「若者をつぶすな」②「手取りを増やせ」③「老人を殺せ」の3つのワードがあると指摘し、この若者と高齢者を「分断」する短い言葉に対しては、「都構想」を潰した「対話」運動のように、徹底的な対話に取り組むことが求められると語り、「慌てないでじっくりと料理していけばよいと強調しました。
  文化行事に地元のイベントで出演している向福亭修吉さんの「真心サービスおじんタクシー」(桂三枝の創作落語)で落語の世界を楽しみました。

大阪革新懇活動ニュース No.21

「自民党政治の転換と継続の力関係がせめぎあう」なか     
                      堺市民懇40周年
 堺市民の会(堺市民懇)40周年記念のつどいは第1部記念講演が全国革新懇代表世話人の石川康宏さん(元神戸女学院大学教授)、第2部は40年を振り返る交流会を行いました。会場いっぱいの100人を前に石川さんは、「予想も出来ない事態だった」という兵庫県知事選挙の斎藤陣営のSNS戦略や炎上商法の立花などで、若者世代ほど斎藤支持が増えたことなど、リアルな実態を報告。また総選挙結果の分析のあと、今、自民党的政治を継続しようとする力と転換しようとする力がせめぎあうなかで①政権基盤の脆弱な石破政権を一層大企業・アメリカ追随加速の危険②自公を支える役割を国民・維新に③連合、国民を通じて“現実主義“を強める④抵抗する世論を混乱させるフェイクの強化がある、と指摘。一方、野党共闘「不発」の中でも自公を過半数割れに追い込んだ市民の行動があり、自民党的なものに替わる政治の中身と担い手の模索が続くし、政治に関心持つ市民はもっと野党各党の動きに敏感に対応することになり、来年の参議院選挙が大きな意味を持つ協調。「政治活動している支持政党ありのトラさんは、回りは同じトラさんばかりで、もやもやしているウサギさんや意識が希薄で選挙に行かないパンダさんのことがわかっていない」、「天下国家から生活へ」ではなく「生活実感の共有から政治の話へ」と呼びかけました。2部ではフルート演奏のあと、堺の市民運動の幅広さと担い手の奮闘、市民懇の40年の思い出、新たな課題と期待がこもごも語られました。

沖縄県民集会に連帯する寝屋川宣伝行動に50名参加 
 12月22日、米兵の少女暴行に抗議する沖縄県民大会と同時刻に開催された寝屋川革新懇連帯駅頭宣伝に50名が参加しました。駅前には、革新懇・新婦人をはじめ元教員・共産党市議が次々と発言・訴えを行い、ミモザイエローのマフラーを着用、「性暴力は許さない」のイエローポテカ、県民大会に連帯の手書きポテカを掲げ、もう黙らないのチラシを配布しました。
 革新懇の代表は「米軍基地がある限り安心・安全はない、基地撤去を」新婦人の代表は「言葉にならない少女の苦しみ、日米政府のインペイは許さない」共産党前市議は「沖縄だけの問題ではない、一人ひとりが子どもたちの未来のために考えよう」元教員は「声を上げた少女の勇気に心が痛む、沖縄を忘れてはならない」などと訴えました。なお、大阪革新懇も大阪安保と共同で翌23日に淀屋橋にて宣伝しました。          

12・8 赤紙配布で不戦を誓う取り組みを母連と共同で実施                  (枚方革新懇)
 12/8は太平洋戦争・日米開戦勃発の日で毎年、枚方母親連絡会が赤紙配りと各団体からのスピーチを実施していました。今年は、8日が日曜日にあたり、しかも10日に被団協のノーベル賞受賞式もあり、革新懇から、多くの人がこの宣伝に参加を呼び掛ける提案をし、急きょ実施しました。サンタ衣装とたすき掛け、パネル展示・横断幕、合唱団サークル有志による平和の歌声披露など、通行人や買い物客にアピールしました。駅前では、若い人との対話が弾んだり、インドネシアの方々が赤紙と記念写真を撮るなど、盛り上がりもありました。2か所を行き来した人を含め約30数人が宣伝に参加しました。